魚へんに「虎」と書いて「シャチ」と読みます。釣りラボでは、今回、そんな魚へんに「虎」と書く「鯱(シャチ)」という魚について、その正しい読み方・意味・漢字の画数・学名・英語名・名前の由来などをご紹介します。ぜひご覧ください。
魚へんに「虎」の正しい読み方・語源
魚へんに「虎」と書いて、シャチ(鯱)と読みます。
漢字名 |
鯱 |
訓読み |
しゃち・しゃちほこ |
音読み |
– |
部首(へん) |
魚 |
部首以外 |
虎 |
画数 |
19画 |
英語名 |
Killer whale |
学名 |
Orcinus orca |
Unicode |
U+9BF1 |
シャチは、クジラ目・マイルカ科の哺乳類(海獣)で、サカマタ、オルカとも呼ばれます。
人間に懐きやすいこと、訓練の習熟が得意であることから、多くの水族館で飼育されており、イルカと同じようにショーなどで見かけることができます。
ただし、野生のシャチはクジラを襲撃するほど獰猛で活発な動物であり、そのような生態から英語では「Killer whale (殺し屋クジラ)」と呼ばれています。
もともとシャチは、特徴的な背びれが逆さの鉾(ホコ)のようであったことから、「サカマタ」と呼ばれていましたが、そこから「サカタチ(逆立)」「シャタチ」「シャチ」と呼ばれるようになったと言われています。
なお、この「鯱」という魚へんの漢字は想像上の生き物である「シャチホコ(鯱鉾)」の当て字にもなっており、「鯱」1文字でもシャチホコと読むことがあります。
なぜ「虎」という漢字が使われているの?
なぜ、鯱(シャチ)という魚へんの漢字には「虎」が使われているのでしょうか?
その由来について、いくつかの説をご紹介します。
まるで虎のように強そうな海獣であったから
シャチは、虎を彷彿とさせるような強そうな海獣であったことから「虎」という漢字が使われるようになったという説があります。
そして実際に、シャチは「海のギャング」「海の王者」とも呼ばれるほど非常に獰猛な動物であり、猛々しいことからこの漢字が定着したと言われています。
シャチホコの漢字がそのまま使われたから
シャチが水を吹き上げている姿を元に、想像で生み出されたのがシャチホコです。
そんなシャチホコですが、頭は「虎(龍)」、背中にシャチと似た鋭いトゲ、胴体は魚という見た目をしています。
そこから、シャチホコには魚へんに「虎」という漢字が使われるようになり、さらに想像の元になったシャチの漢字にも同じく「虎」という漢字が使われるようになったという説があります。
魚へんに「虎」でなんと読むのかまとめ
いかがでしたか?
今回釣りラボでは、「魚へんに虎でなんと読む?」というテーマに沿って、鯱(シャチ)という魚の正しい読み方やその名前の由来をご紹介しました。
他にも、難しい漢字の魚はいっぱいいます。
ぜひこの機会に、魚(へん)の漢字をまとめて覚えてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。