イワナとヤマメの共通点・違いとは?見分け方や味・料理方法の違いも紹介!

イワナとヤマメはなぜよく間違われるのでしょう?見た目が似ている?釣れる時期が似ている?味が似ている?今回、釣りラボでは、その理由と真相を紹介していきます。実際にイワナ・ヤマメを釣る方法やおすすめのスポットも紹介していきます。

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イワナとヤマメの共通点

ヤマメ

出典:写真AC

渓流釣りをしている方にとって良く名前を聞く魚はイワナ・ヤマメ・アマゴ・ニジマス・アユがメインになってくると思います。
その中でもイワナとヤマメは共通点も多く、なかなか見分けることか難しい魚でもあります。

まずはイワナとヤマメの共通点を特徴や生態から紹介していきます。

生息域が似ている

イワナとヤマメは渓流魚の中でも水温が低く、きれいな水を好みます
さらに流れの早い場所を好みますので、川幅が狭い上流域に生息しているという共通点があります。

同じ上流域に生息しているイワナとヤマメですが、より源流に近い最上流域がイワナの生息域でそのすぐ下流がヤマメの生息域となっています。
またアマメも同じ上流域に生息しており、よく混同されます。

渓流釣りで人気のニジマスも上流域に生息していますが、イワナやヤマメよりも流れの緩いところを好みますので中流域に近い場所を生息域としています。

サイズが似ている

イワナとヤマメのサイズが似ているという点でも共通点と言えるでしょう。
個体差はありますが、おおよそ20cm~30cmというサイズがイワナとヤマメのサイズとなります。

渓流釣りでは他にアマゴやニジマスといった魚が人気ですが、こちらのサイズはおおよそ40cm~50cm程とイワナやヤマメと比べて大型のサイズとなります。

ヒレが似ている

イワナとヤマメには背中側の尾びれの付け根にアブラビレという小さなヒレがあります。
サケ科特有のヒレですが、イワナもヤマメもサケ科に属する魚であるので、ヒレの特徴が似ているというところも共通点です。

ほかにニジマス・アマメもサケ科の魚なので同じアブラビレを持っています。

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イワナとヤマメの違い

ヤマメ

出典:写真AC

共通点が多いイワナとヤマメをどうやって見分ければ良いのか悩んでいる方もいると思います。
生態が似ているイワナとヤマメはその外観で見分けることができます。

具体的には体の色と模様で見分けることができます。
それぞれどのように見分けるか紹介していきましょう。

体の色が違う

最初の見分け方は体の色の違いでです。
イワナとヤマメでは体の色に違いがあります。

イワナは黄褐色や灰色の体色をしています。
イワナと比較してヤマメは背中側がわずかに緑色を帯びた体色をしています。

模様が違う

イワナとヤマメには体に斑点の模様があります。
その模様の違いによって見分けることができます。

イワナは背中側に白い斑点があり、体の側面にある小判型のパーマークと呼ばれる模様が薄いのが特徴です。
対してヤマメは背中側の斑点は黒く、側面のパーマークははっきりと濃く目立ちます

また、ヤマメは側面に赤帯と呼ばれる赤い線が入っていることも違いの一つです。

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イワナとヤマメの味の違い

ヤマメ

出典:写真AC

生息域や模様といった共通点・違いを知りましたが、味はどうでしょうか。
イワナとヤマメの調理方法や味の違いを見て行きましょう。

調理・料理の仕方は似ている

イワナもヤマメも同じ川魚でサケ科ということもあり、基本的な締め方や料理方法・レシピはほぼ似ています。
釣れた後は脳締めをして、料理によって捌き方を変えていきます。

店でよく見るオーソドックスな塩焼きはヌメリ・ウロコを取ったら腹ワタとエラを出して焼くだけでOKです。
刺身など生で食べる場合にはイワナもヤマメも寄生虫には十分注意しましょう。

味は違う

イワナもヤマメも調理方法にあまり差はなく、代表的な食べ方として塩焼きや刺身、から揚げ、甘露煮、燻製が挙がります。
しかし料理方法が同じでも食べると味は違ってきます。

ヤマメは甘みがある白身で、クセがなく食べやすいのが特徴です。
子どもから大人までだれでもおいしく楽しめるのがヤマメです。

対してイワナは少し野性味のクセが香りがあるのが特徴です。
しかしそのクセがうまい!という方も数多くいます。

どちらがおいしいかは人によってそれぞれですので、一度食べ比べをしてどっちがおいしいか考えるのも良いでしょう。

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イワナとヤマメ釣り方・ポイント

ヤマメ

出典:写真AC

イワナもヤマメも渓流釣りではとても人気のある魚です。
ここで少し両者の釣り方やポイントを紹介したいと思います。

おすすめの釣り場所

渓流釣りをするにあたって釣果に繋がる一番大切なことはスポット選びです。
イワナもヤマメも上流域に生息していますので、天然物を狙う際には川の上流を選ぶようにしましょう。

また、初心者や家族で渓流釣りの雰囲気を簡単に味わいたいという方は釣り堀という選択肢もあります。
渓流でイワナやヤマメを釣れる釣り堀として営業している釣り場もあるので難易度が低く、誰でも簡単に楽しむことができます。

おすすめの地域

イワナとヤマメは河川の生息域は似ていますが、生息地域は少し異なります。

イワナは北海道から九州まで幅広いのに対し、ヤマメは日本海側に繋がる河川と太平洋側に繋がる河川の内で東日本の河川という違いがあります。
ヤマメを狙うのであれば太平洋側は静岡県・神奈川県・千葉県が東南の限度となります。

ですので、両方狙う場合にはできるだけ日本海側に繋がる河川を選ぶと良いでしょう。
有名どころのスポットと言えば福島県・長野県・群馬県・栃木県那須・広島県小瀬川などが有名な地域です。

おすすめの季節

イワナやヤマメの渓流釣りを楽しめるのは3月1日~9月30日が基本となります。
河川によって解禁時期が微妙に変わりますが、春~夏が渓流釣りを楽しめる時期です。

その中でもベストシーズンは5月・6月です。
この時期になると水温が上がりだすので魚も活発に動くようになります。

釣りがしやすい気温でもありますので気持ちよく渓流釣りを楽しみましょう。

おすすめのタックル

イワナやヤマメを釣るのにおすすめの釣り方はルアー釣りかテンカラ釣りです。
ルアー釣りの場合は小型のミノーやワームを使うようにしましょう。

毛バリを仕掛けに使ったテンカラ釣りもおすすめです。
テンカラ専用ロッドがあれば的確にポイントに向かってアプローチすることができます。

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イワナとヤマメのまとめ

ヤマメ

出典:写真AC

いかがでしたでしょうか?

今回、釣りラボでは、「イワナとヤマメの共通点・違いとは?見分け方や味・料理方法の違いも紹介!」というテーマに沿って、

  • イワナとヤマメの共通点
  • イワナとヤマメの違い
  • イワナとヤマメの味の違い
  • イワナとヤマメ釣り方・ポイント

といったことをご紹介してきました。

他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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監修者:釣りラボ編集部

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