タイラバヘッドは種類がたくさんありすぎて、どれにしたらいいのか迷ってしまいます。今回、釣りラボでは、人気のタイラバヘッドを紹介します。選ぶ際の素材や形状の違いについても詳しく解説するので、是非参考にしてみてください。
タイラバヘッドとは?
タイラバヘッドとは鯛を釣るためのルアー、タイラバの頭の部分です。
タイラバはヘッド部分にネクタイやスカートとよばれるヒラヒラした部分をセットする構造になっています。
タイラバは分解して組み合わせることができますので、タイラバヘッドが1つあれば持っているネクタイ、スカートの数だけ組み合わせを試すことができます。
基本的に船上からバーチカルに使用するので遠投しません。
そのため重いものが多く、200gや300gといったものもあります。
タイラバヘッドの選び方
タイラバヘッドはとてもたくさん種類があり、選ぶのに迷ってしまうと思います。
どのように選ぶのがよいのかご紹介します。
素材で選ぶ
まずは素材で選んでみましょう。
タイラバヘッドの主な素材は鉛とタングステンです。
それぞれのメリット、デメリットをご紹介します。
鉛のメリット・デメリット
鉛のメリットは魚へのアピール力です。
比重が大きいのでシルエットが大きくなることと、水の抵抗が大きくなるので沈む速度が遅く、ゆっくりと見せることができます。
もう一つのメリットは、安いことです。
平均するとタングステンモデルの半分くらいの価格になります。
デメリットとしては水の抵抗が大きく、流されるために底取りの難易度が上がることがあげられます。
タングステンのメリット・デメリット
タングステンの特徴は重さです。
鉛に比べて比重が高く、同じ重さでもシルエットが小さくなります。
早く沈むので、深場にルアーを早く届けることができ、手返しのよい釣りをすることができます。
また、非常に硬い素材なので傷つきにくく、簡単にボロボロになりません。
デメリットはアピール力の弱さです。
まず、シルエットが小さくなるので視覚的なアピール力が落ちます。
次に、水を押す力も弱くなりますので水中での波動が弱くなります。
2つ目のデメリットは高価なことです。
平均すると鉛のものの倍くらいの価格になるため、ロスト時のダメージが大きくなります。
形状で選ぶ
タイラバヘッドにはいろいろな形のモデルがあります。
代表的な形状は丸形、楕円、船底です。
それぞれの特徴をご紹介します。
丸型ヘッド
丸形ヘッドは水の抵抗が均一にかかるため、一定のスピードで沈めることができます。
じっくりと魚にアピールすることができる半面、不規則な動きで捕食スイッチを誘うことには向いていません。
また、潮の流れの影響を受けやすいため、底取りがやや難しくなります。
デメリットのほうが多そうに感じますが、そうではありません。
まず丸形のタイラバヘッドから投げることでその日の潮の流れ、魚の反応を探ることができます。
第1投にふさわしい、タイラバヘッドの基本と言っていい形状です。
楕円型ヘッド
楕円形ヘッドのメリットは潮を切る能力が高いため、早く沈められることです。
巻き上げ時にも抵抗が少ないため、150gや250gといった重いヘッドのときも負担を軽減してくれます。
そのぶんゆっくりとアピールしたいときには不向きなので、フォール時にアタリが出ないようであれば交換を検討しましょう。
船底型ヘッド
船底型ヘッドは巻き上げ時に早く浮かぶため、根がかりしにくいことです。
タイラバヘッドはプラグにくらべて安価ですが、ルアーロストは釣りの効率、モチベーションに影響します。
根が多いフィールドやショアから投げるときは船底型ヘッドがおすすめです。
カラーで選ぶ
タイラバに限らず、ルアーの色は釣果に関係ないという意見もありますが、色は確実に釣果に影響します。
プラグカラーの考え方と基本は一緒になります。
マズメ時や海水が濁っているときははアカキンやオレンジ、イエローといったハイアピールカラーがおすすめです。
海水が濁っていないときは青や緑といった落ち着いた色でじっくりと攻めるのが基本になります。
光のない真夜中には意外にも黒が有効なことがあることはぜひ覚えておいてください。
タイラバヘッドおすすめ10選【鉛・タングステン】
それではおすすめのタイラバヘッドをご紹介します。
ダイワ、シマノといった有名メーカーから新興メーカーまで選んでみました。
それぞれ重さがありますので、ご自身のスタイルにあわせて選択してください。
【DUEL】スライドヘッド|鉛素材
海外展開している人気釣り具メーカー、デュエルのタイラバヘッドです。
多面カットによるフラッシュ効果でタイにアピールします。
コストパフォーマンスに優れるので根がかりも怖くありません。
【スタート】2step TG ドロップ ヘッド 100g
水の抵抗軽減!タイラバヘッド
2021年9月、スタート(START)から発売のタイラバヘッドになります。
2step TG ドロップ ヘッドは素材はタングステン、大きさもコンパクト設計になり落とし込みやキャスティング時でも水の抵抗を受けにくい形状になっています。
ラインナップも重量4種×5カラーと多彩です。
現在タイラバの主流は誘導式タイプのヘッドで、利点はバイトを感じやすい点とタイに違和感を与えない送り込みにあります。
こんな人におすすめ
- タイを釣る際に、より正確な操作が求められる方
- より多彩なバリエーションを楽しみたい方
【SHIMANO】炎月 タイガーバクバク|鉛素材
ダイワと人気を二分するシマノのタイラバヘッドです。
低重心モデルなので潮を切るスピードが早く、手返しよく攻めることができます。
【ハヤブサ】フリースライド VS ヘッドプラス
自作タイラバに最適なヘッド
2021年にハヤブサから発売されたフリースライド VS ヘッドプラスは、自作タイラバ作成にピッタリなシンカーヘッドになります。
前モデルのVSヘッドに、ラインと密接する低摩擦の中通しパイプと、水流抵抗を最小限に落とした偏光ミラーアイが装備され、高コスパでありながらも本格的なタイゲームに挑めるタイラバヘッドを作成する事が出来ます。
こんな人におすすめ
- 自分好みのタイラバヘッドを作りたいと思っている方
- タイゲームに挑むため、本格的なタイラバヘッドを探している方
【JACKALL】TGビンビン玉スライドヘッド|タングステン
使い勝手抜群のタイラバヘッド
シマノとも提携する釣り具メーカー、ジャッカルのタイラバヘッドです。
タイラバヘッドとしてはオーソドックスな形で、シチュエーションを選びません。
まずはこのタイラバヘッドからその日の釣りをスタートするのがおすすめです。
こんな人におすすめ
- どんなシチュエーションでも使える汎用性の高い仕掛けをお探しの方
- 初心者から上級者まで幅広く使えるシンプルなタイラバヘッドをお探しの方
【JACKALL】ビンビン玉スライド 雷流ヘッド|タングステン
ジャッカルの人気タイラバヘッド、ビンビン玉です。
船上からのバーチカルな釣りだけでなく、キャスティング鯛ラバ、ショア鯛ラバにも対応する汎用性の広さが特徴となります。
ベテランにも初心者にもおすすめです。
【DAIWA】紅牙 ベイラバー タイドブレイカー|タングステン
ダイワ、紅牙のタイドブレイカータングステンモデルです。
楕円変形モデルなので、潮切りに優れています。
朝夕のマズメに映えるゴールドがおすすめです。
【DAIWA】紅牙 ベイラバーフリー|鉛素材
人気メーカーダイワの真鯛釣りブランド、紅牙のタイラバヘッドをご紹介します。
特徴は上下を変えることにより異なる動きを可能にする形状です。
ラインが傷つきにくいセラミックパイプもポイントです。
【DAIWA】紅牙 ベイラバーフリー αフックアッパー
魚を誘う小型タイラバヘッド
ダイワから2021年に発売された小型タイラバヘッドです。
セラミックパイプを採用することによりスムーズな糸の動きを実現し、魚に違和感を与えません。
タングステン玉を配置することにより底どりの感度も向上しています。
こんな人におすすめ
- 細かいところまでこだわっている釣り好きな方
- ライトゲームでタイラバ釣りをする方
【KAIRI】TG タイラバヘッド
平成28年創業と釣具メーカーとしては新しいブランド、KAIRIのタイラバヘッドです。
グロー塗装とラメ塗装を片面ずつに施すことにより、高活性時の真鯛にアピールします。
タイラバヘッドの自作・塗装方法
タイラバヘッドは自作することもできます。
無塗装のものからオリジナルを作成するのはもちろん、中古や使い込んでキズが増えたタイラバヘッドは再塗装するときれいに復活します。
参考動画を見ていただいて、ぜひ自作、塗装に挑戦してみてください。
タイラバヘッドについてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「【2024年最新】タイラバヘッド人気おすすめ10選!選び方や自作・塗装方法も解説」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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