太刀魚の調理方法として、とても人気が高いのが刺身です。今回、釣りラボでは、太刀魚の刺身を最も美味しく食べる方法、捌き方、皮の剥がし方、切り方、いつまで日持ちするのか、熟成のさせ方、炙り・ポン酢で食べる方法などをご紹介。ぜひご覧ください。
太刀魚の刺身の食べ方をご紹介【初心者でも簡単】
太刀魚はその名のとおり、太刀のように細長く銀色をした魚です。
大きいものは体長2mを越え、体重は5kgにも及びます。
太刀魚の肉はとてもやわらかく、刺身の他にも塩焼きやムニエル、酢の物にしても美味しく食べることができます。
まさに「釣ってよし、食べてよし」の魚ですね!
こちらの記事では、そんな太刀魚を刺身にするまでの捌き方とその美味しい食べ方・レシピについて詳しく説明していきます。
太刀魚の捌き方・切り方
どんな調理法でも美味しく食べることができる太刀魚。
そんな太刀魚の旬は、初夏から秋にかけてです。
旬の太刀魚はたっぷり脂が乗っていて、刺身にして食べるのにはもってこいです。
1kg以上の太刀魚の刺身は、特に美味しいと言われています。
それでは実際に、太刀魚の捌き方・切り方をみていきましょう。
1. 頭・尻尾を落とす
まずは、頭と尻尾を落としていきます。
はじめに太刀魚の背を自分のほうに向け、ひれをしっかり掴み頭を斜めに落とします。
太刀魚は歯が鋭いので、頭を落とす際は触らないように気をつけましょう。
尻尾は付け根からすとんと落とせばOKです。
2. 内臓を取り出し水洗いする
続いて、太刀魚の腹をこちら側に向け開いていきます。
腹を開く際は、尻のほうから腹に向かって一気に包丁を入れます。
腹が開けたら内臓を取り出しましょう。
内臓を取り出すと血合いの部分が出てくるので、血合いに沿って包丁で切り込みを入れます。
その後は丁寧に水洗いをします。
水洗いする際は、腹の中だけでなく鱗や血合いの部分も丁寧に洗うと良いです。
特に血合いが残っていると、刺身にしたときの生臭さにもつながるので注意しましょう。
3. 三枚におろす
太刀魚の水気をふき取ったら、三枚におろしていきます。
太刀魚を三枚におろす際は、普通のおろしかたの他に「大名おろし」という方法が使われます。
大名おろしとは、普通の魚と違い一回で骨から身をはがしていく手法です。
細長い体の太刀魚ならではの捌き方ですね。
頭のほうからゆっくり中骨に沿うように包丁を滑らせ、身をはがします。
中骨のぎりぎりの所を包丁が通るように心がけ、身が残らないようにしましょう。
太刀魚は長さがある魚なので、一回でおろすのが難しいサイズである場合はあらかじめ半分に切っておくと楽です。
骨の残ったほうの身も、同様の手順で丁寧に身をはがしましょう。
4. 腹の骨を取る
身を骨からはがしたら、次は腹の骨を取りましょう。
腹の骨を取り除くときは、骨をそぐようにして包丁を入れます。
そして最後は包丁を立てて、しっかりと身から骨をはがします。
取り除いた骨は、油で揚げてせんべいにしても美味しいですよ!
太刀魚を刺身にする方法
太刀魚が捌けたら、いよいよ刺身にしていきましょう。
太刀魚は他の魚より皮が厚いのが特徴。
なので刺身にして食べる際には、きちんと皮の処理をするのがポイントです。
1. 皮をあぶる
太刀魚の皮目を上にして、網やバッドの上に置きます。
あとはバーナーを使って、少し焦げ目がつくくらいにあぶっていくだけです!
あぶった後は氷水で冷やすのを忘れないようにしましょう。
2. 小さくカットする
皮目を上に置き、ひたすら細かく切っていきます。
細かく切ることで、刺身にして食べたときに硬い皮を感じにくくする方法です。
一切れずつではなく、何切れかまとめて食べるのがおすすめ。
3. 皮に切り込みを入れる
皮に細かく切り込みを入れることで、刺身で食べても皮が口に残らないようにする方法もあります。
切り込みの間隔ができるだけ狭くなるように、包丁を入れていきましょう。
切り込みが細かいほど、食べやすいお刺身になりますよ!
皮引きをする必要はあるの?
硬い皮を持つ太刀魚ですが、実はその皮はとても薄いんです。
無理やり皮を剥がそうとすると、身がボロボロになってしまうこともあります。
なので一般的に太刀魚は、刺身にする際にも皮引きを必要としない魚です。
おすすめの太刀魚の刺身料理
太刀魚をお刺身で食べるレシピの中から、特におすすめのレシピを3つご紹介します。
ポン酢
太刀魚には、ポン酢が非常にあいます。
こちらは、みょうが・生姜・細ねぎなどを捌いたお刺身の上にのせ、ポン酢をつけていただくレシピです。
炙り丼
めんつゆなどで作ったタレに太刀魚の刺身を漬けておき、それらをバーナーで炙りどんぶりにすると非常に美味しいです。
ボリュームたっぷりな炙り丼のレシピは、こちらのものがおすすめです。
酢締め
太刀魚の刺身は、酢でしめても美味しいです。
詳しいレシピは、こちらを参考にしてください。
太刀魚の刺身が美味しく食べられるお店
自分で調理するのはちょっと大変そうだな、と感じた方向けに、おすすめの太刀魚のお刺身が食べられるお店を2つご紹介します。
居酒屋
やはり美味しいお刺身は、お酒と共に食べたいですよね。
こちらの門前仲町駅にある「いさば」では、非常に新鮮なお刺身を食べる事ができます。
寿司屋
太刀魚のお刺身を食べる方法として、王道なのがお寿司です。
上野にあるこちらの「すし尽誠」では、非常に美味しい太刀魚のお寿司を食べる事ができます。
太刀魚の刺身はいつまで日持ちするの?保存方法は?
太刀魚の刺身は、原則として即日いただくのが良いとされています。
しかし、きちんと処理をしていれば、もっと長い期間で美味しくいただくことができます。
正しい処理をして、長く美味しくいただきましょう。
太刀魚を熟成させる方法・期間
上手に行えば、さらに旨みを増すことができる「熟成」。
熟成をすれば、通常よりも長い期間日持ちさせられるだけでなく、さらに美味しく食べることができます。
それでは実際に熟成を行う方法をみていきましょう。
この手順だけで高級な熟成魚の刺身がいただけるなら、やってみる価値がありそうです。
釣れた太刀魚の保存期間を伸ばすためにできること
太刀魚を刺身にしていただくには、とにかく鮮度を保つことが重要。
正しい処理で太刀魚の保存期間を伸ばしましょう!
神経締め
太刀魚の保存期間を伸ばすためには、「神経締め」という方法が用いられることがあります。
神経締めとは、魚を釣った際に頭に針を突き刺し、魚を脳死させ鮮度を持続させる方法です。
太刀魚は鋭い歯を持っているので、行う際には十分に注意しましょう!
血抜き
また、メジャーな方法としてあげられるのが血抜きです。
神経締めの際にも行うこの血抜きですが、魚の血を全て抜いてしまうことで、刺身にしたときの生臭さをおさえることができます。
エラの付け根あたりを専用のはさみで切り、海水につけながら血を抜いていきましょう。
太刀魚の釣り方とは?
どうせお刺身で食べるのであれば、釣りたての新鮮な太刀魚を食べたいですよね。
太刀魚は、実は初心者でも釣りやすい魚です。
昼夜問わず釣ることができますが、夜行性のため夜釣りのほうがアタリが多くなる場合もあります。
また、太刀魚はルアー釣り、餌釣りで釣ることができます。
堤防や船からも狙うことができるので、色々試して自分に合う方法を見つけるのも楽しいですね!
太刀魚の刺身についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「太刀魚の刺身を美味しく食べる方法とは?|捌き方・皮の剥がし方・切り方」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。