釣り糸にはどんな種類がある?選び方やおすすめのライン6選、結び方をご紹介!

釣り糸にはどんな種類がある?選び方やおすすめのライン6選、結び方をご紹介!

釣りをする上で絶対に欠かせない釣り糸。ナイロンやPEラインなど色々な種類があり、どれを選べば良いか迷ってしまう初心者の方も多いのではないでしょうか?今回釣りラボでは、釣り糸の選び方や結び方を解説した上で、おすすめの釣り糸もご紹介します。

釣り糸の種類と選び方

ダイワ(DAIWA) ナイロンライン ジャストロンDPLS 3号 500m クリアー

どんな魚を釣りたいのか、どの場所で釣りをするのか、目的によって適している釣り糸が変わります
これから釣り糸の種類と、それぞれが持つ特徴と最適な選び方を紹介します。
目的に合わせて最適な釣り糸を選ぶことで、釣れる魚の量が変わってくるかもしれません。

釣り糸・ラインの素材

釣り糸は、様々な素材から作られています
素材の特徴を知って、目的に最適な釣り糸を選びましょう。

ナイロンライン

ナイロンラインは、ナイロン素材から作られており、幅広く使用される釣り糸です。
最も扱いやすい釣り糸で、他の釣り糸よりも安価のため、初心者向けの釣り糸です。

伸びやすいので、強い力で引っ張られても切れにくいという特徴があります。

ナイロン素材のため、水を吸いやすく、紫外線により劣化ししまう短所があります。
交換の頻度は早めの方が良いでしょう。

フロロカーボンライン

フロロカーボンラインは、フッ素系樹脂の化合物から作られた釣り糸です。
伸びにくい性質で、耐摩耗性に優れています

比重が高いので、水中に沈もうとする特徴を持っています。

素材が硬く、感度が高いという特徴も持ち合わせています。
ナイロンラインより硬い素材のため、糸癖が付きやすく、飛距離が出にくいという短所があります。

ナイロンラインで慣れてきてから使用してみてください。

PEライン(ポリエチレン)

PEラインは、ポリエチレン素材を何本も編み込んで作られた釣り糸です。
フロロカーボンラインよりもさらに伸びにくく、細くて強いのが特徴です。

伸びがないので感度にすぐれており、飛距離が出しやすい釣り糸です。
糸は柔らかくて軽いため、水流や風の影響を受けやすいです。
扱うにはある程度の技術が必要ですので、上級者向けの釣り糸です。

メタルライン

メタルラインは金属製の釣り糸で、主に鮎釣りの水中糸として使用されます。
感度が高く、耐久性、柔軟性も持ち合わせています

金属なので水中に沈みやすく、結ぶのが面倒といった特徴があります。

ステンレスライン

ステンレスラインは、ステンレス製の細いを複数組み合わせた釣り糸です。
強度が非常に高く、切れにくいという特徴があります。

結束するのに専用の結束ツールが必要です。

銅ライン

錆びやすく環境に優しいのが銅ラインです。
柔らかく扱いやすいという特徴を持っています。

ステンレスラインに比べると弱く、錆びやすいため、劣化が早いのが短所です。

釣り糸・ラインの太さ(号数)・強度

釣り糸の太さは「号数」という単位が使われております。
同じ素材で作られた釣り糸は、1号より2号の方がより大きな負荷に耐えられます。

強度は、号数に関係なく、その素材自体がどのくらいの強さに耐えられるかを示しています。
号数が上がれば強度は上がり、太さも合わせて太くなります

太いと操作性が悪くなり、飛距離が出にくくなりますので、釣りに応じてバランスをとることが大切です。

また、強度をポンド(lb:ポンド)と併記して販売される製品もあります。
海外発祥の釣りに使う釣り糸ではポンドを使う場合があります。
1ポンド=約450グラムの強度です。

>>>こちらの記事も読まれています
釣り糸の太さの規格(号数・ポンド)とその選び方を徹底解説!

釣り糸・ラインの色

水の中は色が吸収されるので、水深が深く程に色の彩度がおちていきます。
深海では、色を重視するより、仕掛けやエサのほうを重要視しましょう。
初心者の方は無色透明な釣り糸から初めて問題ありません。

視覚の問題で見づらい場合には見やすいカラーラインを選んでも差支えありません。

釣り方や狙う魚で選ぶ!

釣りのジャンルや場所によって、適した釣り糸があります。
目的に応じた、使いやすい釣り糸をご紹介します。

サビキ釣りにはナイロンライン

初心者やお子様でも楽しめる堤防でのサビキ釣りでは、ナイロンラインが最適です。
イワシやサバがターゲットとなります。
柔らかく扱いやすい、ナイロンラインの2~3号がおすすめです。

>>>こちらの記事も読まれています
サビキ釣りのコツを徹底解説!最適な時期やおすすめの仕掛け・タックルをご紹介

堤防からの投げ釣りにはナイロンラインもしくはPEライン

初心者やお子様には、扱いやすいナイロンラインの3~5号がおすすめです。
慣れてきたらPEラインの1~2号でも良いでしょう。

投げ釣りは初心者向けの釣りですが、シロギス、カワハギ、カレイなど様々な魚が釣れます。
遠投する場合には、強度がある釣り糸を選び、オモリを付けて使用しましょう。

バスフィッシングにはナイロンライン、フロロライン、PEライン

バスフィッシングでは、このナイロンライン、フロロライン、PEラインを目的によって使い分けます。

初心者やハードルアーを使う方にはナイロンラインがおすすめです。
岩などの障害物がある場所では、切れにくいフロロカーボンラインが良いでしょう。
飛距離を伸ばしたい場合や、ある程度強度が必要な場合には、PEラインがを使用しましょう。

>>>こちらの記事も読まれています
バス(ブラックバス)釣りのコツを徹底解説!おすすめのルアー・仕掛けなどもご紹介

船釣りにはPEライン

船釣りには、伸びにくく、当たりが感じやすいPEラインがおすすめです。
シロギスやカワハギなど小物は細め、真鯛などには太めと魚の大きさによって太さを使い分けます。

【価格帯別!】おすすめの釣り糸6選

クレハ(KUREHA) ライン フロロマイスター 320m 10lb

最適な釣り糸の種類は決まりましたでしょうか?

続いて、価格別におすすめな釣り糸をご紹介します。

価格が高くになるにつれて高性能とはなりますが、初心者で費用を押さえたい方には低価格でコストパフォーマンスが高い釣り糸もありますので、参考にしてみてください。

500〜1000円のおすすめ釣り糸・ライン

まずは、初心者でも手を出しやすい500〜1000円ほどのラインをご紹介します。

【ダイワ】ナイロン ジャストロン DPLS 500m 3号

500mで10000円以下と安価ですが、十分満足のできるコスパの良いアイテムです。
大量の糸巻きですので、劣化を感じても頻繁に巻き替え可能です。

実際にナイロンラインは、他の釣り糸よりも吸水率が高く劣化しやすいので、交換は早めのほうがトラブルを未然に防げます。

磯釣りや堤防釣り等、これから釣りを始める初心者向けのナイロンラインとしておすすめです。

1000〜3000円のおすすめ釣り糸・ライン

続いて、釣りに慣れてきたら使いたい、1000〜3000円ほどのラインをご紹介します。

【クレハ】フロロマイスター 320m 10lb

320mで2000円以下と、こちらもお得で人気のアイテムです。
品質や性能は利用者からの評判が高く、強度も充分です。

コスパが良いので、劣化を感じたら巻き替えましょう。
ボビン巻きなので巻き替えもスムーズに行えて便利です。

【ダイワ】PE UVFサーフセンサー 8ブレイド+Si 200m 1号

強度・飛距離が高い高性能なアイテムです。
耐摩耗性、強度がアップして滑りが良いです。

さらに糸の伸びを抑えているので、感度も高いです。
慣れてきたら使ってみる価値のあるアイテムです。

【DUEL】カーボナイロン ハードコア ISO CN 150m

ナイロンラインですが、伸びが押さえてあり、かつ摩擦に強いアイテムです。
ナイロンラインは伸びると劣化しますが、これは伸びにくいので、劣化の抑制が出来ます

一般的なナイロンラインに比べるとやや硬いため、糸の操作には多少の技術が必要になってきます。

3000円〜5000円のおすすめ釣り糸・ライン

最後に、上級者向けの少し高い3000円〜5000円ほどのラインをご紹介します。

【サンライン】PE ソルティメイト スモールゲーム HG 150m 0.3号 5lb

感度が高く、強度もある高性能な、PEラインです。
0.3号と細いにもかかわらず、5ポンドの強さを持っています。

風の影響を最小限に抑えつつ、感度が良いので当たりを逃さず感知できます。
極細ラインなので、飛距離を伸ばすことも出来ますので、短距離から中、長距離まで幅広く活用できます。

【よつあみ】PE Gソウル X8 アップグレード 200m 0.6号 14lb

操作性、耐摩耗性、強度全てが高い、ハイクオリティーなアイテムです。
ハイクオリティにも関わらず、比較的安価なため人気も高いです。

当たりをとらえやすいよう1m毎に15cmづつバイトマーカーが施されており、使い勝手が良い点も評判の良い点です。

釣り糸の結び方・巻き方・通し方

ダイワ(DAIWA) PEライン UVFサーフセンサーX8 0.8号 200m 4カラー(カラーマーキング付)

釣り糸・ラインの結び方には、実に様々な方法があります
そして、それぞれに難易度や強度の差があります。

場面ごとに使い分けられるように、できるだけ多くのノット(結び方)を覚えておくようにしましょう。

特に、クリンチノットやパロマーノットなどの簡単なノットや、少し難易度は上がりますがFGノットなどを覚えておけると色々役立ちます。

詳しいノットの紹介は、以下の記事を参考にしてみてください。

【結び方の基礎知識】釣りで活躍するノット一覧!最強かつ簡単なのはどれ?
釣り糸の結び方には、実に様々な種類があり、それぞれ異なる特徴(強度・難易度)を持ちます。今回、釣りラボでは、釣り糸の結び...

なお、糸・ラインの結び方を動画で学ぶという方法もあります。
こちらの動画などを参考にしてみてください。

釣り糸が切れる原因と対処法

DUEL(デュエル) HARDCORE(ハードコア) カーボナイロンライン 1.75号/2号/2.5号 HARDCORE ISO 150m

以下のような場合に釣り糸が切れてしまいます。
原因とその対処方法を知っておきましょう。

竿・ロッドの角度は正しいですか?

ロッドの角度は、基本は90度です。
角度を急激に傾けてしまうと切れる原因となるので、注意が必要です。

糸が細すぎませんか?

糸が細いと、その分技術が必要となってきます。
狙っている魚に対して、適切な太さの釣り糸を選びましょう。

釣り糸に傷がついていたり、劣化してたりしませんか?

傷がついていたり、劣化していると、その分ラインが切れやすくなります
定期的に見直して、糸・ラインが切れるのを防ぎましょう。

釣り糸の基礎知識まとめ

サンライン(SUNLINE) PEライン ソルティメイト スモールゲーム HG 150m 0.3号 5lb サクラピンク

いかがでしたでしょうか?

今回、釣りラボでは、「釣り糸にはどんな種類がある?選び方やおすすめのライン6選、結び方をご紹介!」というテーマに沿って、

  • 釣り糸の種類と選び方
  • 【価格帯別!】おすすめの釣り糸6選
  • 釣り糸の結び方・巻き方・通し方
  • 釣り糸が切れる原因と対処法

といったことをご紹介してきました。

他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

監修者:釣りラボ編集部

「釣りラボマガジン」は、釣りをもっと楽しく豊かにをテーマにした、釣りの総合情報ポータルサイト。ロッド、リール、ルアー、ワーム、ライン、釣り餌といった釣具・タックルから、エギング、アジング、ジギング、タイラバのような釣り方までを幅広くご紹介。人気商品や最新グッズ、釣りの面白コラムも配信。

ライン・釣り糸に関する記事一覧

ライン・釣り糸に関する記事一覧です。釣りラボマガジン(TSURI LABO)では、PEライン・エステルライン・フロロカーボンライン・ナイロンライン・メタルラインなどのライン・釣り糸に関連する様々な記事を多数掲載しておりますので、必要な情報を集めることができます。

PEライン

【2024年】peライン向けのウキ止めおすすめ人気ランキング8選!選び方やコスパ最強製品も

数多くのウキ止めのなかで、peラインに適したものをお探しの方は必見。今回、釣りラボでは、peライン向けのウキ止めの特徴、おすすめのpeライン向けのウキ止め、コスパ最強製品、2024年シーズンに向けた新製品のpeライン向けのウキ止めをご紹介し...

【2024年】完全フカセ向けのpeラインおすすめ人気ランキング8選!選び方やコスパ最強製品も

数あるpeラインのなかでも、完全フカセに適したものをお探しの方は必見。今回、釣りラボでは、完全フカセ向けのpeラインの特徴、おすすめの完全フカセ向けのpeライン、コスパ最強製品、2024年シーズンに向けた新製品の完全フカセ向けのpeラインを...

【2024年】フカセ釣り向けのラインおすすめ人気ランキング8選!選び方やコスパ最強製品も

数多くあるラインのなかでも、フカセ釣りに適したものをお探しの方は必見。今回、釣りラボでは、フカセ釣り向けのラインの特徴、おすすめのフカセ釣り向けのライン、コスパ最強製品、2024年シーズンに向けた新製品のフカセ釣り向けのラインをご紹介します...

【2024年】青物向けのpeラインおすすめ人気ランキング8選!選び方やコスパ最強製品も

peラインで青物を狙ってみたい方は必見。今回、釣りラボでは、青物向けのpeラインの特徴、おすすめの青物向けのpeライン、コスパ最強製品、2024年シーズンに向けた新製品の青物向けのpeラインをご紹介します。 青物向けのpeラインの選び方 p...

【2024年】PEラインに使えるシリコンスプレーおすすめ人気ランキング8選!選び方やコスパ最強製品も

PEラインにコーティングをお考えの方は必見。今回、釣りラボでは、PEラインに使えるシリコンスプレーの特徴、おすすめのPEラインに使えるシリコンスプレー、コスパ最強製品、2024年シーズンに向けた新製品のPEラインに使えるシリコンスプレーをご...

【2024年】ダイワ社製PEラインおすすめ人気ランキング8選!選び方やコスパ最強製品も

ダイワ社製のPEラインを各種揃えました。今回、釣りラボでは、ダイワ社製PEラインの特徴、おすすめのダイワ社製PEライン、コスパ最強製品、2024年シーズンに向けた新製品のダイワ社製PEラインをご紹介します。 ダイワ社製PEラインの選び方 ダ...

【2024年】エギング向けナイロンラインおすすめ人気ランキング8選!選び方やコスパ最強製品も

ナイロンラインでエギングをされる方は必見。今回、釣りラボでは、エギング向けナイロンラインの特徴、おすすめのエギング向けナイロンライン、コスパ最強製品、2024年シーズンに向けた新製品のエギング向けナイロンラインをご紹介します。 エギング向け...

【2024年】エギング向けフロロカーボンラインおすすめ人気ランキング8選!選び方やコスパ最強製品も

フロロカーボンラインのなかでも、エギングに使えるものをお探しの方は必見。今回、釣りラボでは、エギング向けフロロカーボンラインの特徴、おすすめのエギング向けフロロカーボンライン、コスパ最強製品、2024年シーズンに向けた新製品のエギング向けフ...

【2024年】投げ釣り用のナイロンラインおすすめ人気ランキング8選!選び方やコスパ最強製品も

数多くあるナイロンラインのなかでも、投げ釣りに適したものをお探しの方は必見。今回、釣りラボでは、投げ釣り用のナイロンラインの特徴、おすすめの投げ釣り用のナイロンライン、コスパ最強製品、2024年シーズンに向けた新製品の投げ釣り用のナイロンラ...

【2024年】遠投カゴ釣り向けのラインおすすめ人気ランキング8選!選び方やコスパ最強製品も

ラインのなかでも、遠投カゴ釣りに適したものをお探しの方は必見。今回、釣りラボでは、遠投カゴ釣り向けのラインの特徴、おすすめの遠投カゴ釣り向けのライン、コスパ最強製品、2024年シーズンに向けた新製品の遠投カゴ釣り向けのラインをご紹介します。...