シーバスの攻略法として、バチ抜けに時期・ポイントを押さえておくことは非常に重要です。今回、釣りラボでは、バチ抜けに関する基礎知識やバチ抜け時の釣り方テクニック、おすすめタックルなどをご紹介します。
バチ抜けとは?
バチ抜けについて、ご説明していきます。
バチとは、釣り餌として知られているゴカイやイソメの仲間を指す総称です。
見た目のインパクトから敬遠される方もいますが、海釣りでの餌釣りでは無くては成らない存在です。
普段は海底に生息しているゴカイやイソメなどの多毛類生物ですが、生殖群泳と呼ばれる繁殖活動の際に水面近くまで上昇し動き回ります。
生殖群泳で集まったゴカイやイソメを目当てに、シーバスやクロダイ(別名チヌ)、クロソイなどの魚が捕食にくるポイントがあります。
そのポイントを狙う釣り方のことを、まとめてバチ抜けと呼びます。
バチ抜けはシーバスを釣るのに最適なタイミング!
バチ抜けが始まる3月頃は、海中の生き物の活性が高まる時期です。
シーバスはこの頃、産卵期が終わり体力を消耗した状態なので捕食量が増します。
苦労せずに栄養を摂取できる餌が大量に現れる、シーバスにとって願ってもない機会です。
普段の食いつきと比べても段違いに食いつきます。
従って3月〜6月頃は、シーバスを釣るのに最適なバチ抜けのパターンです。
より効率よく釣果を高めるために必要なバチ抜けの情報を、下記でご説明します。
バチ抜けの時期
バチ抜けが起こる時期をご説明します。
12月中旬から徐々にバチ達が水面近くで動き回るようになり、水温が高くなり始める3月以降が、本格的なバチ抜け時期になります。
6月頃にはバチの数が少なくなってきますが、一部の地域では7月中でもバチ抜けが発生することがあります。
地域により様々で12月より遅く始まり6月より早く時期が終わってしまう地域もあるので、釣行前に把握しておきましょう。
バチ抜けの時間帯・タイミング
上記でご説明したバチ抜けの時期によって、時間帯とタイミングも異なるので時期に合わせてご説明します。
おすすめの時期
12月〜3月頃バチ抜け前半の時期は、日没前後1時間の日が落ちて薄暗くなる満潮時〜深夜帯の干潮時がおすすめです。
4月〜6月頃のバチ抜け後半の時期は、日没前後1時間の日が落ちて薄暗くなる満潮時〜深夜明けの満潮時がおすすめです。
前半後半を比べると、バチ抜け後半の時期が時合も長いのでより釣果が上がります。
時間帯に関する注意点
また、時間帯に関して注意していただきたいことがあります。
夜間の方が釣れると言うわけではなく、昼間でも大潮の時期などでは釣果が上がることもあり、潮汐の時期、気候条件、気温や湿度などあらゆる条件下に合わせたタイミングがあること。
地域によりバチ抜けの時間帯・タイミングの変化がありますので釣り場へ向かう前に、潮見表などで調べておくと良いです。
全国各地の潮見表は、こちらから探すことができます。
バチ抜けのエリア・ポイント
バチ抜けのエリア・ポイントをご紹介します。
エリアは太平洋側に多いですが、日本海側でも確実にバチ抜けは存在しています。
以下で記載していないエリアでは、釣行先の釣具店などでバチ抜けのエリアについて尋ねてみるのが良いです。
また、YouTubeやブログなどでも情報が掲載されているので、チェックしておくと役立ちます。
バチ抜けのポイントは、海岸地形の変化が多い場所やバチが目視で確認できる場所がおすすめです。
河川では、下流域が狙い目で特に汽水域周辺はおすすめです。
バチ抜けを狙うにはアプローチをするタナも重要です。
狙うタナは表層から、深層の全てのタナを狙うつもりで挑みましょう。
表層はバチが見えているので狙う方も多いですが、目視できない中層から深層のタナにもバチが生息しています。
それもそのはず、元々深層域で生息している生き物なので、生殖群泳の際でも深層から移動するものばかりじゃないのです。
上記のことを踏まえて、深層域に生息するシーバスを狙って見るのも良いです。
バチ抜け時の釣り方テクニック
バチが多く、時間帯・タイミング全てが良くても、釣り方を知らなければ釣果は上がりません。
そこで、バチ抜け時の釣り方のテクニックをご紹介します。
大切なことは、バチとシーバスの場所に合わせて移動することです。
バチは水の流れに左右されやすく、そのためバチに合わせてシーバスも移動してしまいます。
同じ釣り場でバチが少なくなり釣果が落ちてきたら、タナを変えてみましょう。
それでも釣果が伸びない場合は、気持ちを入れ替え次の釣り場を探します。
フットワークの軽さが、バチ抜け時の釣りに役立ちます。
バチ抜けのシーバス攻略におすすめのタックル
こちらでは、バチ抜け時のシーバス攻略におすすめのタックルをご紹介します。
バチ抜け時におすすめのロッド・釣竿
バチ抜け時には、なるべくコントロールのしやすいロッドを用意しましょう。
【シマノ】スピニングロッド ルアーマチック S90ML
軽量で手に馴染みやすく、ルアーを投げる際にもコントロールしやすい仕様です。
シーバスは勿論のこと、アジングロッド、エギングロッドとしても使用が出来る万能ロッドです。
バチ抜け時におすすめのリール
バチ抜け時におすすめのシーバスリールをご紹介します。
バチ抜け時におすすめのルアー・ワーム
バチ抜け時におすすめのルアーをご紹介します。
【ColorGo】ワーム ジグヘッド シンキングルアー
細身なボディで、メタルジグとは違い柔らかく水中のアクションも綺麗で正確です。
遠投性能も高く潮風の強い日のシーバス攻略に、役立つこと間違いなしのジグヘッドです。
バチ抜けの基礎知識まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「バチ抜けが起こる時期・時間・ポイント・タイミングを徹底解説!シーバス攻略」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。