様々な釣り方を楽しむことが出来るボラ釣り。今回釣りラボでは、数あるボラの釣り方を詳しく解説していくと共に、ボラが釣れるオススメのシーズンや時間帯、ルアーなどを紹介します。
ボラの生態・特徴
まずは、ボラの生態・特徴からご紹介します。
ボラは、北海道より南の海域で、沿岸、河口付近の汽水域、河川中流の淡水域で、群れを作って生息しています。
食性は雑食性で、主に水底に沈殿している微生物や有機物、付着藻類などを食べます。
また、ボラは細長い体形で、背中は、青白色、腹は、白っぽい色をしています。
最大で80cmほどになりますが、平均は50cmほどです。
比較的、目が良いとされますが、冬の時期になると目に脂肪がつき視力が下がります。
ボラの釣れる場所
ボラの釣れる場所は、下記の2つの場所がおすすめです。
ボラは、比較的水質の悪い場所でも釣ることができます。
釣れる場所1:河川
幼魚の場合、群れを作って川を遡上するため、淡水となる河川中流域でも釣れます。
釣れる場所2:河口付近
排水口などの水が流れ込んでいる場所や、水の流れがゆっくりとして、少し淀んでいる場所がおすすめです。
ボラが釣れる時間帯
日の出の1時間前後の朝マズメと日の入りの1時間前後の夕マズメの時間帯がおすすめです。
ボラは視力が良いので、昼間よりも、見えにくい夜間の方が釣れる場合があります。
ボラ釣りにおすすめのシーズン・時期
ボラ釣りは、特に11月から4月のシーズンがおすすめです。
寒ボラと呼ばれ、脂がのっておいしくなります。
簡単に沢山釣れるシーズンは、春から夏となります。
ボラの釣り方4選とおすすめの仕掛け
ボラの釣り方には、餌を使った釣り方、ルアー釣り、餌を使わずハリのみで引っ掛ける釣り方など、合計4つのタイプの釣り方があります。
ボラの釣り方1:ウキフカセ釣り
ウキフカセ釣りは、餌を使った釣り方です。
ボラのアタリは非常に小さいです。
そのため、小さいアタリでも分かりやすい棒ウキを使った釣り方がおすすめです。
ウキフカセ釣りの釣り方
ウキフカセ釣りの釣り方では、マキエサを使って、ボラの大群を引き寄せてから釣ります。
下記の動画では、棒ウキが沈む様子が確認できます。
ウキフカセ釣りのタックル・仕掛け
ウキ下は、長すぎると扱いにくいので、竿の長さより短くします。
風が強い日や遠投する場合は、飛ばしウキを併用すると良いでしょう。
主なタックルは次の通りです。
【がまかつ】掛リスギ フック チヌ 2号 釣り針
がまかつは、信頼のおける日本の釣り具メーカーです。
釣り始めは、2号サイズからスタートし、なかなか食いつかない場合は、さらに小さい1号サイズにして、反応を見ます。
【釣研】ウキ 波止スティック 3B 9×285mm 自立タイプ
棒ウキには、中にオモリの入った自立タイプと非自立タイプがあります。
自立タイプの方が、風や波の影響を受けにくくておすすめです。
ウキフカセ釣りにおすすめの餌
撒き餌は、アミエビとパン粉とチヌ用などの集魚剤を混ぜて作ると良いです。
ボラは口が小さいので、餌のサイズは小さいものを選んでください。
ボラの釣り方2:ルアー釣り
ボラは、比較的視力が良いので、ルアーだと見切られてしまうことが多いです。
けれども、餌のゴカイが水面で産卵する「バチ抜け」の時期である春は、ルアーへの反応が良く、ルアーを使った釣り方を楽しむことができます。
ルアー釣りの釣り方
ルアー釣りの釣り方は、派手なアクションはせず、静かにゆっくりとした釣り方をします。
ルアーは小さくて、そろっと静かに水面に落とせるペンシルベイトのルアーがおすすめです。
リールをゆっくりと巻き、ルアーを静かに動かす釣り方をします。
下記の動画は、バチ抜けのルアーの選び方、釣り方が詳しいです。
ルアー釣りのタックル・仕掛け
ルアー釣りのタックルは、基本的にシーバス釣りと同じロッドやリールで良いです。
ボラの釣り方3:カットウ釣り
カットウ釣りは、フグが対象となることが多いですが、ボラも釣ることができます。
カットウ針という三又に分かれた疑餌針を使って、ボラの体に引っ掛けて釣ります。
カットウ釣りの釣り方
ボラがいるポイントに、カットウ針を沈めて、釣り竿の先を上下に動かして引っ掛けます。
口ではなく体に針が掛かり、ボラの体に傷が付くことがあるので、釣ったボラは必ず食べましょう。
カットウ釣りのタックル・仕掛け
ロッドは、頑丈でしっかりしたのべ竿を使います。
ボラは力が強いので、穂先を丈夫なケプラーに取り替えておくと安心です。
ミチイトは8~12号、長さは、竿の長さより短めにします。
カットウ針は、8号から20号が良いです。
【ダイワ】快適カットウ仕掛け SS ブラック
夜光塗料が塗ってあるので、夜釣りにも使うことができます。
針は、フッ素系のコーティングがしてあるため、刺さりやすいです。
ボラの釣り方4:ギャング釣り
ギャング釣りとは、餌を使わずに、大きな針でボラを引っ掛ける釣り方です。
大きな三又の針を使ったり、針をいくつもぶら下げて釣ります。
ギャング釣りの釣り方
ギャング釣りの釣り方は、最初にコマセをまいてボラを引き寄せてから、ボラの下に針を沈めます。
そして、下から引っ掛けるようにロッドを持ち上げ、ボラを引っ掛けます。
ラインをゆるめないように気を付けて、上に浮いてきたら、タモで捕獲します。
ギャング釣りのタックル・仕掛け
ギャング釣りの仕掛けには、ギャング針という返しがないトリプルフックを使います。
この仕掛けは、オモリの下に、針を取り付けるだけのシンプルな仕掛けです。
ボラの釣り方のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「ボラの釣り方を徹底解説!おすすめの仕掛け・ルアーや時間帯、場所などを解説」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。