ノーネームノットの強度はどれくらい?簡単に強く結ぶ方法をご紹介!

ノーネームノットは、PEラインとリーダーの結束方法として人気があります。今回、釣りラボでは、ノーネームノットのやり方(田辺式・ノーネームノット改・ハーフヒッチ)から、メリット・デメリット、強度に関する考察まで幅広く解説します。

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ノーネームノット(8の字ぐるぐるノット)とは?

PEラインは、摩擦や傷に弱いことから、ショックリーダーを使わなくてはいけません。
その際に、ショックリーダーとPEラインをしっかりと結ぶ必要がありますが、その結び方には実に様々な種類があります。

中でも、ノーネームノットと呼ばれるノット・結び方は、PEラインとリーダーがどちらも細いときに使用される結び方です。

実際の結び方を紹介する前に、ノーネームノットのメリットとデメリットを紹介します。

ノーネームノットのメリット

ノーネームノットのメリットは2点あり、「素早く結ぶことができる」ことと「比較的強度が強い」ことがあります。

素早く結ぶことができる

ノーネームノットはグルグルと巻きつけていくという簡便さがあります。
慣れれば3分もかからずに出来るでしょう。
釣り初心者でも素早く結ぶことが可能なため、長く釣りを楽しむことができます。

比較的強度が強い

道具なしで簡単に結べるノーネームノットですが、比較的強度は強く切れにくいです。
また、PEラインをリーダーに巻きつけるため、すっぽ抜ける頻度が低くなります。

ノーネームノットのデメリット

ノーネームノットのデメリットとしても2点、「ガイド抜けがあまり良くない」「強度が物足りないと感じる方もいる」ことが挙げられます。

ガイド抜けがあまり良くない

ノーネームノットはリーダーを8の字にするため、結びコブがどうしても出来てしまいます。
結びコブがあるとガイド干渉の原因になりやすくなります

強度が物足りないと感じる方も

そこそこの強度を持つノーネームノットですが、巻き付け回数の多いFGノットやPRノットほど強度は強くありません。
そのため、使用していても強度が物足りないと感じる人もいるようです。

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ノーネームノットの結び方(動画付き)

出典:写真AC

では、実際にノーネームノットの結び方を確認していきましょう。

ここでは、代表的な田辺哲男さん発案の、田辺式ノーネームノットのやり方をご紹介します。

  1. リーダーで8の字を作ります。
  2. リーダーの先端からPEラインを通していきます。
  3. PEラインを20cm程引っ張ったら、PEラインをリーダーに10回程度巻きつけていきます。
  4. 巻きつけた最後の部分を、ハーフヒッチで仮止めします。
  5. PEラインを引っ張り、結び目を締めていきます。
  6. 一度巻きつけたPEラインの上に、さらにPEラインを巻いていきます。
  7. 最初に8の字に通したPEラインと同じように通していきます。
  8. リーダーとPEラインを引っ張り8の字を締めます。
  9. 余分なところはカットして、完成です。

文章で見てわからないという場合は、以下の動画も参考にしてみてください。

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ノーネームノット改とは?

ノーネームノット改とは、別名8の字ぐるぐるノット改とも呼ばれる結び方で、その名の通り、ノーネームノットを少し変形させたノットになります。

こちらのノットは、職業釣り師として人気のある小沼正弥さんが愛用していることで有名です。

具体的なやり方は、以下の動画を参考にしてみてください。

また、その他にも、ノーネームノットの改良版がいくつか存在します。
特に有名なノットが、以下の動画で紹介されていますので、あわせて参考にしてみてください。

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ハーフヒッチのやり方

ノーネームノットの強度を高めるためには、ハーフヒッチを正しくできることが重要です。
ハーフヒッチは、以下の手順で行います。

  1. リーダーを下から上にくぐらせて輪を作り、その中に通していきます。
  2. 今度は逆に上から下にくぐらせていき、これを交互に6回ほど繰り返していきます。
  3. 十分に締めた後に、余分な部分をカットしたら完成です。

具体的なやり方は、以下の記事か動画を参考にしてみてください。

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ノーネームノットの強度について

出典:写真AC

それでは最後に、ノーネームノットの強度について紹介します。

すっぽ抜けることはある?

そこそこの強度があるノーネームノットが、すっぽ抜けることはほとんどありません
すっぽ抜けてしまう場合は、巻き付ける前に少し湿らせて摩擦を抑えると抜ける確率が低くなります。

エギング・シーバスは大丈夫?

ノーネームノットはエギングのようにPEラインとリーダーが細いサイズのもので使用することが可能です。

しかしシーバスのようにキャスティング系の釣りでは切れることがあるので、FGノットなど更に強度の強いものにした方が良いでしょう。

タイラバ・ジギングにも対応している?

ノーネームノットはタイラバやジギングにも対応可能です。
しかし大きい魚なので、結び目に負荷がかかり頻繁に切れるようなことがあればFGノットや柏木ノットに変更しましょう。

巻き回数によって強度は変化する?

どのノットもそうですが、巻き回数が多ければ強度は上がります
しかし、多すぎると最初に編んだ部分の締め込みが甘くなり、すっぽ抜けや切れの原因となるため、適度な回数を見極めて巻いていくとよいでしょう。

より簡単で強度の強い結び方はある?

より強度の強い結び方として、「FGノット」「SCノット」「PRノット」があります。
どれも特別な道具は必要としませんが、強度は高いです。
すっぽ抜けも起こりづらく、太いラインでも十分な強度が見込めます。

より簡単な結び方としては「電車結び」があります。
太いラインとリーダーには向きませんが、細いラインであれば強度の強い結び方といえます。
簡単に結べるため、タイミングを逃すことなく投げることができます。

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ノーネームノットのまとめ

出典:写真AC

いかがでしたでしょうか?

今回、釣りラボでは、「ノーネームノットの強度はどれくらい?簡単に強く結ぶ方法をご紹介!」というテーマに沿って、

  • ノーネームノット(8の字ぐるぐるノット)とは?
  • ノーネームノットの結び方(動画付き)
  • ノーネームノットの強度について

といったことをご紹介してきました。

他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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監修者:釣りラボ編集部

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