渓流釣りで近年ベイトタックルを使う人が増えており、専用のロッドも次々と登場しています。今回、釣りラボでは、そんな渓流釣りで活躍するベイトフィネスロッドの選び方や、おすすめのロッド、2020年の新製品、自作方法をご紹介。ぜひご覧ください。
ロッド・釣竿そもそもベイトフィネスロッドとは?

ベイトフィネスとは、ベイトリールと軽量ルアーを使用してフィネス(繊細)な釣りを行うという流行のスタイルです。
正確なキャスティングと手返しの早さを実現できるため、
渓流釣りにベイトフィネスロッドを用いるアングラーも増えています。
近年では、各釣具メーカーから様々な特徴を持ったベイトフィネスロッドが多くリリースされています。
渓流ベイトフィネスロッドの選び方

渓流ベイトフィネスロッドは、スピニングロッドとは異なる魅力を持っています。
選ぶ際のポイントを押さえて、自分のスタイルに合った渓流ベイトフィネスロッドをチョイスしましょう。
選ぶポイント1:ロッドの長さ
渓流ベイトフィネスロッドを選ぶポイントのひとつめは、ロッドの長さです。
周囲に木々が生い茂る場所や源流から渓流といった川幅の狭い場所では、取り回しの良いショートロッドがおすすめです。
渓流ベイトフィネス初心者であれば汎用性の高い5ftを、コンパクトさと移動しやすさを重視するのであれば4ftを、多少川幅のある本流域まで視野に入れるのであれば6ftを選んでください。
また、ロッドそのものの長さも重要ですが、携行性を考えるのであればパックロッドや振り出し式も選択肢に入れましょう。
選ぶポイント2:ロッドの硬さ
渓流ベイトフィネスロッドを選ぶふたつめのポイントは、ロッドの硬さです。
ロッドは、UL(ウルトラライト)、L(ライト)、ML(ミディアムライト)、M(ミディアム)、MH(ミディアムヘビー)、(ヘビー)、XH(エクストラヘビー)の順で硬くなります。
軽量ルアーをキャストするベイトフィネスでは、ULかLのロッドが適しています。
選ぶポイント3:ロッドの調子
渓流ベイトフィネスロッドを選ぶ最後のポイントは、ロッドの調子(テーパー)です。
ファーストテーパーやミディアムテーパー、スローテーパーといった種類がありますが、渓流ベイトフィネスにはファーストテーパーが最適です。
ティップが曲がりやすいのでアクションさせやすく、ベイトフィネスの持ち味であるキャストの正確さを一層向上させてくれます。
おすすめの渓流ベイトフィネスロッド8選!

それでは、おすすめの渓流ベイトフィネスロッドを各メーカーの特徴と併せて紹介します。
ダイワの渓流ベイトフィネスロッドおすすめ2選
国内大手老舗釣具メーカー「ダイワ」のロッドは、軽さと感度にこだわって設計されています。
エントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広く、リールも多数展開しているので、使いたいリールに合わせて相性の良いロッドを選ぶのもおすすめです。
【ダイワ】シルバークリーク48ULB
「シルバークリーク ストリームトゥイッチャー」は、源流から中流域のネイティブトラウトをターゲットにしたシリーズです。
中でも48ULBは、軽量ルアーを使った手返しの良い釣りにフォーカスした渓流ベイトフィネス専用ロッドとして設計されています。
扱いやすいショートロッドで、しなやかに曲がるティップが魅力です。
【ダイワ】ワイズストリーム 45ULB-3
こちらは、仕舞寸法49cm重量71gというコンパクトさ・軽さが特徴の3ピース渓流ベイトフィネスロッドです。
ショートロッドなので取り回しがきくのはもちろんのこと、ピースのセクションごとに硬さを変えてあるので操作性も抜群です。
シマノの渓流ベイトフィネスロッドおすすめ2選
「シマノ」は、ダイワ同様に高い人気を集める国内大手老舗釣具メーカーです。
特にリールを得意とするメーカーですが、ロッドに関しても様々な独自技術が使われており、商品展開も豊富です。
【シマノ】カーディフ NXB48L
各種ロッドランキングでも上位に位置するカーディフNXは、源流から本流まで幅広く攻略できる幅広いラインナップが特徴です。
B48Lは、ショートレングスのメリットである操作性を重視してベリーにハリを持たせ、フッキングしやすいようティップをしなやかに設計されています。
【シマノ】トラウトワン NSB50UL
トラウトワンも各種ロッドランキングで上位に食い込む人気トラウトロッドのひとつです。
中でも渓流ベイトフィネスに向いているのがNSB50ULであり、扱いやすく価格帯も安いのでベイトフィネス初心者におすすめです。
カーディフ NXB48Lが操作性を重視したロッドだとすれば、こちらはキャスティングを重視したロッドと言えます。
アブガルシアの渓流ベイトフィネスロッドおすすめ2選
スウェーデンの「アブガルシア」は、デザイン性の高さから根強いファンやコレクターを抱える歴史ある釣具メーカーです。
独特な色使いやデザインと、軽くて感度の高い設計が特徴のロッドを多くリリースしています。
【アブガルシア】マスビートエクストリーム MEC-562UL
マスビートシリーズはエリアトラウト用ではありますが、MEC-562ULは渓流トラウトにも使って欲しいベイトフィネスモデルです。
軽量ルアーを正確にキャスティングでき、巻いているだけでもフッキングしやすい設計になっています。
性能に反して値段が安いので、非常にお得感のある一本です。
【アブガルシア】TroutinMarquis Nano TMNC-485UL-TE MGS
こちらは、トラウトロッドシリーズ「Troutin Marquis」の振り出し式(テレスコ)パックロッドです。
原流域での渓流ベイトフィネスに特化して設計されたショートロッドで、正確なキャスティングとアクションを得意としています。
スミスの渓流ベイトフィネスロッドおすすめ1選
トラウトやナマズ用ルアーのイメージが強い「スミス」は、ルアーだけではなく様々な釣具を扱う輸入・製造メーカーです。
ロッドは特に淡水用ロッドを得意としており、使用するルアーやフィールドに合わせて幅広く展開しています。
【スミス】マジカルトラウト ULF MT-S50ULM/3
マジカルトラウトは、手首のアクションだけでピンポイントなキャスティングを可能にした復原力の高い渓流ベイトフィネスロッドです。
MT-S50ULM/3は、携帯性に優れた振り出し式(テレスコ)にもかかわらずキャスト時にブレがないため、小規模なフィールドで活躍できます。
メジャークラフトの渓流ベイトフィネスロッドおすすめ1選
メジャークラフトは比較的価格が安いため、初心者でも手を出しやすいタックルを多くリリースしている釣具メーカーです。
魚種や釣り方に特化した専用ロッドが豊富で、ベーシックなエントリーモデルが必ず用意してあります。
【メジャークラフト】トラウティーノ渓流モデルTTS-B502L
こちらは、軽量ルアーを繊細にアクションさせる正確さはもちろん、ヘビーシンキングルアーを扱うこともできるパワフルな渓流ベイトフィネスロッドです。
硬めのブランクスが型トラウトと安定したやりとりを可能にし、傾斜型ガングリップがキャスティングをサポートしてくれます。
【2020年〜2021年新作】渓流ベイトフィネスロッドおすすめ2選

続いて、2020年以降に発売されたばかりの新作渓流ベイトフィネスロッドを紹介します。
※2021年の最新情報は、随時更新していきます。
【ダイワ】ピュアリスト 56ULB・V
ピュアリストは、ダイワが初心者向けにリリースしたスタンダードで汎用性の高い高コスパネイティブトラウトロッドです。
56ULB・Vは、渓流から里川にかけて活躍できる長さを持ったベイトフィネスモデルで、1.5gから7gまでのルアーをキャスティングできます。
渓流ベイトフィネスの最初の一本におすすめです。
【パームス】エゲリアネイティブパフォーマンスETVC-46XUL
パームスやゼッツといったブランドを展開していた「アングラーズパブリック」は、2018年に「パームス」に社名変更し、使いやすさと価格帯の安さから安定した人気を集めています。
こちらのロッドはネイティブトラウト用フルグラスロッドで、とにかく正確にポイントにキャスティングし、繊細なゲームを展開したいアングラーに適しています。
渓流ベイトフィネスロッドは自作することはできる?

素材やパーツを組み合わせてオリジナルロッドを自作する「ロッドビルディング」はハマると奥深い玄人の楽しみあり、渓流ベイトフィネスロッドについても例外ではありません。
手順を簡単に紹介します。
あるいは、手持ちのロッドを渓流ベイトフィネスに改造する方法もあります。
他の用途のロッドを渓流ベイトフィネスロッドに改造する手順についてはこちらのYouTube動画で説明しているので、興味があれば参考にしてください。
渓流ベイトフィネスロッドについてまとめ

いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「【2021年】渓流ベイトフィネスロッドおすすめ10選!選び方や自作方法もご紹介」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
関連するまとめ記事
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます




