川釣りでは、実に様々な種類の魚を釣ることができます。今回、釣りラボでは、川釣りで使う餌を中心におすすめの餌や餌の付け方・仕掛け方などを詳しく解説していきます。スーパーやコンビニで買える手軽な餌もご紹介しています。ぜひご覧ください。
釣り餌そもそもヘチ釣り(落とし込み釣り)とは?

ヘチ釣りとは、堤防などの淵と呼ばれる堤防の手前の部分で仕掛けをたらし魚を狙う釣り方です。
主に堤防沿いにいるクロダイやスズキなどを狙う釣り方でもあります。
この釣り方のメリットとしては、普段は狙うことが難しい大物を狙うことができなおかつダイレクトに魚との駆け引きを楽しむことができます。
ヘチ釣りで釣れる魚
ヘチ釣りでは様々な種類の魚を釣ることができ、クロダイ(チヌ)やスズキなどの大物はもちろん、メバルやカサゴなどの根魚や時にはキスなども釣ることもできます。
しかし、堤防沿いはクサフグやキタマクラなどの魚やゴンズイなどの危険な魚も釣れることがあるので、もし釣れた時には注意しながらリリースするか食用であれば細心の注意を払いながら持ち帰るようにしましょう。
ヘチ釣りに適した時期・時間帯
ヘチ釣りのシーズンは5月から8月が一番のピークだといわれています。
この時期はクロダイの好物であるイガイという貝が堤防沿いに現れるので、それを狙いに来たクロダイを狙うことができます。
さらに、梅雨などの影響で雨が多くなり魚の警戒心がやわらぐため、より大物を狙いやすくなります。
しかし、他の時期でも様々な魚を狙うことができ、例えば1~3月などの冬のシーズンはカサゴやメバルなどの根魚がメインで楽しむことができます。
また、4~6月の春シーズンでは、クロダイなどが浅瀬に来てスズキやメバルなども釣りやすい時期にもなっています。
ヘチ釣りの餌にはアオイソメがおすすめ!


アオイソメとは、多毛類と呼ばれる生物で見た目はミミズにムカデを足して2で割ったような姿をしています。
釣り餌界隈では王様のような存在で、海釣りにおいて一番有名な釣り餌でもあります。
ヘチ釣りで狙うターゲットの多くが、アオイソメを好物とするため、非常に相性の良い餌になります。
もし、これからヘチ釣りを始めるというのであれば、ぜひアオイソメを使ってみてください。
アオイソメを使うのにおすすめな時期
アオイソメは時期に関係なく、基本的にオールシーズンで使うことができる大変便利な釣り餌です。
そのため、アオイソメを使うのにおすすめな時期はやはり自分が狙いたい魚の活性がいい時期や時間帯です。
その時期に使うことができればより釣果をあげることができるため、狙いたい魚などが事前に決まっていればその時間帯や時期に使うことをおすすめします。
釣果を上げるアオイソメの付け方
ヘチ釣りでは、どうしてもエサ取りなどが多いため、なるべくエサ持ちがいいつけ方をする必要があります。
そのため、アオイソメをつける方法としては、「通し刺し」か「縫い刺し」という刺し方をおすすめします。
付け方1:通し刺し
通し刺しは、針の胴と呼ばれるまっすぐになっている部分をイソメの体で隠すように刺す刺し方です。
この刺し方は、エサ持ちが比較的いいため様々な釣りで使われます。
最初は難しいですが、これに関しては回数をこなせばできるようになるので特に初心者の方は頑張って覚えるようにしましょう。
付け方1:縫い刺し
縫い刺しという刺し方は、様々な刺し方の中でダントツでエサ持ちがよくエサ取りが多い釣り場で効果を発揮します。
しかし、イソメを縫うように何度も刺すので慣れていないと難しく、さらになるべく手早くやらないとイソメがちぎれてしまったり弱ってしまうので少し難易度が高い刺し方になっています。
それでも、効果はあるのでワームやパワーイソメなどを持っている方はぜひ練習してみてください。
アオイソメ以外にヘチ釣りで使う餌は?
アオイソメ以外にヘチ釣りで使うエサは、活きエサではカニやエビなどの甲殻類や冷凍エサなどでは、イガイやアサリなどの貝類がおすすめです。
もしくは網などがあれば現地の堤防で貝やフナ虫などを捕まえてエサにするのもいいでしょう。
ヘチ釣りに必要な道具(タックル)・仕掛け


最後に、餌(アオイソメ)以外にヘチ釣りにおすすめのタックルをご紹介します。
ヘチ釣りでは、専用の竿とリールがあったほうがいいです。
ここでは、おすすめする竿とリールをそれぞれ紹介していきます。
ちなみに、糸(ライン)の太さは最初のうちは2号程度を使うのがおすすめです。
仕掛けは、シンプルに針にガン玉などの軽いおもりを付けて落とす仕掛けや針のみの仕掛けで大丈夫です。
アオイソメを使ったヘチ釣りのまとめ


釣具屋で入手できる餌2:川虫
川虫とはカゲロウ類の幼虫のことで、ピンチョロ虫(フタオカゲロウの幼虫)、クロカワムシ(カワゲラの幼虫)などで、川底の石の裏などに生息しています。
春から初夏にかけて、現地で採取するか、通販で入手出来ます。
釣具屋で入手できる餌4:オキアミ
オキアミは、三陸沖で獲れるツノナシオキアミもしくは南極海域で獲れるナンキョクオキアミのことで、海釣りではあらゆる魚が好む万能餌ですが、もちろん川魚も食います。
しかし、身が柔らかく針持ちが悪いので、渓流など流れの強い場所では釣りになりません。
下流域の流れの緩やかな場所で、汽水域に入ってきたクロダイやキビレ、シーバスなどを狙うには大変効果的です。
餌が切れてしまったときなどの場合、スーパーやコンビニエンスストアで買える代替・代用餌を知っておくと慌てずに釣りを続行できるでしょう。
代用餌1:イクラ
イクラは代替餌というより渓流釣りには定番の餌ですね。
イワナ、ヤマメ、アマゴ、ニジマスなどに大変効きます。
カエシのないスレ針(バーブレス針)を使えば、イクラを破裂させることなく針に刺すことができます。
代用餌2:エビ
エビも川釣りでは定番の身餌です。
ボイルしたものよりも生の方が食いは良いですが、針持ちはボイルに軍配が上がります。
コイやナマズ、ウナギをはじめ、広く使えます。
代用餌3:魚肉ソーセージ
魚肉ソーセージは川釣りでもつかえないことはありませんが、海ほど効果はないかもしれません。
それでも、汽水域でのハゼ釣りには十分使えます。
手作り餌
手作り餌としては、コイ科の魚には小麦粉が効きます。
小麦粉を水で練った練り餌でフナやコイ、ウグイやオイカワなどが釣れます。
水の代わりに卵の黄身を加えて練ったタマゴ練りにすると更に反応が良くなります。
その他小麦粉製品ならうどんでもパンでも釣れます。
コイの吸い込み仕掛けやフナ釣りでは、サツマイモを蒸したもの(芋餌)も定番の餌になります。
川釣りでの餌の付け方・仕掛け方


川釣りでの餌の付け方にはいくつありますが、代表的な付け方を紹介します。
イクラの付け方
イクラは2〜3粒を、潰さないように針につけます。
1粒で使う場合は針先を出さないで使います。
川虫類は、急所である頭部は避け、尻に1回チョン掛けにします。
ミミズの付け方
ミミズは、頭部の白っぽくひとまわり太い部分にチョンがけするか、通し刺しにします。
針先のカエシは必ず出さないとミミズが逃げてしまいます。
練り餌は、耳たぶくらいの硬さに練ったものを、針先が隠れるように針につけます。
川釣りにおすすめの道具・装備・グッズ


最後に、川釣りに必要なタックルを紹介します。
上流・中流・下流それぞれで使用するタックルは変わります。
渓流に立ち込んで釣り歩きするような場合は4.5m〜5.3mくらいの軽量な延竿があれば良いでしょう。
【ダイワ】渓流竿 リバティクラブ 万能小継
高評価の口コミ・評判をピックアップ!
- 軽く、扱いやすい竿。
- コスパが良い。
- 手首が痛くならない。
- 初心者にもおすすめ。
- 針と餌を使えば、何かしら釣れる。
低評価の口コミ・評判をピックアップ!
- イワナ釣りでは25cmを超えるとコントロールが難しい。
川釣りの装備・服装は海釣りと基本同じで構いませんが、立ち込んで釣りをする場合は必ずウェーダーとフローティングベストを着用します。
【DRESS】チェストハイウェーダー AIRBORNE S〜XXL
川底の苔の生えた石にも滑りにくいフェルトスパイクソール型のチェストハイウェーダーです。
動きやすいナイロン素材のウェーダーです。
【PROX】フローティングゲームベスト PX399
フリーサイズでウエスト100cm〜150cmまで対応できるフローティングベストです。
ゲームフィッシングように開発されたもので、小物の収容スペースがたくさんあります。
川釣りの餌に関するまとめ


いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「川釣りにおすすめの餌をご紹介!自作餌やコンビニ・スーパーで買える代用餌も」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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