シンプルな仕掛けで狙う釣りの人気ターゲットである石鯛。今回、釣りラボでは、そんな石鯛釣りにおすすめのリールや選び方、2024年の新製品、バックラッシュを防ぐ方法、糸の巻き方、メンテナンスの方法をまとめて紹介!ぜひご覧ください。
そもそも石鯛釣りってどんな釣り?
石鯛釣りは、地磯、沖磯から行う釣りの中でも最強クラスのパワーが必要な釣りです。
当然ながら、タックルも最強クラスのものが必要になる、大変エキサイティングな釣りです。
しかし、釣りの経験が浅い初心者がいきなり石鯛釣りを行うのは大変な危険が伴います。
少なくとも、一通りの釣りを経験してから、石鯛釣りに挑戦しましょう。
石鯛リールの選び方・ポイント
石鯛リールの選び方は、ナイロン15号などの太いラインが100m以上巻けること、そしてそのラインをキャストができること、強力な巻き上げ力があることなどがあげられます。
選ぶポイント1:番手・サイズ
石鯛リールのサイズは、メーカーによって表記が異なるため注意が必要です。
ダイワの石鯛リールの場合は、20番〜40番、シマノの石鯛リールの場合は2000番〜4000番程度を選びます。
選ぶポイント2:糸巻き量
石鯛リールは、ぶっこみ仕掛けをキャストする必要があります。
メカニカルブレーキ以外にもブレーキシステムがついた遠投性に優れた石鯛リールが必要です。
糸巻き量は、ナイロン15号が最低でも100m以上巻けるものを選びましょう。
選ぶポイント3:最大ドラグ力
石鯛釣りは、原則、ドラグは使いません(後述)が、他の魚がかかることもあるため、石鯛リールには、パワーのあるドラグが必要です。
最大釣力は最低でも7〜8kg必要です。
15kgあれば安心です。
選ぶポイント4:ギア比
ギア比が高ければハンドル1回転あたりの巻糸量が長くなり、スピーディーなやり取りが可能になりますが、巻が重くなり、さらにギアに負担がかかり破損の危険が高まります。
ギア比が低ければ、ハンドル1回転あたりの巻糸量は少なくなりますが、巻が軽く、かつパワフルな巻き上げが可能になります。
石鯛リールのギア比は、パワー優先で、4.8:1〜6.0:1くらいまでが良いでしょう。
選ぶポイント5:カウンターの有無
石鯛リールには、オフショアジギングリール同様、糸が出た量がわかるカウンター付きのものがあります。
なくても釣りが出来なくなるわけではありませんが、同じポイントにキャストする場合にカウンターがあると大変便利です。
おすすめの石鯛リール14選!
ここからは、おすすめのパワフルな石鯛リールを紹介します。
【シマノ】20 トリウム 2000PG
オフショアで石鯛を狙うならぜひ使いたい、非常にコンパクトながらバワーのある両軸受けリールです。
PE5号(90lb)が220m巻けますので、石鯛の他、ワラサやヒラマサなどのビッグワンとの対決も可能です。
【ダイワ】シーボーグ G300J
船イシダイ釣りに最適な電動リール
ダイワから2021年発売のシーボーグ G300Jは、昨今メソッドが確立された船イシダイ釣りに適した電動リールです。
船イシダイに必要なPE2号が200m以上巻ける深溝スプールを搭載し、フッキングから根離し完了後は、パワーチューンされたマグマックスGモーターで、一気に水面まで勝負を付ける事が可能なハイパワー電動リールです。
こんな人におすすめ
- 船イシダイ釣りに興味があるが、手持ちのリールではパワー不足を感じている方
- 深い水深でも安定して釣りを楽しみたい方
【アブガルシア】アンバサダー 6500 CL|初心者用
軽量で使いやすい石鯛リール
スウェーデンのABU社が最初に量産した、伝統のアンバサダーシリーズより、初心者にも扱いやすい、小型軽量の両軸受けリールです。
6点式遠心ブレーキ搭載で、キャスト性能も問題ありません。
ロッドを手持ちで中・小型の石鯛を狙うのに最適です。
こんな人におすすめ
- 両手で支えることができないほどの重さがあるリールを使いたくない初心者の方
- 石鯛釣りを始めたいけど、高いリールを買うのはちょっと不安な方
【ダイワ】バサラ 200L
老舗ダイワの最新リール
ダイワの船手巻リールのフラッグシップモデルの一つで、2021年の新発売に合わせ完成度を高めました。
ハイパードライブデザインの採用で、初期の性能が長続きすることを約束してくれます。
マグシールドベアリングやオートマチックドラグシステム、そしてシンクロレベルワインドなど、使い勝手を考慮した新技術を金色に輝くボディに搭載しました。
こんな人におすすめ
- 長時間の釣りでも疲れにくく、快適な釣りをしたい方
- 最新のテクノロジーを採用した高性能リールを求めている方
【シマノ】海魂 4000T|上級者
石鯛専用リールのフラッグシップ
シマノの石鯛用両軸受けリールのフラッグシップモデルです。
オールマシンカットアルミボディに、アルミ鍛造ハンドル、カーボンクロスドラグワッシャーで武装し、石鯛の老成魚クチグロ、石垣鯛の老成魚クチジロを釣ることを目的としています。
こんな人におすすめ
- 本格的に石鯛釣りを楽しむ上級者の方
- 高性能なリールを求める方
【シマノ】カイコン 3000T
大型獲る両軸リール
シマノから2015年発売の宙釣り向け底物用両軸リールになります。
カイコン 3000Tは、ドラグにはカーボンクロスドラグワッシャが組み込まれ、南方宙釣りやスリッドの探り狙いで、大型を狙って獲る事が出来る3000番台のリールです。
太糸前提の釣りになりますが、20号ラインが100m以上巻けますので、ラインキャパと根ズレを気にせず駆け引きを楽しめます。
こんな人におすすめ
- 太糸を使用する石鯛釣りをする方
- 大型の石鯛を狙い、ドラグの性能が必要な方
【アブガルシア】アンバサダー 6600CA ファクトリーチューンド
2点式遠心ブレーキを装備し、スプールにはセラミックボールを使用したベアリングが使用されている、キャスト性能に優れたモデルです。
【ダイワ】NEW シーライン 石鯛 40H遠投|中級者
遠投・防水性アップの石鯛リール
これまでのシーライン石鯛よりも、スプールのフリー回転性能を高め、遠投性が大幅にアップしました。
また、ボールベアリング、スピードシャフト、パーツ内封入オイルのブラッシュアップで、防水性も格段に高まっています。
こんな人におすすめ
- 石鯛釣りの経験がある中級者の方
- 飛距離を出したいと考えている方
【ダイワ】幻覇王 石鯛 LIGHT
ライト石鯛釣りに最適なリール
やや敷居の高い石鯛釣りを、ライトなタックルで楽しむライト石鯛に最適なリールです。
ライト石鯛は、楽に扱えるタックルで仕掛けのサイズも落とし、アタリを楽しめるのが魅力です。
ライトといっても大物にも対応できるラインキャパシティは必要なので、ナイロン16号が120m負ける安心のサイズ。
470gと軽量で、手持ちでライトに石鯛釣りを楽しむことができます。
こんな人におすすめ
- ライトなタックルで石鯛釣りを楽しみたい方
- 手持ちで石鯛釣りを行いたい方
【ダイワ】シーライン石鯛 40
石鯛専用カウンターリール
ダイワから2012年発売の石鯛専用リールになります。
シーライン石鯛 40は、上級底物師御用達の宙釣り向け石鯛リールです。
カウンターもしっかり搭載されていますので、石鯛が上ずっている時は、あたりの再現性を上げるのに役立ちます。
各ギアシャフトを6点ポッドで固定していますので、大型が喰ってもパワフルな巻き上げを可能にし、確実に獲れるリールです。
こんな人におすすめ
- 石鯛釣りに精通しており、狙う魚のサイズが大型の方
- カウンター機能を活用して、石鯛釣りの効率を上げたい方
【ダイワ】幻覇王 石鯛 50|上級者
マグシールド、ATD(オートマチックドラグシステム)、遠心ブレーキ、デジタルカウンターを備えた、ダイワのフラッグシップモデルです。
ノーマルギア仕様で、パワフルなやり取りが可能です。
【ダイワ】幻覇王 石鯛 30
女性にも扱いやすい底物リール
ダイワから2017年発売の底物専用リールになります。
幻覇王 石鯛 30は、年々コンパクト化される磯釣りギアの中で、いち早くコンパクト化された底物リールになり、近年流行の釣りガールなど女性にも扱いやすいリールです。
また、上級者の方でも岩壁際狙いの手持ち釣りにも有効で、小型であってもギア径は変わらずパワー型ですので、即座に勝負を決めたい場合に操作性が良いリールになっています。
こんな人におすすめ
- コンパクトなリールを探している初心者の方
- 岩壁際狙いの手持ち釣りをする上級者の方
【ダイワ】シーライン 石鯛 50|中級者
ナイロン20号が190m巻ける、石鯛専用リールです。
UTD(アルティメットトーナメントドラグシステム)搭載により、ドラグの立ち上がりが早く、置き竿の場合でも素早くファイトにはいることがかのうです。
【シマノ】スピードマスター 石鯛 2000T|初心者用
高性能石鯛リール
デジタルカウンター付きの石鯛専用両軸受けリールです。
HAGANEボディ、ハイパーハンドルⅢ、ピュアカーボンドラグワッシャーを備え、大物にも対応します。
ナイロンライン16号が130m巻けるキャパがあり、遠くの沈み根を攻めることもできます。
こんな人におすすめ
- 石鯛釣りを始めたばかりで、初めてのリールを探している方
- 大物を釣り上げるための性能が必要な方の方
石鯛リールの正しい使い方
石鯛リールの正しい使い方は、基本、ドラグは使いません。
理由は、フッキングに持ち込むには全身を使った大アワセが必要なため、ドラグが回り、ラインが出てしまうと針がかりさせられないからです。
また、ドラグが作動すると根に潜られてしまうほど、石鯛はパワーがありますので、ドラグは使いません。
バックラッシュを防ぐにはどうしたら良い?
両軸受けリールの場合、キャストの際のバックラッシュはつきものですね。
いくつか対処法がありますが、基本はアングラーの練習あるのみです。
リールの糸の巻き方
石鯛専用リールには、ラインの巻きを均一にする、レベルワインダーがついていないものが多いです。
そのため、最初にリールにラインを巻く際は、最新の注意を払い、一箇所にラインが偏って巻かれることのないように、調整しながら巻きます。
その際、充分にテンションをかけて巻くことを忘れずに。
リールメンテナンスの方法
石鯛リールは非常に負荷がかかることを想定しているため、パワー重視のため比較的単純な構造をしています。
そのため、分解清掃、グリスアップなどが比較的やりやすいリールです。
石鯛リールは、1回の釣行でリールが受ける負荷が非常に大きいため、メンテナンスはマメに行ったほうが良いでしょう。
おすすめの石鯛リールについてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「【2024年】石鯛リールおすすめ14選!コスパ最強の製品をご紹介」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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