釣り好きなら絶対に知っておくべきナブラとは一体どういう意味なのでしょうか?今回、釣りラボでは、ナブラの意味や、その対処方法、発生しやすい時間を解説した上で、おすすめのルアーをご紹介しています。ぜひご覧ください。
ナブラとは?どういう意味?
ナブラとは、フィッシュイーターのエサとなる小魚が水面に追い詰められている現象のことです。
小魚が逃げ惑うことで海面が湧き立ち、下には捕食側である大物の魚が集まっているため、海釣りのアングラーには絶好のチャンスと言えます。
「ナブラ撃ち」という使い方をされることが多く、これは「ナブラのタイミングを狙って釣る」という意味です。
元々は、漁師が小魚の群れを「魚群(なむら)」と呼んでいたことに由来した言葉です。
チャンスや幸運を想起させることからプロアングラーがデザイナーを務めるジュエリーブランドの名前になっており、ナブラブランドのネックレスや指輪が展開されています。
数学で極座標などを表す際にナブラという記号を用いることがありますが、釣りにおいてのナブラとは全く関係がありません。
ナブラの様子を動画で見たいとうい方は、こちらの動画をご覧ください。
ボイル・ライズとの違い
ナブラと混同しがちな言葉に、ボイルとライズがあります。
ナブラがエサとなる小魚に焦点を当てた言葉であるのに対し、ボイルとライズは捕食する魚を表した言葉です。
ボイルはフィッシュイーターがエサとなる小魚を食べている状況のことを指し、ライズは捕食の際に水面からフィッシュイーターが顔を出す様子のことを指します。
使い方を間違えているアングラーも多いですが、念のため正しい意味を押さえておきましょう。
釣りでナブラが発生しやすい時間は?
ナブラはアングラーにとっては大チャンスとも言えるラッキーな現象ですが、狙って巡り合うのは難しいでしょう。
そのため、ナブラが発生しやすい時間帯を知っておくのが大切です。
明け方前後の朝マズメ、日没前後の夕マズメには、フィッシュイーターのエサとなる小魚が活発に移動します。
そしてフィッシュイーターも小魚を追いかけて捕食しようとするため、ナブラが起こりやすい時間帯と言えます。
また、フィッシュイーターがたくさん集まってくるだけでなく、活性が上がってルアーに食いつきやすくなるので、マズメは非常に狙い目です。
ナブラが発生した時にはどうしたら良い?
ナブラに巡り合った時には、せっかくのチャンスを逃さない立ち回りをしたいものです。
ナブラに対してしてはいけないことや、ナブラを上手く利用するコツを確認しましょう。
ナブラの真ん中にルアーを入れてはいけない
最もしてはいけない行為が、ナブラの真ん中にルアーをキャストすることです。
ナブラは、フィッシュイーターに追い立てられた小魚の群れです。
その中にルアーを入れてしまうと、せっかくの群れが散ってしまいます。
また、小魚の群れにルアーが埋没してしまいヒットしないということもあり得ます。
せっかくのナブラを台無しにしないためにも、ナブラに直接ルアーをキャストしないようにしましょう。
ナブラよりも沖側にルアーを入れる
ルアーを投げ入れる際は、ナブラよりも沖側を狙うのがベストです。
フィッシュイーターは、小魚を追って沖から岸側へやって来ます。
そこをルアーで迎えて食いつかせたいので、ナブラよりも沖側という選択が正解です。
海面の表層を狙うように
ナブラが起きている場合、ボトムではなく表層を狙いましょう。
小魚は逃げ惑いながら表層に集まっており、フィッシュイーターは上を向きそれを捕食しようとしている状態だからです。
ターゲットの下層にルアーを沈めても、興味を引くことはできません。
もし表層で反応がなければ少しずつ深い場所を探っても良いですが、基本的には表層でただ巻きしていればヒットします。
着水後はすぐにリールを巻き始めるくらいのスピード感で攻めてください。
ナブラ撃ちにおすすめのルアー
ナブラを狙うナブラ内では、ルアーが非常に重要な役割を持ちます。
ルアーには様々な種類があるため絞るのは難しいですが、以下で紹介するルアー以外ではトップウォータープラグのポッパーやペンシルベイトなどもおすすめです。
ナブラミノー
ミノーとは、エサとなる魚を模して作られたルアーです。
中でもナブラミノーは、ナブラが発生している場面で使用するために作られた専用ミノーで、釣具メーカージャッカルが展開しています。
沖寄りでナブラが発生してもリーチできる飛距離と、ナブラのタイミングを逃さないよう早巻きに特化しているのが特徴です。
【JACKALL】ビッグバッカー 84mm 27g
青物・ヒラメ向けルアー
サゴシを始めとした青物、ヒラメやマゴチ向きのナブラミノーです。
サイズが小さめなので、ライトタックルで岸からナブラを狙う際に最適です。
84mmサイズは8色展開なので、シチュエーションに合わせて選んでください。
こんな人におすすめ
- 岸からナブラを狙うライトタックル釣りに興味がある方
- 青物、ヒラメ、マゴチをターゲットにした釣りをよくする方
メタルジグ
ナブラ撃ちで出番が多いメタルジグは、飛距離を重視したい時におすすめです。
鉛や鉄、亜鉛やタングステンなど様々な金属で作られており、形状も重さもカラーもバリエーション豊かです。
【メジャークラフト】メタルジグ タングステン ジグパラ
船からでも岸からでも使える汎用性の高いメタルジグです。
タングステン製なので小型で軽く狙ったポイントにしっかり着水でき、小さいターゲットにも使えます。
メタルバイブ
金属製のメタルバイブはシーバスを狙う際に使うイメージが強いですが、フィッシュイーター全般に効果抜群でナブラ撃ちにも最適なルアーです。
重さがあるので遠投でき、アクションさせた際の振動は強いアピール力を持っています。
【Jackson】メタルバイブ
キャストしやすく飛距離も釣果もある安定したメタルバイブです。
コスパの良さも魅力なので、色違いで何色か揃えるのもおすすめです。
ナブラのまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「ナブラとは一体どういう意味?ナブラ撃ちの方法・発生時間・おすすめルアーを紹介」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。