エンドノットで強度はどれくらいアップする?簡単に強く結ぶ方法をご紹介

エンドノットは、すっぽ抜けを防止するために結束後に行う結びのことです。今回、釣りラボでは、エンドノットの特徴、結び方(エンディングノット・ハーフヒッチ)、ほどける原因と解決策、覚えておきたい結び方を幅広く解説します。ぜひご覧ください。

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エンドノットとは?

エンドノットとは、ラインとライン、ラインとショックリーダー、ラインとサルカン・スイベルなどの金具との結束の仕上げに行うノットです。
特に、PEラインとリーダーを結んだ際の端糸を止めるために用いられます。

エンドノットは結束後に行う締め込みのこと

エンドノットは、結束後に行う締め込みの役割を持っています。
結束方法によってはエンドノットが不要でいらない場合もありますが、エンドノットを行うことで先に行ったノットの緩みを防ぐことができます。

すっぽ抜けを減らすことができる

エンドノットを行うことで、ラインのすっぽ抜けを減らすことができます。
必ず行わなければならない工程ではありませんが、エンドノットをしておけばすっぽ抜けのリスクは軽くなるでしょう。

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エンドノットの結び方・コツ(動画付き)

エンドノットの結び方は、簡単です。

  1. 輪を作ってPEラインの先を通す
  2. 2回以上輪の中を通したら、そのまま締め込む

エンドノットの手順は以上です。

2回以上であればエンドノットと呼ばれ、輪の中にラインを通す回数はそれぞれ異なります。
アングラーによって幅広く、2回で充分という人もいれば、10回程度通しておくほうが安心だという人もいます。

また、エンドノットの締めが甘く緩んでしまうのは困りますが、逆に締めすぎてもライン切れの原因になってしまいます。

エンドノットは抜けや緩みを防止するための止めの工程なので、PEラインが傷ついてしまうような強すぎる締め方は逆効果です。
ほどほどの力で結ぶのがコツです。

こちらの動画はFGノットのやり方を解説している動画です。
2:40あたりからの輪の中にラインを2回通している工程がエンドノットにあたるので、参考にしてみてください。

エンディングノットのやり方

エンディングノットとは、先程説明したエンドノットよりもやや複雑な結び方です。
少し時間と手間がかかるため、現場で急いでいる場合には不向きですが、自宅で準備ができる場合はおすすめです。

  1. ラインの先端をリール側のラインに重ねる
  2. できた輪にラインを通し、5回程度巻きつける
  3. 結び目を根本に近づけ、輪が小さくなったらラインを巻き戻す
  4. ラインの先端を引き、締め込む

エンディングノットの手順は以上です。
文章だけだと分かりにくいので、動画を見て実際に結んでみてください。

エンディングノットのメリット

エンディングノットのメリットとして、ラインの処理が綺麗だという点が挙げられます。
そのため、ラインがほつれることが少なくなります。

また、結び目を小さくすることができるので、ガイド通りが良くなり、トラブルを防ぐ意味合いがあります。
ガイドが小さいロッドや、キャスティングの多い釣りにはアドバンテージとなります。

エンディングノットのデメリット

エンディングノットには、デメリットもあります。
PEラインの端がリーダー側に出る構造なので、エンディングノット以降の補強が難しいという点です。

例えば、メインラインを誤って溶かさないように少し間を空けて焼きコブを作り、ハーフヒッチで隙間を詰めるという処理をする場合があります。
エンディングノットでは、そのやり方ができなくなってしまいます。

ハーフヒッチのやり方

エンドノットの前に行うことの多い、ハーフヒッチのやり方について、確認しておきましょう。
ハーフヒッチはひとつ結びという別名の通り、輪を作ったところにラインを一度通して結ぶだけです。

ハーフヒッチだけで結束することはありませんが、ノットの仮止めや補強としてよく登場します。

焼きコブは作るべき?

ノットの最後に、カットしたリーダーをライターなどで炙って焼きコブを作ることがあります。

焼きコブにはすっぽ抜け防止の役割があり、ラインの締め込みが緩んでもコブで止まるので、できれば作っておくことをおすすめします。

ただ、あまりコブが大きいとガイド通りが悪くなってしまうため、注意が必要です。

エンドノットがほどける原因と解決策

エンドノットがほどけてしまう場合、原因はいくつか考えられます。
例えば、エンドノット自体が甘くキャストやガイド抜けの際にほどけた、あるいはカットしたPEラインが断面からほつれて結び目が緩んだ等です。

焼きコブを作って止める方法や、吹き付けることによって摩擦係数を上げてノットが解けないようにする効果を持つスプレーが解決策として考えられます。
接着剤で固めてしまうという手段もありますが、ガイド通りが悪くならないよう気をつけましょう。

どうしてもほどけてしまうという場合は、一度試してみてください。

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エンドノットを行ったほうがよい結び方

出典:写真AC

PEラインとリーダーの結束方法には様々なものがあり、中にはエンドノットが不要のものもあります。
エンドノットを行った方が良い結び方を紹介します。

FGノット

FGノットは、PEラインとリーダーの結束方法の中でもポピュラーな摩擦系ノットです。
2本の指ににPEラインを巻きつけ、そこにリーダーを編み込んでいき、ハーフヒッチで補強してエンドノットで止めます。
編み込む工程が難しく、初心者には難しいノットです。

SCノット

SCノットは、PEラインを二つ折りにして、リーダーに巻きつける方法です。
細いラインよりも太いラインに向いたノットで、大物をターゲットにファイトできる強度があります。
編むのではなく巻きつけるので、慣れればスピーディーに結束でき、時合を逃したくない時や大会の際に便利です。

PRノット

PRノットは摩擦系ノットのひとつで、結束部分が長いことが特徴です。

そのため、キャスティングが重視される釣りには不向きですが、強度が高いので大物狙いのジギングには最適です。
ボビンノッターを使わなければ結べない方法のため、専用器具をわざわざ用意しなければならないというハードルがあります。

ファイヤーノット

ファイヤーノットは、元々はバークレイ社のファイヤーライン用に考案されたノットです。
二つ折りにしたリーダーを、PEラインで巻きつけていくやり方で、素早く簡単に結ぶことができます。
細いラインが得意なので、エギングやシーバス釣りに適しています。

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エンドノットについてまとめ

出典:写真AC

いかがでしたでしょうか?

今回、釣りラボでは、「エンドノットで強度はどれくらいアップする?簡単に強く結ぶ方法をご紹介」というテーマに沿って、

  • エンドノットとは?
  • エンドノットの結び方・コツ(動画付き)
  • エンドノットを行ったほうがよい結び方

といったことをご紹介してきました。

他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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監修者:釣りラボ編集部

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