夏がシーズンのウナギ釣りですが、ウナギが一体どんな餌に食いつくのか気になりませんか?そこで今回釣りラボでは、釣果が上がるウナギ釣りの餌を詳しく解説していきます。餌の付け方や保存方法、ウナギ釣りの基本も紹介していますのでぜひご覧ください。
そもそもウナギってどんな魚なの?
ウナギは、ウナギ目ウナギ科ウナギ属に属する魚です。
ウナギが多く分類しているのは、太平洋とインド洋です。
主に、その周辺にあるアフリカや東南アジアの河川でウナギが確認されています。
そんなウナギにも様々な種類が存在しますが、日本で釣れるウナギのほとんどがニホンウナギです。
みなさんも御存知の通り、ニホンウナギは高価で取引されています。
名古屋のひつまぶしが特に有名です。
また、一般的に日本でうな重を食べようとすると約3000円ほどかかってしまいます。
こんなに高い値段を支払うのであれば釣って自分自身で調理して食したほうが良いかもしれません。
そんな方のためにウナギ釣りにおすすめな餌を中心に、ウナギ釣りに関する基礎的な知識をご紹介していきます。
ウナギ釣りにおすすめな餌
ウナギは肉食なためにどんなものでも餌にしても釣れます。
ただし、もし海で釣る場合はアオイソメ、河川で釣る場合はミミズなど、場所によって餌の選び方も変える必要があるため気をつけましょう。
ミミズ
万能で釣れるのがうなぎ釣り餌ミミズです。
どんな川魚でもミミズは大好物なために、ウナギにももちろん餌として使用できます。
市販されているもので特に有名なものが「ミミズちゃん 熊太郎」です。
サイズが様々ありますが、Big Sizeを選ぶと良いでしょう。
イソメ
海で釣る場合、イソメの中でもアオイソメが代表的です。
しかし、イソメはフグなどのエサ取り魚に弱いという弱点があります。
ユムシ
ユムシは見た目が気持ち悪いためにエサ釣りになれてない人は使いづらいかもしれません。
イソメと似ていて、うなぎ釣り河口餌には鉄板の餌です。
アナジャコ・カメジャコ
干潟の近くではアナジャコ、カメジャコを使用すると良いです。
エサ取りにも強く長時間餌としてつけた場合でも問題ありません。
サバの切り身
匂いが強いために匂いで釣る釣り方です。
うなぎ釣り餌サバの代わりにサンマでも代用できます。
イカ
うなぎ釣り餌イカでもウナギを釣ることが可能ですが、匂いが足りないために集魚力は少ないです。
しかし、餌としては針から外れにくいために適しています。
臭いを出すためにはイカの塩辛などを使用するとよいというレビューも見つけたために試してみるのも良いでしょう。
エビ
冷凍エビでも釣ることができるという報告があります。
しかし、うなぎ釣り餌エビの中でもテナガエビを使用すると良いでしょう。
下流では特にテナガエビは効果があります。
ただし、大きすぎるとウナギの口に合わないために、口に入りそうな適切なエビを餌として選んで針に付けましょう。
レバー
うなぎ釣り餌レバーは臭いで集めるためにベストな餌です。
鯉などが大好物で、河川でレバーを入れた場合はあっという間に魚に食べられてしまいます。
できるだけ鯉の少ない場所で使用することをおすすめします。
鮎(アユ)
鮎の中でも小さい個体は、うなぎ釣りの餌として使用できます。
ウナギは大きいもので20cm程度になりますが、小さい個体はウナギの餌としてはちょうど良いサイズです。
生きている個体を餌として用いるのが、普通に考えると良いですが、ウナギは思ったよりも動きが遅いために魚の活餌を用いるのはあまり適していません。
釣り対象とする生物の特徴を捉えて餌を決めると良いでしょう。
ザリガニ
うなぎの釣り餌でザリガニを使う場合は温排水のある場所で釣る場合です。
基本的にザリガニは温かい水路に生息するために、その場所に住んでいるウナギはザリガニを餌にしていると考えられます。
まれに、ミシシッピアカミミガメが食いついてくることがありますが、屈せずにウナギを狙っていきましょう。
カニもザリガニと同様に使うことができます。
【ノーブランド】エサ用 ザリガニ
ビーフジャーキーでも釣れる?
ビーフジャーキーにはザリガニがヒットします。
そのザリガニをウナギが食べます。
このようにしてビーフジャーキでも釣り上げることが出来ます。
しかし、ザリガニのいる場所でしか通用しません。
ウナギ釣りの餌の付け方
うなぎ釣り餌付けのポイントはできる限り、取れないようにつけるということです。
また、魚の口に入るまでの妨げにならないように取り付けるのもポイントです。
魚の口の中に入ってから、餌から針が出てうまく口に針がかかるようにすることが理想的です。
以下で、ザリガニを餌として使う際の付け方を解説した動画をご紹介しておきます。
ウナギ釣りで使う餌の保存方法
基本的にはどの餌も冷凍で保存しても大丈夫です。
ただし、活餌として使用したい場合は、当日に購入し、当日中に使用すると良いです。
ミミズは冷凍すると悪臭を放つようになるため、気をつけましょう。
ウナギの釣り方・コツの基本情報
餌についてしっかりと理解したら、次はウナギ釣りの基本的なやり方・コツを知っておきましょう。
ウナギ釣りの時期・場所
ウナギ釣りは、基本的には4~10月の間に釣りが行われます。
中でも秋の時期は越冬のためウナギがエネルギーを蓄えるため、釣れやすくなります。
ウナギ釣りであれば秋口がいいかもしれません。
場所は河川の中流~下流域でテトラポットや岩の隙間など狭い環境を好みます。
基本的には夜行性なので夜釣りがおすすめです。
ウナギ釣りの仕掛け
ウナギ釣りの仕掛けは、スピニングリールから出ている糸に、シンカーとペアリングをつないでください。
そこにハリスとうなぎ針を付ければ、仕掛けは10分程度で完成します。
元の糸とハリスは一緒の番号にするようにするように注意しましょう(例:5号)。
ハリスとシンカーとウナギ針とペアリングは以下に紹介します。
【がまかつ】うなぎ針 三越うなぎ(糸付 徳用) 13号 ハリス4号 30本
ウナギ釣り専用の針です。
この値段で30本も針があるためにもしも根がかりなどして針が引っかかってしまっても換えがききます。
【NTスイベル】ベアリング溶接 ニッケル
ウナギ釣りにおいてペアリングは持っているだけで便利です。
ハリスと元糸をつなげるための間接的な役割を果たします。
ウナギの釣り方
ウナギ釣りで最も大切なことは時間帯と適切なポイントで釣るということです。
ウナギ釣りは夕暮れ直後からが最も釣れる時間帯だと言われています。
また、ウナギ釣りは雨が降って水が濁っている方が良いです。
潮汐の影響がある場合、下げ潮を狙います。
その理由はウナギが流れを好むためです。
加えて、ウナギは光のもとに集まる小魚を食べるので、夜間帯で釣りを行う場合は常夜灯があるような場所で釣りを行うと良いでしょう。
深みのある場所も好みます。
ただし、干潮時には干上がってしまうような浅い場所でも、例外でウナギがよく現れる場所もあるので適正な場所を選んで釣ることが大切です。
ウナギの生態・特徴
ウナギの生態に関しては未だにわかっていないことが多く、産卵場所に関しても近年まで詳細な情報が明らかにされていませんでした。
この記事の最後に、ウナギの生態に関して、2020年現在に判明している情報をご紹介します。
ウナギは、川や湖で成長し、ある程度大きく成長すると海まで産卵しに降りるという変わった特徴を持っています。
サケなどと似ているように感じる方もいるかも知れませんが、サケなどは海で大きく成長し、産卵のために川を遡上するウナギとは逆の生態であるとわかります。
ウナギの卵は1.6mmと小さく、産卵してすぐに孵化を開始します。
孵化直後のウナギは「レプトセファルス」と呼ばれ、自分の力で泳ぐことが出来ないために潮の流れに乗るなどして、浮遊しながら成長します。
そして、潮の流れに上手く乗って河口付近まで移動すると、シラスウナギと呼ばれる稚魚に変化します。
河口から川の上流に上るためには自分の力で泳ぐ力が必要であり、シラスウナギには備わっています。
その後、シラスウナギは満潮時の流れを利用して、河口から数キロ辺りまで遡上します。
ある程度、その環境下に順応すると、クロコと呼ばれるようになり、体表が少しずつ黒色に変化していきます。
自力で川の中流域まで行くことができれば、「黄ウナギ」と呼ばれる背中がオリーブ色でお腹周りが黄色に近い色に変化します。
この状態が私達の普段よく口にするウナギの個体です。
ある程度大きくなり、産卵の時期になると川を下って「銀ウナギ」に変化します。
これがウナギの生態であり、大規模なライフサイクルを送っていることがわかります。
ウナギ釣りの餌に関するまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「ウナギ釣りにおすすめな餌をご紹介!付け方や保存方法、使い分け方も解説」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。