【レンコダイ(連子鯛)の基本知識】レシピ・旬な時期・釣り方・下処理を解説!

【人気の魚図鑑】今回、釣りラボでは、レンコダイの特徴、生態、呼び名、生息地、値段相場を徹底解説した上で、レンコダイの味、おすすめのレシピ、人気のお店、釣り方、さばき方などをご紹介します。

魚図鑑・料理
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レンコダイ(連子鯛)とは?その特徴・生態をご紹介

レンコダイ

出典:写真AC

レンコダイは体長20〜30cmほどの鯛の仲間で黄鯛とも呼ばれます
平べったい楕円形をしており、色は黄色みを帯びた赤色をしています。

同じ鯛類の真鯛によく似た見た目をしていますが、レンコダイの方が小さく、真鯛に見られる青い斑点がないことで見分けることができます。

また、真鯛に比べて鼻のあたりがへこんでいて、口が突き出でいるのが特徴です。
鼻から口にかけて黄色くなっていて、さらに体も黄色味を帯びていることが黄鯛の名の由来と言われています。

レンコダイは他の小魚やエビ、タコやイカなどの頭足類を食べる肉食性です。

初夏と秋が産卵期で、メスが水中に直径約0.9mmの卵を産みます。
一部のメスは雌性先熟といわれる性転換をします。
そのため、生後5年を経過した大型の個体にはオスが多いのです。

レンコダイの呼び方

レンコダイは身近な魚なので、日本国内でも地方によって色々な呼び方があります。
ここでは、レンコダイの色々な呼び方についてまとめています。

漢字名

一般的には黄鯛と呼ばれます。
釣りをする人や、漁業関係者には連子鯛の方が通じやすいです。

別称・別名

九州南部や東京の一部ではハナオレダイとも呼ばれています。
ほかにも、メンコダイ、バジロ、アカメなど地域によって呼び方は様々です。

英語・外国名

英語名はYellowback seabreamです。
背中にある黄色い斑があることからこのように呼ばれます。

学名

レンコダイの学名はDentex tumifronsです。
キダイ属を表すDentexは「歯」を表す言葉が由来です。

レンコダイの生息地

暖かい海域を好み、中部地方より南からオーストラリアまでの西太平洋に生息しています。
海岸付近でも見られることはほとんどなく、水深50〜100m付近の海底に近いところで群れを成します。

レンコダイの値段・相場価格

レンコダイの価格は鯛類の中では安く、マダイなどと比べると安価で取引されています。
1kgあたり700円〜1200円程度で、平均卸価格は1kgあたり650円ほどです。

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レンコダイを使った料理・食べ方

レンコダイ

出典:写真AC

レンコダイは脂っぽさがなく淡泊な味わいのため、刺身や煮つけ、酒蒸しなど様々な料理に利用されています。
真鯛よりも小ぶりで扱いやすいため、お祝いの席などで真鯛の代わりに使われることもあります。

どんな味がするの?

水分を多く含んでいるため身は柔らかく、クセのないあっさりした味です。

妊婦・子供は水銀の含有率に注意

厚生労働省から、レンコダイを含むメチル水銀の高い水産物を食べすぎないように、という注意勧告が出ています。

食べ過ぎなければ、過剰に心配する必要はありませんが、レンコダイを食べるのは週に2回までがよいとされています。
特に、妊娠している方や小さなお子様は食べ過ぎないよう注意してください。

栄養素・カロリー

レンコダイのカロリーは1尾(可食部)120gあたり130kcalです。
含まれる栄養素は、

  • タンパク質:22.3g
  • 脂質:3.7g
  • 炭水化物:0.2g

で、ビタミン・ミネラルではビタミンB12とビタミンDが多く含まれています。

旬な時期・季節

レンコダイは1年中食べられますが、旬は脂がのる6月〜8月です。
この時期は真鯛の味が落ちるため、真鯛の代わりにも重宝されます。

おすすめ人気のレシピ・調理方法

レンコダイは刺身の他にも、煮る・焼く・干すなど様々な調理方法で食べることができます。
小ぶりのものなら、鱗と内臓を取って丸ごと揚げて唐揚げにしてもよいでしょう。

ここでは、レンコダイのおすすめ調理方法やレシピをご紹介します。

刺身

釣ったレンコダイにはアニサキスなどの寄生虫が付いていることがあります。
目で見て取り除くこともできますが、心配なら加熱や冷凍処理をしてから食べるようにしてください。

レンコダイを刺身にするときには、皮を引く必要はありません。
皮の上からお湯をかけて霜降りにしたり、軽くあぶっても美味しいです。

塩焼き

レンコダイは身が柔らかく、塩を振って焼くだけでも旨みが引き立ちます
真鯛より小さいので、家庭のグリルでも尾頭付きのまま塩焼きにすることができます。

酒蒸し

シンプルな酒蒸しも、あっさりしたレンコダイの美味しさを引き出すレシピです。
電子レンジを使えば簡単に作れます。

煮付け

クセのないレンコダイは煮付けにしても絶品です。
レンコダイの味を生かす薄めの味付けでも、ご飯が進むしっかりめの味付けでも、ご家庭の味で楽しんでください。

アクアパッツァ

レンコダイは洋風のアクアパッツァにしても美味しく食べられます。
スーパーで買える材料で簡単に作れるのでおすすめです。

干物・一夜干し

レンコダイは水分が多い魚ですが、干物にすることで水分が抜けてより旨みが強くなります
自宅で作るのは手間がかかりますが、挑戦する価値はあるでしょう。

レンコダイを楽しめる人気のお店・レストラン

レンコダイが食べられる海鮮居酒屋です。

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レンコダイにおすすめの釣り方・仕掛け

レンコダイ

出典:写真AC

レンコダイは水深50〜100mの沖合に生息しているため、船釣りが基本です。

真鯛を釣るのと同じ方法で釣れるため、真鯛をターゲットとしたタックルや仕掛けを流用できます。
具体的には、コマセ釣りや、一つテンヤ、タイラバといった釣法です。
エサを使う場合には胴付き仕掛けか、天秤仕掛けを使うことが多いです。

どの方法でも、エサをレンコダイが泳ぐ層に浮かせるためのタナ取りを正確に行うことがポイントになります。

レンコダイは群れで生息しているため、数釣りを楽しむことができるのが大きな魅力です。

レンコダイ釣りにおすすめの釣竿・ロッド

レンコダイは、真鯛やアマダイといった他のタイ類を狙っている際に釣れることが多い魚です。
そのため、真鯛やアマダイを狙うタックルで挑んでみてはいかがでしょうか。

ダイワ(DAIWA)

【ダイワ】アナリスター270

ダイワが販売している、コマセ釣り用の真鯛専用ベイトロッドです。
しなやかな竿と見やすく塗分けられた穂先で扱いやすい一本です。

レンコダイ釣りにおすすめのリール

タイ釣りには様々な方法があります。
使う仕掛けに合わせて最適なリールを選びましょう。

シマノ(SHIMANO)

【シマノ】電動リール プレミオ 3000

シンプルな電動リールで初心者におすすめです。
負荷に合わせて巻き上げてくれる楽々モード搭載で、大物がかかっても安心です。

高評価の口コミ・評判をピックアップ!

  • 安くてボタンが少なく、扱いやすい。
  • 初心者に適しているが、パワーも十分。
  • 清掃しやすく、水洗いだけで不具合がない。

低評価の口コミ・評判をピックアップ!

  • べとべとした物が付着していて不安。
  • トルクはあるがクイックで使いにくい。

レンコダイ釣りにおすすめのルアー・ワーム

タイ釣りで頻繁に使われるルアーである、タイラバを使用してレンコダイを釣ることができます。
タイラバはパーツの構成によって動きに違いが出るので、好みのものを選んでみてください。

Major Craft(メジャークラフト)

【メジャークラフト】タイラバ

真鯛を狙うタイラバ釣りで使用する疑似餌です。
サイズが5種類あり、カラーバリエーションも豊富で使う場面に合わせて選べます。

レンコダイ釣りにおすすめの釣り餌

レンコダイを釣るには、冷凍エビやオキアミを使うのがおすすめです。
一匹がけをして使います。

ヒロキュー

【ヒロキュー】PRO真空オキアミ

持ち運びしやすい真空パックのオキアミです。
3種類のサイズからターゲットに合わせて選ぶことができます。

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レンコダイの締め方・捌き方

レンコダイ

出典:写真AC

ここでは釣り上げたレンコダイの締め方や、捌き方をまとめました。
動画も参考にしてみてください。

レンコダイの締め方

レンコダイに傷をつけない神経締めと血抜きの方法です。

  1. 鼻の穴から神経締め(ワイヤーのような道具)を刺して、そのまま奥まで通します。途中で鯛の体が反り返れば正しく刺せています。
  2. エラから包丁やナイフの刃を入れて、背骨の下を通る血管を切って血抜きをします。
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レンコダイの捌き方(さばき方)・切り方

レンコダイの捌き方の手順は、

  1. 鱗を取る。
  2. エラと内臓を取り除く。
  3. 2枚おろしや3枚おろしにして食べやすく切る。

です。

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レンコダイ(連子鯛)の基本情報まとめ

レンコダイ

出典:写真AC

いかがでしたでしょうか?

今回、釣りラボでは、「【レンコダイ(連子鯛)の基本知識】レシピ・旬な時期・釣り方・下処理を解説!」というテーマに沿って、

  • レンコダイ(連子鯛)とは?その特徴・生態をご紹介
  • レンコダイを使った料理・食べ方
  • レンコダイにおすすめの釣り方・仕掛け
  • レンコダイの締め方・捌き方

といったことをご紹介してきました。

他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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監修者:釣りラボ編集部

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