ランカーシーバスは警戒心が強い巨大シーバスのこと。ランカーシーバスを釣るためには、釣りやすい場所や時期、天候を見極め、タックルを揃える必要があります。今回、釣りラボでは、ランカーシーバスを釣るために必要な情報を徹底的に解説していきます。
ランカーシーバスとは?その特徴は?
ランカーシーバスとは、シーバスの中でランカーサイズのものを意味します。
その最大の特徴は、非常に警戒心が強いということです。
ランカーシーバスについて、くわしく確認していきましょう。
ランカーシーバスと呼ばれるサイズはどれくらいから?
シーバスのランカーサイズとは、具体的に言うと80cm以上のシーバスのことを指します。
警戒心が強く簡単に釣ることができないランカーシーバスですが、日本記録は大分県で釣れた126cmのマルスズキです。
126cmとなると小学生くらいの大きさですが、一度は釣り上げてみたいですね。
どれくらいの確率で釣れる?
ランカーシーバスが釣れる確率は、場所によっても違いますが、大体5%から10%と言われています。
よい場合だと10%前後の確率で釣れる可能性があります。
ランカーシーバス釣りのポイント
ランカーシーバスを攻略するにはどうすればよいのでしょうか。
ここではポイントをご紹介します。
おすすめの時間帯
ランカーシーバスを狙うには、夜間や朝夕のマズメ時がおすすめです。
この時間帯だと、ランカーシーバスは捕食のために活動的に動いています。
デイゲームでは、セイゴやフッコレベルのシーバスが釣れやすいです。
おすすめの時期
ランカーシーバスが最もよく釣れるおすすめの時期は、秋です。
秋は、産卵前の栄養補給のためシーバスが岸の近くに寄り付き、積極的にベイトを追いかけます。
11月後半から12月前半がベストシーズンです。
冬は産卵のため、シーバスは沖に出ます。
ボートで沖に出たり、堤防など産卵場に近いところでは、ランカーシーバスに出会えるかもしれません。
2月から3月にかけての早春も、釣れやすいシーズンです。
この時期のシーバスは、産卵後の体力回復のため餌場に向かいます。
ベイトへの食いつきはよいのですが、秋とは違いベイトを追う体力がないので、アミなどを捕食することが多いです。
夏のランカーシーバスゲームは、やや難しいと言えます。
シーバスが活動的に回遊する時期なので、表層にいる小型のものが釣れてしまうからです。
ランカーレベルをピンポイントで狙う場合、河川でウェーディングするのがよいでしょう。
おすすめの天候
ランカーシーバスを釣るのにおすすめの天候は、曇りと雨です。
雲がかかってローライトとなったり、水紋・波紋ができることで、ランカーシーバスの警戒心が薄れやすくなります。
大雨後や台風後も、水が濁っているので、ランカーシーバスにアングラーの姿が見つかりにくくなります。
特に台風直後は安全に注意して釣行しましょう。
おすすめの地域
ランカーシーバスに出会うには、どこに行けばよいのでしょうか。
おすすめは、隅田川、中川、多摩川、木曽川などの河川です。
大阪湾や東京湾、名古屋港など港湾部でもランカーシーバスに出会えます。
マズメ時を狙うとよいでしょう。
他にも島根の宍道湖、静岡の浜名湖、岡山の児島湖でもランカーシーバスが釣れたとの報告があります。
また、茨城の涸沼、千葉の養老川はランカーシーバスの聖地とも言われています。
ランカーシーバス釣りの場所・ポイントの選び方
ランカーシーバスを狙いたいとき、どのような場所を選べばよいのでしょうか。
選び方をご紹介します。
河川でのポイント
河川では、橋脚の明暗の暗部や瀬尻などの深いところにランカーシーバスが潜んでいることが多いです。
ただし、河川はランカー狙いのアングラーから人気の場所なので、ポイントの確保が難しい場合もあります。
また、すでにお伝えした通り、冬はランカーは産卵のため沖に出てしまいます。
河川で狙うのは春・夏・秋にしましょう。
サーフでのポイント
サーフは、ストラクチャーがはっきりと見えないため、河川と比べて難易度が高い場所と言えます。
しかしサーフでは、離岸流やカケアガリなどの変化があるので、その変化を読んでポイントを絞るとよいでしょう。
磯でのポイント
磯の場合、岬のようになっていて、沖に張り出したような場所が狙い目です。
磯で餌釣りをして、ランカーシーバスが釣れたという報告もあります。
港湾部でのポイント
港湾部では、セイゴやフッコなどの小型サイズも多いですが、ランカーサイズもまぎれていることもあります。
大きなベイトフィッシュがいるようなポイントを狙うとよいでしょう。
ボートでのポイント
ランカーシーバスを狙うボートシーバスは、ランカー便とも呼ばれています。
ボートでは、シーバスが捕食するコノシロが溜まる場所をポイントにします。
ランカーシーバス釣りにおすすめのタックル・道具
ランカーシーバス釣りにおすすめのタックルや道具をご紹介します。
ランカーシーバスゲームにおすすめのロッド
ランカーシーバスゲームでは、M(ミディアム)からH(ヘビー)の硬さのロッドがよいでしょう。
【シマノ】スコーピオンロッド 1704R-2
バーサタイルベイトロッドで、ランカークラスのパワーゲームにも対応できます。
80gまでのルアーウェイトに対応しているので、ジョイクロなどのビッグベイトも使うことができます。
ランカーシーバスゲームにおすすめのライン
ランカーシーバスゲームでは、1.2号から1.5号のPEラインがおすすめです。
【バリバス】マックスパワーPE X8
滑らかさと耐久性に優れたPEラインです。
ソルトウォーターからフレッシュウォーターまで様々なシチュエーションに対応しています。
ランカーシーバスゲームにおすすめのリール
ランカーシーバスゲームでは、次のリールがおすすめです。
ランカーシーバスゲームにおすすめのルアー
ランカーシーバス狙いで使うルアーは、15cmから20cm程度のミノーがおすすめです。
シーバスがルアーに食いつかない状況になった場合は、ワームが効果的です。
また、人とは違ったルアーを使うのも有効なので、数種類用意しておくとよいでしょう。
ランカーシーバスの食べ方
ランカーシーバスはもちろん食べることができます。
ただし、釣った場所の水質が悪いと、シーバスが臭う可能性があるので注意が必要です。
刺身・洗い
ランカーシーバスは、刺身や洗いにすることができます。
捌き方は3枚おろしで、2日ほど寝かせてから食べると美味しいです。
マリネ
シーバスを捌いたら、野菜と一緒にマリネにしてカルパッチョを作ってもよいですね。
味は、洋風にしても和風にしても美味しいでしょう。
ソテー
塩コショウをまぶしてバターで焼くソテーもおすすめです。
簡単なので、料理初心者でもすぐに作れるでしょう。
ランカーシーバスのまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「ランカーシーバス釣りのコツ・おすすめの時期を解説!釣果UPのタックルも紹介!」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。