穴釣りの対象魚として人気の高いソイ(クロソイ)。今回、釣りラボでは、そんなソイの穴釣りについて、釣り方やポイント、おすすめのタックルなどをご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
ソイの穴釣りについて
ロックフィッシュや根魚には、強い引きと上品な旨味の白身が美味しいソイという魚がいます。
ソイは、初心者や子供でも穴釣りで手軽に釣り上げることが可能です。
本記事では、ソイの穴釣りについて詳しく解説していきます。
ソイとは?
ソイとは、メバル科に属する根魚の一種です。
北海道から九州の岩礁部に8種類ほどのソイの仲間が生息しており、クロソイやムラソイといった種類がポピュラーです。
ほんのり甘みが感じられる癖のない白身が好まれ、鯛が獲れにくい北海道では「北の鯛」とも呼ばれて愛されています。
ソイは成魚ともなれば60センチ程度に成長しますが、穴釣りで釣れるのは20〜30センチ程度の個体です。
体のサイズに似合わない強烈な引きで、穴釣りをエキサイティングなものにしてくれます。
穴釣りとは?
穴釣りとは、海岸に設置してある消波ブロックなどの隙間に仕掛けを落として行う釣りのことです。
遠くのポイントへキャストすることも複雑なアクションをすることもなく、仕掛けもシンプルという手軽さが魅力です。
また、穴釣りは「坊主逃れ」という異名を持っており、初心者でも釣果をあげられる釣りでもあります。
ソイの穴釣りの釣り方・ポイント
ソイの穴釣りの釣り方・ポイントを押さえておきましょう。
穴釣りのやり方・コツ
穴釣りのやり方は非常に単純です。
魚が潜んでいそうな隙間めがけて仕掛けを落とし入れ、アタリを待つだけです。
仕掛けが着底したらリールを一巻きして底から少しだけ浮かせておくと、根がかりを防ぐことができます。
また、底に着いたと感じても更に隙間が続いていることもあるので、少し仕掛けを揺らしてみるのもおすすめです。
穴が奥へ続いている場合は、仕掛けが転がって先へ進んでくれます。
着底後は、アタリがなければリールを一度巻き、少し待ってアタリがなければもう一度巻くという動きを繰り返しながら、穴の中を探ってください。
アタリがなければ、違う穴へとどんどん移動するのが釣果をあげるコツです。
実際の現場での穴釣りについては、こちらの動画を参考にしてみてください。
穴釣りのポイント・場所
穴釣りのポイント・場所について説明します。
穴釣りは、基本的には消波ブロックの隙間や、岩の隙間などがフィールドになります。
ソイをはじめとするターゲットは暗い穴の奥で潜んでいるので、奥まで届くように仕掛けを落としましょう。
ムラソイは甲殻類を好むので、カニなどの餌が生息しているポイントを探してください。
クロソイは、消波ブロックのような大型の人工物でできた隙間を好みます。
特に、光が届かないような深い穴を狙ってみましょう。
釣れる時期・シーズン
穴釣りでソイを狙う場合、釣れる時期・シーズンはいつでしょうか。
基本的には、交尾が行われる晩秋から冬にかけての寒い季節をおすすめします。
出産を行う春に向けてソイの活性が高くなり、体にも栄養が蓄えられるからです。
出産後の暖かい季節になると、穴釣りでソイを狙うのは難しくなってしまいます。
釣れる時間帯
ソイの穴釣りを行う場合、特別適した時間帯はありません。
ソイは夜行性なので夜に活性が高くなる習性を持ってはいますが、穴釣りの場合はあまり気にする必要はないでしょう。
暗い穴の中に隠れ潜んでいるところを狙うスタイルの釣り方だからです。
ソイの穴釣りにおすすめのタックル
ソイの穴釣りを行うにあたって、おすすめのタックルを紹介します。
おすすめの穴釣りロッド
穴釣りでは、遠投することはなく、基本的に足元の隙間へ仕掛けを落とします。
近年豊富に流通している穴釣り専用ロッドを用意しても良いですし、他の専用竿を流用しても構いません。
代用する場合は、取り回しの悪い長いロッドではなく、短めで穂先に硬いロッドを用意してください。
【プロマリン】テトラ大物 120M
こちらはテトラでの穴釣り用に設計されたロッドで、思わぬ大物がヒットしてもやり取り可能なパワーを持っています。
長さは足元の穴を攻略しやすい1.2メートルで、価格も安いので、穴釣り入門に最適です。
おすすめの穴釣りリール
穴釣りに使用するリールは、両軸リールかベイトリールで小型かつ軽量なものを選びましょう。
安価なリールであっても、穴釣りというスタイルを十分楽しむことができます。
【ダイワ】ベイトリール スーパーコロネット
穴釣りといえばダイワのコロネットというイメージを持つアングラーも多い、定番の両軸リールです。
軽くてコンパクトかつ、右巻き左巻きを切り替えることができる点が魅力です。
おすすめの穴釣りライン
穴釣りで使用するラインは、ナイロンラインかフロロカーボンラインがおすすめです。
PEラインは便利ですが、根ずれしやすい穴釣りのフィールドには適しません。
【デュエル】カーボナイロンライン
丈夫でコスパ抜群の釣り糸
こちらのラインは、ナイロンラインとフロロラインの特徴を合わせたようなラインです。
何より嬉しいのはコスパが良く、ラインが傷ついても気兼ねなく交換できるところです。
ソイ狙いの穴釣りの場合は、3号程度の太さを使ってください。
こんな人におすすめ
- コスパを重視したい方
- ソイの穴釣りをする初心者の方
おすすめのブラクリ仕掛け
穴釣りには、オモリと針、ハリスが一体となったブラクリ仕掛けが便利です。
仕掛けをロストしやすい釣りなので、予備を多めに用意しておきましょう。
【ダイワ】穴釣り専科 アナヅリーSS 釣り具
こちらのブラクリ仕掛けは、穴の奥にリーチしやすいしずく型のオモリです。
暗い場所でも視認しやすい2色のカラー展開なので、好みで選びましょう。
おすすめの穴釣りワーム
穴釣りには餌も良いですが、ワームもおすすめです。
ソイの穴釣りの場合は、2インチ程度のワームが適しています。
【エコギア】カサゴ職人 バグアンツ 2インチ
カサゴ用のワームですが、もちろんソイにも使うことができます。
ナチュラル系からグロー系までカラーも豊富で、フロートタイプもあるので様々なアプローチが可能です。
【バークレー】ガルプ! アライブ ベビーサーディン
アングラーにはお馴染みと言っても良いほどポピュラーなバークレーのガルプもソイに有効です。
魚が好む匂い成分配合でアピール力が高く、コスパも良いという優秀ワームです。
ソイの穴釣りについてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「ソイの穴釣りのコツ・ポイントとは?釣り方やおすすめのタックルも紹介!」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。