磯釣りをするなら一つは持っておきたい磯竿。今回、釣りラボでは、そんな磯竿の選び方や釣り方を解説した上で、おすすめの磯竿5選をメーカー別にご紹介します。また、2024年の新製品もあわせてご紹介。
磯竿の種類・選び方
海釣りの定番のロッドといえば「磯竿」ですが、様々な種類や特徴があって、どんなものを選べばいいか迷ってしまう方は多いのではないでしょうか?
こちらの記事では、主に初心者の方が磯竿を選ぶ際の基礎知識と、おすすめの商品等をご紹介していきます。
あなたに合った1本を選ぶ参考に、是非ご覧ください。
磯竿の特徴・魅力
「磯竿」はその名の通り、磯場での釣りを目的として作られた釣竿ですが、磯釣り以外にも堤防や船など、海釣り全般に使える万能ロッドとして人気があります。
餌やルアーなど様々な釣り方にも対応でき、色々な魚をターゲットにできる点も魅力です。
以下、磯竿で狙える魚の一例です。
グレ(メジナ)、チヌ(クロダイ)、イサキ、イシダイ、マダイ、ヒラスズキ、シーバス(マルスズキ)、青物(アジ・ブリ・ヒラマサ、ソウダガツオ)、アオリイカ、ロックフィッシュ(ハタ系・カサゴ・メバル)、ヒラメ、ウナギなど。
「海釣りを始めたい」「色々な魚を釣ってみたい」とお考えの方に、特におすすめです。
磯竿の号数
磯竿を選ぶ際のポイントとして、号数があります。
号数は、そのロッドに対して使用に適した糸の太さを示していますが、解釈が若干難しい為、簡単に「竿の硬さ」と覚えておいても良いでしょう。
号数が小さい「やわらかい竿」は、主に軽い仕掛けで小さな魚を狙うことに適しています。
号数が大きくなるほど「硬い竿」となり、重いオモリをつけた仕掛けを遠くに飛ばすことが可能になります。
また、太い糸が使用できる為、大きな魚が狙えるようになります。
以下、号数別に特徴をお伝えしていきます。
1号未満の磯竿の特徴
磯竿の中でも特に柔らかく、一番最小の号数で0号というロッドもあります。
1号未満の磯竿では、その多くが細仕掛けでチヌを狙うために設計されています。
アタリがあると大きくしなることや、竿自体が軽く作られていることが特徴としてあげられ、細かい操作を得意とします。
しかし、竿の扱いになれた方でないと操作が難しい為、初心者の方には少し難易度が高めのロッドです。
1号〜1.5号の磯竿の特徴
1号〜1.5号の磯竿は、磯釣りの中でも小型、中型の魚をターゲットに設計されています。
ロッド自体も軽く操作性に優れた作りになっており、仕掛けについても標準的なものが使用できます。
1号〜1.5号は、ロッドの硬さや操作性の点で、初心者の方が扱いやすい点が特徴です。
また、磯竿の中でも、特に幅広い釣り方に対応できる為、万能性が高い点もおすすめのポイントです。
2号の磯竿の特徴
磯竿の2号も、万能なロッドとして様々な釣りに対応が可能です。
1号のロッドと比べると重量感は増しますが、強度もある程度強くなる為、重いオモリを使用して沖に投げ込んだり、ある程度太い糸を使用し大物を狙ったりすることが可能になります。
磯釣りではフカセ釣りで、主にグレをターゲットにすることが多く、他にはハマチ・ヒラマサなどを狙うことが可能です。
またサビキ釣りについても、大きなウキをつけて沖に投げ込む釣りができる為、ハマチ・ボラ・サバなどの釣りに使用することができます。
こちらもオールマイティーに使用できる為、初心者の方にもおすすめできるでしょう。
3号の磯竿の特徴
磯竿の3号は、重い仕掛けを必要とする磯からのカゴ釣りにも対応できるように設計されています。
3号についても、様々な釣り方に対応できる為、万能なロッドとして初心者でも扱いやすい点がメリットとなります。
しかし、ロッドの強度と共に重量感も増す為、その分腕力・体力が必要になる点を注意しておく必要があるでしょう。
1号や2号では対応できないような、大物を狙う釣りもしたいという方にはおすすめです。
4号の磯竿の特徴
磯竿の4号は、3号と同じく磯からのカゴ釣りに対応できる設計のロッドです。
重いオモリを使用できるため、より遠くに仕掛けを投げられるようになります。
ターゲットも大型青物や、大型マダイを狙うことが可能です。
一方で4号になると、小型の魚が釣りにくくなってしまう点がデメリットになります。
大物狙いに特化した釣りをする場合にはおすすめの号数ですが、幅広い釣り方に対応するのであれば、もう少し号数の小さいものを選ぶ方が良いでしょう。
5号の磯竿の特徴
磯竿の5号はとても剛性に優れた、かたい竿となっており、磯からのカゴ釣りをメインにする方に、特に好まれています。
もちろん、これまで紹介してきた中で、一番大物を狙えるロッドとなります。
ロッドの作りが頑丈なことに伴い、高額なものが多いという点が特徴です。
磯竿の長さ
磯竿の長さについては、様々な長さが販売されていますが、一般的には4.5m又は5.3m前後が多く使用されています。
主に磯場での使用を中心にお考えの方であれば、釣り上げるときの足元の岩や根に引っかかりにくい点と、ハリスが長くとれる5.3mのロッドがおすすめです。
磯場だけでなく、防波堤でも釣りをするという方は、取り回しがしやすい4.5mを選ぶと扱いやすいでしょう。
ガイド
ガイドとは、釣り糸を通すリング状のパーツのことです。
ガイドは主に「アウトガイド」と「インナーガイド」の2種類ありますので、それぞれの特徴を簡単に紹介いたします。
アウトガイド
アウトガイドは「外通し」とも呼ばれ、釣り糸を通すリングが外側についているタイプのことを指します。
アウトガイドのメリットは抵抗が少ない為飛距離が出る点や、インナーガイドに比べて安価という点です。
反対にデメリットは、糸が絡みやすいという点があげられます。
インナーガイド
インナーガイドは「中通し」とも呼ばれ、竿の中に糸を通すタイプのことを指します。
インナーガイドのメリットは、穂先の糸絡みが起きにくい点や、風の強い日でもトラブルが少ないという点です。
特に細かい作業が難しい夜釣りの際にはおすすめです。
反対にデメリットはアウトガイドに比べて高価な点があげられるでしょう。
遠投・投げ釣りをするか
磯竿の中には、重いオモリをセットし、遠くに仕掛け投げることを目的とした、遠投磯竿というものもあります。
一般的な磯竿よりも太く作られており、投げ竿に似ていますが、投げ竿よりも長く、非常に柔軟性があるという特徴があります。
「カゴ釣り」「投げサビキ釣り」などをメインにお考えの方は遠投磯竿の検討もおすすめします。
【2024年最新】磯竿おすすめ10選
まずは磯竿ですが、初心者の方はトップメーカーである「ダイワ」「シマノ」から選ぶと間違いないでしょう。
おすすめは以下になります。
【ダイワ】リバティクラブ 磯風 2-53・K
堤防や海釣り公園などに対応できることにあわせ、様々な魚を狙えるように設計された万能竿です。
リーズナブルな価格、とても扱いやすいロッドの為とても人気があります。
最初の1本としておすすめですよ。
【シマノ】ホリデー磯 3号 450PTS
入門者におすすめの磯竿
防波堤・磯竿としてシマノの中でも大人気のロッドです。
こちらはフルモデルチェンジをし、より快適な操作性を実現した1本です。
オールマイティに使用でき、価格もリーズナブルな為、入門用ロッドの候補としておすすめです。
こんな人におすすめ
- 防波堤磯竿を初めて使う方
- コストパフォーマンスに優れたロッドを探している方
【ダイワ】インターライン リーガル 1.5-53
こちらも様々なシーンの釣りに対応できるオールラウンダーなロッドです。
インナーガイドになっていて、穂先で絡みにくいメリットに加え、アウトガイドに引けを取らない、ラインの放出生を実現した一本です。
【ダイワ】トーナメント ISO AGS 1.5-53・R
信頼のフカセ釣りロッド
2020年8月、ダイワから発売の磯フカセ釣り専用ロッドです。
フカセ釣りですので、軽量のリグの投入が出来るロッドが必要となってきます。
硬調は1.5号ですが、フカセ釣りには定番の号数です。
ダイワがロッド最新技術を多彩に盛り込んだにも関わらず、価格を60000円台にまで絞り込んだロッドです。
材質耐久性も含めて長期に渡り使用可能となりますので、時間コストの面でも最良機種となるでしょう。
こんな人におすすめ
- フカセ釣りをよくする方
- 初心者でも手軽に始められる、買い替えを考えている方
【シマノ】アドバンス ショート
タフテックC採用の使いやすい磯竿
シマノの最新技術、タフテックCを搭載した繊細な穂先が特徴の磯竿です。
強度としなやかさを両立した穂先で繊細なアタリを捉えます。
餌釣りに幅広く対応しており、ウキ釣りやサビキ釣り、チョイ投げなど様々な場面で活躍すること間違いなしの万能竿です。
リールシートとバットエンド部に滑りにくい表面加工が施してあり、濡れた手でもしっかりと掴むことができます。
仕舞寸法は85cm以下で、携帯性に優れています。
こんな人におすすめ
- 磯釣りに初めてチャレンジする方
- 幅広く釣り方を楽しみたい方
【オージーケー】BRISU554W 5-540遠投
1.5~5号ロッド4シーズンに対応
磯から防波堤まで多種多様な場面で使用できる万能ロッドです。
1.5号から5号までの豊富な商品ラインナップが魅力です。
1.5号~3号はリールシートにプレートシートを搭載しており、ウキ釣りやサビキ釣りを始めとする様々な餌釣りに適しています。
3号~5号はリールシートにパイプシートを使用しています。
3号・4号は遠投カゴ釣りやズボ釣り、遠投サビキ釣りなどの釣りに対応しています。
5号は、大型リールに適応したロッドで、チヌやスズキ、タチウオ、アジやサバなどの青物も狙える汎用性の高いロッドです。
こんな人におすすめ
- ウキ釣りやサビキ釣りをする初心者の方
- 遠投釣りをする中級者以上の方
【ダイワ】銀狼 鋭牙
銀狼 鋭牙、チヌ専用
2021年に発売された銀狼 鋭牙は、チヌ専用の磯竿で、操作性が高く、ネジレを抑えるブランクス設計により、パワーと飛距離を向上させ、縦竿時のブレを低減しています。
V-ジョイントの採用により、スムーズな曲がりで、魚をいなしながら、チヌを早い段階で浮かせることができます。
チヌのサイズにあわせ竿の曲がり具合や張り具合をコントロールするために、先調子気味の調子としました。
こんな人におすすめ
- 磯釣りが趣味で、より大物を狙いたい方
- 竿の細かな調整ができるこだわり派の方
【がまかつ】がま磯 チヌ競技スペシャル4 0.6号 5.3m
がまかつが誇るチヌ竿
がま磯 チヌ競技スペシャル4 0.6号 5.3mは、2021年にがまかつから発売された、上物専用の磯竿になります。
がま磯シリーズ発売から40年が経過し、今モデルは上物を仕留めるあらゆる仕掛けの操作を快適に行える、5.3mのバーサタイルモデルになります。
トーナメンターも1軍のロッドとして愛用する、なじみ深いロッドです。
こんな人におすすめ
- 磯釣りの上級者で、上物を仕留めるためのこだわりを持っている方
- 磯釣りのトーナメンターなど、プロ志向の方
【シマノ】遠投 AX 4-520PK
遠投ロッドのベストセラーです。
前作からパーツを一新し、より丈夫な作りに進化しており、快適に遠投ができる一本です。
長く使用できるロッドとしてもおすすめですよ。
【ダイワ】波濤 1-53
快適な磯釣りを叶える磯竿
磯竿に求められる「狙ったポイントを直撃する」「竿を立てて魚を浮かせる」といった基本動作の快適性にこだわった1本です。
アウトガイドのロッドではありますが、「IMガイド」が採用されており、糸絡みを減少させる配慮がされています。
こんな人におすすめ
- 磯釣り初心者で、基本的な動作の習得に取り組む方
- 磯釣りを長時間行うことが多く、竿の軽量さとパワフルな操作性を求める方
磯竿と一緒に使いたいおすすめリール
磯竿が決まったら、あわせてリールも選びましょう。
初心者の方におすすめのリールをご紹介します。
【ダイワ】レガリス LT3000-CXH
「軽量&タフ」がコンセプトのダイワの小型リールです。
飛距離とトラブルレスを実現した、新形状のスプルールデザインを採用し、見て良し、持って良し、回して良しの三拍子が揃ったバランスの良い製品です。
【シマノ】アリビオ C3000 3号150m
シマノの高性能リール
リーズナブルな為、入門機として人気がありますが、性能はシマノの技術が詰まった妥協のないリールです。
軽量化や特殊な形状のスプールリングを使用するなど「トラブルなく」「飛距離を伸ばす」為の工夫が施されています。
こんな人におすすめ
- 磯釣りに興味があり、初めて使うリールを探している方
- 遠投を得意とする方に向けたリールを探している方
磯竿を使った釣り方にはどんなものがある?
磯竿を使った釣り方にはいくつかバリエーションがありますが、ここでは代表的な3つの釣り方をご紹介します。
フカセ釣り(ウキフカセ)
フカセ釣り(ウキフカセ)はシンプルなウキ釣りの仕掛けで、グレ(メジナ)やチヌ(黒鯛)を狙う際の釣り方です。
ウキの自重で、遠くのポイントへ投げ込むこともできます。
サビキ釣り
サビキ釣りは、餌に似せた複数の針がついた仕掛けの上に、カゴに入れたアミエビを海の中で上下に動かして釣る方法です。
防波堤などで気軽に楽しむことができることが特徴です。
アジ、イワシ、サバなどの回遊魚を狙うことができます。
ヤエン釣り
ヤエン釣は、主にアオリイカをターゲットにした釣り方で、活きた魚(アジなど)を餌に使用することが特徴です。
魚に食いついた後に、ヤエンと呼ばれるかけ針を投入し、アオリイカにつかませて釣り上げます。
おすすめの磯竿7選と選び方まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「【2024年】磯竿おすすめ10選!選び方や使い方、ダイワ・シマノのコスパ最強商品をまとめてご紹介!」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
磯竿を
さらに探すならこちら!