海釣り・サーフィン・潮干狩りなどで活躍することの多い潮見表(タイドグラフ)。今回、釣りラボでは、そんな潮見表の正しい見方や潮汐のメカニズムを詳しく解説します。ぜひご覧ください。
潮汐を予測した潮見表とは?
潮見表は、過去の潮位をもとにして潮の種類や干満差を予測した表のことです。
潮の干満によって釣果に影響が出る釣りや、大潮の干潮時が最適となる潮干狩りなどでよく使われています。
また、干満差が大きいほど波が大きくなるのでサーフィンなどでも活用されています。
なお、全国各地の潮見表はこちらから確認できます。
そもそも潮汐って何?
潮汐は、月と太陽の引力が地球に影響して起こる海水面の干満のことを言います。
引力は地球全体に影響を及ぼしていますが、特に流動性の高い海水面ではその影響が大きくなり、潮位の変化が起こります。
潮汐のメカニズム
潮汐は月と太陽のそれぞれの引力によって発生します。
月の引力は、主に日々の干満に影響し、半日ごとに満潮と干潮を発生させます。
引力によって潮位が高くなった状況を満潮、逆に低くなった状況を干潮と言います。
太陽の引力は、月の引力とは別に半月ごとの潮汐に大きく影響し、大潮、小潮などの潮汐の変化を発生させています。
また月と太陽もそれぞれ引力が影響しあうため、月と太陽の引力が同調したときに相互採用で干満差が最大になる大潮が発生します。
潮の種類と特徴
潮には、大潮・中潮・小潮・長潮・若潮の5種類があります。
大潮から順に発生し、若潮の次は中潮、大潮となり、その後また順に繰り返します。
大潮のときが一番緩慢差が大きく、中潮、小潮、長潮、若潮の順に干満差が小さくなっていきます。
潮見表・タイドグラフの見方
潮見表は、利用する用途によって見方が変わりますが、基本的には潮と潮位、満潮、干潮の時刻を確認します。
潮見表は、各地の潮の種類や干満差が何cmになるのかなどが数値で記載されており、さまざま確度から潮見表を見る見方が大切です。
タイドグラフは、潮見表の数値を曲線状のグラフで示したものです。
タイドグラフは、曲線の上部が満潮、下部が干潮という見方をします。
潮見表の見方には少々慣れが必要な部分がありますが、タイドグラフでは潮位変化をイメージで掴みやすいメリットがあります。
潮見表で見るべきポイントとは?
潮見表で見方で大切なポイントは、潮の種類と満潮干潮の時刻と潮位です。
また、潮汐は全国各地で満潮干潮の時刻と潮位が異なるため、自分が利用する場所における数値を確認する見方をすることが大切です。
潮見表を釣りに役立てるには?
潮位表は、利用する目的によって見方が変わります。
釣りに利用する場合は、潮を動きを掴む見方が大切です。
海釣りでは、潮が動いているときに魚が良く釣れます。
満潮干潮の時刻は潮どまりといわれ潮が動かなくなるので、潮が動きだす時間、潮が止まる時間を予測する見方をしましょう。
釣果アップは大潮・中潮を中心に狙う
一日の干満だけを潮見表から読み取る見方だけでは中々釣果には繋がりません。
よりよい釣果をあげるためには、干満以外に潮の種類を確認する見方が大切に成ります。
大潮や中潮は、他の潮と比べ干満差が大きくなります。
干満差が大きいほど潮の流れはよくなるため、大潮や中潮の日を選んで釣行すると釣果アップに繋がります。
上げ七分に下げ三分とは?
上げ七分とは満潮2時間前、下げ三分とは満潮2時間後のことです。
満潮時や干潮時は潮が全く動かなくなる潮どまりで、極端に魚の活性が下がります。
逆に潮どまりの前後は時合と呼ばれ、魚の活性があがり活発に餌を追う時間帯です。
上げ七分下げ三分とは、魚の活性があがる時間帯を表している釣り用語です。
潮見表をサーフィンに役立てるには?
サーフィンにおける潮見表の見方で大切なのは、干満差です。
潮位の変化が大きいほど、潮を流れよく大きな波が生まれます。
また、合せて潮を種類を確認し、大潮や中潮を選ぶとよりよいです。
潮見表を潮干狩りに役立てるには?
潮干狩りにおける潮見表の見方で大切なのは、どれだけ潮位が下がるのかという点です。
基本的に干潮時であれば潮干狩りはできますが、あまり潮が引かない状況では場所が限られてしまいます。
潮干狩りの場合は、大潮の干潮時刻の2時間から3時間前に潮干狩りを始められるよう準備することが大切です。
潮見表の見方についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「潮見表の見方を徹底解説!釣り・サーフィン・潮干狩りで見るべきポイントとは?」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。