鮎釣りというとオトリの鮎を使って釣る、友釣りが有名ですが、ルアーでも鮎を釣ることが出来ます。今回釣りラボでは、鮎釣りに使えるルアーについておすすめのルアー7選やルアーアクションのコツなどを分かりやすく解説します。
鮎はルアーで釣れる?
鮎釣りと言えば長い竿とおとり鮎を使った友釣り仕掛けを思い浮かべる方がほとんどだと思います。
しかし、最近はルアーで鮎釣りを楽しめる場所が増えてきており、じわじわと人気が出てきています。
使うルアーはシーバスやバス釣りで使うバイブレーションタイプやミノータイプのものをカスタムして使うのがおすすめです。
最近はルアーでの鮎釣りが人気なこともあり、アユ用のルアーも発売されています。
鮎釣りにおすすめのルアーの選び方
鮎釣りで使うルアーの選び方は主に2種類です。
攻める水深の深さとカラーリングです。
攻める水深の深さによって選ぶ
まずは水深によって選びます。
鮎釣りルアーにはフローティングタイプとシンキングタイプの2種類がラインナップされていることがほとんどです。
フローティングタイプの鮎釣りルアーは流れの速い早瀬にむいています。
対してシンキングタイプの鮎釣りルアーは流れの遅いトロ場でもしっかりと沈んでアピールしてくれるのでおすすめです。
カラーリングで選ぶ
鮎釣りのルアー選びでもう一つ重要なことはカラーリングです。
鮎は自分の縄張りに入ってきた別の鮎に対して攻撃します。
ですので鮎カラーをしていることは必須と言えるでしょう。
さらに鮎カラーの中でもシルバー色やイエロー色をしているものもあります。
鮎の友釣りでもおとり鮎の色によって食いつきが違うと言う方もいるので、数種類揃えて状況に合わせて使い分けができるようにすると良いでしょう。
鮎釣りルアーは禁止されている河川に注意
じわじわと人気が出てきているルアーでの鮎釣りですが、全てのアユ河川で解禁されているわけではありません。
現在全国で鮎のルアー釣りが解禁されているのは15箇所となっています。
アユ河川はそれぞれの漁業組合が管理していますので、漁協がルアー釣りを禁止している河川ではルアーを使うことができません。
鮎のルアー釣りの禁止理由の多くは、おとり鮎販売店の売上減少の影響が懸念されるからです。
【2024年】おすすめ鮎釣り定番ルアー13選
【シマノ】サイレントアサシン フラッシュブースト 140S
シーバス用シンキングミノー
2020年7月、シマノから発売のシンキングミノーです。
近年発売の鮎型ルアーと同様にシーバス用のシンキングミノーも友掛け可能です。
トレブルフックを外し、友掛け針をセカンドフック部に装着し鮎を狙います。
以前まではこの方法が主流で、未だこちらの方法でルアーで鮎を狙う方が多いほどです。
フラッシュブースト 140Sは本来の鮎型ルアーよりも魚らしく流れに乗ってくれ、縄張りの中でもしっかりアタックを受けてくれます。
カラーはボラカラーが適正で、手頃なバスタックルで釣りが可能です。
こんな人におすすめ
- 友掛け針を使ったルアー釣りに興味がある方
- シーバス釣りにおいて、流れに乗せたルアーを使用している方
【ダイワ】AYUING ミノー 95SS
イカリの高さが調整できる鮎釣りルアーです。
ボディ後方にハリスキーパーが搭載され、ハリスを挟み込むことによってイカリの位置を高くしシャローエリアを攻略することができます。
また、通常使用においても、埋め込まれたマグネットによりボトムをじっくり攻めることも可能です。
【パームス】エスケード100
水噛みに優れた「基板リップ」を搭載しており、水流を受けるとボディを揺らし艶かしいアクションを生み出すルアーです。
また、障害物にスタックすると反転して本物の鮎が捕食するシーンを忠実に再現してくれます。
透け感のあるナチュラル系からフラッシング効果の高い豊富なカラーをラインナップしているため、釣り場の状況に合わせて使い分けが可能です。
【パームス】エスケード80
まるで生きているかのような「ナチュラルアクション」を生み出すルアーです。
水噛みの良いリップを搭載しているため、水流を受けると「ユラユラ」とボディを揺らしターゲットを魅了します。
また、障害物にスタックするとボディを反転させ、鮎が捕食している様子を忠実に再現してくれます。
ルアーによる鮎釣りを禁止しているフィールドがあるので注意して使用しましょう。
【ジャッカル】オトリミノー88
緩やかな水流にもしっかりと動く「ジョイント構造」を採用したルアーです。
3連結ボディなので、艶かしくリアルな鮎の動きを再現します。
フックには貫通力を向上させる「フッ素コーティング」が施され、さらに道糸に絡みにくい仕様となっているため、ストレスなく釣りに集中できます。
【ダイワ】速攻友ルアー
全長12cm、本物の鮎をイミテートしたフォルム・カラーリングで集魚効果、喰わせ力抜群のアイテムです。
リップレスタイプを採用しており、極めてナチュラルな動き・泳ぎを可能にしています。
また、ホログラムといわれるフラッシング効果の高いカラーなので、水質が濁っていてもハイアピールが可能です。
オトリが不要なのでハイコスパで時間効率も優れており、幅広い方に鮎釣りを楽しんでもらえるルアーです。
【ジャッカル】TIMON トリコロール
トラウト用に開発されたルアーですが鮎釣りにも威力は発揮します。
小型ボディを採用しているため、鮎もアタックしやすく手堅い釣果が期待できるアイテムです。
また、水流を受けると艶かしく動き、鮎の本能をしっかり刺激してバイトを誘発できます。
【ダイワ】友ルアー(F/S)
本物のアユを忠実再現したボディと、フラッシング効果の高い「ホログラムカラー」を施したルアーです
「フローティング」と「シンキング」の2タイプをラインナップしており、釣り場の状況によって使い分けができます。
フローティングタイプはシャローエリアに、シンキングタイプはトロ場に最適です。
自重が19gとウェイトがあるため、飛距離も抜群となっています。
【カツイチ】BabyRERAYU
本物の鮎を彷彿させるリアルシルエット、水中でキラキラフラッシングする「ホログラムカラー」を採用しており、アピール力・喰わせ力ともに優れたルアーです。
リップレスタイプを採用しているため艶かしくリアルな泳ぎが魅力で、ターゲットの捕食スイッチを強制的にオンにします。
また、「サカサバリホルダー」を搭載しているため、魚が掛かれば素早く外れバラシを大幅に軽減してくれます。
【カツイチ】リスケード80F
やや長めのリップを搭載したボディに、浮力のある「フローティングタイプ」を採用したルアーです。石やボトムに当たるとボディを上手く反転させるため、スナッグレス性能に優れた特徴があります。
また、本物の鮎が苔を食べるシーンを演出できたり、リアクションバイトを誘発することができます。
浮力を活かしチャラ瀬や水流が穏やかな場所で、最大限のポテンシャルを発揮するアイテムです。
【ダイワ】AYUINGミノー94SF
絡まり防止のAYUINGミノー
2021年に発売されたダイワの新作鮎釣りルアーAYUINGミノーの特徴は絡み防止のシステムにあります。
後方のアイのすぐ後ろにマグネットが埋め込まれており、鮎がかかるまではリングを固定することによって絡みつきを防止してくれます。
リップ真後ろにもアイが付いており、状況に合わせてチューニングができる点も小技が効いているポイントです。
こんな人におすすめ
- 鮎釣りでのルアーの使用に熟練しており、絡みつきを避けたい方
- 鮎釣りのタックルにこだわり、最新機能を追求したい方
【デプス】バリソンミノー100 サスペンド 20 GMアユ
鮎釣りに最適なサスペンドミノー
バリソンミノー100 サスペンド 20 GMアユは、2011年にデプスから発売になったバス用のサスペンドミノーになります。
外観は、鮎そのもの作りになっており、鮎釣りルアー以上の外観です。
サスペンド仕様とバランサーシステムが搭載されていますので、流れに乗せて岩陰に送り込むだけで中層に位置して、鮎を威嚇してくれます。
こんな人におすすめ
- 鮎釣りを初めて試してみたい方
- 中層にルアーを配置し、鮎を威嚇しながら釣りたい方
【ラッキークラフト】クラッシュキラリ
完全コンピューターデザインにより、本物の鮎を忠実に再現したボディ、アクションを実現したルアーです。
ボディ内部には反射板が内蔵されているため、アクションの際にフラッシングを放ち広範囲へアピール・集魚効果を発揮します。
また、逆さバリ止めを搭載しているためオトリアユへの交換がスムーズとなり、釣りの効率を良くしてくれます。
鮎釣りルアーでの釣り方
ルアー釣りができることと道具を紹介しましたので、ここでは実際に鮎釣りをルアーで行う釣り方を紹介していきたいと思います。
ルアー釣りの場合は鮎竿を使って従来の友釣りと同じように鮎を狙う方法の他に、渓流釣り用のロッドを使ったショートキャスティングで狙う方法があります。
竿が短い分、鮎竿が狙えないようなポイントも狙えるので後者がおすすめです。
川幅が狭いところを狙っていきましょう。
鮎は石に付いた苔をエサとしていますので、狙うべきポイントは石周りになります。
縄張りとなりそうな石をめがけてキャストすると良いでしょう。
ルアーの付け方
鮎は通常のルアーゲームのように食わせて掛けるのではなく、ぶつかってきたところをひっかける釣りになります。
ですので、ルアーのつけ方も独特のつけ方となります。
まずは付いているフックをすべで外します。
そして、後方にチラシ針と呼ばれる仕掛けを取り付けます。
その他好みに応じて前方にオモリをつけるなどのセッティングを行っていきます。
ルアーアクションのコツ
鮎釣りのルアーアクションのコツは、ポイントにてアクションを繰り返すことです。
鮎は縄張りを持っており、侵入してきた魚に対して攻撃を仕掛けます。
縄張りに入ったらしつこくアクションを繰り返すことで鮎が反応することでしょう。
アクションは激しすぎるものより、小刻みなトゥイッチで誘うのがおすすめです。
鮎釣りの基本とポイント
ここで簡単に鮎釣りの基本とポイントを紹介していきたいと思います。
他の釣りとは少し異なる制限がある鮎釣りですので、参考にしてみてください。
鮎釣りのシーズン
鮎釣りはシーズンが河川ごとにシーズンが決まっている釣りになります。
場所によって日程のずれはありますが、おおよそ6月~11月の気温が高い時期がシーズンの釣りです。
鮎釣りのおすすめタックル
鮎釣りを始めるには専用のタックルが必要になります。
それぞれ簡単にご紹介します。
鮎竿(ロッド)
8m~9mと他の釣りと比べて長いのが特徴です。
ロッドのパワーで釣り上げるのでロッド選びは鮎釣りでは重要なポイントです。
【ダイワ】鮎竿 銀影競技
ロッドパワーと軽量性を兼ね備えたロッドです。
ダイワ独自のロッドテクノロジーである「Z-SVFナノプラス」「V-JOINTα」を採用しており、面の釣りや泳がせ釣りなど広範囲をカバーする守備範囲さが魅力となっています。
また、非常に軽いため操作性を高め、さらに軽いだけではなくロッドパワーも伴っているため大物も難なくいなすことが可能です。
鮎釣り用ライン
鮎釣り用のラインは複合メタルラインというラインが主流です。
金属製なので水に沈みやすく、耐久性があることが特徴です。
【シマノ】METAGAMEⅡ
しなやかさと高強度を兼ね備えたメタル素材のラインです。
新素材繊維のコアと強度に優れたタングステンワイヤーを採用しているため、従来のモデルより強度が増しています。
また、ラインの表面には特徴処理ダブルコーティングを施しているため、放出がスムーズで飛距離アップやライントラブルを大幅に軽減します。
ブルーカラーを採用しており、視認性に優れている点も魅力です。
鮎釣り用リール
鮎釣りは基本的にはリールをつけませんが、ルアーなどの場合はつけて楽しむ場合もあります。
その場合はライトゲーム用の2000番を選ぶと良いでしょう。
【ダイワ】レガリス LT 2000S
軽さと剛性感を兼ね備えたスピニングリールです。
ハンドル、スプール、ボディなど、細部にまで軽量化にこだわり開発されているため、高い操作性・安定したキャストを可能にするモデルです。
また、剛性も高いため大物とのファイト中にたわみやブレが抑えられ、力強い巻き取りを可能にしてくれます。
見た目も高級感と高品質感があり、目でも楽しませてくれるリールです。
鮎釣り用仕掛けセット
鮎釣りの仕掛けは天井糸や水中糸、ハナカンなど実は多くのパーツの組み合わせになっています。
慣れない内はセットされたものを購入すると良いでしょう。
【モーリス】バリバス エクセラ鮎完全仕掛け
天上糸には伸縮性が低く高感度な「フロロカーボン」を採用し、水中糸には直線強度・結束強度の高い「ナイロン」を採用したアイテムです。
また、鼻カン回りの糸には優れた摩擦性を誇る「フロロカーボン」を採用しています。
視認性に優れたラインカラーなので抜群のオトリ操作性を発揮でき、アングラー優位のゲームに持ち込むことができます。
鮎の友釣りのやり方
鮎の友釣りはオトリ鮎をうまくポイントに誘導し、アタリが来た瞬間に引き抜きを行います。
細かな手順は動画を参考にすると分かりやすいと思います。
鮎釣りルアーのまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「【2024年】鮎釣りルアーおすすめ13選!鮎釣りルアーの選び方や注意点も解説」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
鮎ルアーを
さらに探すならこちら!