マゴチは手軽な堤防釣りから船釣りなど幅広いシーンで釣れる魚として人気が高まってきています。今回釣りラボでは、そんなマゴチを釣るためのルアーについて、おすすめのルアー7選や色・重量の選び方、ルアーアクションのコツなどを詳しく解説していきます。
マゴチ釣りで主に用いられるルアーの種類

マゴチは、カサゴ目コチ科の大型肉食魚で、沿岸の砂底に好んで棲息しています。
食性は肉食ではありますが、ヒラメは生きている魚しか食わないのに対し、マゴチは死んだ魚も食べます。
ヒラメのように、ベイトを追い回して泳ぎ回るようなことはせず、ベイトが目の前を通るのをじっと待ち伏せしています。
旬は夏で、真夏の炎天下に釣れるものは「照りゴチ」と呼ばれ、高級食材として、アライなどで食べられています。
ルアーでマゴチを釣る際は、派手なアクションは必要なく、リフトアンドフォールやストップアンドゴーなどでアクションさせ、フォールで食わせるのが基本です。
ここでは、マゴチ釣りに使うルアーについて紹介して行きます。
メタルジグ
メタルジグは、あらゆるルアーフィッシングに使えます。
マゴチ釣りに向いているのは「スロータイプ」と呼ばれる、左右非対称で通常のメタルジグよりも平べったく、水中ではひらひらとゆっくり沈みながらじっくり魚に見せてフォールで食わせるタイプのメタルジグです。
メタルジグは最も飛距離が出るルアーです。
広大なサーフをランガンしながら探るには一番向いていると言えます。
神奈川県の相模湾岸の湘南や西湘のサーフでは、30〜40g前後のメタルジグをフルキャストするライトショアジギングが大流行しています。
ダウンショットリグ
ダウンショットリグは、本来は根がキツいような場所を攻める際に有効な仕掛けで、ラインにフックを結んだ端糸を長く取り、リーダー代わりにして、その先端にダウンショットシンカーという錘をつけた仕掛けです。
ルアーがボトムから数十cmほど宙に浮いた状態で漂いますので、ロッドで大きなアクションをつけなくとも自然な動きを演出できます。
ジグヘッド
ジグヘッドリグは、マゴチ釣りには最も向いている仕掛けのひとつです。
飛距離がメタルジグと比較すると落ちますが、それでも、28〜30g前後のジグヘッドにシャッドテール系のソフトルアーをつければ、100m近い距離を出すことも不可能ではないでしょう。
ボトムスレスレのレンジを、ただ巻きでマゴチの鼻先にリグを通すことができれば、高確率で食って来ます。
ワーム
ワームも、マゴチには非常に有効なリグとなります。
テキサスリグやキャロライナリグなどに使う、グラブ系のワームが効きます。
リフトアンドフォールで誘い、フォールで食わせます。
また、ストレート系のワームでも、ネコリグなどバス用のワーム仕掛けで釣れます。
ワインド用のワームを使い、ダートアクションで誘ってもよく食いついてきます。
マゴチ釣りでのルアーの色・重さの選び方

マゴチ狙いのルアーは、ヒラメ狙いと同じカラーローテーションで良いかと思います。
すなわち、以下のようなローテーションが望ましいです。
厳密に「こういう時はこの色」という決まりはありません。
また、時期、天気、水温、ベイトの有無などによっても状況は変わってきます。
大事なことは、反応がなければ次々とルアーをチェンジし、なるべくたくさんの種類を投げること、そして、近くに爆釣している人がいれば、その人がどんなルアーを投げているのかよく観察し、似たカラーのルアーのを投げてみるなど、常に状況を見て、臨機応変に立ち回る事です。
マゴチ釣り用ルアー人気11選

ここからは、マゴチ釣りにおすすめの最強ルアーを紹介して行きます。
【DUEL】ハードコア ヘビーショット 65mm
多機能ルアー、ヘビーショット
ハードコア ヘビーショット 65mmは、2021年にDUEL(デュエル)からNEWサイズラインナップされた、シンキングミノーになります。
狙える魚種は幅広く、青物からシーバス、サーフでのフラットフィッシュや浅場のロックフィッシュまでをもターゲットに出来る、ローリングフォールしながら自らをアピールしてくれるNEWモデルです。
こんな人におすすめ
- 幅広い魚種を狙いたいマゴチ釣り初心者の方
- 自分なりにアクションを加え、細かく調整して釣果を上げたい上級者の方
【メジャークラフト】ジグパラ スロー ピンクゴールド
大ヒットブランド、メジャークラフト・ジグパラの、ショアスロー用定番ルアーです。
ピンクゴールドは、現場に着いてまず最初に投げたいパイロットルアーです。
【メガバス】ONIMARU 20g G アカキン
新設計のメタルバイブ
2022年にメガバスから発売されるONIMARU 20gは、ソルトゲームでのサーチベイトとして、まずはキャストして広範囲を探りたいメタルバイブレーションです。
スイベル付きのフックアイは斬新な設計で、フックが固定されないため、バイトを弾きずらく、フィッシュイーターに丸めて食わせることが出来ます。
フラットフィッシュには、やはり鉄板カラーの G アカキンがおすすめです。
こんな人におすすめ
- マゴチ釣りに使用するメタルバイブレーションに興味がある方
- フックが固定されない仕組みを持った釣り具に興味がある方
【ダイワ】フラットジャンキー ロデム4 マイワシ
ヒラメ、マゴチなどのフラットフィッシュ狙い専用のシャッドテールワームです。
ワームキーパー、誘導レールで簡単・確実なワームセットが可能です。
【DUO】ビーチウォーカー ジャンゴセット 21g どぜう
ひと口サイズのボディに、フックアイを腹側と背中側に2箇所設けることで、捕食があまり上手くないマゴチを一発でフッキングさせることができるワームです。
【シマノ】サルベージプレート 115S/ES
ハイパフォーマンスなルアー
2021年、シマノからメタルバイブ、サルベージプレートが登場しました。
メタルバイブにありがちなフック絡みによるトラブルを防止するプレートとウエイト形状を採用し飛行中の姿勢と着水時の姿勢にこだわっています。
サーフでのボトムタッチの感度を向上させるフロントバンパー搭載。
広大なサーフでも抜群の飛距離と、トラブルのなさで安心してマゴチを狙うことができます。
こんな人におすすめ
- 大物を狙うにあたり、トラブルを回避したい方
- サーフでの釣りにおいて、高い飛距離が求められる方
【アブガルシア】ショアスキッドジグ ゴールドコットンキャンディー
アブガルシアのスキッドジグを改良し、ショアジギングに対応したメタルジグです。
着水後、ゆっくり前後にひらひら揺れながら沈んで行きます。
リフトアンドフォールで誘い、じっくりフォールを見せましょう。
【メジャークラフト】パラワーム-DART オレンジゴールド
マゴチに非常に有効なボトムバンプを効果的に行えるワームです。
やや重めのジグヘッドを使うと扱いやすいでしょう。
【シマノ】熱砂 スピンドリフト 110HS ピンクゼブラグロー
潮の流れが強い離岸流や潮目に沿ってドリフトさせる釣りに大変効果的です。
ヘビーシンキングタイプで、水深がある場所、流れの速い場所で特に威力を発揮します。
【ジャッカル】グッドミール スキニー 2インチ カタクチパール
2インチの小さなボディに長めのテールが震え、弱った小魚を演出、ただ巻きでOK、さまざまなな魚に効きます。
15〜20g程度のジグヘッドと合わせて使います。
【シマノ】熱砂ウイングビーム 80HS
遠投もウォブリングも完璧。
シマノ熱砂
シマノの2021年新作ルアーである熱砂ウイングビームはサーフキャスティングを主戦場に開発されたルアーです。
ルアー頭部にウイングヘッドと呼ばれるヒレのようなものが付いており、水を掴むことでウォブリングアクションを生み出すことができます。
またウイングヘッドはキャスト時には翼のような役割も果たし、サーフからの遠投を手助けしてくれる役割も担っています。
広く探りたい場面ではしっかりと活躍してくれるでしょう。
こんな人におすすめ
- サーフキャスティングでマゴチを狙いたい方
- 遠投が必要な場面で活躍するルアーを探している方
マゴチ釣り用ルアーのオススメ収納ケース

マゴチ釣り用ルアーのおすすめのタックルケースを紹介します。
釣り専用のタックルケースは、バックル部の耐久性が高かったり、水抜き穴が加工されていたり、バッカンやフローティングベストのポケットにピッタリ入るサイズだったり、様々な工夫がされています。
100円ショップのケースも悪くありませんが、やはり釣り専用のケースを使いたいものです。
【アブガルシア】ルアーケース リバーシブル100
フラットフィッシュ狙いに多用する、100mm程度の長さのルアーを効果的に収容できます。
裏表リバーシブル構造で、13室に仕切られた大容量のルアーケースです。
【ダイワ】ルアーケース 210T
水抜きダクトがついているマルチタックルケース。
釣行後は、ルアーを収納したまま水洗いし、そのまま水切りして干しておくことも可能な大変便利なケースです。
マゴチの釣り方・ポイント

では、最後にマゴチの釣り方について、おすすめの時期や人気タックルをご紹介します。
おすすめの時期・時間帯
マゴチ釣りのおすすめの時期は、初夏から秋口にかけてです。
地域差はありますが、具体的には6月〜10月頃までがショアからマゴチを狙うのに適しています。
ヒラメより1ヶ月くらい早く始まり、1ヶ月くらい早く終わるといった感じでしょうか。
時間帯は、朝夕の間詰め時に活性が高いのははもちろんですが、マゴチに限れば、日中でもあまり活性は変わりません。
ベイトを追って積極的に動き回る魚ではなく、目近くに来たベイトに襲いかかる摂餌行動を取りますので、ベイトの接岸が重要になります。
マゴチ釣りにおすすめのタックル・仕掛け
ここでは、ルアー以外にマゴチ釣りにおすすめのタックルを紹介します。
【メジャークラフト】マイクロショアジギさびきジグ入りセット Sセット
ジグパラの5gのメタルジグとジグサビキ用サビキ仕掛け、スペアのサビキ仕掛けがセットになったお得な製品です。
【ダイワ】レグザ LT3000S-CXH
高性能なスピニングリール
LTコンセプトによる、軽さと強さを両立したレグザは、ライトショアジギングに最適なスピニングリールです。
安価なリールながら、マグシールドやタフデジギア、オートマチックドラグシステムを備えたハイパフォーマンスモデルです。
こんな人におすすめ
- 軽さが求められる岸壁や防波堤、堤防での釣りをする方
- 初心者でも使いやすく、安価なリールを探している方
【ゴーセン】剛戦ジギング 8ブレイド 1.2号(25lb) 200m
SDE製法によって8本ブレイドに編み上げられたPEラインは、同社の最高級ソルトウォーター用ラインです。
抜群のガイド滑り性により、さらなる飛距離を叩き出します。
【メジャークラフト】トリプルクロスサーフモデル TCX-1062SURF
一般的な体格の日本人がショアジギングで最も飛距離を出しやすい長さとしなやかさを持った、ライトショアジギングロッドです。
40gのメタルジグまでフルキャストできる、使い勝手の良いロッドです。
マゴチ釣り用ルアーの付け方・結び方
マゴチ釣り用ルアーは、リーダーの先端にスナップをつけ、手返し良くルアーのチェンジできるようにしておきましょう。
ショックリーダーとスナップの結び方は、ハーフヒッチだけで最高の強度が確保できる「イモムシノット」をおすすめします。
ルアーアクションのコツ
マゴチ釣りのアクションは原則、「スロー」で、かつ「ボトム」を絶えず通します。
スローリトリーブ(ただ巻き)、ストップアンドゴー、リフトアンドフォールが基本です。
また、サーフで、特にジグヘッドリグリグでマゴチを狙っていると、チヌが釣れることがあります。
チヌはもともと、沿岸に広く分布する魚ですので、昔から「渚釣り」という、サーフからのチヌ釣りのジャンルがあります。
濁りが入っている時、波打ち際の地形に変化のある場所をジグヘッドリグでボトムを探っていると、マゴチやヒラメに交じって、チヌがかかることもあります。
マゴチの釣り方とあわせて覚えておくと良いかもしれません。
マゴチ釣り用ルアーのまとめ

いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「【2024年】マゴチ釣り用ルアーおすすめ11選!ルアーアクションのコツも解説」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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