初心者でも手軽に楽しめ、食べても美味しいイカ釣り。今回釣りラボでは、そんなイカ釣りにおすすめな時間帯をイカの種類別に解説していきます。また、イカ釣りに最適な場所や時期も合わせて紹介していますのでぜひご覧ください。
イカ釣りとは?
イカ釣りはシーズンを問わず釣れることや道具の手軽さにより、初心者でも楽しむことができます。
ヒキの強さも感じることができ、釣果はおいしくいただくことができるので、とても人気がある釣りのひとつです。
イカの生態・特徴
イカは、貝やタコと同じ「軟体動物」の仲間です。
その中でも、頭から足が生えている「頭足網」に分類され、さらに10本の足と腕をもつ「十腕形上目」に分類されます。
北極から南極まで世界中の海に生息しており、日本近海だけでも100種以上のイカが生息していると言われています。
日本でよく食されているイカは、コウイカ目のコウイカやアカイカ、またツツイカ目ではスルメイカやアオリイカ、ヤリイカです。
イカの釣り方
イカ釣りで人気なのがエギングです。
元々は「餌木」という漁師がイカを獲るための漁具を、ルアーフィッシング用に改良したエギを使用したスタイルで「エギング」と呼ばれるようになりました。
エギングは、初心者でも手軽に始めることができるのが最大の魅力です。
イカ釣りにおすすめな「マズメ」の時間とは?
「マズメ」を辞書で調べると、「日の出・日の入り前後」「釣りにもっともよい時間」と書かれています。
語源は諸説あるようですが、「間詰め」=「太陽と水平線の間が詰まっている状態」の時間帯ということで、日の出・日の入り前後の1時間程度を指す言葉になったと言われています。
では、なぜマズメの時間帯は釣りに適しているのでしょうか?
それは海中の食物連鎖が関係しています。
海中のプランクトンは日中明るい時間は海底にいますが、夜になると表層に移動します。
そのプランクトンを捕食する小魚が集まり、またその小魚を捕食する魚が集まります。
ベイト(エサ)が動くことで、海中の生物は活発に動きはじめるのです。
イカは主にイワシ・アジなどの小魚や、エビ・カニなどの甲殻類を捕食しています。
そのため、プランクトンを捕食しにきた小魚を狙って、イカもマズメの時間帯に活発に行動しているのです。
朝マズメの時間
朝マズメの時間は日の出の前後1時間程度です。
夏ならば午前5時~7時頃、冬ならば午前6時~8時頃が朝マズメの時間になります。
夕マズメの時間
夕マズメの時間は日の入りの前後1時間程度です。
夏ならば午後18時~20時頃、冬ならば午後16時~19時頃が夕マズメの時間になります。
地域や季節によって多少のずれがありますので、事前に調べていくことをおすすめします。
イカ種類別のおすすめの時間帯
イカ釣り夜時間とは、イカが夜行性であることや、ベイトフィッシュを求めて夜間に常夜灯のもとに集まる習性によるものです。
ここではイカの種類別、釣りにおすすめの時間帯について説明します。
アオリイカの釣れる時間帯
アオリイカは朝マズメ・夕マズメの時間帯が釣りやすいでしょう。
アオリイカがエサを探して活性が上がるのが、ちょうどマズメの時間と重なるからです。
またアオリイカは夜行性ですので、日中よりは夜釣りのほうが釣りやすい時間になります。
ヤリイカの釣れる時間帯
ヤリイカの釣れる時間帯は、夕マズメもしくは深夜から朝マズメの時間帯です。
ヤリイカは夜行性のため、昼間はじっとしていることが多いです。
夜間はプランクトンが集まりやすい常夜灯が設置されている場所に、ヤリイカもエサを求めて現れることが多いでしょう。
スルメイカの釣れる時間帯
スルメイカはイカ類のなかでも、特に動きが活発です。
昼間は海の深層に潜っていますが、夜になると表層へ移動し、小魚を捕食するため回遊します。
そのため夜間は明かりのもとに集まったプランクトンを捕食する小魚を狙って、スルメイカも明るい場所に集まる習性があります。
夕マズメから深夜にかけての時間帯が、スルメイカを釣るのにおすすめの時間帯です。
イカ釣りに最適な場所はどこ?
イカ釣りに最適な場所は潮通しがよく、エサが豊富な場所です。
テトラポットや岩礁は、イカがエサを求めてよく回遊しています。
また産卵や外敵から隠れるため、藻場もイカが好んでいる場所です。
明るい場所に寄ってくる習性もあるので、常夜灯のある漁港や堤防がイカ釣りに適しているでしょう。
しかし、深さもそこそこあり潮の流れが複雑な場所であるため、危険とも隣り合わせになります。
安全対策は十分に行いましょう。
イカ釣りにおすすめの時期
イカの種類によって、おすすめの時期は異なります。
アオリイカ、ヤリイカ、スルメイカのそれぞれのおすすめの時期をご紹介します。
アオリイカ
アオリイカは春と秋がおすすめです。
春は産卵を控えた親イカで、大物狙いが楽しめます。
秋は初夏に生まれたばかりの子イカで小さめですが、警戒心があまりなく食いつきがよいのが特徴です。
ヤリイカ
ヤリイカは一年を通して釣ることができます。
沖合を回遊しているヤリイカですが、12月~2月は繁殖や産卵のため群れで接岸するため、大きな親イカを狙うことができるでしょう。
スルメイカ
スルメイカは生まれた時期と場所により3つに分類されています。
そのため一年中釣ることができますが、夏は最も水揚げ量が多い時期になります。
しかし、そのほとんどが沖合で獲れたものです。
岸釣りやエギングで釣るなら、春がおすすめです。
イカ釣りにおすすめの道具(タックル)・仕掛け
ここでは初心者でも扱いやすい、イカ釣りにおすすめのタックルや仕掛けをご紹介します。
/rod/egging-rod/2895″,”type”:”wp-embed”,”providerNameSlug”:”釣りラボマガジン”} –>【ダイワ】スピニングリール 17エクセラ 2506H-DH
ダブルハンドルのリールは、足場がよくないイカ釣りでも、ちょっと置いたときに傷がつきにくいのでおすすめです。
【エバーグリーン】エギ番長 3.5号
初心者でもキレのあるダートが楽しめます。
こちらは新色で、発色がとても美しいです。
イカ釣りの時期に関するまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「イカ釣りに最適な時間帯はいつ?アオリイカ・ヤリイカの釣れる時間を解説」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。