ヒラメ釣りにおすすめのポイントは、なんといってもサーフ!とはいえ、実際に釣れる場所を見つけるのは、最初は難しいものです。今回、釣りラボでは、釣りやすいポイントや時期、おすすめのタックルを紹介していきます。
ヒラメ釣りはサーフがおすすめ!
ヒラメは北海道から九州まで幅広く生息しており、堤防からでも釣ることのできる魚です。
砂利が混じる砂地を好み、水深のある場所はもちろん、手前の波打ち際でも釣ることができます。
また、他の魚同様水中のストラクチャーを好み、沈んでいるテトラの周辺に居付くこともしばしばです。
しかし、竿を出せばどこでも釣ることができるわけではなく、釣れる時期や釣れる時間、時間帯が比較的はっきりしている魚ですので、そういったポイントを押さえられれば効率よく釣ることができます。
ヒラメ釣りの釣り方・コツ
ヒラメの釣り方・コツをご紹介いたします。
おすすめは3月~11月
ヒラメは1年中釣ることのできるターゲットですが、特におすすめなシーズンは春と冬です。
月 | 特徴 |
4月/5月/6月/7月上旬 | 大型のヒラメが狙いやすい時期 |
8月 | 海水温の上昇によりヒラメが深場に移動する季節になり、若干釣りにくくなります。 この季節はヒラメ狙いでマゴチが釣れることがよくあります。 |
9月/10月/11月/12月上旬 | ヒラメは冬の前にエサをよく食べるようになるため釣りやすくなります。 また、上昇した海水温が下がり始めるためサーフに接岸してきます。 |
美味しいのは冬
寒ヒラメという言葉を聞いたことがある方もおられると思います。
冬はヒラメの身に脂がのって最も美味しくなるシーズンです。
また、水温が低下してくる11月、12月くらいから小型のヒラメは深場に移動しはじめるため、サーフで釣れるヒラメは大型になる傾向があります。
おすすめは扇状に攻めること
ヒラメを釣るときのキャスティングですが、ご自身を中心として扇状に投げてください。
よくサーフで自分の正面にしかキャスティングしない方がいますが、これはNGです。
すべての釣りに共通しますが、魚を釣るには広い海の中でルアーを魚にみつけてもらわなければいけません。
つまり、魚のそばにルアーを通す必要があるということです。
すこしでもヒラメのそばにルアーをもっていくために、扇状にキャスティングして確率を上げていきましょう。
おすすめは朝マズメ・デイゲーム
ヒラメは目でエサを見て捕食行動に入ると言われています。
このため、ナイトゲーム(夜釣り)よりも日光がある昼のほうが釣りやすくなります。
確かに朝マズメや夕マズメはゴールデンタイムですが、そこで釣れなかったとしても日中から夕方にかけても十分釣果は報告されていますので諦める必要はありません。
いくつかのアクションを試す
ヒラメを釣るときのルアーアクションで代表的なものは次の3つです。
ヒラメの活性が高いときはただ巻きでもバイトしてきますが、低活性時は食わせる間をつくることがとても大切になります。
同じアクションを続けず、いろいろなアクションを試すことでバイトを誘いましょう。
釣りやすい地域で釣りをする
ヒラメは基本的に日本全国に分布しています。
以下、釣果のある県や地域をご紹介いたします。
北海道・東北地方
北海道 | 余市・室蘭・噴火湾・浜益 |
青森県 | 下北半島・八戸・出来島 |
宮城県 | 仙台・閖上(ゆりあげ)・亘理 |
福島県 | 南相馬 |
関東地方
千葉県 | 南房総・富津・平砂浦 |
茨城県 | 北茨城・日立・久慈浜 |
神奈川県 | 金田湾・平塚 |
中部・北陸地方
福井県 | 敦賀・若狭湾 |
静岡県 | 東伊豆・西伊豆・天竜・三保 |
愛知県 | 豊橋・田原 |
三重県 | 四日市・津・若松 |
中国・四国地方
広島県 | 忠海・横山海岸 |
鳥取県 | 米子・弓ヶ浜 |
島根県 | 江津・浜田 |
高知県 | 仁淀川付近 |
九州地方
福岡県 | 宗像・古賀・津屋崎 |
熊本県 | 天草 |
大分県 | 国東 |
サーフでのヒラメが釣れない理由
サーフでヒラメを釣るのは難しいというコメントがよく聞かれます。
どうしたら釣れるようになるのかをご説明します。
サーフの外れたポイントを狙ってしまっている
ヒラメはどこにでもいるわけではありません。
ベイトの有無や河川の流れ込み、離岸流などサーフにはヒラメが好むポイントがいくつかありますので、それをしっかり探して外さないようにしましょう。
一つのポイントにこだわりすぎている
ヒラメが絶対にいる場所は存在しません。
もし離岸流やうねりといったヒラメが好みそうなポイントをみつけられたとしてもある程度キャスティングしてアタリがなければ思い切って移動する勇気も必要です。
ランガンスタイルはヒラメ釣りにおいてとても有効な方法になります。
移動しすぎている
移動しすぎても釣果を悪くしてしまいます。
移動する前に、その場所でできることは全てやってみることが大切です。
ルアーカラー、アクション、リトリーブスピードの変化、更には通すレンジを変える等をやってみましょう。
単調な攻めで次々と移動してしまうと、釣れたかもしれないヒラメを逃してしまいます。
ルアーを同じ方向に通している
ルアーを同じ方向にばかり通すのも釣れなくなってしまう原因です。
ルアーはヒラメに見切られてしまい、反応が悪くなるということがよくあります。
ルアーの動きに変化をつけて、いろいろな方向に泳がせる意識で操作することでこの見切りを解消できます。
他の釣り人と使うルアーがかぶっている
釣りにおいては、その日その時間の当たりルアーや当たりカラーというものが存在します。
これを早く見つけるために、周囲のアングラーのルアーはしっかりと観察しましょう。
種類と色を見逃さないようにしてできるだけ違うルアーを使うのが定石です。
隣のアングラーは自分のかわりにキャスティングしてくれていると考え、周囲が投げていても釣れないルアー、色を使うのは避けましょう。
ただし、もし隣のアングラーがヒラメをヒットさせた場合はためらわずにマネしましょう。
ヒラメのいないレンジを狙っている
ヒラメは活性が高いときには表層からシャローといった比較的浅い水深までエサを追いますが、活性が低いときにはボトム付近にいます。
どのレンジにヒラメがいるかは常に意識してルアーを泳がせることが重要です。
ただ、距離に関してはそこまで重要性は高くありません。
膝くらいの水深、つまり岸から数メートルの距離での釣果も多数あります。
遠投できればもちろん有利にはなりますが、遠くに投げれないからといって悲観する必要はありません。
サーフでのヒラメ釣りにおすすめのタックル
サーフでのヒラメ釣りの準備に必要なものをご紹介します。
竿・ロッド | ・10フィート前後のシーバスロッド 重いと感じる場合はもう少し短くても大丈夫ですが、遠投を考えると最低でも9フィートはほしいところです。 |
リール | ・4000番のスピニングリール 不意に青物がかかっても4000番であれば対応できます。 これ以上リールの番手が大きくなるとキャスト時に疲るのでおすすめできません。 |
仕掛け | 3号以上のショックリーダー・ルアー・メタルジグ |
必要な装備 | ウェーダー・ライフジャケット 安全に直結しますので、サイズのあったものを着用しましょう。 また、定期的に買い替えることをおすすめします。 |
あると便利な持ち物 | ・フィッシュグリップ ヒラメは歯が鋭いので口に手を入れるとケガをするためです。 ・ストリンガー 釣れたヒラメを持ち歩くのにとても便利です。 |
サーフでのヒラメ釣りにおすすめのロッド
それでは、おすすめのロッドをご紹介します。
サーフでのヒラメ釣りにおすすめのリール
それでは、おすすめのリールをご紹介します。
【DUO】ビーチウォーカー ハウル 21g ピンクイワシRB/バブルガムピンクG
青物専用リール
なめらかさを極限まで追及したシマノのフラッグシップリールです。
pe2号のラインを240m巻くことができ、大型青物とのやりとりにも十分対応できます
サーフでのヒラメ釣りにおすすめのワーム
それでは、おすすめのワームをご紹介します。
こんな人におすすめ
- 大型青物とのやりとりに長けたリールを探している方
- サーフでのヒラメ釣りに興味がある初心者でも扱いやすいリールをお探しの方
【ダイワ】フラットジャンキー ロデム4 21グラム
ダイワがフラットフィッシュ専用に開発したワームです。
2つのアイを使い分けることによってリトリーブ時の浮き上がり方を調整できます。
【ダイワ】フリームスLT 2018モデル
ライト&タフの頭文字を冠した、ダイワLTシリーズのリールです。
ヒラメ釣り中に不意に青物がかかっても対応できるパワーのある4000番がおすすめです。
サーフでのヒラメ釣りにおすすめのルアー
それでは、おすすめのルアーをご紹介します。
【シマノ】熱砂 ヒラメミノーIII
シマノの飛距離ミノー
飛距離にこだわってシマノが作成したヒラメ用ミノーです。
レンジキープが比較的やりやすく、ボトム付近をゆっくり引くことができます。
おすすめカラーはクリアピンクイワシなどの目立つ色が魚へのアピールに適しています。
こんな人におすすめ
- サーフでの釣りをよくする方
- 遠投が得意な方
【シマノ】サイレントアサシン99F
シマノのヒラメルアー
ヒラメ釣りでは定番となったシマノのルアーです。
フローティングミノーなので活性の高いヒラメに対して効果が高く、その日第一投のルアーに選べばヒラメの活性がある程度判断できます。
水質に濁りが入っているときはレンズチャートキャンディなどの目立つ色がおすすめカラーです。
こんな人におすすめ
- ヒラメ釣りでよくサーフを利用する方
- フローティングミノーの使い勝手に慣れている方
サーフでのヒラメ釣りにおすすめのジグ
それでは、おすすめのジグをご紹介します。
【DUO】メタルジグ ビーチウォーカー フリッパー
メタルジグの中でも比重が軽く、沈む速度がゆっくりなジグです。
フォールの時間を長くとることでヒラメにアピールしやすくなっています。
【ジャクソン】飛び過ぎダニエル 30グラム
メタルジグの飛距離とミノーの動きを融合させたジャクソンの売れ筋メタルジグです。
おすすめは飛距離とフォール時間のバランスがよい30グラムのモデルです。
サーフでのヒラメ釣りにおすすめの装備
サーフでヒラメを釣るのに必要なもの、あると便利なものをご紹介します。
サーフでのヒラメ釣りにおすすめの服装
まずは、サーフでの釣りにおすすめの服装からご紹介します。
サーフでのヒラメ釣りにおすすめの靴・シューズ
続いては、サーフでの釣りにおすすめの靴をご紹介します。
【SIXSPACE】マリンシューズ
コストパフォーマンスに優れるSIXSPACEのマリンシューズです。
ウェーダーを着ることが難しい夏にはこのシューズとハーフパンツで軽快にサーフフィッシングを楽しむことができます。
サーフでのヒラメ釣りにおすすめのクーラーボックス
クーラーボックスは、それほど大きくないものを選ぶか、汎用性の高い運びやすいものを選ぶようにしましょう。
【シマノ】スペーザ ホエール ライト キャスター付き 45リットル
大型の魚も十分収納できるシマノのクーラーボックスです。
サーフでの釣行時に持ち歩く大きさではありませんが、キャスターがついているので堤防釣り等ほかの釣りに応用がききます。
サーフでのヒラメ釣りにおすすめのライト
釣果を上げるためには、マズメ時のような比較的暗い時間帯を狙う必要があります。
そのような歳に活躍するのがライトです。
【タジマ】LEDヘッドライトM121D 120ルーメン
朝マズメ前の場所取り時に活躍するタジマのLEDヘッドライトです。
明るすぎるライトは魚に警戒心を与えてしまいますので50ルーメンから200ルーメンまでのものがおすすめになります。
ヒラメをサーフで釣ることについてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「ヒラメをサーフで釣るには?釣り方やおすすめのシーズン、タックルについても解説!」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。