マゴチ釣りは夏にシーズンを迎え、「照りゴチ」として釣り人から人気の釣り方です。今回釣りラボでは、マゴチの釣り方を中心に、マゴチの釣れる場所・時間帯やおすすめの仕掛け・ルアーなどを詳しく解説していきます。ぜひご覧ください。
マゴチの生態・特徴
マゴチの生態と特徴には、次のようなものがあります。
マゴチの釣れる場所
マゴチの釣れる場所は、海底に砂地がある場所というのが、必須条件です。
なぜなら、マゴチは底に腹ばいになって砂に隠れて餌を待つ習性があるためです。
また、その砂地の地形に起伏があることもポイントです。
堤防
外洋に面して潮の流れがある堤防が良いです。
特に、次のような海底の地形に変化がある場所にマゴチは潜んでいます。
河口付近
河口付近は、栄養豊富な川の水が流れ込み、エサが豊富にあるため、魚が集まりやすいです。
また、前述した海底のデコボコした変化があることが多く、マゴチが身を潜める場所がたくさんあります。
遠浅の砂浜(サーフ)
砂浜では、次のような海底の窪みなどに潜んでいます。
船上
船釣りをする場合は、次の場所を探してください。
マゴチが釣れる時間帯
マゴチが釣れる時間帯は、他の魚と同様に日の出の1時間前後の朝まずめ、日の入りの1時間前後の夕まずめの時間帯です。
また、干潮、満潮の時間帯も、潮の流れと一緒にエサとなる魚も動くため、釣れやすいです。
マゴチ釣りのシーズン
マゴチ釣りのベストシーズンは6月から9月です。
初夏になると、産卵のため岸の近くまでやってくるので、釣りやすくなります。
マゴチを釣るための仕掛け
マゴチを釣るための仕掛けは、ラインに、オモリやハリ、ルアーや餌を繋げるだけの簡単な仕掛けで釣ることができます。
ヒラメやシーバスとほぼ同じ仕掛けで問題ありません。
ルアーの場合、メタルジグや、ジグヘッドとワームの組み合わせが主流です。
マゴチ釣りにおすすめのロッド
船釣りか、岸から釣るのかで、使分けたほうが良いです。
サーフや堤防の場合、マゴチがいるポイントまで距離があるので、遠投性が重要になってきます。
ヒラメやシーバス用のロッドでも代用できます。
【シマノ】バスロッド ネッサ フラットフィッシュ
飛距離抜群の釣り竿
サーフで釣る場合、投げやすいよう少し長めの10ft前後がおすすめです。
柔らかめのヒラメやシーバス用のロッドでも代用できます。
長さは、3.25mあり、よく曲がり遠くへ飛ばせます。
グリップの部分にカーボンが使われているため、軽くて丈夫で、長時間の釣りでも疲れません。
こんな人におすすめ
- サーフからの釣りをする方
- 長時間の釣りをすることが多い方
【ダイワ】船竿 アナリスター マゴチ
マゴチ専用の船竿です。
長さは2.35mで、7:3調子で半分から手元側は曲がりません。
そのため、海底の起伏などが探りやすいです。
マゴチ釣りにおすすめのリール
シマノの場合、3000番台〜4000番台がおすすめです。
マゴチは、かなり激しくファイトするため、ハイギアタイプが良いです。
【シマノ】スピニングリール セドナ
巻き心地もよく、ドラグの調整もスムーズで、性能は申し分ないです。
そのうえ低価格なので、入門機として最適です。
マゴチだけでなく、シーバスやヒラメも狙えます。
マゴチ釣りにおすすめのライン
マゴチ釣りに使うラインは、0.8〜1.2号で150mほどあると安心です。
ラインの伸びが少なくて、アタリが分かりやすいPEラインがおすすめです。
PEラインは、摩耗性が低いので、根ズレや魚の歯によるラインブレイクが心配な場合は、ショックリーダーを付けます。
【シマノ】ピットブル 4本編 200m
シマノのピットブルシリーズは、比較的値段の安いPEラインのシリーズです。
8本編みのPEラインと比べると、4本編みのPEラインは飛距離が出ませんが、その分コスパが良いのは魅力です。
【バリバス】ショックリーダー フロロカーボン 30m
PEラインの弱点である摩耗性が強いので、マゴチの硬い口や海底の岩礁と擦れても安心です。
フロロカーボン製なので感度も良く、ルアーフィッシングでも扱いやすいです。
マゴチ釣りにおすすめのルアー
ルアーは、ジグヘッドと柔らかいワームの組み合わせがおすすめです。
ジグヘッドは釣り場の水深に合わせて、重さを決めるのがコツです。
【オンスタックルデザイン】マナティ
このワームは、ワインド釣法用のワームです。
普通のワームと比べて、硬い材質で出来ているのが特徴です。
そのため激しい動きをしても、外れにくく安定しています。
【オンスタックルデザイン】ZZHead
ワームを右、左へダートさせるワインド釣法で、マゴチを釣る際は、このジグヘッドがおすすめです。
ワインド用に作られたジグヘッドなので、初心者でも上手くアクションさせることができます。
【オーシャンルーラー】ジグヘッド ボトムアッパー
この丸型のジグヘッドは、下の部分が平らになっており、海底に着いた時、転がることがありません。
また丸い形状のため、海底を引きずっても根掛りしにくいのが特徴です。
マゴチの釣り方・コツ
マゴチはあまり動かないため、エサやルアーを動かしてアピールする攻めの釣り方をする必要があります。
マゴチの口周りは硬く、なかなかハリが刺さらないため、アタリがあった場合は、すぐに引かず、強いアタリになってから、合わせましょう。
下記に、マゴチの色々な釣り方をまとめました。
船・ボートでルアーを使った釣り方
ルアーフィッシングは、リフト&フォール(底に沈めて、少し浮かす)のアクションで、底に着いたらすぐにロッドを持ち上げます。
ルアーでワインドさせる釣り方をする場合は、下記に動画を用意しましたので、是非ご覧ください。
ワームが上下、左右に飛び跳ね、マゴチにアピールします。
船でエビを使った釣り方
船で釣る場合生き餌として、エビ、ハゼがよく使われます。
釣り方は、5〜10秒に1回のペースでオモリを海底に付け、底を確認して釣ります。
底を確認する動作が、餌のエビが海底を飛び跳ねているよう見えるため、マゴチが食いついてきます。
餌のエビの付け方が悪いと、エビが死んでしまい食いつきが悪くなります。
下記の動画で、正しいエビの付け方を確認できます。
陸からの釣り方
陸から釣る場合、沖に投げて手前に引き、右左へスライドさせながら、広範囲を探る釣り方をします。
この場合も、ルアーや餌が底から離れすぎないよう、時折動きを止めて、底を確認することが重要です。
下記の動画は、ロッドの動かし方や漁港で釣る際のおすすめ場所のポイントが分かりやすいです。
キス・ハゼを使った場合の釣り方
キスやハゼなどの生き餌を使う釣り方は、マゴチの頭上をキスが泳ぐようにすることが、コツです。
数分に1回はリールを巻いて場所を移動します。
アタリがあった場合、慌てずにマゴチが餌をしっかり飲み込むまで待ちましょう。
マゴチの釣り方のポイント
マゴチの釣り方の共通ポイントを、まとめましたので確認しましょう。
移動をしながら釣る
マゴチは餌が多い場所に何匹も集まっていることが多いです。
最初はマゴチが居そうな場所の見当をつけて、移動しながら釣れる場所を探ると良いです。
一匹釣ることができると、その後もその場所で何匹も狙うことができます。
ボトムをいつもより意識する
マゴチは海底に張り付いているので、海底から30cmから1mの範囲をエサでアピールすることが重要です。
そのため、まずボトム(海底)にオモリを沈めて、ボトムを確認してから、ボトムの少し上をエサやルアーが泳ぐようにオモリを持ち上げます。
釣っている最中に、何度もオモリを沈めてボトムを確認することで、その動作にマゴチが反応します。
5秒に1回ほどの頻度で、まめにボトムを確認すると良いです。
マゴチ釣りに餌は必要?
乗合船でマゴチを釣る場合は、エビ、ハゼなどの餌を当日購入することができるので、自分で用意する必要はありません。
キスの場合、同じ時期、同じ場所で釣れるため、当日、マゴチを釣る前にキスを釣っておくと良いです。
もしキスが釣れなかった場合のために、冷凍のイワシの切り身を準備しておくと安心です。
マゴチの釣り方のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「マゴチの釣り方を徹底解説!おすすめのルアー・仕掛け・タックルもご紹介」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。