タコ釣りは意外と手軽に楽しめる釣りとして人気を博しています。そこで今回、釣りラボでは、タコ釣りに最適な時期を地域別に徹底解説します!日本全国のタコ釣りスポットと時期について知りたい方に是非おすすめです!
タコ釣りで釣果を上げる重要ポイントとは?
近年人気が高まっているタコ釣りですが、釣果を上げるために知っておくと役立つポイントが数多くあります。
適した時期やシーズン、スポットや場所選び、仕掛けやコツなど、タコ釣りにまつわるあらゆる情報をご紹介します。
①時期・シーズン
タコ釣りは比較的水温の安定した暖かい場所であれば一年を通して楽しむことができますが、釣果を上げるためにはより適した時期が存在します。
タコが活動的になるためには、ある程度の水温が必要です。
初夏から秋口まで、具体的には5~9月頃までがタコ釣りに最も適した時期であることを知っておきましょう。
6~8月頃は子ダコが増えるので、タコを釣り上げるチャンスはその分多くなります。
②時間帯
タコは夜行性であり、日中よりも薄暗い時間帯や夜間の方が活動的になります。
タコ釣りに最も適しているのは「マズメ時」と言われる時間帯です。
夜明けから日の出にかけたの前後一時間程度を朝マズメ、日没前後の一時間程度を夕マズメといい、この時間帯を狙うことでタコ釣りの釣果が上がることを覚えておきましょう。
とはいえ、日中はまったく釣れないというわけでもありません。
タコは日中、防波堤の壁際に張り付いたり岩場に身を隠しじっとていることが多いです。
夜間とは違った行動パターンを持つことを念頭に仕掛けや釣り方を工夫することで、日中のタコ釣りも可能となります。
自身のライフスタイルに合わせてタコ釣りを楽しんでください。
③スポット・場所選び
タコの習性を頭に入れ、その上で場所を選ぶことが大切です。
タコは堤防や防波堤の壁の割れ目や繋ぎ目、岩場などの隙間に入り込んで身を隠していることが多い生き物です。
そのため、基本的には沖釣りではなく堤防や防波堤で狙うことになります。
しかし、沖であっても海底に沈んだ岩など障害物があればタコが住みついている可能性は多いにあるので、障害物の見極めがポイントになります。
タコはカニや貝類を捕食して生きています。
つまりタコの餌となるカニや貝類が多く生息する場所はタコの出没スポットです。
タコの習性を知ることで釣り場に目星をつけ、釣果を上げましょう。
④仕掛け
壁際のタコを狙う場合と沖の海底にいるタコを狙う場合で仕掛けが異なります。
タコジグ・タコエギ
壁際のタコを狙う際に適した仕掛けです。
岸壁に沿って垂直方向にゆっくりと落としていき、タコを誘います。
タコテンヤ・タコエギ
足元から少し離れた沖にいるタコを狙う際の仕掛けです。
海底に沈んだ障害物に隠れているタコを狙うことになるので、仕掛けを沈ませて海底をひきずるように動かしてタコを誘います。
【地域別】タコ釣りにおすすめの時期を解説!
タコ釣りの基本を把握した上で、次に地域別の情報を見ていきましょう。
【北海道地方】タコ釣りにおすすめの時期
水温の低い北海道の海にはマダコは生息しておらず、捕獲できるタコはミズダコ、ヤナギダコが主流です。
ミズダコ、ヤナギダコの旬の時期は12~5月ですが、実際には8~9月頃もよく釣れます。
時間帯別の釣果実績は10時、14時、16時、22時で高いようですが、この時間帯でないと釣れないといったことはありません。
【東北地方】タコ釣りにおすすめの時期
北海道同様、東北地方で釣れるタコもミズダコとヤナギダコです。
青森県の津軽海峡沿岸では「海峡を渡る」と言われるミズダコが多く釣れます。
岩手県の三陸沖ではヤナギダコがメインです。
寒い地域に生息し低い水温を好むこれらのタコはもちろん冬場に活動的になります。
よく釣れる時期は12月~5月までです。
【関東地方】タコ釣りにおすすめの時期
千葉から東京、神奈川にかけての東京湾ではマダコが釣れます。
年によって当たり外れはあるものの、毎年初夏から秋口にかけてタコ釣りが楽しめます。
5月のゴールデンウィークあたりがタコ釣りシーズンの始まりです。
マダコは夜行性なのでマズメ時がベストな時間帯ではありますが、一日を通して釣ることができます。
【中部地方】タコ釣りにおすすめの時期
マダコは水温の低い場所を好まないため主に太平洋に生息しているといわれていて、中部地方での主なタコ釣りスポットは静岡県から三重県にかけた太平洋沿岸です。
一方で、石川県以南では日本海でもマダコを釣ることができます。
太平洋側
静岡県西部の浜名湖にマダコが生息しています。
太平洋との接続地から中域までが狙い目です。
梅雨入り前から釣れ始め、メインの時期は6~7月です。
愛知県の知多半島から船で10分の場所に、タコだらけといわれるほどタコ釣りが盛んな日間賀島という島があります。
ベストな時期は夏(7~8月)で夏休みにはイベントも開催されます。
三重県沿岸もタコ釣りスポットとして知られています。
最も釣果が期待できる時期は7月ですが、夏場を通して楽しめます。
日本海側(石川県沿岸)
石川県から南の日本海にはマダコが生息しています。
タコ釣りに最も適した時期は10月で、ベストシーズンは太平洋側と異なります。
夏場は太平洋側で、秋口は石川県沿岸でマダコを狙ってみるのもいいですね。
【近畿地方】タコ釣りにおすすめの時期
関西でタコ釣りを楽しむのであれば大阪湾です。
大阪湾沿岸に沿ってタコ釣りスポットが数多く存在しています。
初夏から秋口まで(5~10月)タコ釣りを楽しむことができますが、6~8月がベストな時期です。
マズメ時と夜間を狙えば釣果が上がります。
【四国地方】タコ釣りにおすすめの時期
海に囲まれた四国ではどの県においてもタコ釣りを楽しむことができますが、良く釣れる時期は県ごとに微妙に異なります。
愛媛
11~12月にかけてがベストです。
年明けの1月、4~5月にも釣果実績が上がっていますが、ハイシーズンには及びません。
よく釣れる時間帯は圧倒的に夜間です。
香川
10月に釣果が大幅に伸びる傾向があります。
前後の9月、11月にもチャンスがあります。
高地
5~6月にかけてがベストですが、2~3月にも多少釣れています。
夜20時以降がおすすめです。
徳島
9~12月頃までがおすすめの時期です。
夏のおわりから年の瀬まで楽しむことができます。
【山陰地方】タコ釣りにおすすめの時期
瀬戸内海に面した広島と岡山の沿岸では9~11月、日本海に面した島根では5~6月と9~10月がおすすめの時期です。
【九州地方】タコ釣りにおすすめの時期
九州地方でタコ釣りを楽しむなら、西海岸がおすすめです。
福岡、長崎、熊本、鹿児島の四県が該当します。
福岡
5~6月がベストです。
夜間を狙うことをおすすめします。
長崎
一年間を通して平均的にタコが釣れています。
時期を問わず楽しめる場所と言えます。
熊本
10~11月がベストです。
鹿児島
10月~5月にかけて平均的に釣れています。
よく釣れる時間帯にも傾向はなく、一日を通して狙えるといっていいでしょう。
タコの釣り方とコツを解説
タコの釣り方にはコツがあります。
壁際のタコを狙う場合と沖の海底にいるタコを狙う場合で仕掛けもコツも異なるのでポイントを押さえておきましょう。
壁際
仕掛けを岸壁伝い(自分の足元)にゆっくりと落としていきます。
小刻みに揺らしたり止めたりしてタコを惑わせ、食いつかせます。
突然の重みや根掛かりかな?という抵抗を感じたときはタコが掛かっていることが多いです。
沖
仕掛けを沖に向かって投げます。
仕掛けがしっかりと海底に沈んだら、小刻みに揺らしながら海底を引きずるように手前に引きます。
仕掛けが海底から離れないように引きずるのがポイントです。
タコ釣りの時期についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「【地域別】タコ釣りに最適な時期を徹底リサーチ!おすすめスポットや時間帯も解説!」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。