テンヤ釣りは、ジギングと同じぐらい人気のあるメジャーなタチウオの釣り方です。今回、釣りラボでは、タチウオテンヤロッドの選び方や、堤防・船釣りにおすすめのロッド6選、2020年の新作2選、代用ロッドをご紹介。ぜひご覧ください。
ロッド・釣竿そもそもタチウオテンヤってどんな釣り?

タチウオテンヤ釣りとは、錘と掛け針が一緒になった、タチウオテンヤと呼ばれる大型のジグヘッドのような仕掛けに冷凍のイワシなどの餌を針金で巻きつけて海中に落とし込み、巻き上げたり、シャクって誘いを入れたりしながら、下から襲いかかってくるタチウオを掛ける釣法です。
初心者でも釣れる、非常に簡単な釣りではありますが、コンスタントに数多く掛けるのは意外と難しい、奥が深い釣りで、初心者からベテランまで楽しめます。
タチウオテンヤロッドの選び方・ポイント

タチウオテンヤロッドの選び方、ポイントについて説明して行きます。
タチウオテンヤ釣りは、厳密にはテンヤに付けたイワシをじっくりと食わせる釣りではありません。
餌を追いかけてショートバイトしてきたところを感知して、タチウオを引っ掛けて釣り上げるのが正しいタチウオテンヤ釣りです。
従って、小さなアタリを見逃さない感度の良いティップと、フッキングの際にタチウオを弾き飛ばさないよう、しなやかに曲がるブランクスが備わっている必要があります。
選ぶポイント1:ロッドの長さ
タチウオテンヤロッドの長さは、2m前後が船上で使いやすい長さです。
1.6〜2.2m程度が主流です。
選ぶポイント2:ロッドの号数
タチウオテンヤ釣りに使うテンヤの号数は、30〜40号が標準ですので、錘負荷40号程度のタチウオテンヤロッドを用意しておけば良いでしょう。
選ぶポイント3:ロッドの硬さ・調子
タチウオテンヤロッドの硬さは、タチウオを掛ける事を重視すれば、柔らかい方が良いのですが、ドラゴン級の大物がかかった際苦労してしまいます。
硬さは、ML〜M程度がバランスが良いと思います。
また、タチウオテンヤロッドには、「掛け調子」、「乗せ調子」があります。
どちらが向いているのかは、タチウオの活性状況によります。
掛け調子
掛け調子とは、いわゆる先調子のことをいいます。
具体的には8:2もしくは9:1の調子のロッドです。
これは、タチウオの活性が非常に高い状況で、小さなアタリを的確に捕らえ、次々とタチウオを掛けて行くような状況に適しています。
乗せ調子
乗せ調子とは、いわゆる本調子のことをいいます。
タチウオの活性が今ひとつの時、テンヤには触るがなかなか口を使ってくれない状況の時、ジッと我慢して確実に食わせるため、7:3もしくは6:4の調子でじっくりと待つのに向いています。
選ぶポイント4:デザイン・色
タチウオテンヤロッドのデザイン・色は、自分の好みに合わせてチョイスすれば良いでしょう。
タチウオテンヤロッドおすすめ人気6選

ここからは、タチウオテンヤ釣りにおすすめの専用ロッドを6つご紹介して行きます。
船釣りでおすすめのタチウオテンヤロッド4選
まずは船で釣りでおすすめのタチウオテンヤロッドを紹介します。
【シマノ】サーベルマスター SS 91
タチウオを掛ける事に特化した9:1の掛け調子(先調子)ロッドです。
穂先の感度を高め、わずかなアタリを逃さず針に掛ける、1.6mのショートロッドです。
【ダイワ】アナリスター テンヤタチウオ 82-190
テンヤの操作性と穂先の感度にこだわった掛け調子(先調子)の一本です。
カーボンテープをX状に巻いて締め上げたブランクスで、ねじれ剛性が大幅に向上しています。
【ジャッカル】アンチョビ ドライバー タチウオ テンヤ ADT-C175MH82
スパイラルガイド採用で、風が強い時などのライントラブルを軽減したタチウオテンヤロッドです。
トリガー部からリールシートにかけての造形が手に馴染む、扱いやすいロッドです。
【ダイワ】テンヤタチウオX 180・R
高感度グラスソリッドティップを採用し、ブレーディングXによるカーボンテープ補強も施された、大変コスパの高いタチウオテンヤロッドです。
堤防釣りでおすすめのタチウオテンヤロッド2選
続いて、水深がある堤防などショアからタチウオテンヤをするのにおすすめのロッドを紹介します。
【メジャークラフト】クロステージテンヤ CRJ-S802MH
重量のあるテンヤを自在に操作できるティップをもち、タチウオを掛けたあとはしなやかにファイトするバットパワーを発揮する、バランス感覚の良いテンヤロッドです。
タチウオのみならず、マダイ、ロックフィッシュなどにも適しています。
【シマノ】ルアーマチック S90ML
シマノクオリティが手軽な価格で楽しめるオールラウンダーロッドです。
ジギングにもテンヤにも対応できるMLタイプの万能ロッドです。
【2020年新作】おすすめタチウオテンヤロッド2選!

ここでは、2020年以降に発売された、最新の、タチウオテンヤロッドを紹介します。
※2021年の最新情報は、随時更新していきます。
【シマノ】サーベルマスター Xチューン テンヤ 91 H173/L
シマノのテンヤタチウオロッドの最高峰モデルです。
シマノ最高峰のスパイラルXコアを巻いたブランクスをさらにハイパワーXで補強、カーボンモノコックグリップまで備え、タチウオを確実に掛けるためにあらゆる進化を遂げた掛け調子ロッドです。
【ダイワ】極鋭タチウオテンヤSP 82-182AGS
超弾性チタン合金のメタルトップを装備し、タチウオの活性によらず掛けるオールラウンダー、8:2の掛け調子のダイワ・テンヤタチウオのフラッグシップロッドです。
タチウオテンヤに最適な代用ロッドをご紹介

タチウオテンヤ釣りが可能な代用ロッドには、どんな特性が必要でしょうか?
高感度のティップとしなやかに曲がるベリー、パワーのあるバット、この3つの特性を持つものが流用に向いています。
代用ロッド1:タコエギロッド
海底や岩からタコを引き剥がすパワーのあるタコエギロッドは、タチウオテンヤ釣りには少し硬すぎるかも知れませんが、ライトタイプのタコエギロッドであれば、充分タチウオテンヤ釣りに流用できます。
【シマノ】ベイゲームX タコエギ 175
タコを強引に引き剥がす、極めて高いバットパワーをもつベイゲームXは、感度重視の、グラスティップも備え、タチウオテンヤ釣りにも流用が可能です。
代用ロッド2:イカメタルロッド
イカメタルロッドは、タコエギロッドよりもタチウオテンヤ釣りには向いています。
特にメタルトップを持ったモデルは感度もよく、タチウオテンヤの早掛けには向いています。
【シマノ】セフィア CI4+ メタルスッテ B66ML-S
シマノが独自開発したカーボン強化樹脂・CI4+をブランクスに使用したイカメタルロッドは、タチウオテンヤにも流用が利きます。
代用ロッド3:タイラバロッド
タイラバロットは、最もタチウオテンヤ釣りの代用ロッドとして好適でしょう。
【アブガルシア】オーシャンフィールド TaiRubber OFTS-66LT-60
軽くて扱いやすい1ピースのタイラバロッドです。
カーボンテープをX状に巻き締め上げたブランクスはねじれの力に対してパワフルに対抗します。
非常にコストパフォーマンスに優れたロッドです。
タチウオテンヤロッドについてまとめ

いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「【2020年】タチウオテンヤロッドおすすめ8選!コスパ最強の製品や代用ロッドもご紹介」というテーマに沿って、「そもそもタチウオテンヤってどんな釣り?」「タチウオテンヤロッドの選び方・ポイント」「タチウオテンヤロッドおすすめ人気6選」「【2020年新作】おすすめタチウオテンヤロッド2選!」「タチウオテンヤに最適な代用ロッドをご紹介」といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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