電動リールは、電動で巻き上げを行うことができるリールのことです。今回、釣りラボでは、電動リールについて、ジギング・ワカサギ釣りでの活用例や、リールの選び方やメンテナンス方法、安いのに高性能なおすすめのリールを4つ、2023年の新製品を3つご紹介。ぜひご覧ください。
リール 電動そもそも電動リールとは?

電動リールとは、ラインを巻き上げる際に、リールハンドルを回さなくても、自動で巻き上げてくれるリールのことです。
リール内部にモーターが搭載されていて、バッテリーや電池を動力とし、ボタン操作で動かす事ができます。
電動リールがよく使われる場面・釣り
電動リールが活躍するのは、仕掛けを水深の深い所まで落とす様な、海釣りや船釣りがメインとなってきます。
ここでは、電動リールがよく使われる釣りを、2つご紹介します。
ジギング
ジギングは、メタルジグというルアーを使う釣りで、タチウオやカンパチなどの、中~大型の魚がターゲットになります。
電動リールがよく使われるのは、オフショアジギングという、船の上から狙う釣りです。
電動リールには、ルアーの水深が分かるデジタル表示(カウンター)が備わっているので、狙っている場所が正確に把握できるのも利点です。
ワカサギ釣り
意外かもしれませんが、ワカサギ釣りでも電動リールが活躍します。
ワカサギ釣りでは、小さなロッドを使用しますが、仕掛けを落とす水深は、深い時には30mに達します。
ワカサギ釣り用の電動リールは、コンパクトで軽量な造りで、こちらも水深カウンターが備わっているため、とても便利です。
電動リールの選び方・ポイント

電動リールと一言に言っても、様々なタイプやモデルが販売されています。
そこで、選び方のポイントを、いくつかの項目に分けてご紹介します。
選ぶポイント1:リールのサイズ
電動リールのサイズは、1000番や3000番といった型番が付いていて、数字が大きくなるにつれてサイズも大きなものになります。
各メーカーによって、型番に違いがありますが、いずれも狙うターゲットに合わせて、最適なサイズが豊富に揃っています。
選ぶポイント2:リールの重量
電動リールのサイズが大きくなるにつれて、重量も重たくなってきます。
なので、必要以上のサイズを使用すると、持ち運びや操作が大変になってしまいます。
大きいものは、値段も高級です。
選ぶポイント3:モーターの性能
電動リールの心臓部分と言えるほど、モーターは重要な部品です。
モーターの性能によって、ラインを巻き上げる能力が変わってきます。
性能の良いモーターは、巻き上げる力も強く、スピードも速いので、釣果も上がります。
選ぶポイント4:リールの糸巻き量
サイズの大きいものほど、糸巻き量も多い傾向があります。
150m~300mのものが多く、長いものでは800m~1000mの電動リールもあります。
しかし、使用するラインの太さや種類によって、糸巻き量も異なりますので注意が必要です。
選ぶポイント5:バッテリーの有無
ワカサギ用の電動リールは、多くが電池を動力源としていますが、海釣りで使用する電動リールは、動力源にバッテリーが必要になります。
船によっては、船体から電源を貰えますが、バッテリーは持っていた方が良いでしょう。
理由としては、電動リール専用バッテリーの方が、電圧が安定するので、故障を防ぎパフォーマンスを最大限に引き出せるためです。
【2023年最新】安くてコスパの良いおすすめ電動リール13選

たくさんの種類がある電動リールですが、その中からコスパの良いものをご紹介します。
特に人気の高いのが「シマノ」と「ダイワ」の製品です。
シマノの製品は、シンプルな構造となっていて、メンテナンスやカスタムがしやすいという特徴があります。
また、ダイワの製品は、デザインがカッコ良く、眺めているだけで男心をくすぐられます。
ラインナップも豊富で、幅広い視点から選ぶ事ができます。
【シマノ】電動リール プレミオ 3000
シンプルな操作性で、初心者の方にもおすすめできます。
「楽々モード」という、負荷に合わせて一定のテンションを保つ機能が便利です。
【ダイワ】シーボーグ G300J
シーボーグ G300Jはダイワから2021年に発売になった、最新仕様の小型電動リールになります。
300Jからのブラッシュアップ版になるこのモデルは、FF構造は継承されながら、使用される駆動部にMAGMAX-Gモーターが搭載され、パーミング性の重視と、バーサタイルに使用出来るハイパワー重視型の電動リールに仕上がっています。
こんな人におすすめ
- 大物を釣る際に、手動では限界を感じてしまう方
- 長時間の釣りでも疲れにくく、快適な釣りを楽しみたい方
【シマノ】電動リール プレイズ 800
「MUTEKI MOTOR」という、パワーとスピードを兼ね備えた高性能モーターを搭載しています。
巻き上げ力49kgのパワーを持ちながら、コンパクトなサイズで、クラッチの切り替えもしやすい、操作性の高さも魅力です。
こんな人におすすめ
- 大物を狙う釣りが好きで、パワフルなリールを必要としている方
- 電動リールを使いたいが、コンパクトで扱いやすいものを探している方
【シマノ】フォースマスター 600DH/601DH
シマノから2020年発売のフォースマスター 600DH/601DHは、広い帯域の釣りに応用できる、多様性が高い電動リールになります。
300mスプールが搭載されることにより、中層域はもちろんのこと、ディープエリアや流し釣りでも使用可能になり、駆動性はムテキモーターの焼き付きを防止するNEWタッチドライブがインストールされますので、安心した巻き上げが可能です。
こんな人におすすめ
- 釣りの幅を広げたい方で、ディープエリアや流し釣りも楽しみたい方
- 電動リール初心者で、簡単に使えて、安心して釣りを楽しみたい方
【ダイワ】電動リール レオブリッツ 200J
リールのセンター位置に配置された「JOGパワーレバー」により、片手の親指一本で全ての操作が可能な電動リールです。
ライトゲームという、小~中型サイズの青物の魚をターゲットとした釣りに向いています。
【ダイワ】シーボーグ300MJ/MJL
2020年にリニューアルされたシーボーク300MJは、赤をメインに据えたシックなデザインはそのままに、軽量化することによって操作性を向上させています。
ジョグレバーは樹脂製からアルミ製に変わり、レバー位置が中央に寄せられたことで片手での操作がよりスムーズに行えるようになりました。
あまり大型の魚はターゲットにできませんが、イカやマダイ、太刀魚やアジなどを釣ることができ、泳がせ釣りやコマセ・サビキといった様々な釣りで活躍させられる電動リールと言えます。
こんな人におすすめ
- 片手で操作したい、手軽に釣りを楽しみたい初心者の方
- 軽量でコンパクトなリールが必要な、移動しながら釣りを楽しむアングラーの方
【ダイワ】シーボーグ300J
高い剛性や放熱性を持つアルミフレームを採用しながら、大幅な軽量化を実現した電動リールで、手持ちでの操作性や快適性を向上させています。
ネオジウム磁石を用いたMAGMAXモーターのパワーアップにより、巻上げ力を従来比で1.2倍にしながら、放熱性を高め耐久性を持たせました。
オートマチックドラグシステムで、ドラグ力を従来品の1.3倍にし、大型青物やイカの多点掛けの際にも安心して使用できます。
こんな人におすすめ
- 大型の青物釣りや、多点掛けのイカ釣りを行う方
- 手持ちのリールが重く、釣り疲れを感じてしまう方
【シマノ】ビーストマスター MD3000
2020年にリリースされたビーストマスターMD3000は、前作の3000XP以上となる最大25kgのドラグ力と3000XS同様の巻き上げ速度を兼ね備えたハイスペック電動リールに仕上がっています。
加えて、探見丸スクリーンというカラー魚群表示機能が搭載されており、液晶画面で魚群や海底を確認できるのも魅力のひとつです。
カンパチやヒサマサ、ブリなどの大型青物や、スルメイカの多点掛けなどに負荷のかかる釣りにおすすめです。
こんな人におすすめ
- 大型青物を釣り上げたい釣り人の方
- スルメイカの多点掛けなど、負荷のかかる釣りに挑戦したい釣り人の方
【シマノ】フォースマスター 200/200DH
2021年にリリースされたフォースマスターの最新モデルです。
おすすめのポイントは、「持った時のコンパクト感」と「400gを切る軽量さ」です。
片手での操作が可能となり、掌で包み込めるサイズ感となっております。
サイズもさることながら、親指ひとつで操作できる「タッチドライブ」で31段階のスピード調整と「スピードクラッチ」によるラインの放出。
そして巻き上げスピードも195m/分とレベルアップ。
是非試していただきたい1品です。
こんな人におすすめ
- 大物釣りや長時間の釣りに挑戦する釣り人の方
- 電動リールが初めてで、片手で簡単に操作できるリールを探している方
【ダイワ】電動リール シーボーグ 200J
タイラバやコマセ真鯛など、ライトゲーム用の電動リールですが、ヒラメやヤリイカなどの釣り物にも対応可能。
強靭なドラグと、巻き上げ力を兼ね備えたパワフル仕様となっています。
ですが、シーボーグシリーズは値段が高めなので、型落ちや中古品が狙い目かもしれません。
こんな人におすすめ
- ライトゲーム釣りに興味があり、電動リールで手軽に楽しみたい方
- ヒラメやヤリイカなど、釣れる魚種を広げて挑戦したい方で、高機能でパワフルな電動リールを使いたい方
【テイルウォーク】ELAN SW DENDO 150
テイルウォークから2019年発売の小型電動リールになります。
ELAN SW DENDO 150は、コンパクト設計に伴い、リール強度アップと軽量化のため筐体をコンポジット合金で仕上げてあります。
ライトジギングやワインドゲーム、タイラバに対して能力を発揮し、持ち重り感の少ないリールです。
スピコン調整で魚種に合わせた巻き上げにも対応出来、別販スプールを準備することにより、船上でのライン切り替えも容易に行える、アングラーに優しい電動リールになっています。
こんな人におすすめ
- ライトジギングやワインドゲーム、タイラバを楽しむことが多い方で、持ち重り感の少ないリールが欲しい方。
- 船上でのライン切り替えを頻繁に行う釣りが好きな方で、アングラーに優しい電動リールを使いたい方。
【ミヤエポック】コマンド AT-3S

電動リールの老舗開発メーカーであるミヤエポックから2015年発売の中型電動リールです。
コマンド AT-3Sは、深場を狙うタラやキンメダイなど、重量クラスの胴付き仕掛けを扱う沖釣り師御用達の電動リールになります。
ラインテンショナー搭載になりますので、魚の掛かり具合に応じた重量を感知し、巻き上げ強さをコントロール出来るトルコンが標準搭載されています。
こんな人におすすめ
- 沖釣りが好きで、重量クラスの胴付き仕掛けを扱うことが多い方
- ラインテンショナーやトルコン機能に興味がある、より高機能な電動リールを求める方
【テイルウォーク】ELAN SW DENDO 150PH

テイルウォークから2019年発売の深場狙いの電動リールになります。
こちらは、150モデルのパワーハンドル化とディープスプール太糸仕様モデルです。
ギアパワーやギア比は150と共通仕様ですが、糸巻きストックが広い事により、深場狙いやドテラ流し、深場の胴付エサ釣りにも応用が効き、力強い巻き上げが可能になったモデルになります。
こんな人におすすめ
- 深場狙いの釣りをする方で、力強い巻き上げが求められる方
- ドテラ流しや胴付エサ釣りなどの釣り方を取り入れる方
電動リールのメンテナンスのやり方

電動リールは、決して安い買い物ではありません。
せっかく購入したなら、長い期間使いたいですよね。
そのためには、メンテナンスが欠かせなくなってきます。
主なメンテナンス方法として、2つご紹介します。
オーバーホールのやり方・注意点
オーバーホールとは、内部を分解し、塩分などの汚れを洗浄し、グリスアップする、言わば定期検診です。
自分で行うにはハードルが高いので、メーカーや販売店に預ける事をおすすめします。
料金は数千円からで、手厚いコースなどもあります。
少なくても年に一回、シーズンオフに依頼するのが良いでしょう。
水洗いのやり方・注意点
自分で行えるメンテナンスで、水洗いがありますが、いくつか注意点があります。
水に浸けない
電動リールには、水が侵入してはいけない場所があります。
電源プラグとドラグ内部です。
カプラーのキャップをして、ドラグをしっかりと締めて、シャワーなど流水で洗うのが良いでしょう。
お湯で洗わない
熱いお湯で洗うと、グリスが溶け出してしまうため、リールの回転が悪くなってしまいます。
30度以下のぬるま湯で洗う事をおすすめします。
毎回釣りの後に水洗いをし、水洗い後は乾いた布で拭き取り、しっかり乾燥させると、長く愛用できる電動リールとなるでしょう。
電動リールまとめ

いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「【2023年】電動リールおすすめランキング13選!シマノやダイワの人気製品から使い方・選び方も」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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