タコエギは、タコ専用のルアー(餌木)のことを指し、タコを釣る手法の一つとして人気を集めています。今回、釣りラボでは、そんなタコエギについて、タコエギを使った釣り方や人気のタコエギ5選、2021年の新製品2選、おすすめの仕掛けについて解説していきます。
エギングタコエギ(タコエギング)とは?

エギングというとイカ釣りのイメージが強いですが、近年、イカエギによく似たタコエギを使ってタコを狙うタコエギ釣りが人気を集めています。
タコエギ釣りは、タコ釣りでよく知られているテンヤと異なり餌を使わないので気軽に楽しむことができます。
またルアーのアクションが大きいのでゲーム性も高く、多くのアングラーがその面白さにはまっています。
中でも明石のタコ釣りは全国的に有名で、小さなお子さんや女性も多く訪れています。
今回はタコエギの釣り方について詳しくご紹介したいと思います。
タコエギ釣りにおすすめのポイント
タコはどのような場所に生息しているのでしょうか。
タコエギ釣りにおすすめのポイントをご紹介します。
船釣り
沖でタコは底に沈んで隠れています。
そこで、船釣りの場合はしっかりと底をとることが重要になってきます。
冬はタコの活性が悪くなるので沖での船釣りがメインになります。
数は狙えませんが、その分大型のタコを狙うことができるので、冬のタコエギ釣りはアングラーに人気な時期でもあります。
堤防・オカッパリ
タコは隠れる場所が多く、餌となる甲殻類が生息している場所を好みます。
特に岸壁のつなぎ目は貝が密集しているスポットなので、タコが釣れる可能性も高まります。
特に夏はタコ釣りのハイシーズンともいえ、ライトなタックルで数を釣り上げることができます。
タコエギの色・カラーの選び方
タコエギ釣りにおいて、エギの色・カラーの選び方は非常に重要になってきます。
エギに使用される色は「ベースカラー」と「ボディカラー」の2種類があります。
ベースカラーは主に金・銀、あるいは赤・虹色などが使用されます。
ボディカラーは主にオレンジ・ピンク、青・オリーブなどの色が使用されます。
派手なカラーほどタコの目を引きますが、その日の天候や潮の状況で海中のエギの見え方が変わってくるのでコンディションによってエギを使い分けられるようにしましょう。
タコエギを使った釣り方・アクション

それでは実際にタコエギを使った釣り方・アクションをご紹介していきます。
底に仕掛けをキープ
タコ釣りの最大のポイントは底に仕掛けをキープすることです。
エギングというとしゃくりを入れるイメージが強いですが、タコエギの場合はずるずると底を引いていくイメージでゆっくりとエギを動かします。
その際、おもりが底から離れないように気を付けましょう。
そうすると海底でエギがふわふわと揺れるような動きをするので、タコにうまくアピールすることができます。
岩場や岩礁帯だとエギが海底でゴトゴトと動く手ごたえがありますので、そのような場所だとタコが隠れている可能性が高いです。
リフト&フォール
アクションをつけてタコを誘うリフト&フォールの方法も効果的です。
タコは落ちてくるものに対して関心が高いので、タコの活性が悪いときなどに試してみるとよいでしょう。
おすすめのタコエギ5選

エギは基本的に、タコが好むエビの形をしています。
タコエギはタコ釣りでおなじみのタコテンヤやタコスッテにはない独特の動きをするのが特徴で、そのアクションの奥深さや面白さにハマる人が続出しています。
タコエギの大きさは、普段タコがエサとしているサイズに近ければ近いほど食いつきがよくなります。
ひとくちにタコと言ってもイイダコとマダコではサイズもエサも異なります。
自分がターゲットとしているタコをきちんとイメージしたうえでエギを選ぶようにしましょう。
それではおすすめのタコエギ5選をご紹介します。
【マルシン】オクトパスタック
初心者のかたに最もおすすめしたいのがこちらのタコエギです。
根がかりが少なく、コスパも良いので人気の商品です。
【ハリミツ】蛸墨族
タコ釣りのために開発されたこちらのシリーズ、動きや大きさなどすべてがタコ専用に開発されているのでタコエギングには最適です。
発色の良い蛍光色で、光量の少ない暗い時間でもしっかりタコにアピールすることができます。
【ヨーズリ】タコやん
エビを再現したフォルムで、動きが止まっている時でもゆらゆらと巧みにタコをおびき寄せます。
イカエギとしても使用可能です。
【ドラゴン】ダンシング八ちゃん
胴付きシンカーで、素早いボトム取りが可能になります。
水中で紫外線を受けることでカラーを変化させてタコにアピールします。
数あるタコエギの中でも高い人気と評価を得ているタコエギです。
【タカミヤ】タコエギボンバー
タコの中でも特にマダコを狙いたいときにはこちらのエギがおすすめです。
活性の低いときでもフェザースカートの絶妙な動きでタコを誘います。
おもりが軽めなため、フローティングさせてエギを泳がすアクションも可能です。
【2020年〜2021年新作】おすすめタコエギ2選
![ドラゴン (DRAGON) ダンシング八ちゃん 4.0号 [ピンク] / タコ専用餌木](https://m.media-amazon.com/images/I/41OHZhg27PL._SL500_.jpg)
続いて、2020年以降に発売された新製品のタコエギから、おすすめの商品を2つご紹介します。
※2021年の最新情報は、随時更新していきます。
【メガバス】TACO-LE(タコーレ) シェイク 90
こちらは船タコゲームでよく使用される2本付け仕掛けとなっており、わずかなロッドワークでもしっかりと反応してくれます。
デルタボディによって、光でタコにアピールできることができます。
また、内部に大小のラトルボールを入れることによって、音で遠くにいるタコにその存在を知らせることが可能です。
別売りのパーツを使用して、カスタマイズできる点も特徴的なタコエギです。
【がまかつ】ラグゼ オクトライズタコエギ
3本のフックの後方に傘型のカンナを搭載した、がまかつ独自の「アシストカンナシステム」を採用したエギです。
アシストカンナシステムによって、フックをすり抜けようとするタコや、小型のタコをアシストカンナでしっかりと捉えることが可能です。
オモリも独自の設計となっており、ヘッドとの段差を無くすことによって、すり抜け効果を高め、ズル引き時の安定した姿勢をキープできるようになっています。
タコエギに関連する仕掛け・道具

タコエギに関する仕掛け・道具も様々用意されています。
早速見ていきましょう。
タコエギスナップ
スナップとはルアーに取りつける金具のことで、釣りの方法によって様々なタイプがあります。
タコエギの際は、エギング向けのスナップを選ぶようにしましょう。
たくさんつけるとアピール力は上がりますがその分潮の影響も受けやすくなるので気を付けましょう。
【タカ産業】TK-008 ツイン タコエギスナップ
ダブル仕掛けでばれにくい、ツインタイプのスナップです。
強度も高いので大物狙いにもおすすめです。
タコ針
タコ針は他の魚と異なり、口に合わせるのではなく8本の足にひっかけるように作られているため特殊な形をしています。
そしてタコ針といってもタコの釣り方によって針の大きさや形状が異なるのでよく比べてみてください。
タコエギの針は本体とくっついているため針単体で交換することはできませんが、ペンチで引き抜き、接着剤で再度接着し新しいものと交換することもできなくはありません。
その際の交換用の針も販売されています。
エギ用3本針 タコ釣り用 替針
3.5、4号に交換可能なタコ釣り専用の3本針です。
タコエギの自作用にも使用可能です。
オモリ・シンカー
タコエギのオモリは50号前後のタイプを2~3個程度つけるのが一般的です。
オモリ自体にカラー装飾が施されているタイプもあります。
踊るタコエギシンカー 50アカボー
カラフルな装飾でタコにアピールします。
エギだけではなくオモリでもアピールすることで効果倍増です。
タコエギケース
大きくてかさばるタコエギですが、タコエギケースがあれば持ち運びも便利になります。
タコエギケースには、ホルダー内に針をひっかけられるホルダータイプと、仕切りがついていて汎用性が高いボックスタイプの2種類があります。
【シマノ】セフィア エギケースSF PC-221Ⅰ
大容量のホルダータイプです。
3.5号のエギで10本程度収納も可能です。
【ダイワ】マルチケース 255ND
調節可能な仕切り板がついたボックスタイプです。
大きなエギもしっかり収納することが可能です。
タコエギ釣りにおすすめのタックル

続いてタコエギングにおすすめのタックルをご紹介します。
タコエギロッド・釣竿
底にいるタコを引き上げるには相当なパワーが必要です。
また、タコの微細な当たりを拾うための感度も同時に必要になってきます。
タコエギ用のロッド・釣竿を選ぶ際はしっかりしたバットで先調子の穂先のものを選ぶのがおすすめです。
【メジャークラフト】3代目クロステージ 船タコモデル
船からタコを狙う際の専用モデルです。
タコに違和感を持たせることなく仕掛けを動かすことができるティップ(穂先)が特徴です。
タコ専用ロッド MUGEN LARCAL TAKO S-70MH
ショアからのタコエギにはこちらのロッドがおすすめです。
遠投による広範囲の釣りから岸壁での釣りまで幅広く対応しています。
タコエギだけではなくタコテンヤにも対応しています。
タコエギリール
タコは底に落として釣るのでスピードは必要ありませんが、その分力強く巻けるパワータイプギアをチョイスするのが良いでしょう。
タコエギをショアからの遠投で行う場合は、スピニングリールでもよいですが、船から大物を狙う際などはベイトリールがおすすめです。
船釣りの場合は深場のポイントもあるので電動リールを使用するのもよいですね。
【エランワイドパワー】オクトパスSPⅡ64BL
ドラグパワー12㎏のパワフルなベイトリールです。
アルミボディで耐性も高く、ロングパワーハンドルも搭載しておりタコ釣りにはもってこいです。
【オクマ】ベイトリール CLASSIC XT CLX-200L
シンプルな装備を搭載し、コスパも良いのでタコエギ入門の方にはおすすめの商品です。
船釣りでも使用できます。
タコエギライン
タコが根に張ってしまったら、細いPEラインでは切れてしまうことがあります。
2、3号ほどで100~200m巻けるタイプのものであれば安心です。
【ダイワ】PEライン UVF ソルティガセンサー8ブレイド
ライントラブルも少なく感度も良いので、タコの微細な動きもキャッチして伝えます。
滑りが良く耐久性も高いのであらゆる場面で活躍します。
タコエギの自作方法

イカエギのエギを改造してタコエギを自作することも可能です。
エギのカンナ部分を、ペンチを使って外してその部分に接着剤でフックを装着するだけで簡単にタコエギに変身します。
タコエギ用のスナップも、スイベル付きのスナップ2個をスプリットリングで結合するだけで簡単にできてしまうので、ぜひ手作りのタコエギを試してみてはいかがでしょうか。
ダイソーなどの100円ショップに売っているものを使って、工夫したりすることもできます。
タコエギのまとめ

いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「【2021年】おすすめのタコエギ7選!釣り方のコツ・仕掛けの自作方法も解説」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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