アジングなどをする際に活躍するジグヘッド。今回、釣りラボでは、ジグヘッドの選び方、自作の可否、ラインとの結び方、ワームへの付け方、スナップの使い方、初心者でもおすすめのジグヘッド8選、2022年新作2選、収納ケースをご紹介。ぜひご覧ください。
ジグヘッドとは?
ジグヘッドとは、おもりの先から針が突き出たような形をしている釣具・仕掛けのことです。
ジグヘッドは、ルアー釣りの際にワームというラバー製のルアーと組み合わせて使用することが多い釣具で、ワームを取り替えることで様々な状況や魚種に対応することができます。
ラバー製のワームに針やオモリを組み合わせた仕掛けをリグと呼んでいますが、ジグヘッドとワームの組み合わせの場合はジグヘッドリグと呼ばれています。
オモリと針のみという単純な組み合わせですが、ジグヘッドの選び方次第では使い勝手が大きく変わり釣果にも影響します。
ジグヘッドの選び方やおすすめのジグヘッドなどをご紹介していきます。
ジグヘッドの選び方・ポイント
まずは、ジグヘッドの選び方・ポイントを、オモリ(ヘッド)の部分と針の部分に分けてご紹介していきます。
選ぶポイント1:ジグヘッドの形
ジグヘッドのヘッドの形は大きく分けて、丸型と矢じり型になります。
どちらの形を選ぶかによって、釣果が変わってきます。
丸型ジグヘッド
丸型ジグヘッドは、ヘッドの部分が丸くなっており、浮きあがりやすいという特徴を持っています。
色々なレンジで使いやすく、値段も安いので、初心者はまずこのジグヘッドを揃えるとよいでしょう。
なお、丸型の範囲は比較的広く、丸いもの、丸くて一部が平たいもの、ダイヤモンドのような形状の物、ピストルの弾のような形状の物、魚の顔を模したもの等々を総称して丸型と呼んでいます。
また、ピストルの弾のような形のジグヘッドは、砲弾型とも呼ばれ、レンジ(深さ)キープがしやすいといわれています。
魚の種類や釣り場の状況、使い勝手などで選択しましょう。
矢じり型ジグヘッド
矢じり型ジグヘッドとは、先端が矢じりのようにとがっているジグヘッドのことを言います。
矢じり型ジグヘッドは、主にダートアクションといって、竿を左右に振ってジグヘッドとワームを、逃げまわっている小魚のように見せる動きをさせる際に使用されることが多いジグヘッドです。
先端が矢じりのように水切りがいいような形になっています。
また、砲弾型を矢じり型に分類する場合もあります。
ジグヘッドの形状はさまざまありますので、状況や魚種に合わせて準備すると良いでしょう。
選ぶポイント2:ジグヘッドの重さ
ジグヘッドを選ぶ際には、その重さにも注目しましょう。
飛距離がどれくらいか?
ジグヘッドの重さは当然のことですが、キャスティングした際の、ルアーの飛距離に影響してきます。
重いジグヘッドは遠くに飛ばすことができ、軽いジグヘッドは遠くに飛ばすことができず、遠投には向きません。
沈下速度はどれくらいか?
また、ジグヘッドの重さの違いは、ルアーが沈んでいくスピードに影響を及ぼします。
用いるワームなどの浮力や大きさなどとジグヘッドの重さの関係で、ルアーの沈む早さは異なってきます。
例えば、キャストした際、軽いジグヘッドを持つルアーは沈む速度が遅いので、沈んで最中にも魚を寄せ付ける効果があり、リールを巻き始めると少し浮きあがるような挙動を見せます。
結局どんな重さを選べば良いか?
言い換えると軽いジグヘッドは、比較的浅いレンジの魚を狙うのに向いており、重いジグヘッドは深いレンジの魚を狙うのに向いています。
あとは、例えばサーフなどからのショアジギングなどの際に、魚のいる場所が岸などから近いのか遠いのかなどを考慮して、ジグヘッドの重さを決めるのも手です。
なお、ジグヘッドの重さは、外国製はオンス表示、国内のものはグラム表示のものが多くなっており、1gが1/32オンスが目安となっています。
選ぶポイント3:針軸の長さ
ジグヘッドの針軸の長さも、選ぶ際には気をつけましょう。
ショートシャンク
針軸の短いジグヘッドを、短軸(ショートシャンク)と呼びます。
短軸の針軸は、針軸が短いので魚がジグヘッドの部分を吸い込みやすいという特徴をもっており、アジング(アジをルアーで釣ること)の際にはよく使われています。
また、針軸が短いことで、ワームが動く部分が長くなり、ワームの動きが大きくなり、魚にアピールするという利点もあります。
ただし、短軸のジグヘッドは魚に飲みこまれてしまい、針が外しにくくなるという点にも留意が必要です。
ロングシャンク
長軸のジグヘッド(ロングシャンク)は針軸が長いことから、リールを巻く(リトリーブ)の際に魚に合わせやすいという特徴を持っています。
海釣りでのメバルのルアー釣り(メバリング)の際にも好まれて使われるジグヘッドです。
なお、キャスティングしてたあとでリグが沈んでいく最中に魚がしっかり針をくわえにくく、小魚の場合にはさらに針に引っ掛かりにくい傾向にあります。
選ぶポイント4:針軸の太さ
針の太さは細軸、太軸という言葉であらわされます。
細軸の針は、少ない力で魚の口などに引っ掛かるという特徴があります。
ただ、固めのロッドを使用したり、大型の魚を釣る際に曲がりやすいという点があるので中物以下の魚を狙う際におすすめです。
また、太軸は細軸に比べて、貫通する力は弱いのですが、曲がりにくいという利点があり、大物狙いの際におすすめです。
選ぶポイント5:針先の角度
ジグヘッドの針の開き具合(針先の角度)には、大きく3つのパターンがあります。
オープンタイプ
オープンゲイブは針の先が開いた状態のタイプで、魚の口などにかかりやすいという利点があり、アジング等に使われることが多いタイプです。
クローズゲイブ
クローズゲイブは針の先が、少し内側を向いているタイプで、一度掛かるとばらしてしまうことが少ないのが利点ですが、ジグヘッドが魚の口に引っ掛からずに抜けてしまうことがあります。
ノーマルゲイブ
ノーマルゲイブやストレートゲイブと呼ばれるタイプは、オープンゲイブとクローズゲイブの中間の性格を持っており、汎用性の高いタイプです。
ジグヘッドにどのタイプを使うか迷ったら、とりあえずノーマルゲイブを使っておき、状況に応じてオープンゲイブやクローズゲイブなども試してみると良いでしょう。
自作することはできるの?
ワームを用いたジグヘッドリグは、根がかりでなくしてしまうことも多いものです。
ジグヘッドは、コスパよく自作することはできるので、費用を抑えて置きたいという方は、一度挑戦してみてください。
用意するものは、ガン玉と呼ばれるオモリとジグフックという針です。
ジグフックの根元の部分に、ガン玉をラジオペンチなどを使って絞めると、ジグフックにガン玉をとめることができます。
ガン玉とジグフックの隙間に、瞬間接着剤を流し込んでおけば良いでしょう。
他に、割ビシといわれる楕円形のカミツブシタイプのオモリの片方をニッパ等で削れば、矢じり型のジグヘッドも自作できます。
なお、ジグヘッドの自作方法は、こちらの動画を参考にしてください。
おすすめのジグヘッド人気ランキング8選
初心者必見のおすすめのジグヘッド人気ランキング8選をご紹介します。
ターゲット別にご紹介しているので、参考にしてみてください。
アジング用ジグヘッド2選
サビキ釣りやウキ釣りなどでも人気のアジ釣りですが、ジグヘッドリグを用いた釣りはアジングと呼ばれるほど人気の釣りです。
アジングに人気のジグヘッドをご紹介します。
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【ティクト】アジスタ
ラウンドタイプのジグヘッドで初心者にもおすすめの一つです。
球形のオモリの一部をカットすることで、操作していることを感じやすい形状を実現し、ショートシャンクなのでアジが吸い込みやすいジグヘッドです。
【オーナー】JH-84 アジ弾丸
矢じりタイプのジグヘッドでオモリの部分にフラット面を持つことから、指で持ちやすい問う特徴を持ち、糸を通す部分がオモリから飛び出ていないので、海藻などに引っ掛かりにくいという利点があります。
ワームキーパーがついているのでワームがずれにくくなっています。
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根魚(ロックフィッシュ)用ジグヘッド2選
一般的に根がかりしやすいといわれている岩礁に生息する魚を根魚(ロックフィッシュ)と呼んでおり、ロックフィッシュのルアー釣りはとても人気があります。
メバル・アイナメはテキサスリグやブラクリ等を用いることもありますが、ジグヘッドを用いた釣りも盛んに行われています。
ロックフィッシュに適したジグヘッドを二つご紹介します。
【ダイワ】月下美人SWライトジグヘッドSS
ロックフィッシュからアジまで使用できるジグヘッドで魚の顔を模したオモリ部分がキュートです。
針に特殊なコーティングを行っており、貫通力に優れており、合わせやすいジグヘッドです。
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【ティクト】メバスタ
アジング、メバリング用品に定評のあるメーカーのティクトのジグヘッドで、針の軸が太く、あまり波動を発しない流線形のヘッドが特徴です。
根がかりが少ないのが特徴で、汎用性が高くメバル、アイナメなどからアジまで使用できるので便利に使えます。
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シーバス用ジグヘッド2選
スズキやセイゴなどのことを、ルアー釣りの世界ではシーバスと呼んでおり、人気のあるルアー釣りの一つです。
シーバスに向くジグヘッドを二つご紹介します。
【カツイチ】バチヘッド SV-67
特徴のある円筒状のフォルムのヘッドのジグヘッドで飛距離を稼ぐことができます。
クローズゲイブでありながら針の先が少し外側に向いていることで、口の中でしっかりかかる特徴をもっています。
【エコギア】イワシヘッド
小魚の頭の形を模したヘッドをもつジグヘッドで、ヘッドの部分にワームキーパーと呼ばれる突起があるため、ワームの抜けを防止しています。
針が少し内向きになっていることから、口付近に引っ掛かりやすく、シーバスに飲み込まれラインが切れるというトラブルを防いでくれます。
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青物用ジグヘッド2選
サワラやイナダなどの青物魚を釣る際に使用するジグヘッドの中から、おすすめのものを2つご紹介します。
【ブルーブルー】ニンジャリ ジグヘッド
こちらは、フック(針)が上下についておりとても掛かりやすいジグヘッドです。
初心者にもおすすめの理由は、二つのフックの間にワームを差し込む棒とワームストッパーがついており、ワームを差し込みやすい構造になっていることが挙げられます。
【オンスタックルデザイン】ZZHead
青物の他、ヒラメなどにも使える海釣りに適したワインド釣法に用いる矢じり型のジグヘッドです。
トレブルフックが装着されており、食いついた魚を逃がさない特徴のあるジグヘッドです。
人気ジグヘッドケースも合わせてご紹介
狙う魚種や状況に応じてジグヘッドも取り替える必要が出てきます。
もちろん、他のタックルと一緒にタックルケースにいれておいても良いのですが、専用のジグヘッドケースに入れておけば、よりきれいに収納できます。
ここでは、人気のジグヘッドケースも合わせてご紹介します。
【メイホウ】スリットフォームケース
ジグヘッドはもちろんワームをとりつけた状態のジグヘッドも収納できるジグヘッドケースです。
ポリエチレン製マットにスリットが入っており、フック(針)を差し込むだけで収納できます。
【2021年〜2022年新作】おすすめジグヘッド5選
2020年以降に発売された新作のジグヘッドを2つご紹介します。
※2021年の最新情報は、随時更新していきます。
【シマノ】ソアレ カケガミ
アジは口が小さいため仕掛けを吸い込みにくい上、口が柔らかくフッキングが難しい魚ですが、アジ攻略のために設計された「カケガミ」はその悩みを解消してくれるジグヘッドです。
『アワセなくても勝手に掛かる?』という謳い文句の根拠は、ヘッドが独立しておりフックがフリーというシマノ独自の設計にあります。
重さは6種類用意されているので、アジングの仕掛けやワームの種類によって選択しましょう。
【カツイチ】スタンダードヘッド
「デコイ」が人気のメーカー「カツイチ」から2020年にリリースされたのは、商品名通り基本を追求したラウンドヘッドのスタンダードなジグヘッドです。
癖がなくあらゆる仕掛けに使うことができ、どんなアクションでもさせやすい汎用性の高さと、大物とやりとりしても安心の太軸フックが魅力です。
様々な仕掛けと魚種に対応できるよう、サイズは4種類、重さはそれぞれ2パターンリリースされています。
【ダイワ】バンクハッカーヘッド 14/oz
デカバスを狙うためのワーム、バンクハッカスイマーと組み合わせることで、根がかりを抑えることができるジグヘッドで、ラインアイ位置の工夫や、ブラシガードで根がかりを減らす工夫がされています。
1/4ozはおかっぱりからシャローエリアを狙うのに適しています。
重さは3/4ozまで5種類あり、おかっぱりからボート、ディープポイントを狙う際に使い分けることができます。
【ダイワ】スティーズ ウェイテッドフックSS
2020年、ダイワから発売のジグヘッドになります。
スティーズ ウェイテッドフックSSは、スイムベイトワームに対応し、ノーシンカーの感覚で使用出来るジグヘッドです。
ワームキーパーも搭載され、キャストによるワームのずれを解消しています。
また、特殊コートを施したフックは貫通力が高い為、ショートバイトを逃しません。
サイズも3/0から7/0まで幅広く、バスフィッシングからソルトでのロックフィッシュにも対応したジグヘッドです。
【ダイワ】シーバスジグヘッドSS 3g #2
ダイワ社製のシーバスジグヘッドSS 3g #2は、2021年に追加ラインナップされた、2番フックの極小ジグヘッドになります。
貫通力を上げるフッ素系特殊プレーティング加工のSaqSas(サクサス)はしっかりと継承され、モアザン ミドルアッパー向けに専用設計されたゲイプは、接岸パターンやバチ抜けパターンで存在力を見せつけます。
ジグヘッドの使い方について
ジグヘッドの選び方やおすすめのジグヘッド等をご紹介してきましたが、ここからはジグヘッドの使い方について解説します。
ジグヘッドとラインとの結び方
ジグヘッドへのラインとの結び方をご紹介します。
ラインとの結び方についてyoutubeの動画がありますので参考にしてみてください。
ジグヘッドとワームとの付け方
ジグヘッドのワームへのつけ方をご紹介します。
もし、位置がうまく決まらない場合は、途中まで針先を戻してやり直しましょう。
ワームへの付け方についてyoutubeの動画がありますので参考にしてみてください。
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ワームの付け方を分かりやすく解説!フックの種類別に紹介
スナップの使い方
ジグヘッドやルアーにラインを直接結ばずに、スナップという接続用の金具を用いる方法があります。
スナップとは、ジグヘッドの金属輪との接続用の金具のことです。
頻繁にジグヘッドを交換する場合には、スナップを使えばいちいちラインを結びなおさなくてもよく、またジグヘッドの動きも良くなるのでおすすめです。
スナップの使い方をyoutube動画でご紹介します。
餌をつけると釣果が倍増する?
ジグヘッドにはワームをつけるのが一般的ですが、もちろん本物の餌をつけることもできます。
季節によって餌をかえることで、色々な魚種に対応できるばかりか、ワームをつけた時と同じようにコントロールすることで、魚を呼び寄せ釣果があがります。
餌をつけると釣果が倍増する、まで行くかどうかはわかりませんが、ワームでほとんどあたりが無い時に試してみるのも良いかもしれません。
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ジグヘッドについてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「【2022年】ジグヘッドおすすめ13選!選び方・付け方・結び方・自作方法もご紹介」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
監修者:釣りラボ編集部
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ジグヘッドに関する記事一覧
ジグヘッドに関する記事一覧です。釣りラボマガジン(TSURI LABO)では、ジグヘッドに関連する様々な記事を多数掲載しておりますので、必要な情報を集めることができます。