アジは、釣りの対象としてとても人気の魚です。今回、釣りラボでは、そんなアジの釣り方について、代表的なおすすめの釣り方(サビキ・ウキフカセ・アジング・カゴ・沖)、道具・仕掛け・餌、おすすめの時期などについて解説していきます。ぜひご覧ください。
アジの生態・特徴
アジと一言で言いましても、現在アジ科の魚は約140種類が記録されています。
その中でも日本国内で釣りのターゲットとされているのが、マアジ、メアジ、マルアジ、シマアジ、ムロアジの5種類です。
主に冬場に東シナ海の沖縄付近の海域で産卵を行い、春から夏にかけて成長しながら日本全国へ北上します。
アジ釣りにおすすめの場所
ポピュラーなサビキ釣りは防波堤から釣りを行います。
日本各地にある海釣り施設では堤防に安全柵を取り付けており、お子さまでも安全に釣りを楽しめるのでおすすめです。
また、釣り堀でしたらある程度の釣果も期待できます。
一定料金を支払わなければいけませんが、レンタルの釣具やライフジャケット、えさの販売など必要なものが揃っている施設もあるため、初めて釣りを行う方はぜひ利用してみてください。
アジ釣りにおすすめの時期・季節・時間帯
アジ釣りを楽しめるシーズンは地域にもよりますが、5月頃から豆アジと呼ばれる小さなアジが釣れるようになり、暑くなる時期に向かって成長しますので、夏頃から秋頃(7月から11月頃)がピークになります。
逆に冬場は気温や水温が下がりアジの活性も落ちるため、釣果はあまり望めません。
狙い目の時間帯は多くの釣りと同様に、魚の活性が上がる朝マズメと夕マズメの時間帯です。
朝マズメ(5:00-6:00)は視覚によってエサを探す魚たちの動きが激しくなる時間帯で、様々な種類の魚たちが動いている時間帯です。
夕マズメ(17:00-18:00)は植物性プランクトンを捕食する動物性プランクトンが動き出し、その動物性プランクトンを狙ってアジも動き出します。
アジの釣り方にはどんなやり方がある?
アジの釣り方は釣り場や狙うサイズによって変わります。
最もポピュラーなサビキ釣りから大物を狙いやすい沖釣りまで、釣りの初心者からベテランの方まで広く楽しむことができます。
各釣り方のコツと適した仕掛けをご紹介していきます。
アジの釣り方1:サビキ釣り
最もポピュラーでお子さまでも安全にできる釣り方がサビキ釣りです。
釣りの入門編として始められる方も多いです。
小物が多量に釣れますが、針外しもさほど難しくないです。
サビキ釣りのやり方・ポイント
サビキ釣りは遠投する必要がなく、群れの通過を狙って仕掛けを落とします。
アジは、サイズが小さいためアタリがわかりづらいですが、タイミングが合えば仕掛けを落として数秒で一度に4,5匹釣れる釣れることもあります。
サビキ釣りにおすすめのタックル・仕掛け
また、ジグサビキという釣法もあります。
サビキ針がついたラインの下にメタルジグがついた仕掛けを仕掛けを使用します。
こちらも生餌を使わず行いますので経済的でもあります。
アジの釣り方2:ウキフカセ釣り
ウキフカセ釣りは、ウキを使用して糸の重さで仕掛けを海中に漂わせて釣る釣り方です。
ウキ留めにより自在にタナ(深さ)を調整できるため、狙う魚のいるタナに仕掛けを調整できます。
付けエサにはオキアミやゴカイ、イソメを使用します。
ウキフカセ釣りのやり方・ポイント
ウキフカセ釣りは、「ウキ(浮き)」と呼ばれる釣具を使用したウキ釣りです。
ウキを使用するためアタリがわかりやすく、食いついたときにスーッとウキが沈んでいきます。
ウキが不自然な動きを見せたら一度竿を合わせて確認しましょう。
アタリが弱い場合はタナを調整したり、針の大きさを変えたり、撒き餌のうち所を変えたりと、状況判断が必要な釣り方です。
ウキフカセ釣りにおすすめのタックル・仕掛け
ウキフカセ釣りにはのべ竿と仕掛けを使用します。
初心者向けの、のべ竿と仕掛けのセットをご紹介します。
アジの釣り方3:アジング
アジングは、ルアー(ワーム)を使用したアジの釣り方です。
海のルアー釣りの中では手軽に始めることができ、装備も軽いため人気が高いです。
生餌ではなくソフトルアーやワームを使うので手を汚すことなく釣りを楽しめます。
アジングの釣り方・ポイント
50cmほどラインを出してポイントへキャストし、ルアーが底に着くまで待ちましょう。
底に着いたらたるんだラインを巻き取り待つ、巻き取り待つを繰り返します。
ルアーが水中で上下する動きにつられてアジが食いつくまで動作を繰り返しましょう。
それでも釣れない場合は竿先を軽く上下させてルアーにアクションをつけ、アジにさらにアピールしてみましょう。
アジングにおすすめのタックル・仕掛け
【friday】フライデーライトゲームセット アジング・メバリング入門
アジングを初めてする方におすすめのセットがこちらです。
ロッド、リール、ルアーがセットになっているため、すぐにでもアジングをお楽しみいただけます。
アジの釣り方4:カゴ釣り
カゴ釣りは前述の釣り方とは異なり、遠投の投げ釣りで大物を狙うのに適しています。
仕掛けがコマセと撒き餌を合体させた形になっているため、コマセをスプーンで撒く手間と少量のコマセで済むため経済的でもあります。
カゴ釣りのやり方・ポイント
カゴ釣りでは、ハリスを長くとるためライントラブルは多くなるので、トラブルを回避する仕掛け作りが必要です。
また、遠投を繰り返すため慣れないうちは苦労しますが、大きなカゴウキが沈み込む所や、豪快に遠投する爽快さは他の釣り方では味わえません。
カゴ釣りにおすすめのタックル・仕掛け
【ハヤブサ】ひとっ跳び 天秤カゴ釣りセット HA240 8/2-3-3
アジのカゴ釣りには、こちらの仕掛けセットをおすすめします。
ロッドとリールはサビキ釣りで使用する物と同様の物で対応できます。
アジの釣り方5:沖釣り
船で沖合からアジ釣りを行うのが沖釣りです。
船のレンタル費用の相場が最低でも7,000円ほどかかるため、初心者が単独で挑むにはハードルが高いです。
また、船酔いや落水の危険性もあるためお子さまには向いていません。
沖釣りのやり方・ポイント
沖釣りのポイントは、初心者のうちは船頭さんの知識に頼るのが一番です。
釣り場のポイントからエサ、仕掛けまで、プロフェッショナルの経験を体感しましょう。
沖釣りにおすすめのタックル・仕掛け
【Croch】釣り用仕掛け小物 セット
手軽に釣れる格安ロッド
沖釣りに出かける際にはこちらのアイテムがおすすめです。
様々な種類の釣りにも対応していますし、フィッシングベストのポケットに入るサイズなので持ち運びにも便利です。
アジ以外の大物が釣れることもありますので、電動リールを用意するのもよいでしょう。
また、夜間の釣りには電気ウキなど専用の道具も用意しましょう。
こんな人におすすめ
- 沖釣りに出かける機会が多い方
- アジ以外の大物を釣ることも狙っている方
アジ釣りにおすすめの釣り餌
アジ釣りに欠かせないのが撒き餌(コマセ)です。
アミエビ、オキアミなどが冷凍、または常温で売られています。
チューブタイプは手を汚さずに使えるためおすすめです。
付け餌にも様々な種類があります。
王道のアオイソメやゴカイは見た目がグロテスクなため、人によっては好まれない方もいますがコスパは良いためぜひ一度使ってみてください。
生き餌でなくても、イカタンやアカタンと呼ばれる加工品のエサもあります。
イカを短冊切りしたものですが、単体では食いつきが悪い場合もありますので撒き餌とセットで使用することをおすすめします。
釣れたアジを美味しくいただける料理をご紹介
釣りを楽しんだら食べることを楽しみましょう。
クーラーボックスいっぱいに詰まったアジを調理してみましょう。
簡単な調理でおいしくアジを楽しめる調理方法をご紹介します。
豆アジの南蛮漬け
サビキ釣りで釣れた小さめのアジ(豆アジ)は南蛮漬けにしてみましょう。
揚げて漬けダレに漬け込むだけの簡単料理です。
お酒のアテにもおかずにも最適です。
アジのりゅうきゅう
大ぶりなアジが釣れたらお試しいただきたいのがりゅうきゅうという大分の郷土料理です。
甘辛いたれに漬けたアジの漬けはご飯にぴったりの一品です。
家に持ち帰り、上のようなレシピで調理するのも良いですが、アウトドアセットを準備して天ぷらに調理してその場で食べるのも楽しいですね。
ぜひ一度試してみてください。
アジ釣りの始め方まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「アジの代表的な釣り方4つを徹底解説!おすすめの道具・仕掛け・餌・時期もご紹介」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。