カヤックフィッシング入門|おすすめのカヤックや装備、服装を徹底解説!

自然の魅力を余すことなく堪能できるカヤックフィッシング。今回、釣りラボでは、カヤックフィッシングの魅力を紹介した上で、おすすめのカヤックや必要不可欠な装備・服装について解説していきます。

スポンサーリンク

カヤックフィッシングの魅力と注意点

カヤック

出典:写真AC

カヤックフィッシングは、キャンプやアウトドアのようなレジャーとしても、釣りのひとつのスタイルとしても、近年急速にポピュラーになりつつあります。

しかし、カヤックフィッシングの大会や体験ツアーが人気を博す一方で、気をつけなければならないことも非常に多いのです。

カヤックフィッシングの魅力と注意点について見ていきましょう。

カヤックフィッシングの魅力

カヤックフィッシングの最も大きいメリットは、普段行けないスポットへ行くことができる機動性です。

釣りをスタートしてからも、状況に応じて魚のいるポイントを探しながら自由にフィールドを移動することができるので、釣果を上げやすい釣り方と言えます。

エンジンボートや手漕ぎボートと比べると一人で運べるほど軽く、免許も不要である点も魅力です。

カヤックフィッシングのフィールド

カヤックフィッシングでは、湖や池、川や海など釣りが可能な釣り場は全てフィールドになります。

今まではウェーダーを着用しても到達できなかったポイントでも、カヤックで近付いて攻めることができるのです。
湖や池をフィールドにする場合は、漁業権や入漁権についてあらかじめ確認するようにしましょう。

カヤックフィッシングが可能なスポットは全国にありますが、北海道利尻島、新潟県上越市、石川県能登半島、福井県若狭湾、静岡県浜名湖、兵庫県姫路市・淡路島、沖縄県宮古島などは特にメジャーです。

カヤックフィッシングで釣れる魚

カヤックフィッシングでは、フィールドごとにたくさんの種類の魚を釣ることができます。

海においては、シーバスやアカムツ、ヒラマサなどの青物やマゴチなどの根魚がルアー釣りのターゲットです。
餌を使ったコマセ釣りやサビキ釣りもできるほか、エギングでイカを狙ったり、メタルジグを使ったジギングやタイラバも楽しめます。

また、滅多にないことですが、カヤックフィッシングでマグロを釣り上げたアングラーもいるほど、幅広い釣果をあげられます。

湖や池、川や渓流では、ワカサギを使ったトラウト釣りやバス釣りが盛んです。

カヤックフィッシングの注意点

人気の高いカヤックフィッシングですが、注意点をしっかり理解して守ることが重要です。

まず、転落事故が起きないように、ライフジャケットなどで装備を整えるようにしましょう。

また、ほとんどないとは思いますが、海で釣りをする場合、ポイントによってはサメなどに襲われる可能性もあるので、サメを呼び寄せないように素早い血抜きと移動を心がけましょう。

漁船に衝突されないようフラッグを立て、夜釣りを避けるような危機管理も大切です。

他にも、漁業権の他にも禁漁期間や禁漁区域など、釣り場ごとのルールも確認しておいてください。
カヤックフィッシングを行う前日には、天気や波の高さ、風速や持ち物の確認など事前の準備をしっかり行いましょう。

スポンサーリンク

カヤックフィッシングにおすすめの道具・タックル

カヤック

出典:写真AC

それでは、カヤックフィッシングにおすすめの道具・タックルを紹介します。

カヤックフィッシングでは一度出発すると道具などを取りに戻ることは容易ではありません

ですので、事前に水や食料はもちろんのこと、日焼け止めや日光を遮るものや緊急の場合を考えてホイッスルやコンパスを持っていくと安心できます。

おすすめの道具・タックル

カヤックでフィッシングの基本的な道具・装備を見ていきましょう。
安全にカヤックフィッシングを楽しめるよう、しっかりと確認しておいてください。

フィッシングカヤック

まずは、最も重要なフィッシングカヤックを紹介します。

特に、シットインカヤックと呼ばれるカヤックは、下半身をカヤック内部に入れるタイプで小回りが効く点が魅力です。
スポーツとしても人気のシーカヤックはこちらのシットインタイプです。

シットオントップと呼ばれるカヤックは、デッキがオープンになっており転覆してもリカバリーしやすいのが魅力です。

横幅が広めで重いのがデメリットですが、反面安定しておりカヤック内が広いというメリットとも言えます。
初心者の場合は、こちらのシットオンタイプがおすすめです。

また、足漕ぎ機能を搭載しているかどうかも、事前に確認するようにしましょう。

STREAM JOURNEY
【CONDUCTOR12】コンダクター12

フィッシングカヤックの定番コンダクターのフィッシング専用モデルです。
パドルとシート、メジャー付収納ボックスが付属しており、専用ロッドホルダーなどのオプションもあります。

カヤックカート

カヤックは、車からフィールドに移動する際にカートが必要です。
カヤックに合ったサイズのカートを選びましょう。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)
【キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)】カヤックカート

パンクの心配がいらないポリウレタン製のカヤックカートです。
カヤックを固定するためのバンドと、カートを折り畳んだ後に収納するバッグが付いています。

アンカー

カヤックフィッシングでは、アンカーというオモリ仕掛けを使用します。

根がかりが怖いのでどんなポイントでもアンカーを使う訳ではありません。
状況に応じて、沈めて使うフォールディングアンカーや、カヤックの向きを固定するシーアンカーを利用しましょう。

world Imp JP
【world Imp JP】シーアンカー

風を利用するパラシュートのようなシーアンカーは、カヤックでの流し釣りの必需品です。
カヤックのサイズによって、S〜Lを選んでください。
丈夫でコスパが良いのも魅力です。

パドル

カヤックフィッシングの移動に、パドルは必須です。
パドルとは、カヤックでこぐために必要な道具のことです。

形状や大きさ、価格も様々ですが、グラスファイバーやアルミ、カーボンなど素材に着目してください。
カヤックに付属していることもありますが、予備のパドルも準備しておくと安心です。

実際にパドルを変えた際に、どれだけ速さなどが変わるかを知りたいという方は、こちらの動画を参考にしてみてください。

7yEXV3BiDIk

パドルリーシュ

パドルリーシュは、船上でパドルを紛失しないためにパドルを繋ぐベルトです。
パドルが手元から失われると移動ができなくなってしまいます。

必ずパドルリーシュで繋いでおきましょう。

ロッド・釣竿

カヤックフィッシングの場合、カヤック上のスペースにも限りがあるため、あまり多くのタックルを持ち込むことができません。

様々な種類に対応できる、万能ロッドを用意しておくと良いでしょう。
そして、船の上も狭く長いロッドも不向きなので、短めのシーバスロッドなどのをおすすめします。

ロッドホルダー

カヤックフィッシングでは、基本的にカヤックに座ったままの姿勢が続きます。
快適に釣りができるよう、ロッドホルダーを準備しましょう。

自作するアングラーもいますし、カヤックのブランドと揃えるのもおすすめです。

魚探(魚群探知機)

カヤックフィッシングは機動性の高い釣りですが、どこへでも移動できるからこそ魚のいるポイントを探知できる魚群探知機は便利なアイテムです。
GPSや水温計測、アラームなど機能も豊富なので、自分のスタイルに合ったものを選びましょう。

GARMIN(ガーミン)
【ガーミン】ストライカー4

GPSが内蔵されており、釣れたポイントを記憶させておけば後日再訪することが可能です。
魚探と言えばガーミンというアングラーもいるほど高性能で安定のメーカーです。

クーラーボックス

キャッチ&リリースではなく、釣った魚を持ち帰る場合はクーラーボックスを用意しましょう。

保冷性も大切ですが、最も気を付けなければいけないのはカヤックに納まるサイズかどうかです。

クーラーボックスに収まらない魚はストリンガーで吊るすというやり方もありますが、海の場合、サメなどを呼ばないように気をつけなければいけません。

おすすめの服装(ライフジャケット)

カヤックフィッシングではライフジャケットが必須です。

カヤックの場合はライフジャケット着用が法的に定められている訳ではありませんが、落水した場合に一人きりの可能性もあるので必ず着用してください。
浮力がしっかりしており、動きを制限せず、サイズが合ったものを購入しましょう。

服装については、日差しを遮ることができ濡れても重くならない素材のものが適しています。
季節を問わず、日除けのサングラスと帽子も用意しましょう。

春・秋におすすめの服装

春・秋のカヤックフィッシングでは、日差しは暖かくとも水温が低い場合があります。
ウェットスーツや防水のウインドブレーカーなどを着用し、濡れた場合に備えましょう。
足下はマリンシューズなど、濡れても構わないものがおすすめです。

夏におすすめの服装

夏のカヤックフィッシングは、特に日焼け対策に気を配らなければいけません。
長袖のラッシュガードにラッシュトレンカ、サーフパンツにインナーを組み合わせるなど、肌の露出を抑えるように工夫しましょう。
足下はサンダルではなく、安定するマリンシューズや濡れても良いスニーカーを選んでください。

冬におすすめの服装

冬のカヤックフィッシングでは、防寒が非常に重要です。
水の入らないドライスーツや防寒性の高いタイツや靴下、防水の靴を着用しましょう。

スポンサーリンク

初心者はレンタルのカヤックフィッシングがおすすめ

カヤック

出典:写真AC

初心者の場合、いきなりカヤックフィッシングを始めるよりも、まずはレンタルを利用するのがおすすめです。

カヤックフィッシングが楽しめるポイントにはレンタルを行う店舗があることが多いので、まずは調べてみましょう。

レンタルショップで様々なカヤックを体験したり楽しみ方を学ぶうちに、好みのカヤックや道具の選び方が身につくはずです。

スポンサーリンク

カヤックフィッシングまとめ

カヤック

出典:写真AC

いかがでしたでしょうか?

今回、釣りラボでは、「カヤックフィッシング入門|おすすめのカヤックや装備、服装を徹底解説!」というテーマに沿って、

  • カヤックフィッシングの魅力と注意点
  • カヤックフィッシングにおすすめの道具・タックル
  • 初心者はレンタルのカヤックフィッシングがおすすめ

といったことをご紹介してきました。

他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

▼Amazon釣具・釣り用品ストアはこちら

スポンサーリンク

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます

ワカサギ釣りのコツを徹底解説!おすすめの仕掛け・タックル・スポットもご紹介
ワカサギ釣りは、冬の名物として、多くの人に人気です。今回、釣りラボでは、ワカサギ釣り初心者の方に向け、ワカサギ釣りのコツ...
ショアジギングとは一体何?釣り方のコツやおすすめのタックル・仕掛けもご紹介
ショアジギングとは、メタルジグを使い、ショア(岸)から遠投して行う釣りのことです。今回、釣りラボでは、ショアジギングで釣...
FGノットの強度はどれくらい?簡単に強く結ぶ方法を動画付きでご紹介
FGノットは、PEラインとリーダーの結束方法として人気があります。今回、釣りラボでは、FGノットを簡単に結ぶやり方・結び...
サビキ釣りのコツを徹底解説!最適な時期やおすすめの仕掛け・タックルをご紹介
サビキ釣りは比較的簡単に始めることができ、釣り女子や初心者に人気のある釣り方です。今回、釣りラボでは、そんなサビキ釣りに...
渓流釣りの始め方|仕掛け・餌・装備・服装・竿・ルアー【初心者必見】
渓流釣りは、自然の雰囲気を味わいながら様々な魚を釣れることができ、とても人気のある釣り方の一つです。今回、釣りラボでは、...
【2024年】軟式用ファーストミットおすすめ人気ランキング6選!選び方やコスパ最強製品も
軟式用のファーストミットを探している方必見!今回、スポウィズでは、軟式用ファーストミットの特徴、おすすめの軟式用ファース...
【2024年】硬式テニスボールおすすめ人気ランキング6選!選び方やコスパ最強製品も
初心者さんも必見!今知ってほしい硬式テニスボールはこちら!今回、スポウィズでは、硬式テニスボールの特徴、おすすめの硬式テ...

監修者:釣りラボ編集部

「釣りラボマガジン」は、釣りをもっと楽しく豊かにをテーマにした、釣りの総合情報ポータルサイト。ロッド、リール、ルアー、ワーム、ライン、釣り餌といった釣具・タックルから、エギング、アジング、ジギング、タイラバのような釣り方までを幅広くご紹介。人気商品や最新グッズ、釣りの面白コラムも配信。

\この記事をシェアする/

この記事に関連するキーワード

釣り方・コツ
釣りラボマガジン