釣り餌の定番として、多くの釣り人に親しまれているアミエビですが、実は食材として高い栄養価を誇っていることをご存じでしょうか?今回、釣りラボでは、アミエビの栄養成分や効能、おすすめレシピなどを詳しく紹介をしていきます。
アミエビとは
アミエビとは、小さなエビ型の生物の総称です。
サビキ釣りで使う撒き餌の商品名でもありますし、人間が食用としている小エビの商品名にもなっています。
そんなアミエビが、具体的にどんな生物なのか、見ていきましょう。
アミエビの特徴・生態
アミエビの特徴は「小型のエビ」ですが、あくまで「アミエビ」は通称なのです。
アミエビと呼ばれているのは、実は「アキアミ」と「オキアミ」です。
アミエビの生態としては、日本近海や東南アジアの海など、広い地域の比較的浅い海で見られます。
季節を問わず、通年でとれるので、流通量が安定しています。
アキアミ・オキアミとの違い
アキアミ・オキアミ、この2つのまず一番の違いは、アキアミはサクラエビ科のエビであり、オキアミはプランクトンであることです。
次に特徴的な違いは、その大きさです。
アキアミは15mm~25mm程度の大きさですが、オキアミは3cm~6cmほどになります。
アミエビの用途・使い道
次に、アミエビの用途についてお話しします。
アキアミとオキアミ、どちらも食用として商品化されています。
生のもの、干したもの、練り製品の原材料になっているものなど、さまざまな形で手に入れることができます。
また、アミエビは釣りの餌としても大変有用です。
アキアミはサビキ釣りの際、コマセカゴに入れて、周囲に魚を集める撒き餌の役割をします。
オキアミも撒き餌に使いますが、アキアミと比べると大きいので、沈むスピードが早く、アキアミを撒くよりもさらに深いところで浮遊させることができます。
なお、大きい個体は針に刺すことができるので、刺し餌としても使われます。
アミエビの入手方法
人間の食用でもあり、一般的なサビキ釣りに使われる餌でもあるので、アミエビはいろいろな入手方法があります。
流通量が安定しているので、手に入りやすい値段で買うことができます。
アミエビが入手できる場所
人間の食用のアミエビは、スーパーマーケットや通販で購入することができます。
釣りの餌として使う場合も、釣具店や通販で気軽に購入できます。
釣りの餌としては、冷凍タイプ、常温タイプなどがあります。
販売されているアミエビの種類
食用として販売されているアミエビに、どんな種類があるかをご紹介します。
人間の食用としては、生のものと、干したものがあります。
生アミエビ
鮮度が落ちやすいため、食用の生アミエビは、常に手に入るというわけではありません。
スーパーや、漁港の近くの街の飲食店でなら、手に入りやすいでしょう。
とれたての生の状態を塩辛にした商品も多く出回っています。
干しアミエビ
一番多く出回っているのが、干しアミエビです。
干しアミエビには2種類あり、塩分を使って干したものか、使わないで素干しにしたものがあります。
使い勝手が良く、チャーハンや煮物など、いろいろなものに振りかけて、食感を楽しむことができます。
アミエビの値段・相場
アミエビの値段や相場はどのくらいでしょうか。
生のものは、200gで300円程度、干したものは、200gで1,200円程度となっています。
釣りの餌用であれば、600gで400円程度とさらに安く手に入ります。
アミエビの栄養成分
アミエビの栄養成分はどうなっているでしょうか。
実は、ものすごく栄養価が高いのです。
干したり加工されたりすることで、手に入りやすく調理にも使いやすくなっているアミエビですが、味や食感もよい上に栄養価も高いので、おすすめの食材なのです。
アミエビの効能
アミエビの栄養価や効能は、一言でいうと「ミネラルが豊富であり、かつ抗酸化作用に優れる要素が多く含まれる」ということです。
まず、ミネラル(カルシウム、マグネシウム、カリウム、リン)が豊富です。
ミネラルは人間の体では作ることができない栄養素であり、骨の形成や細胞の働きを助けるなど、体を動かすために必要不可欠なものです。
たとえばカルシウムでいうと、牛乳100gにカルシウムが110㎎含まれますが、大さじ1杯(約20g)のアミエビには72㎎ものカルシウムが含まれます。
さらにビタミンB12、アスタキサンチンが豊富で、それらについては大さじ2杯分で1日に必要な量が摂れてしまうのです。
アスタキサンチンは、赤いものに含まれる要素で、これを摂ることで抗酸化作用が期待できます。
抗酸化作用があると、活性酸素による細胞の劣化を防ぐため、病気に対する免疫力や美容、眼精疲労などに効果がある、ということになります。
アミエビの栄養成分を活かしたおすすめレシピ
アミエビの栄養成分を活かした、おすすめのレシピをご紹介します。
特に、アミエビは、殻や骨を排除することなく丸ごと食べることができるので、栄養成分をあまさず摂ることができます。
ふりかけ
干しアミエビの食感を最大限に活かすのが、ふりかけです。
同じ食感のごまや青のりを使い、さらに栄養価を高めるのがおすすめです。
時間がない朝でも、これを使えば、栄養たっぷりの朝ごはんにすることができます。
簡単に作れるレシピがこちらです。
炊き込みご飯
次におすすめなのが、炊き込みご飯です。
干しアミエビの塩分と旨味成分がだしになり、美味しい炊き込みご飯になります。
炊き込みご飯のおすすめのレシピはこちらです。
かき揚げ
小型のエビとくれば、やはり食べたくなるのがかき揚げです。
野菜と一緒にかき揚げにすれば、さらに美味しくて栄養のある一品になります。
かき揚げのおすすめレシピをご紹介します。
アミエビの栄養成分に関するまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「アミエビの隠れた栄養成分とは?効能やおすすめレシピをご紹介します」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。