テトラポットの隙間には、魚がいます。穴釣りのスポットとして人気ですが、実はテトラポットの上は滑りやすい上、一度落ちたら助からない人もいるほど危険なスポットです。今回、釣りラボでは、怖いと言われる理由もあわせて解説していきます。
テトラポットが危険で怖いとされる理由
海の穴釣りでお世話になることも多く、釣り人にとってはなじみの深いのがテトラポットです。
しかし、なじみの深いテトラポットですが思わぬ危険が潜んでいるポイントでもあります。
そこで今回はなぜテトラポットが危険で怖いとされているのかを簡単に紹介したいと思います。
テトラポットの上は滑りやすい
テトラポットはあくまでも消波ブロックとして設計・設置されているものです。
そもそも人が人が乗ることを想定していません。
見た目には分かりませんが、テトラポットは平滑でとても滑りやすい表面をしています。
そのような表面をしているところに波の水がかかると、さらに滑りやすい状態となり、危険性が高まります。
良さそうな釣り場がテトラポットの奥であることは良くある話ではあります。
足掛け場としてついつい乗りたくなってしまいますが、危険ですので絶対にやめておきましょう。
テトラポット同士の隙間・下は潮流が複雑
テトラポットは消波ブロックとして設計・設置されています。
ですので、波を受け止め、消す性質があります。
その性能を活かすために隙間を開けて積み重ねて配置されています。
しかし、複数置くことによって生まれる複雑な構造によってテトラポットの隙間の潮流は複雑になっています。
隙間に落ちてしまった際に思わぬ流れによって命を落とす危険性もあります。
隙間は水面より下にも存在しているので、そのまま飲み込まれる危険があるということをしっかりと覚えておきましょう。
海水に浸かっている部分はフジツボなどが生えている
テトラポットは見えている部分はただのコンクリートの塊のように見えますが、海に沈んでいる部分では大きく変わります。
見えているテトラポットはほんの一部で、多くのテトラポットは海に沈んでいます。
その海水に使っているテトラポットの大半は海藻や苔でぬるぬるしたり、フジツボや牡蠣などの貝殻が多く付着しています。
釣りの際には餌場として大活躍する環境ではありますが、安全面では全く逆で危険な場となります。
万が一落ちてしまった場合は苔によって踏ん張りがきかないので、這い上がることが困難になります。
また、フジツボなどの突起物は滑り落ちた際に肌を傷つける障害物になるので大変危険な存在になります。
テトラポットは見えている部分が全てではないということをしっかりと肝に銘じておきましょう。
テトラポットでの危険な事故の例
テトラポットが危険だということは様々なメディアを通して啓発されています。
しかし、残念ながら毎年一定数のテトラポットによる事故が起こってしまっていることも事実です。
そこで、実際にテトラポットで起こってしまった危険な事故についてご紹介していきます。
少しでも注意喚起になれば事故も減ると思います。
転倒・落水する
テトラポットの事故で一番多いのがテトラポット上での転倒・落水です。
ネット上でも最も多くの体験談が寄せられています。
パッと見ではテトラポットの隙間は小さいように見えますが、実際は人が簡単に入ってしまうほどの隙間があります。
テトラポット内部の潮流が複雑なこともあり「テトラポットの隙間に落ちたら二度と海上には戻れない」とも言われているほど危険な事故になります。
波にさらわれる
テトラポットの上は立てる部分も限られていますし、捕まって踏ん張れるものもなく不安定な状態です。
一方で海は穏やかそうな波であっても一発波のような突然2倍、3倍もの波がくることもあります。
滑りやすく不安定な足場のテトラポットに立っていると突然の波にさらわれてしまうという危険があります。
自分の身を守るためにもテトラポットの上には載らないようにしましょう。
テトラポットの危険についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「テトラポットは落ちたら命を落とす危険スポット?怖いと言われる理由は?」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。