1月の釣りは厳冬期前のラストチャンス!釣り人は減るものの、まだ釣れる魚はいます!そこで今回、釣りラボでは、1月の堤防釣りで釣れる魚を釣り方・難易度とともに解説します。是非、冬の釣りを楽しんでくださいね。
1月の釣りは回遊魚などが釣れるラストチャンス!
1月の厳寒期の釣りは、シーズンとしては、海釣りも川釣りもオフシーズンに当たる時期かも知れません。
ですが、ハイシーズンと比較してライバルの数が少ない、朝マヅメ狙いは夏場より早起きしなくても良い、汗をかかない、クーラーボックスの氷が溶けないなど、メリットがたくさんあります。
そして、真冬の釣りは、食味の良い白身魚が多いのも特徴です。
さらに、意外なことに、温暖化が進んだ昨今では、1月頃は回遊魚が沖の深場に落ちる前のラストチャンスでもあります。
なお、1月以外の釣り情報について知りたいという方は、こちらからご覧ください。
1月の堤防釣りで釣れる魚&釣り方を紹介
1月は気温が低く、魚の活性自体はあまり高くありませんが、その中でも、春の産卵期に備え、冬季に接岸し、荒食いする魚種も少なくありません。
そんな時期に、堤防でよく釣れる魚を紹介します。
メバル<難易度★☆☆>
メバルは、春告魚とも呼ばれ、冬の終わりから春にかけて、3月〜5月頃にトップシーズンを迎えますが、1月頃は繁殖期の真っ最中で、お腹が大きな産仔前の個体が釣れることが多いです。
ジグヘッドリグにワームをつけたメバリングや、穴釣りでよく釣れます。
カサゴ<難易度★☆☆>
カサゴは通年よく釣れる魚ですが、メバル同様、冬から春にかけては産仔のシーズンですので、活性が高く、よく釣れます。
穴釣り、ジグヘッドリグ、ボトム狙いのウキ仕掛けにもよく食いついて来ます。
近年、数の減少が危惧されています。
産仔前のお腹がパンパンの個体や15cm以下の幼魚はリリースしましょう。
イワシ<難易度★☆☆>
イワシは夏から秋に堤防でサビキ仕掛けで数釣りをする魚といったイメージではないでしょうか?
日本の沿岸で釣りの対象になるものは、マイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシの3種です。
基本、通年釣れます。
プランクトンさえ湧いていれば、真冬でもチャンスはあります。
アイナメ<難易度★☆☆>
冬の釣り師の人気者と言えばアイナメが挙げられます。
特に関東以北、三陸などでは冬のメインターゲットとして大変な人気です。
力強いファイト、特に針を外そうと抵抗する「首振りダンス」の引き味は最高です。
もちろん、食味も最高です。
穴釣り、ブッコミ釣りはもちろん、シャッド系ワームなどを使ったワインド釣りの人気もうなぎのぼりです。
アジ<難易度★☆☆>
真冬のアジは基本沖の深場にいますので、ショアから釣るのは簡単ではありませんが、真冬の海は、アジの最大のエサとなる、アングラーのアミコマセや、プランクトン類が極端に減っているため、少しでも水温が高く、プランクトンがたまりやすい潮目付近などにアジいます。
そういうポイントを探しながらランガンするスタイルがメインの釣り方になります。
シーバス<難易度★★☆>
シーバスは夏の夜のイメージですが、真冬は釣るのが難しくなりますが、釣れないわけではありません。
12月頃、深場で産卵してきた個体が沿岸に戻ってくる時期になります。
しかし、当然体力がかなり消耗しているため、一時期は釣れなくなりますが、温排水がある場所などに溜まっていることがあります。
そういう場所を虫エサやワームで狙います。
ハードルアーなどでは難しいでしょう。
カレイ<難易度★★☆>
アイナメと同じく、真冬の大人気ターゲットがカレイです。
大きくつけたイワイソメやアオイソメ、入手可能なら特効餌のコガネムシで、沖に向かって豪快にフルキャストします。
ゆっくりとボトムをサビきながらアタリを待つスタイルです。
40cm超えの所謂「座布団カレイ」が釣れると、周りのギャラリーも大注目してくれる、アツいターゲットです。
ヤリイカ<難易度★★☆>
真冬のイカ釣りはヤリイカがメインになります。
ショアからの、電気飛ばしウキを投げる釣りが楽しいです。
潮通しの良い堤防の先端などで、夜、イカ串と呼ばれる仕掛けに豆アジやキビナゴなどを刺し、電気ウキをつけて投げます。
群れが来ると吸う分の間に立て続けに釣れますが、群れが去るとぴったりとアタリが止まります。
一晩でチャンスは、2〜3回あります。
イシモチ<難易度★★★>
イシモチはこの時期は深場に落ちていて、ショアからでは絶望的に難しいです(オフショア釣りなら簡単に釣れます)。
唯一の希望は、温排水周りです。
火力発電所がそばにある海域は、冷却水として温排水がいつも出ているため、周囲より水温が高く、イシモチやクロダイが溜まります。
そういうところを集中的に狙えば釣れます。
ウミタナゴ<難易度★★★>
ウミタナゴは産仔前の春先がシーズンではありますが、通年釣れます。
ウキ五目仕掛けで釣りますが、厳冬期でも釣ることはできますが、1月は最も難しい時期であることは間違いありません。
コマセを少しずつ撒きながら延べ竿でのシモリウキ釣りが楽しいです。
黒鯛(チヌ)<難易度★★★>
クロダイも通年釣れる魚ですが、厳冬期は活性が下がります。
しかし、春のノッコミの季節に備えて体力を蓄える季節でもありますので、少しでも水深の深い場所、水温の高い場所を狙います。
また、食わせエサも工夫しましょう。
定番のオキアミよりも配合練り餌の方が食いつきが良いことがあります。
ハゼ<難易度★★★>
ハゼもこの時期ばかりはショアからは大変難しい釣りとなります。
ただし、釣れれば「ケタハゼ」という、20cmを超えるサイズばかりです。
フルキャストでできる限り遠くへ仕掛けを投げて、広く探ってみましょう。
タチウオ<難易度★★★>
ベイトフィッシュが極端に少なくなる1月は、タチウオも沖の深場に落ちていますが、一部の大規模漁港など、潮通しがよく、水深のある場所であれば内湾までタチウオは入ってきます。
そういうところでタチウオは、シラスや鮎の稚魚(ナミノハナ)などのマイクロベイトを捕食しています。
メダカサイズのマイクロベイトがたくさん確認できるようであれば可能性はあります。
【地域別】1月に釣れる魚を紹介!
ここからは、全国地域別、1月に釣れる魚を一気に紹介します。
【北海道】1月に釣れる魚
1月の北海道は、北方系の白身魚のハイシーズンです。
有名な1月の北海道の釣りスポットは、以下の通りです。
【東北】1月に釣れる魚
東北地区は太平洋側と日本海側では少し異なります。
日本海側の方が水温が高いためと思われます。
有名な1月の東北の釣りスポットは、以下の通りです。
【関東】1月に釣れる魚
関東では、寒流の影響を受ける鹿島灘と、暖流の影響を受ける房総半島、東京湾、三浦半島、相模湾では様相が異なります。
有名な1月の関東の釣りスポットは、以下の通りです。
【中部】1月に釣れる魚
中部地方は伊豆半島一帯、駿河湾、遠州灘、三河湾など、変化に富んだ、様々な釣りが一年中楽しめる、釣り師には理想の地域です。
有名な1月の中部の釣りスポットは、以下の通りです。
【近畿】1月に釣れる魚
近畿地方は、大阪湾を中心に、真冬の釣りが厳しい地域となります。
黒潮の影響を受ける和歌山南部を始めとした紀伊水道であれば釣りになります。
有名な1月の近畿の釣りスポットは、以下の通りです。
【中国・四国】1月に釣れる魚
四季を通じて様々な釣りが楽しめる中国・四国地方は瀬戸内海側、日本海側、高知の太平洋側、愛媛の豊後水道側でまったく様相が異なります。
有名な1月の中国、四国の釣りスポットは、以下の通りです。
【九州】1月に釣れる魚は?
九州もエリアが広く、玄界灘側と周防灘側、豊後水道側、有明海側、島原湾側、天草灘側、鹿児島湾側、志布志湾側、太平洋側で全く様相が異なります。
比較的冬でも魚影が濃いのが特徴です。
有名な1月の九州の釣りスポットは、以下の通りです。
1月の釣りで釣れる魚についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「1月の堤防釣りで釣れる魚は?釣り方・難易度・場所別の魚種も解説!」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。