タイラバは、近年、釣り初心者にも人気の釣りです。このタイラバで釣果を上げるためにはネクタイが重要であり、ネクタイを使いこなせば、鯛を上手に誘うことができます。今回、釣りラボでは、ネクタイの色、形状ごとの特徴や、選び方、人気商品をご紹介。
タイラバのネクタイにはどういった役割がある?
タイラバとは、鯛釣りの際に疑似餌(ルアー)の一種で、鯛を誘う効果がとても高く良く釣れるルアーの一つです。
タイラバは、ヘッド、フック、ハリス、スカートの他にネクタイと呼ばれるシリコンなどでできた薄い板状のまさにネクタイのようなパーツを持っており、スカートとともに鯛にアピールし鯛の捕食活動を誘います。
ネクタイはスカートと同様にハリスが取り付けてあるリングに通すなど簡単な付け方でつけることができます。
ネクタイを簡単に交換できる部品なども提供されているので、できればネクタイの専用取り付け部品を使用することをおすすめします。
またネクタイワームと呼ばれるネクタイ状のワームも各メーカーから提供されており、状況によって使い分けることもできます。
タイラバのネクタイの選び方
タイラバのネクタイの選び方について解説します。
選ぶポイント1:形状・長さ
タイラバのネクタイを選ぶポイントのひとつめに、形状や長さ(サイズ)があります。
タイラバのネクタイの形状には基本的には2つのタイプ(種類)があります。
ひとつはストレート系(ストレートタイプ)でもうひとつはカーリー系(カーリー系タイプ)です。
タイは、タイラバのネクタイが発する波動にひきつけられるといわれており、ネクタイはとても重要なパーツです。
どちらが良いというわけでは無いので、状況に合わせて交換して使い分けることをおすすめします。
もちろん、どちらか一方のみで勝負するのもありです。
またストレートタイプとカーリー系タイプを組み合わせたストレートカーリーというタイプも提供されています。
また、オーロラと呼ばれる表面に凹凸があり、乱流効果でマダイに強烈にアピールするものなどもあります。
長さ(サイズ)については、スカートより長いものを準備しましょう。
自分でカットすることもできるので、状況に応じて調整することも可能です。
選ぶポイント2:素材
タイラバのネクタイを選ぶポイントの2つに素材があります。
鯛ラバのネクタイの素材としては大きく2つがあります。
鯛ラバ素材ひとつは、ゴム(ラバー)です。
良く伸び、水中でひらひらと動くことでタイにアピールしますが、耐久性が若干悪いという点があります。
もうひとつはシリコンで、シリコンシートを加工して作られます。
ラバーに比べ、厚みと張りがあり耐久性に優れています。
選ぶポイント3:色・カラー
タイラバのネクタイを選ぶポイントの3つめに色・カラーがあります。
カラー毎の特徴等をご紹介します。
オレンジ系の特徴
オレンジ系は、エビやアミなどマダイのベイトの色なので、その日一番最初に選んでも良い色で、釣果を稼げます。
目立つ色なので、活性度の低い場合には食いが悪くなることもあり、状況に応じて使いましょう。
ピンク系もオレンジ系と同じように使用できます。
赤系の特徴
赤系はマダイのベイトのエビやカニなどの色で、マダイを誘う効果は大きいのですが、オレンジ系などに比べると少しアピール力は弱くなっています。
ただし、天候のあまりよくない曇りや朝夕のマズメ時などにはマダイに認識されやすいので、天候によってはオレンジ系に変えて使用してみるのも良いでしょう。
ゴールド系の特徴
ゴールド系は、イワシなどの小魚のようにきらきら光るフラッシング効果を持っており、アピール力の高い色です。
一年中使うことができる色ですが、特に小魚が多く出てくる春から夏にかけては釣果の上がるカラーです。
フラッシング効果は、光のある時に特に効果が高く、濁りのある時や天候の悪い時は効果が少し弱くなります。
なお、シルバー系はゴールド系と同じような使い方ができます。
黒系の特徴
黒系は、エビやカニなどの色を模した色となります。
黒系は天候の悪い時や濁っているときには認識しにくい色ですが、シルエットははっきりしているので、逆光などの状態ではかえってタイにアピールします。
また、深い場所などの光が届きにくい場所でも、シルエットがはっきりしてタイに認識されやすいので有効です。
グリーン系の特徴
グリーン(緑)系は黒系と同様に、シルエットがはっきりするので、深い場所などでのタイラバには有効です。
白系の特徴
白系は視認性がとても高く、濁りや天候の悪い時におすすめのカラーです。
ただし販売されているカラーに白系というものはあまりなく、ケイムラ系の白色が白系といって良いでしょう。
青系の特徴
青系は甲殻類などを模した色になります。
黒系やグリーン系同様にボトムや深い場所での使用が効果的で、シルエットのはっきりしたカラーになります。
グロー系・ケイムラ系の特徴
グロー系やケイムラ系は自分で発光したり、光を反射する効果があり、濁った場所や天候の悪い時に効果を発揮します。
このカラーは、クリアカラーの他に赤やオレンジなど様々ですので、状況に応じて使い分けていくと良いでしょう。
このほかに、各メーカーからは単色の他に部分的に色を変えたものやゼブラ模様、ラメをいれたものなどが提供されていますので、H.P.などでも確認してみてください。
人気メーカーから選ぶという手も
タイラバのネクタイの選び方は複数のポイントがあり、初心者には悩ましいところですが、そのような場合には、人気メーカーから選ぶという手もあります。
ジャッカル、ダイワ、シマノ、ラクゼやレインズ、デュエル、ハヤブサなどから特徴のあるタイラバのネクタイが提供されていいますので、H.P.などをのぞいてみるのも良いかもしれません。
タイラバネクタイおすすめ10選
おすすめのタイラバのネクタイをご紹介します。
【シマノ】炎月 集魚ネクタイカーリー|カーリー系
イカゴロエキス入りルアー
厚みのあるワームのようなカーリーでストレート部分が長く、複雑な波動を発し、マダイを誘います。
素材にイカゴロエキスを配合しており、匂いと動きが大きな特徴となっており、合わせてカラーバリエーションも多彩です。
こんな人におすすめ
- マダイをターゲットにした釣りをよくする方
- 誘いの波動にこだわり、アピール力が高いネクタイを求める方
【ダイワ】紅牙シリコンネクタイハイスピードカーリー
ハイスピード誘引のタイラバ
2021年に発売されたこちらの製品は、部分的に異なる形状により、強弱のある波動を発し、遠いところから魚を引き寄せる、ハイスピードリトリーブに向いたタイラバネクタイです。
一つで2色の染色を行った新しい考えのネクタイで、チャック柄という新しい発想でターゲットにアプローチします。
カラーバリエーションは10色あり、状況に応じて選択することができます。
こんな人におすすめ
- 釣りを楽しみながら、オシャレも楽しみたいという方
- ハイスピードリトリーブに向いたタイラバを使って、アグレッシブに釣りをしたいという方
【シマノ】炎月 ストロングカーリー 135mm
深場に強いカールスカート
2021年8月、シマノから発売のタイラバ用ネクタイになります。
炎月 ストロングカーリー 135mmは、ベーシックカーリータイプのスカートです。
特に深場へジグを投入しても、水圧に負けずに漂ってくれますのでタイへのアピール力は強い方です。
カラーも8色ラインナップされていますので、ジグに合わせたカラーを選べばOKです。
こんな人におすすめ
- 沖釣りが好きでタイラバをよく使う方
- 深場での釣りが多い方
【ダイワ】紅牙 シリコンネクタイ 3Dドット|ストレートタイプ
表面に凸部があり、凸部が発する乱流効果によりマダイにアピールする最強のネクタイの一つです。
シリコン性のため、伸びすぎるということが少なく、マダイがバイトした際に噛み応えが良く、深いバイトを誘発します。
【ダイワ】紅牙シリコンネクタイカーリーV&8|カーリー系
2つの波動で魚を誘うネクタイ
ダイワのカーリーV&8はカーリータイプのネクタイながらVタイプと8タイプの二つの形状の組み合わせが特徴的なネクタイです。
Vタイプと8タイプはそれぞれ異なる波動を発信し、マダイを誘うので、単体でも組み合わせでも状況に応じて使用できます。
こんな人におすすめ
- マダイを狙う釣りをする方
- タイラバの種類を増やしたい方
【シマノ】炎月バクバクネクタイストレート|ストレートタイプ
自分でカスタマイズ可能なマダイ用ネクタイ
シマノのストレートタイプのネクタイで、ストレートタイプ特有の微波動を発し、マダイを誘います。
バクバクネクタイストレートの大きな特徴は、少し幅広になっており、自分で切ることで細かい細工を施し、ポイントの状況に合わせることができることです。
こんな人におすすめ
- 自分でカスタマイズしたい方
- マダイを釣るのにこだわりを持ち、細かい調整をしたい方
【がまかつ】桜幻シリコンネクタイ カスケイドカーリー
がまかつのルアー専用ブランド、ラクゼのタイラバネクタイで耐久性の高いシリコンを使用しています。
3連のカーリーが大きな特徴で、厚肉のシリコンシートとあいまって複雑で強力な波動を発しマダイを誘います。
【がまかつ】桜幻シリコンネクタイ 極細ロングカーリー|カーリー系
極細とすることで、水流をとらえ、細かい波動と動きでマダイを引き寄せるおすすめのネクタイです。
単色のカラーの他に、ゼブラ模様やドット模様など多彩な配色を施してあり、状況に応じた使い分けができます。
【がまかつ】桜幻シリコンネクタイピンテール|ストレートタイプ
タイラバのネクタイをマルチカラーにすることで、その日もっとも良い色を素早くさがすことができます。
ストレートタイプの弱い波動ながら、テール部分のみを濃く配色し、マダイにアピールします。
【HAYABUSA】フリースライド カスタムシリコンネクタイ ストレートスリム
スリムなストレートタイプのタイラバのネクタイで、ストレート系の特徴である微波動を発します。
低い活性時やハイプレッシャーのポイントで高い効果を発揮し、マダイを引き寄せるおすすめのネクタイです。
タイラバのネクタイの自作方法
タイラバネクタイの自作方法について解説していきます。
タイラバのネクタイは各メーカーから提供されていますが、自作することももちろん可能です。
カーリー系タイプやストレートタイプの型紙がネットでダウンロードできるので、自分の好みで長さを調整するなどしてオリジナルの物を作ってみましょう。
作り方は、釣具店などで購入したシリコンシートを用います。
ネクタイとなるパーツはシリコンシートのみです。
台紙となる紙に、ダウンロードしたネクタイの型を印刷したら、シリコンシートにのりなどで貼り付け、のりが乾いたらハサミでネクタイの形状にカットします。
他にスカートなども100均で購入したオーロラクッション(ダイソーなど)を用いて自作することができます。
また、youtubeで参考にできる作り方の動画例をご紹介します。
フックのつけかたなどもあるので参考にしてみてください。
ネクタイを他のもので代用することはできる?
ネクタイを他の物で代用することはできるかについて解説していきます。
代用といってもそのままネクタイとすることはできないので、ネクタイの素材として使用できるかになります。
風船を使う
風船を使うのは、十分可能です。
100均でさまざまな色の風船を販売しているので、挑戦してみましょう。
丸い風船はカーリー系タイプを作るのに、バルーンアート等に使用する細長い風船はストレートタイプのネクタイに向いています。
ゴム手袋を使う
100均などで販売しているゴム手袋もネクタイを作るのに使えます。
薄手の物が良いでしょう。
指の部分や手のひらの部分をうまく使えば、ストレートタイプやカーリー系タイプなどを作ることができます。
シリコンキッチンマットを使う
シリコンキッチンマットもネクタイを作るのに活用できます。
なるべく薄いものを用いましょう。
0.3mm程度の薄さであれば、ネクタイを作っても水中でひらめくので良いでしょう。
シリコンキッチンマットも100均で販売しているもので十分です。
タイラバのネクタイについてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「【2024年】タイラバのネクタイおすすめ10選!釣果を上げるコツや自作方法もご紹介」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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