万能餌として知られるイソメとゴカイの違いをご存じでしょうか?どちらも同じく生き餌でなかなか見分けれない方も多いかと思います。今回、釣りラボでは、そんなイソメとゴカイの違いを徹底解説します。ぜひご一読ください。
イソメとは?
釣りの餌と言えばイソメという言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
イソメには実は数種類あるのですが、一番目にするのはアオイソメという種類になります。
全体的に青っぽい色をしているのが特徴です。
ゴカイとは?
ゴカイと言えばイソメと並んで釣りに使われることが多い餌になります。
一般的に釣りに使われるゴカイの種類はイシゴカイ(ジャリメ)と呼ばれる種類になります。
イソメより体が細く、短いのが特徴です。
イソメとゴカイの違い
生き餌釣りを始めるときに絶対に通る道がここです。
ゴカイとイソメ違いが分かりだすと釣りも楽しくなってきますので、いくつか見分け方のポイントをご紹介します。
イソメ科とゴカイ科の違い
まずは生物学的な話ですが、イソメとゴカイは生物学的には同じ多毛綱に属する生物となります。
その中のイソメ目イソメ科とゴカイ亜目ゴカイ科に分かれている生物という違いになります。
生物学的にもしっかりと違う生き物だということです。
大きさの違い
見分けるポイントの大きなポイントの一つが「体の大きさ」です。
一般的にアオイソメとイシゴカイではアオイソメのほうが体長が長い個体が多いです。
大きさの目安としては、アオイソメが15cmほどに対して、イシゴカイは7cm程度の個体が多いです。
体の色の違い
もう一つの見分けるポイントは、ずばり「体の色」です。
アオイソメは名前の通り、全体的に青っぽい色をしています。
対してイシゴカイは緑色や赤色をしており、グラデーションがあるのが特徴です。
値段の違い
アオイソメやイシゴカイを購入するには、釣具店が最もポピュラーです。
熱にはあまり強くありませんので、できるだけ釣り場の近くで購入すると良いでしょう。
どちらもパックに入って売っていると思います。
値段差ですが、一般的にはアオイソメの方が安く、イシゴカイの方が高くなっています。
参考の価格としてはアオイソメが100グラム当たり600円~800円ほどの価格に対し、イシゴカイは100gあたり1000円~1300円の値段で購入できるお店が多いです。
釣れる魚の違い
アオイソメもイシゴカイもどちらもポピュラーな活き餌なのでどちらを選択するか迷いますよね。
また、どちらも万能餌として使えるので悩みどころです。
そんな時は、自分が狙う魚を決めて選ぶと良いでしょう。
それぞれの餌で狙う魚を紹介します。
イソメを使って釣れる魚の例
基本的には全ての海釣りに対応していると言われるほど釣れる魚の種類は豊富です。
堤防などいわゆる沿岸部に生息している魚にはアオイソメで対応ができます。
その中でも特にアオイソメを好きな魚を紹介します。
カレイ
11月~4月に釣れるカレイも、イソメで釣れるポピュラーな魚です。
カレイ釣りの醍醐味と言えば大遠投を楽しめることです。
カレイは餌の動きに敏感なので、アオイソメを房掛けするなどして狙うと良いでしょう。
カサゴ
時期に限らず、年中釣れてさらには五目釣りで狙わずとも釣れる魚と言えばカサゴです。
堤防からの五目釣りをしていると必ず目にするといっても過言ではありません。
そんなカサゴを狙うにはアオイソメがピッタリです。
口が大きく開くカサゴには大きな餌のほうがアピールできて釣果が期待できます。
太めのアオイソメを購入して使ってみると良いでしょう。
ゴカイを使って釣れる魚の例
イシゴカイについても万能餌と呼ばれることが多く、数多くの魚を狙うことができます。
アオイソメに比べて食いつきが良いと言われており、明らかにゴカイのほうが食いが良い魚もいますので紹介します。
キス
イシゴカイで釣る魚と言えばキスが有名です。
6月~8月のシーズンでは多くの人が海釣りで狙う魚の一つでしょう。
初心者に優しく、数も釣れるためキス釣りから釣りを始めた方も多いのではないでしょうか。
そんなキスが大好物なのがイシゴカイです。
キスを狙うのであれば絶対にイシゴカイが必要です。
ハゼ
オールシーズン楽しめる釣りの一つであるハゼ釣り。
そんなハゼの好物もイシゴカイです。
水中でも活発に動いてくれるのでハゼにアピールしてくれることでしょう。
オススメの釣り方の違い
アオイソメとイシゴカイではそれぞれの特徴に合わせて釣り方も変わってきます。
オススメの釣り方を紹介しますのでスタイルに合わせて餌も選ぶようにしましょう。
イソメを使ったオススメの釣り方
アオイソメはゴカイに比べて丈夫です。
その特徴からオススメの釣りは投げ釣りと言えます。
特に先ほど紹介したカレイを狙った遠投する釣りはアオイソメにピッタリの釣り方と言えます。
ゴカイを使ったオススメの釣り方
ゴカイはアオイソメと比べると耐久性は落ちますが、何と言ってもその食いつきの良さが売りです。
遠投ではなく、堤防からのちょい投げ釣りがオススメです。
イソメとゴカイの付け方
アオイソメもイシゴカイも基本的にはつけ方は同じになります。
狙う魚や時間帯、シーズンや状況に応じて様々なつけ方を試しながら試行錯誤するのが釣りの醍醐味であるともいえます。
基本のつけ方を紹介しましょう。
付け方1:房掛け
一番アピール力が強いのが房掛けです。
一つの針に対してイソメを3~4本まとめてかけるのが房掛けです。
仕掛けの存在感は抜群で、魚にしっかりとアピールしてくれます。
大きな魚を狙う際には強力な力になりますので覚えておきましょう。
付け方2:縫い刺し
縫い刺しは針に対して餌をジグザグに縫うように刺していくつけ方になります。
ジグザグについているので餌のボリューム感が出るのが特徴です。
何度も針を通すので匂いによるアピールが強いつけ方とも言えます。
動きではあまり食いつかない時は試してみると良いでしょう。
注意点としては、餌の持ちがあまり良くないことです。
弱ってしまうと肝心のアピール力も弱ってしまうのでこまめに付け替えるようにしましょう。
付け方3:ちょんがけ
ちょんがけは餌の頭部分だけに針を通して胴体部分はたらしておくつけ方になります。
メリットは2つあります。
一つ目は何と言ってもつけやすさがすごく楽だということです。
頭部分にちょん、と刺すからちょんがけと言われるのですが初心者でも簡単につけられるでしょう。
二つ目は餌の持ちが良いことです。
餌の持ちはどれだけ傷つけずに刺すかということと同義ですので、一か所だけでつけるちょんがけは他のつけ方と比べて餌の持ちが格段に良いとされています。
イソメとゴカイの飼育・保存方法
意気込んで大量のアオイソメやイシゴカイを買い込んだものの、余ってしまったという経験は釣りをしていれば誰にでもあることです。
少々の余りであれば隣の方に譲ったり海に還すことで対処できると思いますが、せっかくであれば持ち帰って次の釣りに使いたいものです。
そんな時に役立つアオイソメとイシゴカイの飼育・保管方法を紹介します。
先に注意しておきますが、ご家族がいる場合は先に飼育・保管することをしっかりと伝えておきましょう。
万が一動き回った場合に修羅場になります。
冷蔵庫で保存
最もポピュラーなのが冷蔵庫で保管する方法です。
持ち帰ったイソメやゴカイをパックに入れて新聞紙で包んで冷蔵庫で保存しましょう。
野菜室があればそちらのほうが良いです。
大体1~2週間は保存できます。
生きたまま水槽で飼育
毎回餌を買うのがもったいないという方は飼育するという手もあります。
水槽やポンプといった設備を揃えることができる方はそのまま飼育することができます。
注意点としては、自然の海水ではなく人工海水を使うことです。
細かい砂の中で保存
持ち帰った餌を容器に入れ、パックに入っていた砂利と一緒に保管する方法もあります。
餌を一度キレイな海水で洗い、容器の中に入れるようにしましょう。
蓋には空気穴を開けるようにして、冷蔵庫で保存します。
おおよそ2週間ほど保存できます。
塩漬けにして保存
長期間保管しておきたいときは塩漬けにするのがオススメです。
イソメやゴカイと同量の塩をふりかけ、水分を抜いた状態でさらに塩を振りかけて天日干しを行います。
少しの弾力を残した状態にまで水分が抜けている状態で新聞紙にくるんで冷凍庫で保管しましょう。
保存期間は1年ほどと長く保存できます。
注意点としては、使うときには活き餌とは違う使い方をしなければならないことは覚えておきましょう。
イソメとゴカイの違いについてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「イソメとゴカイの違いを徹底解説します!値段や大きさ、釣れる魚を比較」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。