エギングロッドとライトショアジギングロッドは共通項が多く、流用して釣りを楽しむことができます。今回、釣りラボでは、エギングロッドがショアジギングで流用できる理由や、流用して釣りを楽しむおすすめタックルについて紹介します。
エギングロッドはライトショアジギングで流用できる?
エギングを楽しんでいる方の中には、外道として青物や根魚といったライトショアジギングで釣れる魚が釣れることがあると思います。
そんな時に考えるのが、エギングロッドのままでライトショアジギングを楽しむことができるかということです。
実はエギングとライトショアジギングではロッドや仕掛けの共通点が多く、エギングロッドをライトショアジギング用ロッドに流用することもできます。
エギングでなかなか釣果が上がらないときは気分転換にライトショアジギングを楽しむなんていうこともできます。
エギングロッドとライトショアジギングロッドの違い
エギングロッドでライトショアジギングを楽しむことはできるのですが、どんな状況でも大丈夫というわけではありません。
使い方を間違えるとせっかくのエギングロッドが折れることもありえます。
まずはエギングロッドとライトショアジギングロッドの違いについてしっかりと理解しておきましょう。
対応ルアーウェイト、ロッドの硬さ、ロッドの長さに分けてエギングロッドとライトショアジギングロッドの違いを紹介します。
違い1:ルアーウェイト
エギングロッドとライトショアジギングロッドの違いの一つ目は対応ルアーウェイトの違いです。
それぞれどの程度のルアーウェイトを対象としているのか紹介します。
エギングで使用するエギは一般的に2号から4.5号までの寸法を使用します。
ルアーウェイトとしては6グラムから33グラムという範囲になります。
エギングロッドはこの範囲の重量のルアーを使用するために設計されています。
対してライトショアジギングロッドは狙う魚やポイントによって変わりますが、おおよそ20グラム程度から60グラム前後までの範囲を対象としています。
このことから、エギングロッドをライトショアジギングロッドとして流用する場合はあまり重すぎないルアーを使用するほうが良いことが分かります。
20グラムから30グラム程度のルアーをチョイスするようにしましょう。
違い2:ロッドの硬さ
エギングロッドとライトショアジギングロッドはロッドの硬さにも違いがあります。
それぞれ主流の硬さを紹介します。
エギングロッドは軽いエギを使いやすく、イカの繊細なアタリをとれるように比較的柔らかい硬さが主流になります。
具体的にはミディアムライト、ミディアム、ミディアムヘビーが基本の硬さとなります。
対してライトショアジギングロッドは強烈な引きの青物をしっかりと捉えるために硬めにセッティングされていることが多いロッドです。
一般的にはミディアムヘビー、ヘビーの硬さがライトショアジギングロッドに向いているとされています。
エギングロッドをライトショアジギングロッドとして流用する場合は引きが強い魚としっかり戦える硬さが必要になります。
ミディアムヘビー以上の硬さのエギングロッドをチョイスすると良いでしょう。
違い3:ロッドの長さ
ロッドの長さはルアーの飛距離に関係します。
ショアジギングは飛距離が出るほど探る範囲が広がるので有利とされています。
エギングも遠投すれば範囲が広がりますが、ロッドが長くなれば長時間のシャクリがつらくなってきます。
エギングは遠投とアクションのバランスがとれた8.6フィートが基本の長さとなっています。
ライトショアジギングはフルキャストして距離を出したいということもあり、9フィートから10.6フィートくらいが基本の長さとなります。
エギングロッドをライトショアジギングロッドとして流用する場合は比較的長めのエギングロッドを選ぶようにしましょう。
エギングロッドがライトショアジギングに適している理由
エギングロッドとライトショアジギングロッドにはそれぞれ違いはあるものの、流用するには適したロッドと言えます。
先ほどは違いを紹介しましたが、次は流用するのに適している理由をそれぞれ紹介していきます。
1.ロッドの硬さが最適
エギングロッドをライトショアジギングロッドとして使う場合にルアーの重量は比較的軽めの20グラム前後のものになります。
ライトショアジギングで軽いルアーを使う場合は柔らかめのミディアムやミディアムヘビーが合います。
そうすると自然とエギングロッドの硬さがちょうどいい具合にマッチします。
2.使いやすい長さ
ライトショアジギングは飛距離が出るほど広範囲を探ることができ、釣果を左右することもあります。
しかし同時に体力を必要としたりアクションをしにくかったりと使いやすさが犠牲になっていきます。
ライトショアジギングロッドの長さは9フィートからが基本となりますがエギングロッドの基本である8.6フィートでも充分に楽しめます。
むしろ操作性が高くなり、手軽に楽しめるようになることもあるでしょう。
3.ジグの操作がしやすい
エギングロッドはエギを大きく動かす操作性の高さと、以下の繊細なアタリを察知できる繊細さを持っています。
それはそのままライトショアジギングでもルアーの操作性に繋がります。
ライトショアジギングを楽しめるエギングロッドの特徴
ライトショアジギングに流用することを視野に入れてエギングロッドを選ぶ場合、どのような特徴をおさえていけば良いのでしょうか。
代用できるタックル選びに重要なポイントを簡単に紹介します。
ライトショアジギングで使えるエギングロッドおすすめ6選!
それでは、実際にライトショアジギングに流用しやすいエギングロッドを5本紹介します。
エギングも楽しみたいけどライトショアジギングにも興味があるという方は参考にしてみてください。
【アブガルシア】ソルティースタイル エギング
感度が高くリーズナブルなエギングロッドとして人気のソルティースタイルもおすすめしたい一本です。
スーパーライトジギングへの流用を考えている方はぜひソルティースタイルを選んでみてください。
【シマノ】エギングロッド 18 セフィア BB S86M
シマノのエギングエントリーモデルのセフィアBBは汎用性が高く、エギングだけでなくライトショアジギングも楽しむことができます。
低価格ながらも操作性、遠投性、パワーが高いレベルで実現されているロッドです。
【ダイワ】リバティークラブ エギング
エギングもライトショアジギングもあまり経験がないという方におすすめしたいのがダイワのリバティークラブエギングです。
コストパフォーマンスに優れた一本で、どちらの釣りも始めやすいエギングロッドです。
【メジャークラフト】三代目クロステージ CRX-862EH
ショアジギング専用ロッド
メジャークラフトのエギング定番ロッドであるクロステージの中でもCRX-862EHはライトショアジギングにぴったりのモデルです。
ランカーサイズのイカを狙うためのパワーは青物とのファイトもしっかりと楽しむことができます。
こんな人におすすめ
- ライトショアジギングに興味がある中級者以上の方
- 大物を獲るために、パワフルなロッドが必要だと思っている方
【ダイワ】エメラルダス AIR AGS 88M-S
遠投4号ロッド
ダイワのエギングブランドであるエメラルダスもライトショアジギングに向いているロッドです。
中でもエメラルダスAIRAGS88M-Sは4号サイズのルアーを遠投できる剛性がありながらも軽量なので使いやすいロッドです。
こんな人におすすめ
- エギングに加えてライトショアジギングも楽しみたい方
- 遠投ができ、かつ軽量なロッドを探している方
【ヤマガブランクス】カリスタ 89ML/TZ NANO
極軽&強靭なエギングロッド
2015年10月、ヤマガブランクスから発売のエギングロッドになります。
カリスタ 89ML/TZ NANOは、ブランクスに東レカーボンを採用している、強度としなやかさを持っているエギングロッドです。
二つを併せ持っているロッドですので、軽量メタルジグなどのパワーキャストにも応用可能となり、操作性やロッドの安定性はライトショアジギングロッドに引けを取りません。
キャストの振り抜き感に至っては、細身のエギングロッドに分があるでしょう。
こんな人におすすめ
- 軽量メタルジグなどの使用に興味があるエギング初心者の方
- ライトショアジギングロッドとして使い勝手の良いものを探している方
ジギングでエギングロッドは使えるのかまとめ
ジギングでエギングロッドは使えるのかまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「エギングロッドはライトショアジギングに流用できる?おすすめロッド6選をご紹介!」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。