主にライトゲームでの釣り糸とリーダーを結ぶ際に使われるトリプルエイトノット。今回釣りラボでは、トリプルエイトノットに関して強度や簡単な結び方・コツを詳しく解説していきます。ぜひご覧ください。
トリプルエイトノットとは?
トリプルエイトノットとは、メインラインとリーダーを結束する時に使用するノットワークのひとつです。
とくにエステルラインやPEラインなどの細ラインを使うアジングやメバリングでよく使われています。
電車結び・3.5ノットと並び、初心者でも簡単で早く結ぶことが出来る定番ノットです。
また海外では「シーガー・ノット」と呼ばれ、世界中で使われています。
慣れてしまえば10秒ほどで出来るので、覚えておくときっと役に立つでしょう。
トリプルエイトノットのメリット・デメリット
トリプルエイトノットを使うメリットは何といっても「スピード」です。
予期せぬ時合いでも対応可能なスピードは、最大の魅力といえるでしょう。
また慣れれば10秒ほどでできる簡単な工程にも関わらず、ある程度の強度があるのも魅力です。
逆にデメリットは、太さが違うライン同士の結束には相性が悪く、強度があまりでないことです。
トリプルエイトノットの強度
トリプルエイトノットは、FGノットやSCノットなどの摩擦系ノットに比べると強度が劣るといわれています。
しかしエステルラインや同じライン同士の結束では、強度90%以上という検証結果もあります。
同じく初心者におすすめの電車結びや3.5ノットは、あまり強度がないことがデメリットです。
それに比べトリプルエイトノットは、同じくらい簡単な工程でできる割に、強度が強いのが特徴です。
初心者でも簡単にマスターできる上、そこそこの強度がトリプルエイトノットの人気の理由でしょう。
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では、実際にトリプルエイトノットを結ぶときに必要な道具や、結び方について紹介します。
マズメの時間帯や夜釣りでも焦らないよう、何度か練習してから実践することをおすすめします。
トリプルエイトノットに必要な道具
まずは、トリプルエイトノットを結ぶときに、あると便利な道具を紹介します。
ここで紹介している商品以外には、ダイソーのような100円ショップで購入できるピンセットなどもおすすめです。
【第一精工】ピッカーズEX
ワームつかみ・ライン通し・ラインカッターなど便利なツールがまとめられたマルチピッキングツール。
細いラインを結ぶのは指だけでは難しいですが、ストレスなく素早く結ぶことができる便利なアイテムです。
【モーリス】VARIVAS 結びにシュッ!50ml
ライン同士の結束時にひと吹きすると、ラインを摩擦熱から守ってくれます。
すべてのラインに対応し、速乾性で硬くなりにくく、結束強度を高めてくれます。
【ダイワ】ラインカッター プチリガー PS46S
わずか8gの超軽量コンパクトサイズのラインカッターです。
PEライン、鮎用金属糸、ナイロン・フロロカーボンラインに対応しています。
トリプルエイトノットの結び方の手順
続いて、トリプルエイトノットの結び方の手順を簡単に紹介します。
なお、最後にハーフヒッチを行うことで、末端処理を行うことができます。
また、こちらの動画でトリプルエイトノットの結び方が分かりやすく紹介されているので、ぜひ参考にしてください。
トリプルエイトノットのコツ
トリプルエイトノットを結ぶ際は、とくに締め込み時に注意が必要です。
細いラインは摩擦熱に非常に弱いため、強度低下につながらないようゆっくりと均一に締め込むのがポイントです。
この時、少し湿らせておくのを忘れないように注意しましょう。
また、結び目が丸い団子状になってしまった場合、強度が十分にでない可能性があります。
3回捻るときに均等に力がかからず、重なり合ったりすると起こる現象です。
細長い結び目が、トリプルエイトノットの良い状態であると覚えておきましょう。
トリプルエイトノットがおすすめの釣り方
では、トリプルエイトノットはどのような釣りに適しているのでしょうか。
ここでは、トリプルエイトノットがおすすめの釣り方をいくつか紹介します。
おすすの釣り方1:アジング
回遊魚であるアジをルアーで狙うアジングは、低伸度で感度の良いエステルラインやPEラインがよく使われます。
また夜釣りやマズメの時間帯で手元が見えにくい場合でも、簡単でスピーディにできるトリプルエイトノットなら安心です。
おすすの釣り方2:メバリング
メバルをはじめ、カサゴ・アイナメなどの根魚を狙うメバリング。
根ズレが多いメバリングでは、耐摩擦性に優れたフロロカーボンをショックリーダーに使うことが多いでしょう。
トリプルエイトノットは、エステルラインとフロロカーボンの結束ではとても相性がよく、メバリングに最適です。
おすすの釣り方3:ライトジギング
ライトジギングでは、40~150g程度の比較的軽いメタルジグを使用して、船からシーバス・中型の青物・マダイなどを狙います。
トリプルエイトノットの強度なら、十分対応可能なターゲットです。
船の上でも素早く結べて、時合いを逃しません。
おすすの釣り方4:エギング
エギングでは、メインラインにPEラインがよく使われます。
フロロカーボンやナイロンのリーダーとの結束にトリプルエイトノットは有効でしょう。
イカが活性化するマズメの時間を狙うエギングでは、常夜灯やヘッドライトの明かりだけで結ばなくてはなりません。
簡単に素早くできるトリプルエイトノットは、エギングにもおすすめです。
トリプルエイトノットのまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「簡単・早い・強度あり!なトリプルエイトノットの結び方やコツを徹底解説!」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。