イワシは、日本や世界各国において食用魚として重要な役割を果たしている魚です。今回、釣りラボでは、そんなイワシについて、その種類一覧や、日本のイワシの種類や見分け方、値段相場、活用方法や味の違い、食べ方やレシピをご紹介。ぜひご覧ください。
イワシにはどれくらい種類がいるの?一覧でご紹介
昔から日本の食卓を支えてきたり、釣り人にはエサとして使用されてきたイワシですが、どのくらいの種類がいるかご存じでしょうか。
イワシは世界的にみると約300種類ものイワシがいるとされています。
実はその分類方法は日本での分類と世界での分類の方法が違います。
以下は世界でのイワシの種類の一覧です。
マイワシ属 | マイワシやカリフォルニアマイワシなど |
サルディナ属 | ニシイワシ |
ウルメイワシ属 | ウルメイワシやホワイトヘッドウルメイワシなど |
カタクチイワシ属 | アンチョイタやカタクチイワシなど |
日本のイワシの種類とその見分け方
日本でイワシというと、ニシン科であるマイワシ・ウルメイワシとカタクチイワシ科のカタクチイワシの3種類としています。
それぞれの種類がどのような特徴があるのかご紹介していきましょう。
マイワシ
イワシの漁獲量の半分強を占めるマイワシは日本人にとって一番なじみの深いイワシではないでしょうか。
釣り人の中にはマイワシのサビキ釣りで釣りデビューした人もいるのではないでしょうか。
その生態は日本全国の沿岸部に生息しており、海の表層部を群れを成して生息しています。
体長は20cm前後の体長が標準的な大きさとされています。
マイワシを見分けるポイント
マイワシと他のイワシを見分けるポイントは2つです。
一つ目は全体的に丸みがあるフォルムをしていることです。
二つ目は体の側面に黒い点が7~10個並んでいることが見分けるポイントになります。
マイワシは他の種類のイワシと比べて見分けにくいこともありますので、他の種類のイワシの見分け方で判別できなければマイワシと考えても良いと思います。
マイワシの主な活用方法
マイワシの主な活用方法と言えば食用だと思う方がほとんどかもしれません。
しかし実はマイワシの生鮮食品への利用は漁獲量のおおよそ40分の1と非常に低いのです。
漁獲量の97%が養殖魚のエサや飼肥料の原料です。
残り3%が食用とされており、そのうち生鮮品として流通するのは15%ほどで残りは加工品となります。
マイワシはどんな味がする?
マイワシは脂が程よく入っており、刺身で食べると少しとろみのある味を楽しむことができるでしょう。
マイワシの値段相場
マイワシがイワシの中で一番値段が高い種類で、1kgあたり350円ほどで推移しています。
カタクチイワシ
イワシの中で最も小型のイワシがカタクチイワシです。
釣り人の間では生き餌としてもなじみ深いカタクチイワシですが、見分けるポイントや主な活用方法をご紹介します。
カタクチイワシを見分けるポイント
カタクチイワシは体の色分けと顎の形状で見分けることができます。
体の上部は黒くなっており、顎の形状が下顎のほうが短いかどうかを確認してみましょう。
カタクチイワシの主な活用方法
カタクチイワシの主な活用方法は稚魚か成魚かどうかによってわかれます。
稚魚のうちに水揚げしてしらす(ちりめん)として活用され、成魚になったのちに水揚げされたカタクチイワシは煮干しやオイルサーディン・アンチョビといった加工品に活用されることが多いです。
カタクチイワシはどんな味がする?
カタクチイワシを生で食べる機会はそう多くないと思いますが、実はカタクチイワシが一番生の状態で美味しいと言われています。
内臓の苦みとともに食べるのがツウの楽しみ方のようです。
カタクチイワシの値段相場
カタクチイワシの値段相場は1kgあたりおおよそ250円前後で推移しています。
ウルメイワシ
ウルメイワシはイワシの中でも一番大きくなる種類です。
30cmオーバーになるウルメイワシも珍しくありません。
また、ウルメイワシは寿命が短く1年で成魚となったのち2年ほどで寿命を迎えます。
ウルメイワシを見分けるポイント
カタクチイワシを見分けるポイントは目です。
目がとても大きく、マイワシのように黒い斑点がないことが見分けるポイントです。
ウルメイワシの主な活用方法
ウルメイワシは鮮度が落ちるスピードが早い魚として有名であることからそのほとんどが加工品として調理されます。
小型のものは煮干しとして活用され、大型のものはメザシや丸干しといった加工品として活用されます。
ウルメイワシはどんな味がする?
ウルメイワシはマイワシと比較すると脂質が少ない種類になります。
その味も脂が少なく淡白な味をしていますが、刺身で食べると強いうま味を感じる魚です。
ウルメイワシの値段相場
ウルメイワシの値段相場はおおよそ1kgあたり300円前後で推移しています。
イワシの食べ方や料理方法をご紹介
その値段の安さから食卓を支えてきたイワシですが、どのように食べると良いのでしょうか。
おすすめのレシピとイワシの捌き方をご紹介します。
イワシのおすすめレシピ
イワシをより美味しく食べるためのおすすめレシピを紹介します。
イワシのなめろう
イワシと言えばなめろうです。
生のイワシのねっとりとした食感に味噌の味がしっかりと乗っているので、おかずとしてもおつまみとしてもおすすめです。
イワシのつみれ汁
ふんわりとしたイワシのつみれは他の魚では再現できない美味しさです。
栄養も豊富ですのでお子さんに食べさせるのにもピッタリです。
イワシの正しいさばき方
イワシの捌き方には包丁を使う捌き方と手で捌く方法の2種類の捌き方があります。
包丁で捌く方法
包丁の場合は通常の魚と同じく3枚におろします。
手順は頭を落としたら腹を裂いて内臓を取り出し、背骨を中心に身の両面に包丁を入れていきます。
小骨が多いので少し技術が必要になります。
お刺身で楽しむ際は包丁を使って捌きましょう。
手で捌く方法
フライなどを作る場合は、より簡単に手で捌く方法もあります。
まずエラから手を入れて頭を取ります。
次に腹部に指を入れて裂いてきます。
内臓を取り出したら骨と身をゆっくりとはがしていき、中骨を取り除いたら完成です。
イワシの種類についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「イワシの種類を一覧で解説!その見分け方や味の違い、レシピなどをご紹介」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。