初心者でも手軽に楽しめることから人気の高いハゼ釣り。今回釣りラボでは、そんなハゼ釣りに最適な時期を中心に詳しく解説していきます。時期ごとにおすすめの釣り方も紹介しますのでぜひご覧ください。
【ハゼ釣りの基本】ハゼの生態・特徴
ハゼは海水で生活している種もいれば淡水で生活している種もおり、世界で約1359種ものハゼが確認されております。
日本でも、493種確認されています。
体長はメダカよりも小さいものもいれば、50㎝を超える種もいます。
また、日本最小の脊椎動物はゴマハゼの仲間とされています。
底生魚であり全体的に運動能力は高くなく、そのためか体表は保護色のことが多いです。
ほとんどのハゼの食性は肉食であり、プランクトンや小魚などを食べます。
今回はそんな、世界で最も繁栄している魚の一種である、「ハゼ」についてご紹介いたします。
ハゼ釣りの時期はいつ?
ハゼは全国に分布していることと比較的簡単に釣れることから、よくターゲットにされますし、人気もあります。
ハゼ釣りのベストシーズンでは足元近くにまで上がってくるので、目視できるので手軽に楽しめます。
時期を問わず一年を通して釣れる魚ではありますが、時期によってはなかなか釣れず、苦戦することがありますので、やはりベストシーズンでハゼがより集まりやすい場所、時間にハゼ釣りに挑戦することをおすすめします。
ベストシーズンは夏~秋
ハゼ釣りのベストシーズンは夏~秋です。
ハゼの産卵期は冬から春先です。
6月頃に徐々に孵化した稚魚が少し成長し、5㎝程になった夏の時期が食いつきがよくハゼ釣りをしやすいとされています。
夏は比較的動きが活発で水深の浅いところにもいますので、目視できることもあります。
秋のハゼ釣りは何匹も狙えることと、夏にたくさん捕食しているため大型のものも狙えます。
形も整っていて、夏を過ぎると脂肪の乗ったものが多くなっていくため、より美味しくなるでしょう。
後ほど紹介いたしますが、ベストシーズンの夏や秋は、さらに潮の満ち引きにも注意すると大量を狙えるでしょう。
冬~春も釣れるが釣り方に工夫が必要
ハゼ釣りは冬~春の時期は夏や秋に比べて難易度が上がります。
冬は深場に潜ってしまい狙いにくくなりますし、運動量も減るため食いつきはよくないです。
冬を越えるために脂肪をつけたハゼは味もよく、魅力的ですが夏や秋のようには釣れないことは覚悟しましょう。
ハゼは底生魚で回遊はしていないので、釣れないポイントではとことん釣れません。
ですので、早めに違うポイントに移動することも必要になります。
春はハゼの産卵期です。
ハゼは産卵すると雄雌ともに死んでしまう魚です。
この時期はハゼの数がかなり減るのでハゼ釣りにはあまりおすすめできません。
ハゼ釣りに最適な時間帯
どんな魚を狙う時でも時期の他に時間帯も大切です。
多くの魚は早朝の「まづめ」と呼ばれる時間帯にたくさん釣れるとされておりますが、ハゼの場合もまづめはよく釣れます。
また潮の満ち引きにも注意が必要です。
この点については、干潮よりも満潮に近い程、数が釣れるとされています。
ハゼ釣りにおすすめの場所
ハゼは海水にも淡水にも生息しておりますが、一番の狙い目は汽水域(海水と淡水が混じっている場所)です。
沖縄から北海道、全国に生息しておりますが例えば、東京の隅田川、江戸川、多摩川、愛知県を通り三重に河口のある木曽川、広島の芦田川など、様々な場所で楽しめます。
さらに有名な場所だと宮城の石巻漁港、静岡の浜名湖でもハゼ釣りを楽しめます。
汽水域以外でもハゼは釣ることができますが、汽水域はハゼが集まりやすく、おすすめのポイントでございます。
ぜひ適した時期にお近くの汽水域に足を運んでみてください。
時期ごとの最適なハゼの釣り方
時期によってハゼの泳ぐ範囲、生息域が変わったりしますので、ハゼ釣りもそれに併せて工夫が必要なこともあります。
特に冬の時期は深い場所にいたり、巣の近くからあまり動かないハゼもいるので食いつきは悪くなり大量は狙いにくいです。
夏の時期でしかできないハゼ釣りもありますので、ぜひ試してみてください。
ベストシーズンの釣り方
ベストシーズンの夏や秋の時期は足元までハゼが上がってくるので、延べ竿を使ったうき釣りが手軽でおすすめです。
延べ竿はリールを使わない釣り方であり、ハゼ釣り用の仕掛けもセットになって売っておりますので、準備も比較的簡単です。
ちょい投げ釣りで少し深めを探ることを楽しむことも多いので、短めの竿があると便利です。
ちょい投げ釣りはリールを使うので延べ竿より少し手間がかかりますが、使う竿を2~3mの小さめのものにすれば、そこまで苦労しません。
ちょい投げ用の仕掛けもセットになって売られております。
オフシーズンの釣り方
オフシーズンは夏や秋の時期とは違い深いところに生息しているのでなかなか目視はできません。
ハゼは石などに隠れて、なかなか動かないことがあるので、オフの時期は釣れないポイントで粘るよりも、釣れそうなポイントを探すことが大切です。
冬にハゼ釣りに挑戦している動画です、参考にどうぞ。
ハゼ釣りにおすすめの道具(タックル)
ベストシーズンの醍醐味ともいえる、足元のうき釣り。
こちらは延べ竿を使用しましょう。
ちょい投げの場合も竿は2~3mの小さめのもので大丈夫です。
延べ竿と違い、リールも使うので水深の深いところにいるハゼも狙えます。
ハゼ釣りの時期に関するまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「ハゼ釣りに最適な時期はいつ?時期ごとのおすすめの釣り方・コツも解説」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。