ルアーなどにラインを結ぶ際、結ぶのが難しい、すぐに解けてしまうなどの悩みに直面した経験のある方も多いのではないでしょうか。近年釣り人の間で人気の結び方が「ユニノット」です。今回釣りラボでは、ユニノットの結び方などを詳しく解説していきます。
ユニノットとは?
ユニノットとは、釣りの世界において、すべての結び方の基本となるノットです。
ラインとサルカンのリング、スイベルとハリス、ラインとルアーアイ、ライン同士などの他、リールのスプールにラインを最初に巻くときの結び方としても適しているなど、あらゆる締結に向いています。
ユニノットは、釣りのシーンのみならず、日常生活のロープワークなどでも必ず出てくる結び方ですので、絶対に覚えなくてはならない結び方です。
何日も練習することなく、数回練習すれば、すぐに簡単できれいな結び目を作ることができるようになります。
ユニノットの手順、「輪とライン本線を一緒に端糸で数回巻き込む」は、他のノットを結ぶ手順の中でもよく出てきます。
しっかりと習得しましょう。
ユニノットの強度
ユニノットの結節強度は、クリンチノットとよく比較されます。
直線強度と比較して70%台後半から80%程度となります。
絶対強度としてはあまり高くないノットかも知れませんが、誰が結んでも、何回結んでも、強度が安定しやすいという特徴があります。
また、ユニノットはきちんと結ばれていれば、クリンチノットよりも抜けることが少ない結び方でもあります。
ユニノットは、ナイロンライン、フロロカーボンラインの接続に向いています。
PEラインはすっぽ抜けに十分注意が必要で、あまりおすすめできる結び方ではありません。
ユニノットの結びやすさ
ユニノットは、トリッキーな手順は一切なく、すべての手順が結び方の王道ですので、釣りをしない人にも理解しやすく、頭の中でイメージがしやすい結び方だと思います。
そのため、習得までの時間が最も短いノットといっても過言ではないでしょう。
うまく結ぶコツは、最初にラインを二つ折りにする際の端糸を長めにとることです。
端糸は15cm以上あるとやりやすいです。
どんなものを結ぶことが出来る?
冒頭にも書きましたが、ユニノットはあらゆる締結に適しています。
ハリスと針、ハリスとサルカン、ラインと接続金具(スナップ、サルカンなど)、リーダーとルアーアイ、ラインとラインの接続(電車結び)など、あらゆるものとの締結にユニノットが使えます。
どんな釣りに使える?
ユニノットは万能のノットであり、どんな釣りにでも使えます。
淡水ではバス釣りや河口部のシーバス釣り、フライフィッシングにも使えます。
ソルトウオーターではちょい投げ、アジング、メバリング、エギング、磯でのウキフカセ、ライトジギング、鯛ラバやひとつテンヤなど、様々な釣りに対応可能です。
ユニノットの結び方・手順
ユニノットの結び方は、すべてのノットの基本となる手順です。
まず、釣りをするのであれば、ユニノットができなければ始まりません。
難しい手順は一切なく、とても単純ですので、しっかり覚えましょう。
これが基本の結び方となります。
ユニノットの結び方の動画
ユニノットの結び方は非常に単純です。
動画を見て数回練習するだけで、すぐに完璧に習得できるでしょう。
ユニノットのコツ
ユニノットを結ぶ際のコツは、折り曲げるラインの端糸を長めにとることと、締め付ける際には結び目を濡らすなどして、摩擦熱が起こらないようにすることが大事です。
ナイロンラインもフロロカーボンラインも、熱に強い素材ではないため、摩擦熱で機械強度が大幅に低下してしまいますので気をつけましょう。
とくに細いラインを締め込む際は、必ず唾液や濡れタオルで結び目を濡らしながら締め込むことを徹底してください。
締め込み時の摩擦熱で一発で切れてしまうことがあります。
ユニノット以外のおすすめの結び方
ユニノット以外に覚えておきたい、初心者におすすめの結び方を紹介いたします。
どの結び方でも、正しく結ぶことができていて、かつ、正しく締め付けが行われた場合にのみ、そのノットの最大の強度が発揮されます。
中途半端な結び方・締め込み方で「こんな程度でいいか」と言うような結び方ではどんなに強い結び方をしたと思っていても、大事な場面でラインブレイクの憂き目に遭いますので、すべての手順を正しく作業するをことを常に意識しましょう。
クリンチノット
クリンチノットとユニノットは、愛用者が同じくらいいる、人気の結び方です。
クリンチノットも簡単で、そこそこ強度の出る結び方ではありますが、すっぽ抜けが起こりやすい欠点があります。
クリンチノットの欠点を解消したダブルクリンチノットをおすすめめします。
ダブルクリンチノットとクリンチノットの違いは、締結する金具に、最初にラインを通す回数が1回か2回かだけの違いです。
これだけですっぽ抜け性が大幅に改善します。
電車結び
電車結びは、ライン同士の結束に使用します。
それぞれのラインをユニノットで結び、2本のラインの結び目を引っ張って、結び目をひとつにする結び方です。
締結する2本のラインの太さが異なると極端に強度が下がるのが欠点です。
漁師結び
漁師結びは、完全結びとも言われる結び方で、手順が非常に簡単な上、緩まず、簡単に解けない非常に優れた結び方です。
ぜひ覚えておきましょう。
ユニノットのまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「素早く簡単!ユニノット結びとは?結び方や強度を分かりやすく解説!」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。