カニは高級食材として知られ、なかなか手の出せないものですよね。そんなカニを身近な場所で、意外と簡単に釣ることができることをご存じでしょうか?今回釣りラボでは、そんなカニ釣りにおすすめの餌や付け方などを詳しく紹介します。
カニ釣りとは?
カニ釣りは、竿の先端にカニ網と呼ばれる網を付けて、カニを釣る手法の事です。
ガザミ、ヒラツメガニ、イシガニ等地域によって釣れるカニは様々です。
カニの生態
頭胸部に5対の足が生えており、背面全体が堅い殻に覆われているのが特徴です。
生息地域は淡水・海岸・砂浜や干潟等様々な水域に生息しています。
陸地に住むカニの産卵は新月の夜に、一斉に行われる。
というのもカニの生態として有名です。
カニ釣りを行う場所
カニ釣りを行う場所を探すときには、比較的流れが緩やかな場所を探すことがポイントです。
例えば、堤防や岸壁等、内湾で良く釣ることができます。
カニ釣りの代表的な釣り方・仕掛けの種類
カニ釣りの代表的な釣り方には、二種類の方法があります。
1つ目の釣り方は、投げ竿を使ったカニ釣りです。
他の獲物を狙っている合間に行うと効率的です。
2つ目は岸壁やテトラポットで短い竿を使いながら、ライトでカニを探して釣る方法です。
こちらは、カニが目視で確認できることが多い為、友人など、複数人で捕るととても楽しいです。
仕掛けの種類については、どちらも基本的にカニ網と呼ばれる網に餌となる魚を付けて行うのが一般的です。
他にも、カニ籠と呼ばれる、カニ網より少し大きくて、カゴ状になった仕掛けも存在します。
カニ釣りの注意点
カニ釣りは子供でも比較的簡単にできる釣りですが、注意点がいくつかあります。
他の釣り同様、地域ごとにルールがあります。
しっかり確認して、ルールを守って楽しむことが大切です。
例えば、北海道ではカニ網を使ってカニを取ることが禁止されていたり、先ほど紹介したカニ籠の使用を禁止している地域もあります。
また、根が荒い場所でカニ網を使うとすぐに根がかかってしまうため、引っかかったカニが次々に絡まりやがて死んでしまう原因になります。
カニ網を水中に放置することはやめましょう。
カニ釣りに使うオススメの餌
カニ釣りにおいて大事なことは臭いで釣る事です。
そのため、魚を丸ごと一匹使用する、もしくは、イカの塩辛など臭いの強いものを使うことが重要です。
逆に、餌として不適切なものは白身魚です。
釣れない事はないようですが、青魚に比べると臭いが少なく食いつきがよくないため、どうしても白身魚しかないというとき以外は控えた方がよさそうです。
それでは、実際にカニ釣りに使うおすすめの餌をご紹介していきます。
サンマ
カニ釣りで最もおすすめな餌は、サンマです。
カニにはサンマの鮮度は関係ない為、冷凍品でもOKです!
自分で釣ったサンマでも、スーパーで安い時に買ったものでもOKです!
カニ釣りをするため、きちんと処理して保存しておきましょう。
サンマを自分で釣って用意する場合日本各地で釣ることができますが、大型の個体を狙う場合は北海道がおすすめです。
釣れるサイズにもよりますが、波止場で狙う場合は、サビキ仕掛けで釣ると良いです。
(サンマは表層を中心としたタナ取りになる為、枝針は5本程度でいいです。
)
イワシ
イワシやアジも、カニ釣りにはおすすめです。
イワシを自分で釣って用意する場合、サンマと同様全国各地でつれます。
釣り方もサンマと同様で波止場などで水深の深い所に向かって、サビキ釣りをすると釣れます。
イカの切り身
イカを釣る際には、堤防の先端や、海藻が帯状になっている場所を狙うといいです。
理由としてアオリイカは別名モイカと呼ばれ、餌が豊富にあることや、産卵場所になるため、海藻の付近を好む習性があるからです。
イカの切り身として、一口サイズに切ってから餌として使います。
その他の魚の内臓
ついつい捨ててしまいがちな魚の内臓ですが、こちらもカニ釣りには最適な餌です。
家庭で出た魚の内臓を冷凍して保存します。
使用する前になるべく解凍して、匂いが出るようにします。
鶏肉
手羽先など骨のついた物がおすすめです。
魚の切り身に比べると少し匂いが弱い為、あまり期待はできませんが、釣れないこともないようです。
カニ釣りで使う餌の入手方法
上記のように、自前で釣ってきてもOK、スーパー、通販などでも買える為、自分が入手しやすい方法で、入手しておきましょう。
スーパー
業務用スーパーに行くと大量の冷凍魚が安く手に入ることが多いので、使用する前には解凍しておき、なるべく魚の臭いが出るようにする事がポイントです。
通販
Amazon等の通販サイトで「サンマ」「イワシ」などのキーワードで調べると出てきます。
一匹丸ごとの場合は基本的に冷凍で届きます。
各自解凍をして餌として処理してください。
コンビニでも買える
驚くかもしれませんが、実はコンビニでもカニ釣り用の餌をそろえることができます。
イカの塩辛をはじめ、裂きイカ、鯖の切り身などがあります。
裂きイカは海水でふやけやすく、こまめに餌を変える必要がある為注意が必要です。
カニ釣りで使う餌の付け方
網に餌ってどうやってつけるの?と思うかもしれませんが、意外と簡単でです。
投げ網(大きな網)の中にオモリと、餌を入れる袋(小さい網)がセットになっている為、小さな網の中に各々準備した餌を入れて、水場へ投げるだけでいいのです。
カニ釣りに使う餌の保存方法
何を餌にするかによって、保存方法は異なります。
サンマやアジを切り餌にする場合
サンマ・アジを切り餌にするのであれば、まず頭を切り落としてはらわたを取り除き、おおざっぱでもいいので、3枚におろしておきます。
この時、皮は絶対に残しておく必要があります。
なぜなら、魚のにおいが強く出る場所が皮目の部分だからです。
カニは臭いで釣る獲物なので、皮が残っていることが大切になります。
おろした後は、頭側から尻尾側に向けて縦に2センチほどの幅になるように切り、塩を満遍なく振りかけておきます。
目安としては一晩付け置きしたら、一度簡単に水洗いをしておくのがポイントです。
イカの塩辛や鶏肉を餌にする場合
イカの塩辛や鶏肉を餌にするのであれば、炎天下で餌が腐ってしまわないように、クーラボックスの中で保管するといいです。
餌を1回分ごとに小分けにしておくと当日、スムーズに餌がつけれるので、めんどくさいと感じるかもしれませんが、やっておくと良いです。
カニ釣りでおすすめの道具・装備
最後に、カニ釣りでおすすめの道具や装備をご紹介します。
【SZ-Climax】LEDへドライト
頭につけるタイプのライトです。
フル充電で8~10時間ほど使えるため、夜間釣りや、テトラポットの隙間から照らす際に使うと便利です。
カニ釣りの餌に関するまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「カニ釣りにおすすめの餌をご紹介!付け方や入手方法も解説」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。