12月でも釣りを楽しみたいという釣り人必見。冬でも釣れる魚はたくさんいます。そこで今回、釣りラボでは、12月の堤防からの釣りで釣れる魚&釣り方を徹底解説!寒さになんか負けず、釣りがもっと楽しくなりますよ。
12月だって釣りを楽しみたい!どんな魚種がターゲットになる?
釣り好きの人は寒い冬の時期の12月だって釣りを楽しみたいのものです。
12月はどんな魚種がターゲットになるのでしょうか。
冬に旬をむかえる魚も多く存在し、思ったよりも多くの魚種を釣ることができます。
青物も脂がのり、数よりも、大きさを競う季節になります。
一年中釣れる魚もあり以外に12月は釣りには楽しい季節です。
ただし寒いので、服装には十分気をつけましょう。
なお、12月以外の釣り情報について知りたいという方は、こちらからご覧ください。
12月の堤防釣りで釣れる魚&釣り方
12月の堤防で釣れる魚&釣り方をご紹介します。
アナゴ(難易度★☆☆)
アナゴはどちらかといえば、夏によく釣れる魚ですが、一年中釣ることができる魚です。
海底に潜んで、小さな魚等をエサにしているので、ぶっこみ釣りが良く行なわれます。
ぶっこみ釣りとは、ウキを使わず、オモリの先にハリを配置したシンプルな仕掛けで、仕掛けをポイントに投じた後は、ひたすらアタリを待つ釣り方です。
アナゴをぶっこみ釣りで狙う際のエサはゴカイやイカの切り身になります。
アナゴ釣りには匂いの強いエサが効果的です。
ぶっこみ釣りの他、アナゴはチョイ投げ釣りでも狙うことができます。
カサゴ(難易度★☆☆)
カサゴも防波堤から狙うことができる初心者にもおすすめの魚です。
根魚で、海底にいることが多いカサゴの釣り方をご紹介します。
エサ釣りでは3種類の釣り方(仕掛け)をご紹介します。
1つ目はぶっこみ釣りです。
ぶっこみ釣りは海底に棲息する魚を釣る際に良く使われる仕掛けでウキを使わない仕掛けで、オモリの先にハリスとハリを配置したものです。
2つ目は、胴突き仕掛けです。
胴突き仕掛けは、先端部にオモリがあり、オモリの上に、複数のハリを配置したもので、ハリによってエサを変えることもできます。
みっつめは、穴釣り仕掛けです。
テトラポットの間に潜むカサゴを狙う際に用いられ、中通しオモリの先にハリを配置します。
エサ釣りのエサは、イソメや魚の切り身、オキアミなどで、人工のイソメなども利用することができます。
カサゴはルアーでも狙うことができます。
カサゴのルアーはワームがメインで、ベイト系や甲殻類系など色々な種類のワームが販売されており、リグはテキサスリグ、ジグヘッドリグ、直リグなどを用います。
サヨリ(難易度★☆☆)
サヨリは秋になると、沖から岸に近寄ってきます。
地域にもよりますが、12月でもサヨリを釣ることができます。
サヨリ釣りは、ウキ釣りがメインになります。
コマセとして、イワシミンチやアミエビの他に市販の配合エサなども活用します。
つけエサとしてはアミエビやジャリメを用います。
メバル(難易度★★☆)
メバルは冬に産卵期を迎え12月は盛んに捕食活動を行ないます。
また12月のメバルは夜、昼限らず釣ることができ、釣りにはとても良い季節です。
メバル釣りの仕掛けをご紹介します。
エサ釣りではウキ釣りや胴突き釣りがおすすめです。
メバルは、海底付近に生息する魚ですが、狭い範囲で回遊することもありウキ釣りでタナを変えて狙うこともできます。
エサにはアオイソメなどが良く用いられます。
またメバルのルアーフィッシングは、メバリングと呼ばれるほど人気のある釣り方です。
プラグの他にワームなども沢山の種類が提供されています。
カレイ(難易度★★☆)
12月はカレイのシーズンの始まりで、産卵前で油ものりベイトを活発に捕食します。
カレイは掛かった時の引きも楽しく、釣りの醍醐味も味わえる魚です。
堤防から、カレイを釣る際には投げ釣りがメインとなります。
エサ釣りの場合には、オモリとして、ジェット天秤を用いた投げ釣りがおすすめで、各メーカーから仕掛けが販売されており、エサはアオイソメやゴカイになります。
カレイはルアーでも狙うことができます。
ワームを用いたルアーフィッシングが多く行われています。
ワームに魚の好む匂いを練りこんだものが釣果を稼ぐことができます。
また、メタルジグを用いたジギングでもカレイを狙うことができます。
基本的にはボトムを中心にメタルジグにアクションを与えてカレイを誘います。
シーバス(難易度★★☆)
12月は産卵をひかえたシーバスが沖に移動する時期で、船でのシーバス釣りが多く行なわれる時期ですが、堤防からも狙うことができます。
シーバスは、エサ釣りの他にルアーフィッシングでも狙うことができる人気の魚です。
エサ釣りは、ウキ釣り、ぶっこみ釣り、投げ釣りなどが多く行われており、エサとしてはアオイソメ、ゴカイ、エビなどになります。
ルアーフィッシングの場合、ミノーやシンキングペンシル、バイブレーションなどの他にワーム、メタルジグなども用いられます。
ヒイカ(難易度★★☆)
ヒイカはヤリイカと同じ仲間ですが13センチ程度と小ぶりで、食べてもとても美味しいイカです。
ヒイカの産卵シーズンは11月から翌年の4月位で、産卵シーズンには沿岸部、特に湾などの内側に集まってきます。
12月はヒイカ釣りの最も良い時期の一つです。
ヒイカはエサ釣りも可能ですが、エギングで狙うことが多い魚です。
エギングとはエギというルアーを用いたルアーフィッシングで、様々なエギが各メーカーから提供されています。
ヒイカはシーズンであれば、一日中連れますが、確実に釣果を稼ぐのであれば、夜がおすすめです。
ヒイカは電灯などの光に引き寄せられ集まってきますので、堤防の電灯近くでエギングを行なえば釣れる可能性が高くなってきます。
なおヒイカは小さいイカなので、エギも小さめのものを選択しましょう。
アイナメ(難易度★★☆)
アイナメは11月から12月に釣りのシーズンを迎えます。
産卵のためにアイナメは岸近くに寄ってくるからです。
この時期のアイナメの釣り方についてご紹介します。
エサ釣りでは、投げ釣りがおすすめです。
投げ釣りの仕掛けとしては、胴突き仕掛けなどがおすすめです。
胴突き仕掛けは、一番先にオモリを配置した仕掛けで、ハリを複数付けることができます。
アイナメ釣りとしては、穴釣りもありますが、この時期のアイナメは少し沖にいる場合があり、穴釣りよりも投げ釣りの方が釣果がある場合が多いです。
アイナメはルアーで狙うこともできます。
ルアーは甲殻類系のソフトルアーで、海底のズル引きなどで狙います。
タチウオ(難易度★★☆)
タチウオがショアから釣れるもっともよい時期は9月~11月で12月になると少し釣果は落ちてきますが、大型が狙えるシーズンでもあります。
タチウオの釣り方について解説します。
タチウオはマズメ時に良く釣れる魚で、特に日の出や日の入りの1時間前後が狙い目です。
また夜は、堤防の電灯などの近くに集まります。
タチウオはエサ釣りやルアーフィッシングで狙うことができます。
エサ釣りとしては、テンヤがあります。
テンヤとは、ハリとオモリが一体になったテンヤと呼ばれるジグヘッドのようなものに、イワシなどのエサをつけて釣る釣り方で、テンヤを投げて釣る釣り方です。
タチウオは、またメタルジグを用いたジギングでも狙うことができます。
タチウオに用いるメタルジグも多く販売されています。
アジ(難易度★★★)
アジは1年中釣れる魚ですが、12月は釣果が少し落ち、釣るのが難しくなってきます。
ただし年によっては、真冬でも良く釣れる年もあるので、釣具店などで情報を確認してみましょう。
アジの釣り方をご紹介します。
アジの釣り方には、サビキ釣り、投げサビキ、ウキ釣り、ルアーを用いたアジング等があります。
サビキ釣りは、サビキかごにオキアミなどのマキエを入れ、サビキカゴのマキエとサビキを間違えてアジが掛かることを利用した釣り方です。
サビキ釣りは、竿の届く範囲しか釣れませんが、投げサビキは重さのあるウキの下にサビキ仕掛けを配置したもので、少し遠くのポイントを狙うことができます。
ウキ釣りも、竿の下にウキを下ろす釣り方と、重量のあるウキを投げる釣り方があります。
エサはオキアミやゴカイなどになります。
アジングは、ジグヘッドにワームを取り付けて釣るルアーフィッシングで、アジ釣りで特に人気がある釣りです。
またアジ用のプラグタイプのルアーも多く提供されています。
アオリイカ(難易度★★★)
アオリイカの釣りの時期は春と秋で12月は釣るのは難しい時期ですが、地域によっては釣ることも可能です。
アオリイカの釣りかたは、エギを用いたエギングで、堤防からエギを投げアオリイカを狙います。
各メーカーから多くのエギが販売されており、H.P.等で確認することができます。
クロダイ(チヌ)(難易度★★★)
クロダイ(チヌ)は水温の低下とともに、海の深いところに潜っていくので12月はチヌ釣りは難易度が高くなってきますが、なるべく水温の高い時間帯や条件を選ぶことで釣りあげることもできます。
クロダイの釣り方をご紹介します。
クロダイはエサ釣りではフカセ釣りがおすすめです。
フカセ釣りはウキ釣りですが、つけエサの他にコマセをまくことが特徴です。
つけエサにはオキアミを、マキエにはオキアミやオキアミをベースにしたものや、配合マキエなどを用います。
クロダイ釣りは、ルアーフィッシングも良く行われます。
クロダイのルアーとしては、トップウォーターやミノー、バイブレーションの他にワームも多く用いられます。
【地方別】12月の釣りで釣れる魚は?
12月の釣りで釣れる魚を地方別にご紹介していきます。
【北海道】12月の釣りで釣れる魚
北海道で12月の釣りで釣れる魚をご紹介します。
12月の北海道はとても寒いのですが、比較的南の道南地域や太平洋側で釣りを 楽しむことができます。
函館近辺では、ヒラメ、カジカ、チカ、サクラマス、ホッケ、ヤリイカ、マコガレイなどを、釧路ではカジカ、コマイ、チカなどを狙うことができます。
小樽方面では、コマイ、チカ、ニシン、マメイカなどを、留萌では、カジカ、クロソイ、チカ、ニシン等を狙うことができます。
【東北】12月の釣りで釣れる魚
東北地方で、12月の釣りで釣れる魚をご紹介します。
青森の八戸近辺では、アイナメ、メバル、ソイなどが宮城県の仙台港、閖上近辺では、アイナメ、イワシ、メバル、シーバス、カレイ、ソイなどが狙い目です。
山形県の庄内地方の酒田ではメバル、カレイ、アイナメ、タコ、ハタハタ等がターゲットになります。
【関東】12月の釣りで釣れる魚
関東地方で12月の釣りで釣れる魚をご紹介します。
茨城の大洗、波崎新港から千葉県の房総半島、外房、銚子にかけては、イワシ、シーバス、ヒラメ、メバル、アジ、マダコなどが狙い目です。
千葉県の内房地域、東京湾内の館山港や千葉港、浦安、富津新港、検見川浜、横浜では青物のサワラ、アジ、アナゴ、クロダイ、キス、カワハギ、カレイなどが狙い目です。
神奈川県では、相模湾の湘南地域の大磯、江の島、横須賀、平塚新港でメバル、カサゴ、シーバス、クロダイ、キスなどがターゲットです。
【中部】12月の釣りで釣れる魚
中部地方で12月の釣りで釣れる魚をご紹介します。
日本海側の、越前地方、新潟の直江津、敦賀の敦賀新港、富山ではイナダ、サワラ、シーバス、メバル、アオリイカ、アジ、サバなどが狙い目です。
静岡県の駿河湾に面する西伊豆の下田、沼津(沼津港など)、焼津、国府津では、シーバス、ホシガレイ、ヒラメ、青物、メジナなどがターゲットになります。
愛知では知多半島の師崎や三河湾では、マゴチ、キス、ハゼ、シーバス、メバル、ヒラメ、クロダイ、カサゴ、ヒイカなどが狙い目です。
【関西】12月の釣りで釣れる魚
関西で12月の釣りで釣れる魚をご紹介します。
三重の四日市港近辺ではメバル、ヒイカ、シーバス、ヒラメ、キス、カサゴなどが狙い目です。
和歌山県の大阪湾沿岸、大阪、神戸ではタチウオ、メバル、アジ、イワシ、サバ、メバル、アイナメ、シーバスなどがターゲットになります。
【中国】12月の釣りで釣れる魚
中国地方で12月の釣りで釣れる魚をご紹介します。
岡山、広島などの瀬戸内海側では、メバル、カサゴ、サヨリ、アジ、イワシ、チヌ、シーバス、カレイ、ハゼ、アイナメなどが狙い目です。
日本海側の、鳥取、島根ではメバル、シーバス、アジ、チヌ、カレイ、チヌ、ブリ、真鯛などがターゲットになります。
【四国】12月の釣りで釣れる魚
四国で12月の釣りで釣れる魚をご紹介します。
瀬戸内海の香川、愛媛では、メバル、カサゴ、サヨリ、アジ、イワシ、チヌ、シーバス、カレイ、ハゼ、アイナメ等が狙い目です。
太平洋側の高知、徳島では、アオリイカ、チヌ、キス、アジ、サバ、イワシなどがターゲットになります。
【九州・沖縄】12月の釣りで釣れる魚
九州、沖縄で12月の釣りで釣れる魚をご紹介します。
日本海側の福岡県、北九州などではカサゴ、メバル、ミズイカ、ケンサキイカ、アラ、ブリ、シーバス、アジなどが狙い目です。
長崎、佐賀、熊本などではメバル、ヒラメ、カサゴ、コチ、チヌ、アラ、真鯛などが狙い目です。
宮崎、鹿児島などではシーバス、アジ、アオリイカ、メバル、ヒラメなどがターゲットになります。
沖縄では、チヌ、コチ、タチウオ、ロウニンアジ、コウイカ、などがターゲットになります。
12月の釣りで釣れる魚についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「12月の堤防釣りで釣れる魚は?釣り方や難易度もわかりやすく解説!」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。