投げ釣りのターゲットとして人気が高いカレイ釣りですが、そんなカレイ釣りにはどんな餌を使うと良いかご存じでしょうか?今回釣りラボでは、カレイ釣りにおすすめの餌や付け方などを解説します。虫エサの代用餌も合わせて紹介しています。ぜひご覧ください。
そもそもカレイ釣りとはどんな釣り?
カレイ釣りは、冬の投げ釣りのメインターゲットです。
座布団級と呼ばれる40cm以上のサイズを目指して、多くのターゲットがオフシーズンとなっている厳冬期を熱く盛り上げるエキサイティングな釣りです。
カレイの生態
カレイは、カレイ目カレイ科に分類される魚の総称で、日本には数10種存在するとされています。
日本全国の水深1000m以浅の砂泥底の海域に分布します。
著しく扁平した体形で、一部の種を除き、目は体の右側に寄っています。
幼魚の頃は普通の魚と同じく目は左右に存在しているものの、成長に伴い、目は右側に寄り、体は扁平してきます。
非常に長寿であることが知られており、大型のカレイであるオヒョウは40年ほど生きるとされています。
カレイ釣りを行う場所
カレイは、砂泥底に生息し、多毛類や小魚を食べていますが、ヒラメのような能動的な摂餌には長けておらず、非常に鈍重です。
カレイ釣りのメインフィールドはサーフ、堤防周辺、漁港内外の砂地となります。
カレイ釣りの代表的な釣り方・仕掛けの種類
カレイ釣りは、餌を使った投げ釣りが代表的な釣り方です。
30号くらいの錘をつけたテンビンの先に、2本〜3本針の投げ仕掛けを付け、フルキャストしてアタリを待つスタイルになります。
摂餌が下手な魚ですので、アタリがあってもすぐには合わせず、じっくりと食い込ませてからアワセます。
針を飲ませてしまっても構いません。
カレイ釣りの注意点
カレイ釣りの注意点は、一にも二にも「早アワセ厳禁」です。
カレイはエサをとるのが上手くありません。
コツンというアタリの時は食い込めていないことが多いです。
じっと我慢して待ち続けていると、ドカンと竿尻が持ち上がるほどの大きなアタリが来ることがあります。
そこでも我慢して聞きアワセします。
グ〜ッと抵抗感を感じたらはじめて大アワセします。
カレイ釣りはそんなガマンの釣りです。
カレイ釣りに使うオススメの餌と付け方
カレイ釣りの餌は、虫エサがメインになります。
基本は匂いとアクションでカレイをおびき寄せます。
惜しまずに針にたっぷり、大きく見せるために房がけにします。
カレイ釣りの場合、一日でかなりの量の虫エサを消費します。
虫エサは潤沢に持ち込み、常に新鮮なものに交換しながら釣りをしましょう。
2本針の場合、1時間で30g、3本針なら45g以上の量が必要でしょう。
アオイソメ
アオイソメは針に2〜3匹を房がけにします。
水中でよく動き、アピール性抜群です。
カレイ釣りにはできるだけ太いアオイソメを選んで使いましょう。
マムシ
マムシは、岩イソメ、ホンムシとも呼ばれている大型のイソメです。
岩の割れ目などに巣を作り、じっとしているイソメで、体長は30cmを越えるものもいます。
動きはあまりないものの、強烈な匂いを発するため、集魚効果は抜群です。
カレイ釣りに使う場合は、単体でも万能的に使えますが、マムシとアオイソメを一緒に針につけるとカレイの反応が各段に良くなります。
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コストパフォーマンスの良い中国産の養殖マムシです。
アオイソメとの併用で使いましょう。
マムシを使うと、カレイ以外にもざなまな魚が釣れます。
ユムシ
ユムシはコウジとも呼ばれる環形動物で、ユムシ目ユムシ科の海産無脊椎動物で、韓国や中国では食用となっています。
日本では北海道で「ルッツ」と呼び、食用になっています。
釣り餌としては非常に高価なため、カレイ釣りにはあまり使われることはありません。
大型カレイ狙いにはユムシは有効です。
ユムシは主にチヌ(クロダイ)、マダイなどタイ科の大型魚釣りに使用されます。
コガネムシ
コガネムシは、正式和名ウチワゴカイという大型のゴカイです。
派手な赤緑色がカレイにアピールするようで、カレイ釣りの特効餌とされています。
入手性はあまり良くありませんが、見つけたら是非使いたい虫エサです。
虫餌の代用ができる食材
上記の餌を揃えることができない、という場合には、代用餌を用意する必要があります。
カレイ釣りに使う虫エサの代用として使える食材は、そもそも一般的に釣り餌として使えるものは多いです。
ただし、投げ釣りのキャストに耐えられるものが大前提となります。
アサリ
アサリはカレイの嗜好性が高い餌ですが、キャストには対応出来ません。
船釣りで使用するのであれば問題ありません。
イカの切り身
イカの切り身は投げ釣りにも耐える餌です。
アナゴが一緒に狙えるようなシチュエーションのときにはイカが効きます。
イカ単独ではなく、虫エサとの併用が効果的です。
サバやサンマの切り身
サバやサンマの切り身はカレイをはじめとして、様々な魚が好む餌です。
特にマガレイは魚の切り身が良いようで、日本海側の船カレイ釣りでは、大型のマガレイ狙いにははじめからサバやサンマ、ソウダガツオの切り身などが使われるようです。
カレイ釣りで使う餌の入手方法
カレイ釣りで使う餌の入手方法は、ほぼ釣具店で入手出来ますが、カレイ釣りの場合は他の釣りよりエサを多く消費します。
確実に太くて大きいサイズの虫エサを入手したければ、できることなら釣具店に予約をしておくことをオススメ致します。
カレイ釣りにはワームもおすすめ
カレイ釣りには、人工餌であるワームも効果があります。
カレイングという新しいジャンルの釣りが確立して来つつあります。
ガルプやパワーイソメなどの細身で匂いの強いものが向いています。
虫エサと組み合わせて使うとより効果的ですが、くれぐれも、早アワセは禁物です。
カレイ釣りでおすすめの道具・タックル
では、最後に餌以外でカレイ釣りにおすすめのタックルをご紹介します。
カレイ釣りは、ヘビー級の仕掛けを100m以上のポイントへ飛ばす釣りです。
そして、ひとたび座布団級のカレイが掛かれば、100m近い距離から相当の負荷がかかったままランディングまで持ってくる必要があります。
必然的に強いタックルが必要であることがわかりますね。
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カレイ釣りの餌に関するまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「カレイ釣りにおすすめの餌を紹介!代用餌や最適な量も解説」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。