アジングにはスレ・傷に強いのに繊細なフロロカーボンラインがおすすめ。とはいえ、他のラインと比べてデメリットもあるため、釣る場所によって使い分けるのが理想です。今回、釣りラボでは、フロロが向いている釣り場や、人気商品を紹介していきますね。
ライン・釣り糸 アジングアジングにフロロを使うメリットとは?

アジングに使用するラインの材質は、主にナイロン、フロロカーボン、PE、エステルの4種類があります。
それぞれ、メリット、デメリットがあるのですが、最もバランスが良く、使い勝手が良いのがフロロカーボンラインと言われています。
フロロカーボンラインのメリットについては、以下のようなものがあります。
太さがアジング向けである
フロロカーボンラインは、ラインの太さが、アジングに適した極細のものが多く、各メーカーともさまざまな商品を市場に投入しているメリットがあります。
直線強度を表すポンド数(lb)が1lb(約454g)、2lb(約908g)など、大変細いラインも数多くありますが、初心者は4lb(1.81kg)あたりが使いやすいでしょう。
軽いジグヘッドも沈めやすい
フロロカーボンラインは、比重が1.78~1.81と、エステルライン(1.31程度)、ナイロン(1.14程度)、PE(0.97程度)と比較して高いため、軽量ジグヘッドなどの仕掛けも沈めやすく、キャスト後の仕掛けのなじみが速く、操作性に優れます。
ショックリーダーが不要
フロロカーボンラインは、耐衝撃性に強く、わずかに伸びる性質もあるため、一時にかかった強い力に対して切れることが比較的少ないラインです。
したがって、ショックリーダーを使う必要がありません。
傷・スレに強い
フロロカーボンラインは根ズレや摩耗による傷に比較的強く、締結性も良いため、メインラインをそのままリーダーラインとして、ジグヘッド先端に直結することができます。
アジングにフロロを使うデメリットは?

このように、アジングに非常に向いているフロロカーボンラインですが、当然デメリットもあります。
他のラインよりは感度が低い
フロロカーボンラインは、PEライン、エステルラインと比較すると、感度がわずかに劣ります。
感度の高い順に、エステルライン>PEライン>フロロカーボンライン>ナイロンラインとなります。
太くなければ強度がない
アジングは、ラインのみならず、タックル全体に、感度の高さ、繊細な操作性が求められます。
そのため、各ラインとも、アジング用のものは極細に製糸されていますが、細くても強度があるというわけではありません。
同じ太さの場合、引っ張り強度は、PEライン>フロロカーボンライン>ナイロンライン>エステルラインとなります。
強度だけでいえば、PEラインが他の3つを圧倒しています(PEラインは他のラインの約4倍の強度があります)。
近年は、コーティング技術や材料のハイブリッド技術の進歩で、例えば、DUEL アーマードに代表されるような、PE素材にフロロカーボン粒子とシリコーンをコーティングした、それぞれの素材の弱点を補う商品も発売されています。
価格がやや高い
近年はフロロカーボンもかなり価格がこなれてきましたが、それでもエステル、ナイロンと比較するとやや高いです。
価格の高い順に、PEライン>フロロカーボン>エステル>ナイロンとなります。
フロロでのアジングがおすすめのケース

フロロカーボンラインでのアジングが良い場面は、以下のようなケースになります。
アジが深いレンジにいるケース
アジのいるレンジが深い場合は、PEのような、比重が1.0を下回るラインは沈まないため、レンジにリグを送り込むことが大変難しくなりますので、ジグヘッドを重くするしか方法がありません。
こういう時にフロロカーボンラインであれば、比重1.8前後あるため、軽量リグでも深いポイントへ沈めることができます。
根の荒いポイントにアジがいるケース
また、水中に沈み根やシモリ、漁礁など、障害物がある場所で行う場合は、根ズレによる傷に強いフロロカーボンラインが活躍します。
ラインの劣化による交換の頻度が減り、フッキング時のラインブレイクの危険性も軽減されます。
【コスパ最強】アジングにおすすめのフロロ12選

ここからは、アジングにおすすめのフロロカーボンラインを紹介して行きます。
初心者向けのアジング向けフロロ3選
まずは、初心者におすすめの、コスパの良いアジング用フロロカーボンラインを紹介します。
【バークレイ】バニッシュレボリューション クリア 2lb 150m
ステルス性を重視した、透明度の高いフロロカーボンラインです。
ワンサイズ下のサイズでも行ける強度を持っています。
【ヤマトヨテグス】フロロバリュースター 3lb 300m

コスパが大変良い、300m巻きのフロロカーボンラインです。
フロロカーボンラインとは思えない柔らかさで、ナイロンラインに近い風合いが初心者にも使いやすい逸品です。
中級者向けのアジング向けフロロ3選
続いて、中級者におすすめの、アジング用フロロカーボンラインを紹介します。
【モーリス】VARIVAS フロロカーボンライン デッドオアアライブ 5lb 150m
トーナメントのシーンで差をつける、強靱さにこだわったフロロカーボンラインです。
徹底的に透明性を追求し、フレッシュウオーターでもソルトウォーターでも、バツグンのステルスいを発揮します。
【ユニチカ】ナイトゲーム ザ・アジFC 2lb 150m
アジングのナイトゲームに特化した、ナチュラルクリアカラーのフロロカーボンラインです。
小さなアタリも逃さない高感度と仕掛けを素早く深場に沈める操作性が良いのが特徴です。
【ヤマトヨテグス】アジング フロロライトゲーム 1.2lb 150m
ロングキャスト性に優れる巻きグセの少ないフロロカーボンラインです。
ガイド抜けも良いため、ジグ単からキャロラインジグまで仕掛けを選ばずに攻略できます。
上級者向けのアジング向けフロロ3選
次に、上級者におすすめのアジング用フロロカーボンラインを紹介します。
【ダイワ】月下美人 TYPE-F 150m 1lb クリアー
岩礁地帯や海藻周りなど、厳しいところを果敢に攻めたい場合に向いている、根ズレに強い極細フロロカーボンラインです。
ハリがあり、ラインスラックも抑え気味のため、通したいレンジに素早く仕掛けを送り込むことが可能です。
【シマノ】ソアレ アジング 150m ピュアクリア 1lb
フロロカーボンラインの中でも特に高感度で、僅かなアタリも確実に捉える、ベイトフィネスを得意とする上級者におすすめしたいラインです。
【クレハ】シーガー R-18フロロリミテッド 100m 2lb
フロロカーボンラインの相反する特性である、強度と柔らかさを両立する、クレハの二重構造技術が生み出した、シリーズ最高級のハイエンドフロロカーボンラインです。
アジング、メバリング、トラウトなど、あらゆるルアー釣りに高い次元で対応可能です。
【2021年〜2022年新作】アジング向けフロロ5選

最後に、2020年以降に発売された、最新のアジング用フロロカーボンラインを紹介します。
※2021年の最新情報は、随時更新していきます。
【モーリス】バリバス スーパーティペット マスタースペックⅡ
2021年に発売されたモーリスの新作フロロカーボンラインは、従来のフロロカーボンラインより柔軟性を高めたラインに仕上がっています。
柔軟になったことにより、フロロは硬くて使いにくいといった方にもおすすめしたいラインい進化しました。
アジングでは感度の良さが大切になってきますので、新作フロロカーボンラインでフロロ特有の感度の良さを味わってみてください。
【東レ】ソラローム エクスレッド フロロ Type-NS 3lb 100m
トヨフロンで培ったポリフッ化ビフェニールの製糸技術を更に高め、真円度を向上、表面はスムースコーティングを施してスイム性能と結束性を向上させたプレミアムラインです。
【ダイワ】ジャストロン 300m 6lb
コスパ最強クラスのフロロカーボンラインです。
糸クセがつきにくく、しなやかなラインが汎用ボビンに300m巻かれており、メインライン、ハリス、ショックリーダなど、様々な用途で使えます。
【モーリス】VARIVAS アジングマスター ブルームーン 150m 1.5lb
直径0.09mmの高比重極細ラインで、風の影響を受けにくく、素早くアジのレンジへリグを送り込むことができます。
ブルームーンカラーが高いステルス性を発揮します。
【ランケル】POWER FLUORO 1.5号
2020年5月、ランケル(RUNCL)から発売のフロロカーボンラインになります。
海外製ではありますが、品質的にも日本製ラインとほぼ同等です。
POWER FLUORO 1.5号は初級者からベテランまでオールマイティーに使用出来るラインになります。
ラインナップも多彩ですが、アジングには1.5号が丁度良いでしょう。
アジングにおすすめのフロロラインについてまとめ

いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「【2021年新作】アジングにおすすめのフロロ15選!選び方や人気商品を紹介!」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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