タモ網は、様々な釣りの場面で活躍する釣具です。今回、釣りラボでは、タモ網の選び方や釣れる魚の種類、ジョイントの役割からおすすめのタモ網、2020年の新製品、100均で買えるものを使って自作する方法までを幅広くご紹介。ぜひご覧ください。
シーバスタモ網とは?

タモ網とは、足場が悪いところなどで大型の魚をとりこむために使う柄のついた網のことです。
せっかくかかった大物を逃がさないためにも、うまく活用したいアイテムです。
ランディングネットと呼ぶこともあります。
タモ網で釣りができる魚の種類
それでは早速、タモ網を活用した釣りができる魚の種類を紹介していきます。
タモ網が活躍するターゲット1:シーバス
大型のシーバスを無理に持ち上げるとロッドの破損につながります。
せっかくかかった獲物を逃がさないためにも、シーバスを狙うときには必ずタモ網を携帯するようにしましょう。
シーバスフィッシングでは足場が悪い釣り場が多いです。
なるべく軽量で出し入れがしやすく、持ち運びしやすいタイプを選びましょう。
タモ網が活躍するターゲット2:イカ(エギング)
エギングでは、ギャフよりも扱いやすいタモ網を使う人も多いです。
シーバスフィッシングやジギングほどの長さは必要ありませんが、釣りたい場所のコンディションをイメージして間違いのない長さのタモ網を選びましょう。
タモ網が活躍するターゲット3:ヒラメ
ヒラメはタモに入っても暴れてタモから逃げてしまうこともあるので、大きめのサイズを選ぶのをおすすめします。
また、ロッドを操作しながらでも扱いやすい軽量タイプのものを選ぶのもポイントです。
タモ網が活躍するターゲット4:うなぎ
うなぎ狙いなであれば通常のタモよりも網が深くなっているうなぎ専用の「うなぎ網」を選ぶのもおすすめです。
ウナギ針はフトコロが浅いため、大型のものであれば完全にしかけを飲ませないと逃げられてしまいます。
水面に獲物が見えたらすかさず「うなぎ網」を使用し、確実にゲットしましょう。
ガサガサで釣ると罰則がある?
ガサガサとは、足などで草を揺することで、魚を驚かし、隠れた魚をおびき出す釣り方のことです。
タモ網との相性がよく、非常に楽な釣り方であるガサガサですが、東京都では水面漁業調整規則による規制の対象になります。
違反すると10万円以下の罰金や6ヶ月以下の懲役が科される可能性がありますので、注意しましょう。
東京都以外の道府県では、規制はないのでガサガサをすることは可能です。
タモ網の選び方・ポイント

様々なメーカーから多種多様なものが販売されているタモ網ですが、用途別に種類が分かれています。
釣りたい魚や釣りのスタイルによって、見るべきポイントも異なってきます。
自分が狙った魚、スタイルに合ったタモ網を選びましょう。
ここではタモ網を選ぶ際に、必ずチェックしておきたい4つのポイントをご紹介します。
選ぶポイント1:タモの柄の長さ・素材
まず、最初にタモの柄の長さと素材を確認しましょう。
柄は様々な長さ・太さの組み合わせがあるため、網とは別々に購入することが可能です。
タモ柄の長さ
タモ柄の長さを判断するときに確認するのは、釣り場の足場から水面までの長さです。
淡水の場合は足場がフラットな場合が多いので、柄の短いタモ網を使うことが多いです。
磯や堤防釣りの場合などは、足場が悪いので少し長い柄のタモ網を選ぶとよいでしょう。
柄が長いものはその分重量が増し、操作も難しく身を乗り出すことになるので危険性も高まります。
できるだけコンパクトで軽いタモ網を選びたいところですが、軽すぎるものは魚の重さに耐えきれずに折れてしまうこともあるので注意が必要です。
タモ柄の素材
タモ柄の素材に関しては、できるだけカーボンやグラス素材の含有率が高い、丈夫なものを選ぶようにしましょう。
選ぶポイント2:枠と網のサイズ・重さ
タモ網の形状は、コンパクトに折りたためるジョイントタイプと、ジョイントがなく耐久性に優れたワンピースタイプの2種類があります。
口が大きいほど魚をとりこみやすくはなりますが、その分重さも増えて扱いにくくなるので、釣りたい魚に合った最低限のサイズを選ぶことをおすすめします。
ネットは丸型と、フレームの先端が幅広くなっているオーバル型の2種類です。
網は、目が細かく深さのあるものだと安心です。
撚り糸、ナイロン、ラバーコーティングと網の素材もそれぞれ選べるので、価格や性能など見比べながらお気に入りのネットを見つけてみてください。
選ぶポイント3:ジョイント(折りたたみ収納)の機能性
ジョイントタイプのタモ網のメリットはなんといってもコンパクトで持ち運びしやすいところです。
ジョイントパーツを使用すれば、その部分から折りたたむことができるようになります。
急に大物がかかったときでも、ロック機能がついているものであれば取り出してすぐに広げることができるので大変便利です。
選ぶポイント4:網の交換・修理のしやすさ
網が劣化してくると切れやすく、また匂いも気になってきます。
網だけでも釣具店で安く販売されているので、お気に入りのタモ網を長く使えるよう網の交換・修理がしやすいタモ網を選ぶようにしましょう。
おすすめのタモ網4選【釣りの種類別】

アングラーにも人気の高いタモ網を海釣り、川・渓流釣りとそれぞれのシーンに合わせてご紹介します。
海釣りでおすすめのタモ網2選
まずは、海釣りで活躍するおすすめのタモ網をご紹介します。
【タカミヤ】H.B conpact ラストウィニング ランガンシャフト270
こちらのタモ網、注目すべきは劣化が少なく耐久力に優れているコーティング素材を使用している点です。
魚を傷つけにくい素材を使用しているので、リリースを前提としている釣りにもおすすめです。
グリップ部分は滑りにくいラバー素材を使用しているので、手が濡れていても安心して使用できます。
【ダイワ】ランディングポール2 磯玉網60-50
磯・防波堤でのエサ釣りからルアーまで幅広く活躍するのが、こちらのタモ網です。
着脱しやすいベルクロ式のショルダーベルトもついているので、持ち運びにも便利です。
先端部はネットもギャフも取り付け可能なネジ切り接着方式になっているので、用途によって使い分けもできます。
コンパクトなので、チニングやヘチ釣りなどにおすすめです。
川・渓流釣りでおすすめのタモ網2選
次に、川・渓流釣りで活躍するおすすめのタモ網をご紹介します。
【プロックス】ラバーランディングネット12型
こちらのラバーネット、深さもあるのでトラウト初心者には使いやすくおすすめのタモ網となっています。
グリップが細めなのでロッドケースに収納できるのも嬉しいところです。
【ダイワ】ランディングネット ワンタッチ渓流ダモ30
コンパクトに収納でき、取り出しも簡単な折りたたみ式渓流釣り用タモ網です。
たたんだ状態からすぐに開くことができるので、いざというときにサッと取り出せます。
ベルトに身に着けられる専用バッグもついているので、携帯も楽ちんです。
タナゴやハゼなど小さな獲物を狙うのには最適です。
【2020年〜2021年新作】おすすめタモ網2選

続いて、2020年以降に発売された新作のおすすめタモ網を2つご紹介します。
※2021年の最新情報は、随時更新していきます。
【サンライク】タモ網 玉の柄 5m
ネット全体がラバーコーティングされており、さかなへの負担を軽減したタモ網です。
また、ネットのラバーコーティング剤には撥水加工もされているため、水を含んで重くなりにくくなっています。
深さが40cm、間口が最大45cmあるため、中型魚までは難なくキャッチできるサイズです。
玉の柄には90%カーボンが使用され、強度と耐食性をアップさせています。
また、柄の表面には、滑り止め加工が施されており、濡れた手で扱っても滑りません。
【インディゴ】マイスター ランディングネット
ウッドのカーブフレームが大変美しい渓流用ランディングネットです。
ストレートタイプもありますが、このタモ網・ランディングネットを使うなら、カープモデルをおすすめいたします。
背中や腰にランディングネットを取り付けている時は、カーブタイプのネットの方が手を後ろに回したときに取りやすいというメリットがあります。
自然な風合いで高級感のある天然木のカーブフレームが、山奥の小渓の雰囲気にピッタリとマッチします。
タモ網は自作しても良い?釣具店で買うべき?

釣具店に行けば様々な種類のタモ網がありますが、いいものはやはり値も張りますよね。
そんな方はご自身でタモ網をつくってみてはいかがでしょうか。
100均で売られているワイヤーやホームセンターで売られているネットを使えば意外と簡単に作ることができます。
ただし、0から網の編み方を習得するのは少し難しいので、注意が必要です。
作り方を解説した動画を1つご紹介します。
タモ網についてまとめ

いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「【2020年】タモ網おすすめランキング6選!選び方や自作方法もご紹介」というテーマに沿って、「タモ網とは?」「タモ網の選び方・ポイント」「おすすめのタモ網4選【釣りの種類別】」「【2020年新作】おすすめタモ網2選」「タモ網は自作しても良い?釣具店で買うべき?」といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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