魚へんに「休」と書いて「メバル」と読みます。釣りラボでは、今回、そんな魚へんに「休」と書く「鮴(メバル)」という魚について、その正しい読み方・意味・漢字の画数・学名・英語名・名前の由来などをご紹介します。ぜひご覧ください。
魚へんに「休」の正しい読み方・語源
魚へんに「休」と書いて、メバル(鮴)と読みます。
漢字名 |
鮴 |
訓読み |
めばる・ごり |
音読み |
– |
部首(へん) |
魚 |
部首以外 |
休 |
画数 |
17画 |
英語名 |
Japanese rockfish |
学名 |
Sebastes inermis |
Unicode |
U+9BB4 |
メバルは、カサゴ目・フカサゴ科の魚のうち、日本で古来からメバルと呼ばれてきた魚を指す名前です。
白鮴(シロメバル)、赤鮴(アカメバル・沖メバル)、黒鮴(クロメバル)の3種類がいます。
食用として主に利用され、煮付けや味噌汁、塩焼き、刺身にして食されることが多いです。
メバルは、鰊(ニシン)などと同じく、春を告げる魚として「春告魚」と呼ばれることもあります。
特に、関東・東海地方では、メバルが代表的な春告魚になります。
なお、メバルは、「眼張」という漢字で表されることも多いです。
これは「鮴」と書いて、「ゴリ」という別の魚を指すこともあるからだと言われています。
ゴリは、鰍(カジカ)やハゼ科の魚の地方名であり、地域によってその名前が意味する魚が異なります。
ちなみに「ゴリ押し」という単語は、ハゼ科のゴリが川底にへばりつくように生息しており、釣る時に強く力を込める必要があったことに由来していると言われています。
なぜ「休」という漢字が使われているの?
なぜ、鮴(メバル)という魚へんの漢字には「休」が使われているのでしょうか?
その由来をご紹介します。
あまり移動をしない魚だから
メバルは、ロックフィッシュ(根魚)と呼ばれる魚の一種で、ほどんど大規模な移動をせず、岩陰などに潜んで生息しています。
その姿がまるで休んでいるようであったことから、「休」という漢字が使われるようになったという説があります。
なお、同じく「鮴」という漢字で表記するゴリも、メバルと同様に石の間で休んでいる姿が印象的であったことから「休」という漢字が使われるようになったと言われています。
魚へんに「休」でなんと読むのかまとめ
いかがでしたか?
今回釣りラボでは、「魚へんに休でなんと読む?」というテーマに沿って、鮴(メバル)という魚の正しい読み方やその名前の由来をご紹介しました。
他にも、難しい漢字の魚はいっぱいいます。
ぜひこの機会に、魚(へん)の漢字をまとめて覚えてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。