豪快なファイトが楽しめる雷魚釣りですが、初心者にはハードルが高いように思われがちです。必要なタックルを揃えて、基本的な知識をもてば簡単に始められます。そこで今回、釣りラボでは、雷魚の釣り方やおすすめタックルについて詳しく解説します。
雷魚釣りとはどんな釣り?
雷魚釣りと聞いて雷の魚とはと思われる方が多いでしょう。
しかし、ブラックバスと並び多くの釣り人を魅了している魚釣りです。
今回は雷魚釣りに関して紹介していきます。
雷魚釣りのターゲットとは?
雷魚とは釣り人に有名な魚です。
大きな個体は1mも超えるものも存在し、釣りごたえも十分です。
もともとは日本には存在しない外来種ですが、環境への順応によって現在の日本でも生息し続けています。
あまり知られてはいませんが日本での雷魚のターゲットは2種類存在します。
ひとつは朝鮮半島から持ち込まれたと言われているカムルチー、もう一つのタイワンドジョウが存在します。
顔が怖くて日本人はあまり食べる人がいないそうですが、朝鮮半島に住んでいる方は食べるそうです。
ただし、日本にいる雷魚は寄生虫が多いため、あまり食べない方が良いでしょう。
雷魚釣りにおすすめの時期は?
雷魚に似たような魚は主に東南アジアのような暖かい地域に存在するため、雷魚のハイシーズンは4月から10月までの比較的に暖かい季節に動きが活発になります。
秋や冬でも釣ることは可能ですが、おすすめはできません。
雷魚釣りにおすすめのポイントは?
雷魚は基本的には流れの速い場所には生息しません。
池や少し汚めの水路に好んで生息しているため、生息していそうなポイントがあれば積極的にキャストを行いましょう。
意外と住宅街の道路わきの水路に生息していることも多いです。
また、雷魚は日陰を好むため、ヒシやスイレン、ハスなど水面に広がる植物が多い池には雷魚が多く潜んでいるように感じます。
さらに雷魚の特徴として、空気呼吸と鰓呼吸を併用して行っています。
そのため、深さのある池は好みません。
1m以内で広さのある広大なエリアを見ると雷魚が確認できるかもしれません。
また、雷魚の主食のカエルの多い場所を選びましょう。
あなたが生物の場合どこに住みたいかを考えた場合、えさの多い場所に住みたいと考えるのが普通です。
雷魚も同じ考えをしていると考えるとカエルの多い場所に住みたいと考えるはずです。
つまり、たくさんの食材が集まる場所には自然に雷魚が集まります。
夜中にカエルの鳴き声が聞こえる池や水路などは絶好のポイントです。
雷魚の釣り方4ステップ!
雷魚釣りの仕方を4ステップに分けて紹介していきます。
1.雷魚がいそうな場所にキャストする
雷魚がいそうな池に移動し、草などで陰になっている場所を確認します。
とくにアシなどのブッシュの周りは流れもなく、雷魚が潜んでいることが多いです。
また、ハスなどの水生植物の下にも潜んでいることも多いため、ポイントを重点的に攻めていきます。
キャストの方法にも様々あり、雷魚は陸に近い場所に滞在していることが多いので、あえて陸にキャストしてから、ラインを巻いて着水させるという技もあります。
ただし、初心者は木の枝にひっかけてしまう可能性もあるので、慣れてからにしましょう。
2.フロッグルアーでアクションを起こす
雷魚の主食はカエルなので、使用するルアーはフロッグルアーを用います。
フロッグルアーの良い点はハリに草などがひかからない点です。
水生植物の生い茂っている箇所を攻める際はフロッグルアーは必須です。
アクションは跳ねるイメージでルアーを動かすことがおすすめです。
また、静止している時間も間に加えるとリアルのカエルと同じ動きを作り出すことが可能です。
ドックウォークというアクションもあります。
3.雷魚が食いつく隙をつくる
雷魚に食いつかせるための隙を作ることも重要です。
静止している時間も間に加えるとリアルのカエルと同じ動きを作り出すことが可能です。
雷魚はすぐに食いついてくるので、簡単に釣り上げることができるように感じますが、実際は異なります。
ナマズと同様に目が悪いのかバイトミスが多い魚です。
そのため、隙を作ることが雷魚釣りにおいて最も重要です。
4.アタリを感じたら慌てず合わせる
あたりが出たら時間をおいてゆっくり合わせましょう。
多くの方は雷魚が水面に出て食いついてきた瞬間に、びっくりしてすぐに合わせてしまいますが、その場合はフックミスなどが多発します。
雷魚は食べるアクションが豪快でびっくりする気持ちもわかりますが、焦らずに合わせましょう。
雷魚釣りに必要なタックルとは?
雷魚釣りのタックルを紹介していきます。
主にリールとロッド、ライン、フロッグルアーが必要になります。
雷魚釣りにおすすめのロッド
おすすめのロッドを紹介します。
【メジャークラフト】SELVA(セルヴァ)
メジャークラフトは比較的に低価格でコスパの良い商品が多いメーカーです。
その中でも雷魚のために作られたモデルです。
雷魚向け作られたモデルはあまりなく、貴重な商品です。
【テイルウォーク】スネーキー C80XH 15673
海外の大型の個体でも対応できるロッドです。
スネ―キーという名前の通りスネイクヘッド、つまり雷魚のために制作されました。
多くの釣り人に愛用されている商品です。
雷魚釣りにおすすめのリール
おすすめのリールを3点紹介します。
【シマノ】15カルカッタコンクエスト300
雷魚専用ではないですが、ビックフィッシュのためのリールです。
カルカッタシリーズは歴史と実績があり、安心して使用できます。
リール専用の袋も付属してついているので、高級感もあります。
アブガルシア ベイトリール アンバサダー ファクトリーチューンド グリーン 6500CB・6501CB
アブガルシアの雷魚のために制作されたリールです。
見た目がかっこよく、雷魚のような男らしい釣りにぴったりのデザインです。
値段は高めですが、実績もある素晴らしい商品です。
初心者には向かないかもしれません。
【テイルウォーク】ELAN WIDE POWER PLUS 71R
初心者向けの雷魚用のリールです。
手入れもしやすく、値段も比較的に安いのが特徴です。
もし、テールウォークでタックルをそろえている方はこの商品を選ぶと良いでしょう。
雷魚釣りにおすすめのライン
雷魚のラインはナマズ用のものと併用可能です。
雷魚用のラインを紹介します。
雷魚釣りにおすすめのフロッグルアー
おすすめのフロッグルアーを3点紹介します。
【エバーグリーン】フロッグ ポッパーフロッグ
エバーグリーンはルアーで有名であり、フロッグルアーは性能が高く素材感にもこだわっています。
また、カラーバリエーションも多いため、選択の幅も広がります。
【地方別】雷魚釣りにおすすめスポットは?
地方別におすすめの地域を紹介していきます。
自分の地域に近いおすすめのポイントがあれば、ぜひ下調べを行ってください。
【関東地方】雷魚釣りにおすすめスポット
おすすめの雷魚釣りのスポットは千葉県の浦沢池が特に有名です。
また、利根川水系周辺でも雷魚が確認されています。
そのため、神奈川と東京湾の間にある多摩川にも雷魚が生息していそうです。
【東北地方】雷魚釣りにおすすめスポット
岩手県一関市や岩手県北上市、岩手県花巻市の周辺の野池で多くの雷魚が釣られている用です。
特に、北上川の中流域ではブラックバスと主に多くの雷魚が釣り上げられています。
【北陸地方】雷魚釣りにおすすめスポット
富山の庄川周辺で釣果が確認されています。
富山の山間部には多くの野池があるため、そこでも釣れるかもしれません。
【山陰地方】雷魚釣りにおすすめスポット
岡山、広島には多くの野池が存在します。
広島の播磨湖や芦田湖の近くにたくさんの池があるため、重点的に野池をターゲットに調べに行くのも良いでしょう。
【九州地方】雷魚釣りにおすすめスポット
熊本の江津湖が特に有名です。
また、大隅湖はブラックバス釣りで有名ですが雷魚の存在も確認されています。
佐賀や広島には多くの野池が存在するので、野池での釣りを行いたい方は車でめぐるのも良いでしょう。
福岡であれば周防灘の周辺での釣果が多いように感じます。
雷魚釣りについてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「雷魚の釣り方・狙うポイント・おすすめタックルを徹底解説!」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。