バイクで釣りに行く際は、どんな物を持っていけばいい?バイクへはどうやって積む?という初心者の人へ。今回、釣りラボでは、バイク釣行のメリット、持ち物、装備・積載方法、注意点、おすすめの釣り方について紹介していきます。
バイクで釣りへ行くメリットとは?
バイクで釣りに行くメリットとはどのようなものがあるでしょうか。
まずは、具体的なメリットを3つご紹介します。
機動力がある
バイクで釣りに行くメリットのひとつに機動力があげられます。
バイクは、渋滞している道路でも気をつけて運転すれば比較的早く目的地に到着することもできますし、小回りが利くので細い道も通行することができます。
道を間違えても、車のように転回する場所を探す苦労はあまりありません。
なんといってもバイクで釣りに行くメリットは駐車場が必要ないということです。
バイクでも都会であれば、駐車場に苦労することもたまにはありますが、釣りをする場合の海や河川そして湖の近くであれば、道の横や空き地などにちょっとバイクを止めて釣りを楽しむことができます。
もちろん東京湾の東京都近辺では駐車が難しいところもありますので、事前に調べておきましょう。
経済的である
バイクで釣りに行くメリットに何と言っても経済的だという点があります。
バイクは車に比べて燃費も良いですし、駐車場料金もかかりません。
高速道路を使う場合でもバイクは料金が低く設定されています。
色々な点でバイクで釣りに行くバイク釣行は経済的で、かつ気軽に行ける釣りです。
ツーリングと釣り、ダブルの楽しさがある
バイクで行く釣りには、ツーリングと釣り、ダブルの楽しさがあります。
趣味でバイクツーリングを楽しんでいる人も、ツーリングの楽しさを満喫することに加えて、ツーリング先で釣りという楽しみが加わります。
ツーリング旅の目的地を海や林道近くの渓流にして目的地で釣りを楽しんだり、荷台にテントを積んで、泊まりをキャンプ場にしテントでのソロキャンプと釣りを楽しむこともできます。
もし、バイクでソロキャンプを楽しみたいのであれば、軽量なテントを持参する必要があります。
こちらの記事ではそんな時におすすめの軽量1人用テントを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
バイク釣行での最低限の持ち物
バイクは車に比べて、積載量が少なくまた安定性も高くないため、荷物はコンパクトにしたいものですが、最低限必要なものはあります。
バイク釣行での最低限の釣行持ち物(道具)をご紹介します。
パックロッドや折りたたみ式の竿
バイク釣行に向いているのは運搬時に小さくすることができ収納が簡単な竿です。
バイク釣行におすすめなのはパックロッドや折りたたみ式の竿になります。
パックロッドとは、継ぎタイプのコンパクトロッドのことで、グリップやブランクスが複数の部分に分かれている竿です。
継ぎ数の多いものを選ぶと仕舞寸法を50から60cmにすることができ、ロッドケースに入れバイク釣行の荷物入れにしまうことができます。
折りたたみ式の竿とは、簡単にいうと振出式の竿のことでパックロッドのように仕舞寸法の短いものがあります。
持ち運びしやすく、竿によっては、リールが一体になったものもあります。
リール
バイク釣行に行く際に、竿と並んでリールは必需品です。
リールについては、竿にあった仕様のものを選択すればよいでしょう。
釣行を考慮するのなら、できるだけコンパクトなものを選択することをおすすめします。
エサやルアーなどの仕掛け
バイク釣行の際にはエサやルアーなどの仕掛けを持参することが必要です。
餌については、現地近くの釣具店などで調達できる場合もありますので、事前に情報を収集しておくとよいでしょう。
手に入れられない場合も想定して、常温保存タイプの人工のエサなどを持参しても良いでしょう。
その他あると便利な物
バイク釣行で、竿やリール、エサの他にあると便利な物(グッズ)を下記します。
使用するバイクの大きさなども考慮し選ぶとよいでしょう。
他にも自分の釣行スタイルに合わせて道具を準備するとよいでしょう。
バイク釣行初心者におすすめ装備・積載方法
バイク釣行初心者におすすめの装備・積載方法について解説していきます。
リュックサック、クーラーボックスへコンパクト収納
バイクは基本的には、荷台に荷物をのせるか、あるいはリュックサックに荷物を入れるかという積載方法になります。
ただしバイクの種類や大きさによっては、荷台が小型のものもあるので荷物の積載を考慮すると荷物をコンパクトにまとめる必要があります。
おすすめは、荷物をリュックサックと、バイクの荷台にのせることができるサイズのクーラーボックス等のケースに分散して運ぶことです。
クーラーボックスが走行中に落ちないように工夫しましょう。
バイク用のロッドホルダーもあるので荷物が多い場合には検討してみてもよいかもしれません。
タックルバッグ、リアボックス、サイドケースへ収納
竿や仕掛け等、タモ等の荷物に加えキャンプ用品などが加わった場合の釣行持ち物はどうしても量が多くなるものです。
そんな場合には次のような収納がおすすめです。
タックルバック
タックルバッグは、タックルボックスやバッカンなどに機能性を持たせたバッグで、釣行の荷物をひとまとめにすることができ、布製やプラスチック製など様々な種類があります。
ただし、バイクの車種やサイズによっては固定が少し難しいものがあるので、使用するバイクに合わせて、サイズは選びましょう。
リアボックス
リアボックスはバイクの荷台(キャリア)にボルトなどでしっかりと固定できるもので、容量も十分です。
釣行に使用しない時はヘルメットの収納にも利用できとても便利に使用できますが、取りはずしはできないので、リアボックスに小さなバッグを入れ、バッグの中に釣行の道具を保管する必要があります。
サイドケース
サイドケースは、バイクの後部の左右に取り付けるケースのことで、片側だけのものもあります。
容量があり多くの荷物を運ぶことができます。
樹脂製の物や、布製のものがあります。
固定方法もボルトでしっかり固定し取りはずしの困難なものから、バンドで固定するものなど様々で、バンド固定タイプは取り外してポイント近くまで運ぶこともできます。
サイドケースとリアボックスを組み合わせると相当量の荷物を運ぶことができます。
盗難防止の鍵付きのサイドケースもありますが、価格もそれなりに高くなるので、自分の釣行スタイルに合わせて準備することをおすすめします。
クーラーボックスや収納ケースはツーリングネットでバイクに固定
クーラーボックスや収納ケースはツーリングネットでバイクに固定すると比較的簡単です。
添付のinstagramはスーパーカブに収納ケースをバンドで止め、その上に布製などの変形するカバンをツーリングネットで止めたものです。
あわせてフロントキャリアにもツーリングネットで荷物を固定し、バイクツーリングに慣れたかなりのつわものと思われます。
バイク釣行での荷物の止め方の参考としてみてください。
二人乗りもできる大型のスクーターの後部座席を利用し、釣行の荷物をツーリングネットで固定する動画を添付します。
バイクの積載制限に注意
バイクで釣行に行く場合ですが、バイクには排気量によって積載制限がありますので、事前に確認し制限を超えないようにしましょう。
50ccの原付の場合
50ccの原付の積載物(荷物)の積載制限は重量と、高さ、幅などとなります。
箇条書きしますので参考にしてみてください。
400cc以下の普通自動二輪車、大型二輪車の場合
400㏄以下の普通自動二輪車、大型二輪車の場合でも重量以外は原付1種と同じで、積載重量が異なります。
原付2種はこの範疇に入ります。
なおバイクの荷台の部分やサイドにつけるトップケースやサイドケースは積載物ではなく、積載装置となります。
この場合は幅の左右15cm以内、長さの30cm以内の制限は適用されません。
釣りに行くのに最適なバイク3選!
では、実際に釣りに行くのに最適なバイクをご紹介します。
【ホンダ】スーパーカブ
ホンダのスーパーカブは、燃費といい運転のしやすさといい日本を代表するバイクのひとつで積載性も抜群で、日本一周をする人もいます。
フロントキャリアやロックタイプのビジネスボックスもオプションで付けることができます。
50ccは自動車免許しか無い人でも乗ることができるので、おすすめです。
ただし、50ccは制限速度が30kmと車の流れに乗れないことや、2段階右折など制限が多いので、小型自動二輪の免許のある人はスーパーカブ110をおすすめします。
110ccとなると制限速度が60kmとなり、車の流れに乗って走ることができ、快適な釣行が楽しめます。
【ヤマハ】セロー
ヤマハのセローは、2020年にファイナルモデル(250cc)が発売され生産終了となってしまいましたが、足つきが良く、軽量なので女性でも気軽にオフロードツーリングを楽しめ、渓流釣りなどに最適なモデルです。
純正では荷台が小さいのが玉にきずとなっていますので、オプションでアドベンチャーキャリアやシートバック等を揃えておくとよいでしょう。
高速にものることができるので快適な釣行を楽しむことができます。
中古市場にはまだあるので、手に入れるのなら早い方が良いです。
【スズキ】バーグマン400
釣行用のバイクとして、スズキの400ccのスクーターをご紹介します。
釣行にスクーターと思われるかもしれませんが、高速道路の走行も250ccに比べ余裕があり快適な釣行を倒しむことができます。
シート後方に荷物をのせることもでき、またトップケースを取り付ければ積載量を増やすこともできます。
オフロードというわけにはさすがにいきませんが、舗装された道路を使った釣行にはおすすめです。
ナックルバイザーやロングウィンドスクリーンを取り付ければ、少し寒い時期の釣行にも浅最適の一台です。
初心者には堤防でサビキ釣りやちょい投げ釣りがおすすめ
バイク釣行ですが、初心者が行く場合には、オフロード+渓流などではなく、堤防などでサビキ釣りやチョイ投げ釣りがおすすめです。
近場であれば、日帰りでいってこられる上に、荷物も少なくて済むので、トラブルも少ないでしょう。
まず近場で練習してみて慣れてきたら遠くへツーリング釣行を楽しむことをおすすめします。
バイクで釣りへ行くデメリット
最後に、バイクで釣りに行くデメリットについて解説します。
悪天候に弱い
バイクは屋根がないので悪天候に弱いのが弱点です。
釣行先で雷雨等になった場合には、レインコートやレインウェアを着れば釣りを行なうこともできますが、雨の中の運転は注意が必要で、神経を使います。
バイク釣行を行なう際には、目的地の天候などを事前に確認し、雨が続く場合や台風が来そうな時は、十分に注意し、バイク釣行をあきらめることも考えましょう。
転倒リスク
当然のことですが、バイクは2輪で走る乗り物で、安全に気をつけて走ればとても楽しいのですが、転倒のリスクはあります。
雨の日や、道路が濡れているときに十分注意してスピードを控え目にすること、カーブをゆっくり曲がるなどの注意が必要です。
もう一つは、積載量を抑えるために釣行に持っていく荷物はなるべく少なくしましょう。
バイクへの固定もカーブなどでぐらつかないようにツーリングネットなどでしっかり動かないように固定する必要があります。
重心が高いと、転倒しやすいので、重心を低く抑えるようなパッキングを心がけ転倒のリスクを低くしましょう。
バイク釣行についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「バイクで釣りに行く!持ち物、装備・積載方法、注意点、おすすめのバイクをご紹介!」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。