堤防や河口から、沖の潮目までルアーを届けたい。そう思って長いベイトロッドを探すとき、長さだけで9ft台を選ぶと、後ろの柵や木に当たって振りきれず、飛距離が伸びません。
今回、釣りラボでは、ベイト用ロングロッド選びでお悩みの方に向けて、通販サイトの人気商品上位から7本を厳選し、長さ・パワー・ルアーの重さ・調子・グリップ・継ぎの数の6つで徹底比較しました。釣りラボのおすすめは『8ft台のMで、よく使うルアーが適合ルアー重量の真ん中に入るもの』です。ぜひ最後までご覧ください。
※商品は釣りラボの基準で選んでいますが、販売店から紹介料を受け取ることがあります。 運営者情報
【結論】まずはこの3本
ロッド全体から選ぶなら、ロッドのおすすめへ
この記事を監修した人
選び方の基準は、釣り歴10年以上の監修者が監修しています。商品の選定と紹介文は釣りラボ編集部が行っています。監修者は幼いころから釣りが生活の一部で、週末はほぼ釣り場に出ています。海の釣りから川や湖の釣りまで、幅広く楽しんでいる釣り人です。
ベイト用ロングロッドの選び方|狙う魚と釣り場で長さとパワーを決める

ベイト用のロングロッドは、狙う魚と釣り場から長さとパワーを先に決めると、候補を絞りやすくなります。ベイトリールの性能が上がり、海のルアー釣りに向けたベイトの長い竿も増えました。長い竿は、遠くへ投げる、根の向こうで掛けた魚を浮かせる、高い足場から魚を寄せる、といった場面で短い竿にできない仕事をします。その代わり、長さが増えたぶん重さと扱いにくさも増えます。
1長さ振りきれるか。8ft台か9ft台かを釣り場の広さで決める
2パワー狙う魚と使うリグの重さに合うか
3使えるルアーの重さ主に使うルアーが範囲の中ほどに入るか
4調子巻いて食わせる釣りか、根から引き離す釣りか
5グリップの長さ両手で投げやすく、体に当たらないか
6継ぎの数と仕舞寸法車や電車で運べる長さに収まるか狭い釣り場は8ft台、広い釣り場は9ft台

河川や港湾のように後ろの空間が限られる釣り場は8ft台、後ろが開けた磯や広い堤防は9ft台が合う長さです。8ftを超えるベイトロッドの中でも、8ft台と9ft台では振ったときの重さがかなり違います。
長い竿は大きく振れるぶん、遠心力で重心移動のルアーを遠くへ飛ばしやすくなります。ただし、しっかり振りきれなければ、長さの得は消えてしまいます。高い足場では竿先を水面に近づけられるので、足元までルアーを泳がせられるのも長い竿の強みです。
8ft台は、短い竿に近い感覚で振りきれて、狙った所へルアーを落としやすい長さ。一本目のロングロッドにちょうどよいでしょう。9ft台は遠くまで投げる力と、高い足場から魚を寄せる力が増す一方、振りかぶるときに竿の重さを感じやすくなります。後ろに木や柵がある釣り場では振る場所を選ぶので、通う釣り場の広さを思い浮かべてから決めてください。
シーバスやクロダイならM、根魚ならMH以上

シーバスやクロダイ、小型の青物を狙うならM前後、根の荒い場所で根魚を引き離したい、重いシンカーを使いたいならMH以上が目安です。竿のパワーは、SL、L、M、MH、H、H+のような記号で書かれます。
ベイトタックルの竿はパワーが比較的強いものが多く、ライトゲームまでこなそうとすると強すぎることがよくあります。15g前後のジグを投げるスーパーライトショアジギングには、SLのような柔らかめの竿もあります。
パワーが強いほど竿は硬くなり、軽いルアーは投げにくくなります。どこでどんな魚を狙うかを先に決めてから、使うルアーの重さとパワーを合わせてください。
よく使うルアーが範囲の真ん中に入る竿を選ぶ

主に使うルアーが適合ルアー重量の真ん中あたりに入る竿を選ぶと、少し軽いものから重いものまで無理なく投げられます。竿には「7〜40g」や「MAX40g」のように、使えるルアーの重さが書かれています。1ozはおよそ28gなので、オンス表記の竿はグラムに直すと比べやすくなります。
目安として、上限が20g前後の竿はクロダイを狙うフリーリグのような軽いリグ向け、40g前後の竿はシーバスのミノーやバイブレーション向けです。1ozを超える重いシンカーや40g級のジグを投げるなら、上限が50gを超える竿が合います。上限を超えるルアーを全力で投げると、竿が折れる原因になります。
巻く釣りは胴まで曲がる調子、根の釣りは張りのある調子

ミノーやバイブレーションを巻いて食わせる釣りは胴までしなやかに曲がる調子、根から魚を引き離す釣りは胴に張りのある調子が合います。巻く釣りでは、魚がルアーを吸い込む前に竿が弾いてしまうと掛かりません。竿全体が曲がる調子なら、食い込みを待てるのでバラしが減ります。
テキサスリグで根魚を狙う釣りでは、アタリが出たらすぐに掛けて、魚を根から引き離さなければいけません。胴に張りがある竿を使うと、この一連の動きがしやすくなります。
両手で振れて体に当たらない長さのグリップを選ぶ

両手でしっかり振れて、ルアーを細かく動かしても服や体に当たらない長さのグリップを選んでください。ロングロッドはグリップも長めに作られたものが多く、両手で振れるぶん重いルアーを遠くへ投げやすくなります。脇に挟んで魚とやり取りするときも、長めのグリップなら竿が安定するでしょう。
ただし、グリップが長すぎると、ルアーを細かく動かすときに服や体に当たって邪魔になります。通販で選ぶなら、スペックにグリップの長さが書かれているかを見て、今使っている竿と比べてください。
車なら2本継ぎ、電車や飛行機なら3本継ぎ

車で運ぶなら2本継ぎ、電車や飛行機で持ち出すなら仕舞寸法が1m前後まで縮む3本継ぎが合います。8ft台の竿でも全長は2.5m前後あるので、海のロングロッドは2本継ぎが主流です。
それでも2本継ぎの仕舞寸法は130〜150cmほどあり、軽自動車の車内や電車では運びにくいことがあります。車の荷室の長さを一度測っておき、仕舞寸法がその中に収まるかを確かめてから選んでください。
ベイト用ロングロッドおすすめ人気ランキング|コスパと長さ・パワーで比較
Amazon・11/2 22:00時点の価格です。価格は変わることがあります。
| 商品名 | 画像 | 参考価格i | 全長 | パワー | ルアー重量 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1ソルティーステージ プロトタイプ シーバス XSBC-842Mアブガルシア | 25,451円 | 8ft4in | M | – | |
| 2ハードロックX 86MHBダイワ | 13,860円 | 2.59m | MH | 7〜45g | |
| 3空海 CK-810MCメガバス | 55,440円 | 8ft10in | M | MAX40g | |
| 4クロスライド 1G XR1-B1002MHメジャークラフト | 18,170円 | 10ft | MH | 60±20g | |
| 5ディアルーナ B96Mシマノ | 25,594円 | 2.90m | – | – | |
| 6ハードロッカーSS B92H+-3シマノ | 24,689円 | 9ft2in | H+ | 12〜56g | |
| 7シルバーウルフ 83MB-Sダイワ | 17,556円 | 2.51m | M | 5〜21g |
同じシリーズに長さやパワー違いがある竿は、8ftを超えるベイトのモデルを選んで載せています。
ソルティーステージ プロトタイプ シーバス XSBC-842M
12g前後のルアーに合わせた8ft4inのM






- 12g前後を想定し、合わせるルアーを選びやすい
- 8ft台の長さで、後ろが限られる護岸でも振りやすい
アブガルシアの、12g前後のルアーを想定して作られたシーバス用のベイトロッドです。全長は8ft4in(254cm)で、後ろの空間が限られる護岸でも振りきりやすい8ft台の長さです。ブランクスは国産のカーボンを使い、TAF製法で作られています。
河川や港湾の岸から、12g前後のミノーをベイトタックルで投げてシーバスを狙う人に合う1本です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 全長 | 8ft4in(254cm) |
| パワー | M |
| 想定するルアー | 12g前後 |
こんな人におすすめ
- 全長8ft4in(254cm)、パワーMのシーバス用ベイトロッド
- 12g前後のルアーを想定して作られている
- 国産カーボンを使い、TAF製法でブランクスを作っている
ハードロックX 86MHB
強いバットで根から引き離すMH





- 7〜45gまで投げられ、重めのシンカーも使える
- バットが強く、掛けた魚を根から引き離しやすい
- 2.59mの長さで、足元の根を越えて寄せやすい
- 仕舞寸法が134cmあり、軽自動車の車内では運びにくいことがあります
ダイワの、重いリグを投げて根魚を根から引き離すために作られたベイトロッドです。バットを強くしたパワーのある作りで、掛けたあとに魚を根から浮かせる場面に向きます。全長は2.59mあり、足元の根を越えて魚を寄せるときにも長さが生きます。
テトラ帯や磯で、テキサスリグを投げて底を探り、根魚を狙う人に合う1本です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 全長 | 2.59m |
| パワー | MH |
| 適合ルアー重量 | 7〜45g |
| 継数 | 2本 |
| 仕舞寸法 | 134cm |
こんな人におすすめ
- 全長2.59m、パワーMHの根魚用ベイトロッド
- ルアー重量7〜45g、PE0.8〜2.5号に対応
- 2本継ぎで仕舞寸法134cm、自重167g
空海 CK-810MC
都市の河川と港湾で40g以下を投げる





- MAX40gで、シーバス用のルアーに合わせやすい
- PE3.0号まで使え、障害物の近くで太めの糸を選べる
- 仕舞寸法が139cmあり、電車では運びにくい長さです
メガバスの、都市型の河川や港湾を主な釣り場として作られたシーバス用のベイトロッドです。40g以下のルアー全般に合わせた番手で、穂先は重めのルアーや太いPEラインでも食いを弾きにくい作りです。PEラインは3.0号まで使えるので、橋脚や岸壁の近くで掛けた魚に向けて太めの糸を選べます。
橋脚や岸壁が並ぶ都市部の河川で、ベイトタックルでシーバスを狙う人に合う1本です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 全長 | 8ft10in |
| パワー | M |
| 適合ルアー重量 | MAX40g |
| 継数 | 2本 |
| 仕舞寸法 | 139cm |
こんな人におすすめ
- 全長8ft10in、MAX40gまでのルアーに対応
- PEラインは3.0号まで使える
- 2本継ぎで仕舞寸法139cm、自重168g
クロスライド 1G XR1-B1002MH
80g前後のジグを投げる、10ftのMH






- 上限80gまでの重いジグを投げられる
- PEは4号まで使え、根の荒い場所で太い糸を選べる
- 10ftの長さで、高い足場から竿先を水面に近づけられる
- 仕舞寸法は159cmあり、車の荷室に収まるかを確かめる必要があります
- 適合ルアーの下限は40gで、軽いルアーは範囲の外です
メジャークラフトのクロスライド1Gの、ショアジギング専用のベイトモデルです。メーカーは、堤防や深場で80g前後のメタルジグを投げる釣りや、ダイビングペンシルやポッパーを使うトップの釣りに勧めています。磯や消波ブロックのような根の荒い場所で、太い糸と太いリーダーを使う釣りに向けた竿です。ガイドには富士工業製のKガイドフレームを使っています。
根の荒い磯や堤防から、80g前後のジグを太い糸で投げたい人に合う1本です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 全長 | 10ft(304.8cm) |
| パワー | MH |
| 適合ルアー重量 | 60±20g |
| 継数 | 2本 |
| 仕舞寸法 | 159cm |
| 自重 | 198g |
| 適合ライン | PE1.0〜4.0号 |
こんな人におすすめ
- 全長10ft(304.8cm)、パワーMHのショアジギング用ベイトモデル
- 適合ルアーは60±20g、PEは1.0〜4.0号
- 2本継ぎで仕舞寸法159cm、自重198g
ディアルーナ B96M





ハードロッカーSS B92H+-3
9ft2inを3本継ぎで97.9cmに収める

- 3本継ぎで、仕舞寸法が97.9cmまで縮む
- 12〜56gまで投げられ、重いシンカーも使える
- PEは4号まで使える
- ルアーの下限が12gで、10g以下の軽いリグは範囲の外です
シマノの、堤防や波止でキジハタなどの根魚を狙うためのベイトロッドです。12〜56gまで投げられるので、1ozほどのシンカーを使うテキサスリグも範囲に入ります。PEは4号まで使え、根の近くで掛けた魚に向けて太い糸を選べます。
電車や飛行機で釣り場へ向かい、堤防や磯で根魚を狙う人に合う1本です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 全長 | 9ft2in(2.79m) |
| パワー | H+ |
| 適合ルアー重量 | 12〜56g |
| 継数 | 3本 |
| 仕舞寸法 | 97.9cm |
こんな人におすすめ
- 全長9ft2in(2.79m)、ルアー12〜56gの根魚用ベイトモデル
- 3本継ぎで仕舞寸法97.9cm、自重170g
- PEはMAX4号、ナイロンとフロロは12〜30lbに対応
シルバーウルフ 83MB-S
遠浅や高い足場でフリーリグを投げる






- フリーリグから小型のトッププラグまで投げられる
- PE0.4号から使え、軽いリグに細い糸を合わせられる
- ルアーの上限が21gで、重いシンカーやジグには使えません
ダイワの、遠浅の広い場所や足場の高い釣り場に合わせたチニング用のロングモデルです。フリーリグから小型のトッププラグ、バイブレーションまで投げられる範囲に作られています。全長は2.51mあり、高い護岸から掛けた魚を浮かせて取り込むときに長さが生きます。
遠浅の干潟や高い護岸から、フリーリグでクロダイを狙う人に合う1本です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 全長 | 2.51m |
| パワー | M |
| 適合ルアー重量 | 5〜21g |
| 継数 | 2本 |
| 仕舞寸法 | 129cm |
こんな人におすすめ
- 全長2.51mのチニング用ベイトロッドで、フリーリグに対応
- ルアー重量5〜21g、PE0.4〜1.5号に対応
- 2本継ぎで仕舞寸法129cm、自重110g
よくある質問|ベイト用ロングロッドについての疑問を解決

初心者がいきなりロングロッドを使っても大丈夫ですか?
使えます。一本目には8ft台のMあたりを選ぶと扱いやすいでしょう。9ft台の強い竿は、投げるときに竿の重さを感じやすく、狙った所へ落とすのに慣れが要ります。短いベイトロッドを一本持っている方が二本目として足すと、長さの違いを使い分けやすくなります。
ロングロッドは疲れませんか?
疲れの原因は、竿そのものの重さよりも、先が重く感じることの方です。リールを付けたときに握りの位置で釣り合う竿を選ぶと、同じ長さでも疲れ方がかなり違います。店で手持ちのリールを付けて持たせてもらえるなら、試してから選んでください。
一本で何でもこなせるロングロッドはありますか?
8ft台後半から9ft台でMくらいの竿は、ミノーやバイブレーションから40g前後のジグまで使える幅があります。ただ、1ozを超える重いシンカーで根魚を狙う釣りや、軽いフリーリグまで一本でこなすのは難しいところです。よく使うルアーを二つか三つに絞り、それが全部範囲に入る竿を選んでください。
ベイトのロングロッドは、短い竿と何が違いますか?
大きく振れるぶん、遠心力を生かして重心移動のルアーを遠くへ投げやすくなります。高い足場では竿先を水面に近づけられるので、足元までルアーを泳がせて、最後まで魚に見せられます。曲がる幅も大きく、掛けた魚の急な突っ込みを竿で受け止め、根や障害物をかわしながら寄せられます。
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まとめ|ベイト用ロングロッド選びで迷ったら

ベイト用のロングロッドは、主に使うルアーの重さと、通う釣り場の広さや足場の高さから長さとパワーを決めると、外しにくくなります。
一本目のロングロッドなら、8ft台のMで、主に使うルアーが範囲の中ほどに入るものを選んでください。河川や港湾、堤防で使いやすく、短い竿との違いを無理なく体で覚えられます。
根の荒い場所で根魚を引き離したい方は、MH以上で上限が50gを超える竿を。広い場所で沖まで投げたい方は9ft台の竿、軽いジグを投げる方はSLのような柔らかめの竿、と釣り方で選び分けられます。
買う前に、車の荷室の長さと仕舞寸法を照らし合わせておきます。電車や飛行機で釣り場へ向かうなら、3本継ぎを選んでください。
